プロフィール
誕生季 | 冬 |
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属性 | 5〜6属性(少なくとも光・闇・火・風・土) |
所属領 | ダンケルフェルガー |
階級 | 領主一族 |
役職 | 領主候補生 |
瞳の色/髪の色 | 赤/紫に近い淡いピンク |
CV | 諸星すみれ |
概要
「本好きの下剋上」に登場するダンケルフェルガーの領主候補生。
ローゼマインとは同学年であり、初めての「本好きのお友達」。
本編完結編のスピンオフ「ハンネローレの貴族院五年生」では、主人公と語り手を務める。
人物
父はダンケルフェルガーの領主ヴェルデクラフ、母は第一夫人のジークリンデ。
同腹に3歳年上の兄レスティラウトがいる。
第五部や外伝では異母弟妹であるラオフェレーグとルングターゼが登場した。
愛らしくお淑やかで可憐な少女だが、第二位の姫君にしては威厳が足りない。
気の強い兄にはいつも振り回されており、幼い頃はよく泣いていたため親しい者たちからは「泣き虫姫」と呼ばれていた。
原作者公認の間の悪さは自他共に認めるコンプレックスであり、改善すべく時の女神ドレッファングーアへ祈りを熱心に捧げるほど。
何かにつけてディッター騒ぎを起こす自領学生の後始末をさせられるため、第二王子アナスタージウスから(本人は全く悪くないのに)ローゼマインと並ぶ問題児扱いされていた。
一年生時のお茶会で「読書は嫌いじゃない」と見栄を張ったばっかりに、ローゼマインから「本好きのお友達」認定を受け図書委員の活動に誘われる。それまで主流だった分厚く古めかしく難解な本に苦手意識を持っていたが、エーレンフェストが発行する恋物語を読んでから読書の楽しさに開眼。司書であるソランジュも交え、毎年「本好きのお茶会」を開催し本を貸し合うほどの仲となる。
ローゼマインから「心の友」と評され、ハンネローレも裏表なく純粋に好意を寄せてくれる彼女を大切な友達だと思っている。
兎にも角にもディッター漬けなダンケルフェルガーの風土にウンザリしており、他領への嫁入りには積極的。三年生時に行われた「嫁取りディッター」でヴィルフリートに恋心を抱くが、エーレンフェストが大領地の姫を望んでいない事から身を引いた。
なお、この行為は領地内で「自らの役目を放棄し敵陣に寝返る裏切り」「勝敗の是非に関わらず得られるはずだった婚姻の利を無に帰す発言」として激しく非難される事となった。
四年生の春、エーレンフェストとアーレンスバッハ間で行われた「礎を賭けたディッター」に参戦。嫁取りディッターの敗因がハンネローレが自陣から出た事によるため、その恥を雪ぐべく指揮官として同行した。
ディッター終了後はエーレンフェスト城へと招かれ、御礼を兼ねてローゼマインからお揃いの髪飾りを贈られる。
また、その際に「ローゼマインの長年の想い人はフェルディナンド」という誤解から恋バナを展開させようとするも、国を混乱に陥れかねない彼女の野望に危機感を抱き、手綱としてローゼマインのアウブ・アーレンスバッハ就任(つまりフェルディナンドとの婚約)を後押しした。
「嫁取りディッター」後の話し合いや「礎を賭けたディッター」参戦により、それまでの気弱さは徐々に改善され「ダンケルフェルガーの女」として成長していく。
…が、未だどこか抜けてる部分が否めない。
「ハンネローレの貴族院五年生」
ローゼマインによってグルトリスハイトが齎された事により、その親友だと周囲から認識されたハンネローレに求婚が殺到。父からそれまでの嫁入り方針を白紙にされ、領内に留まりレスティラウトの側近2人から婿を選ぶよう言い渡される。
また、嫁取りディッターでの行いで著しく低下していた評価は本物のディッターでの活躍により払拭され、むしろ以前より増して「ダンケルフェルガーに相応しき勇敢なる姫」と讃えられるように。
これらの事から自分の生涯がディッター漬けになりかねないと絶望し、なんとか他領へ嫁入りできないかと焦り始める。
貴族院へ移動後、最後の望みを賭けヴィルフリートへとダンケルフェルガー式求婚を仕掛けるが、既にアウブの座を欲していない彼から好意を感謝されつつも断られた。
直後、ローゼマインを呼び出すべく降臨した時の女神ドレッファングーアをその身に降ろす。メッセンジャーとして身体を借りたお詫びと報酬に、ハンネローレは女神の力で一年前の貴族院へと遡る。「一年前ならば」というヴィルフリートの言葉を信じ再度求婚するも、今度は以前より激しく拒絶される。そこで漸く自分が相手や情勢の一面しか見えていなかった事、恋に浮かれるあまり感情的だった事を自覚し、恋心に区切りを付けた。
そして自分の身を案じてくれる側近たちやケントリプスの真心に気付き、ケントリプスを婚約者候補として意識しだす。
なお縁結びの女神リーベスクヒルフェのせいで、ジギスヴァルト、オルトヴィーン、ケントリプス、ラザンタルク、ラオフェレーグ以下たくさんの殿方から求婚を迫られている。
能力
大領地の姫君に相応しい魔力量と属性量を誇る。
貴族院の成績もローゼマイン・オルトヴィーンに続き3位と優秀。
またダンケルフェルガーの教育方針により古語を読む事が可能。そのためローゼマインと共に領主候補生しか入れない地下書庫の翻訳活動に抜擢された。
一見か弱い姫君のように見えるが、ダンケルフェルガーの領主候補生らしく毎日の鍛錬に参加し、高い戦闘能力を有する武の娘。
不意打ちとはいえ騎士訓練に参加しているはずのヴィルフリートを組み伏せたり、騎士を目指している異母弟ラオフェレーグを一方的にボコボコにした。
ただしハンネローレ自身はこの鍛錬がダンケルフェルガー独自の文化である事を知らないため、自身が他領の領主候補生たちより武に優れている自覚がない。
四年生以降は少しずつ強かさと土壇場での度胸を身につけており、「ダンケルフェルガーの女」として成長中。
「ハンネローレ様、マジでダンケルフェルガー!」