概要
CV:池田成志
地上を治める螺旋王。第2部より登場。名前は「ロード(王、将)」と「ゲノム(遺伝子=螺旋)」より。娘はニア。
獣人達の創造主として、世界に君臨し続けてきた。ハゲでヒゲでマッチョな風貌と、螺旋の瞳以外は通常の人間と変わらない外見だが、不死に近い肉体を持ち、1000年近い時を生きてきた。王都テッペリン内の王室では、常に周囲に6人の女性を侍らせていた。かつては強大な螺旋力を発現し、銀河を護る為に他の惑星の螺旋族と共にアンチスパイラルに立ち向かった戦士であったが、敗戦する事となる。その後地球に逃げ延びると、「地上に百万の猿と螺旋力が満ちると現れる」という反螺旋族「アンチスパイラル」の襲来を懸念。獣人達に人間を掃討する命令を出し、人口を一定以下に抑えていた。
気に入らないモノは何でも直ぐに処分する、非情な性格。女性達は愛玩物(すなわち自意識を待たない人形)としてしか用がなく、代々の姫も飽きたら姫捨て谷に廃棄し、実の娘であるニアも自我に目覚めた途端にあっさりと捨てた。螺旋の本能を常に理性で押さえ込もうとしている為、感情表現には乏しい。しかし、シモンとの決戦で見せたように、螺旋の戦士としての闘争本能が何かに触発されると、螺旋力は彼の理性を以てしても抑えきれない膨大なものとなり、恐ろしく好戦的な性格となる。
シモン同様、彼もコアドリルを所持しており、王室内に侍らせていた6人の女性は、そのコアドリルが姿を変えた形であった。また、生身でも強大な螺旋力を引き出す事が出来る(その際は、頭から赤く禍々しい炎のようなオーラを出す)。テッペリン攻略戦では、自身の専用ガンメン「ラゼンガン」でグレンラガンを破壊。さらには、分離したラガンを己の屈強な肉体で以て叩きのめし、シモンを窮地に追い詰めた。しかし、シモンの螺旋力を込めたコアドリルの一撃により敗北。自らを超えた螺旋力を持つシモンに忠告を残し、テッペリン城頂上から身を投げた。
第3部
テッペリンに残されたロージェノムのDNAと記憶データベースを元に、ロシウが独自に設立した「螺旋力研究所」で遺伝子培養をされ、生体コンピュータとして頭部のみが再生された。ロージェノムの記憶と知識のデータを元にして再現されたものであるが、同一の人格ではなく、はっきりとした自我を持ったわけでもない。その再生体(ロージェノム・ヘッド)は、元のロージェノムを「我が肉体」と呼んでいる。また元々ロージェノムの戦艦で、カミナシティの地下深くに封印されていたアークグレンはロージェノムの生体コードと莫大な螺旋力でしか起動しない為、起動キーの役割も果している。本人はその状態を「肉体の楔から解放された」と割りと気に入っている。
第4部
超銀河ダイグレンが制御可能となった後は、艦内の大螺旋コンピューター室に配置され、螺旋界認識転移システムの座標修正などの役割を果たしている。ブータの螺旋力に影響されて自我が復活したものの、それが裏目に出てアンチスパイラルの罠にはまってしまう。多元宇宙迷宮では、学校の授業参観にニアの親として出席していた。
最終決戦において一時的に復活を果たし、戦いの趨勢を決める大きな一手を担う。
天元突破グレンラガン内で肉体とラゼンガンを実体化、アンチ=スパイラルに量子分解された際、インフィニティ・ビッグバン・ストームのエネルギーを螺旋力(巨大ドリル)に変換し、自身の螺旋力と共にシモンに託した。
なお、劇場版では池田氏が久々の出演と言うこともありテンションが天元突破。ラゼンガン登場前後のシーンは地上波テレビ版と比べると声が非常に高い。
グレパラ
吉成曜の担当した前日談『お前ら全員燃えてしまえっ!!!』の主人公。少年時代の彼の容姿はニアに酷似した超絶美少年であり、戦時中は常に小さなアルマジロと共にあった。
彼が幼い頃に始まった反螺旋族との戦争。そこで彼はラガンタイプのガンメンと出会う。そして青年として成長した後に、宇宙で反螺旋族の艦隊と激しい戦いを繰り広げ、アンチスパイラルと接触。スパイラルネメシスを知った彼は、螺旋族に反旗を翻す。仲間達をラゼンガンにて殺戮した後、カテドラル・テラをカテドラル・ラゼンガンに変形、螺旋族の艦隊を壊滅させた。