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蜘蛛ですが、なにか?

くもですがなにか

『蜘蛛ですが、なにか?』とは、小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載中のファンタジー小説である。カドカワBOOKSにて書籍化された。作者は馬場翁。イラストは輝竜司氏が担当している。
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概要

投稿型web小説サイト『小説家になろう』にて、2015年5月から連載開始。
作者は馬場翁。イラストは輝竜司氏が担当している。
(メイン画像は絵師本人による表紙絵である)

2015年12月10日、カドカワBOOKSから1巻が発売された。
2017年10月現在、既刊は7巻。

2016年2月3日よりテレビCM、公式PVとラジオドラマが公開されており、上坂すみれが主人公とナレーションの声を担当している。

2015年12月22日より、ヤングエースUPにてかかし朝浩によるコミカライズ版の連載が開始した。
こちらではサイドストーリーの部分は現状書かれていない。

あらすじ

女子高生だった「私」は、古文の授業中に突如激痛に襲われ目が覚めると…何故か異世界で「蜘蛛」に転生していた!!
「勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することになる。クラスの中でも最底辺に位置する主人公は、よりにもよって蜘蛛の魔物として生まれ変わってしまう。ただ、異常な程に強い精神力で現状を受け止め、割とあっさり順応してしまう。これは蜘蛛の魔物になってしまった主人公が、なんやかんやサバイバルして生きていく物語である。」

登場人物(以下、ネタバレ注意)

本作は、「蜘蛛の魔物に転生してしまった転生者、蜘蛛子」を描写する「本編」と、「異世界に転生した、その他の転生者たち」を描写する「サイドストーリー」から構成されている(実は本編とサイドストーリーは同じ時間軸ではなく、サイドストーリーは本編の数年後の世界)。

ここでは、書籍版に準拠した登場人物を紹介する。

主要人物

本編

蜘蛛子
本作品の主人公。
蜘蛛の魔物に転生しちゃった女子高生。
最初の種族は「スモールレッサータラテクト」
蜘蛛系モンスターの中でも底辺に属する種族であるため、戦闘能力は極めて低い。
「出生時に持っているスキルポイントが極端に低い」、「転生前の名前が鑑定で表示されない」などの他の転生者とは違う特徴が何故かある。

転生前は、学校には居場所がなく、親とは顔すら合わせない…学校以外はネットとゲームだけの底辺女子高生であった。そのため、蜘蛛の生態に向いているといえ、またゲームの知識と元人間の脳みそで極めて低い戦闘能力もカバーできるため、絶体絶命のピンチも間一髪で避けられる。

レベルアップにより、進化していき、書籍版4巻終了時点では「スモールタラテクト」、「スモールポイズンタラテクト」」「ゾアエレ」、「エデ・サイネ」を経て、「ザナ・ホロワ」まで種族と戦闘能力を発展させている。
当初は元人間のプライドとして人間との交戦および捕食には抵抗があったが、物語中盤で諸々の事情から抵抗は消え去り純粋なモンスターへと心変わりした。
ザナ・ホロワに進化したことで「不死」のスキルを取得しており、そのため、魔王に身体を木っ端みじんにされてもその後徐々に再生し生還することができた。
その後、書籍版6巻時点では「アラクネ」に進化している。
後の時代には「迷宮の悪夢」という厨二臭い名前ができる。

ギュリエディストディエス
蜘蛛子たちが転生した世界の管理者の1人。
全身真っ黒な甲冑を着た、赤目の男性。
蜘蛛子に何かを忠告しに来たらしいが、蜘蛛子が転生してきた世界の言語を理解できなかったため、管理者Dが代わりに彼を説得、その後、蜘蛛子はDによって彼の話を聞かされることとなった。

管理者D
蜘蛛子たちが転生した世界の管理者の1人。
世界のシステム(ステータス、スキルetc…)を作ったのは彼女である。
しかし、彼女自身は作っただけでその後メンテナンスを怠っている。そのため、本人はもはや管理者ではないと自称しており、現在は日本の蜘蛛子たちのいたクラスで女子高生をしていたとのこと。
物語の発端の大爆発はそんな彼女を殺害するために画策されたものであり、それによって巻き添えを食らい死亡した先生や生徒たち計26人を責任を取る形で異世界に転生させ、自身は「邪神D」として転生し管理者の職務に戻った。
転生者たちの死は自身の責任でもあるせいか、転生者たちには何かと気をかけている。しかし、なぜか蜘蛛子に関しては玩具扱いで「いつでも殺すことができるけど、頑張って」という脅しを常にかけつつ、彼女を様子を面白おかしく監視している。

魔王
蜘蛛子たちが転生してきた世界の今代の魔王。名前はアリエル。
見た目は少女のような容姿をしているが、世界最古の魔物と言われている。
種族は「オリジンタラテクト」であり、蜘蛛子たちの始祖でもある存在。
ギュリエディストディエスと同様、蜘蛛子との対話を試みに来たようだが、やはり蜘蛛子が言語を理解できなかったために交渉は決裂、問答無用で蜘蛛子の身体を木っ端みじんにした。
サイドストーリーにも登場するが、そちらではかなり軽い感じの性格になっており、それでいて裏切り物や邪魔者は誰であろうとも問答無用で瞬殺するという冷酷なキャラとして描かれている。
徐々に蜘蛛子の分体の攻撃で侵食されてしまい、蜘蛛子とアリエルの人格がごっちゃになった状態になってしまった。

サイドストーリー

シュン
アナレイト国の第四王子。
正式名称は「シュレイン・ザガン・アナレイト」
転生前は「山田俊輔」という名前の、顔も性格もごく一般的な男子高校生だった。
転生者たちを死に追いやった「大爆発」の予兆である「空間の亀裂」を(偶然とはいえ)唯一目撃していた。
兄であり勇者でもあるユリウスのことを心から敬愛していたが、物語中盤でユリウスが落命して以降は自身が勇者の称号を継ぎ、世界のために奔走するようになる。

カティア
アナバルド公爵家の長女。
正式名称は「カルナティア・セリ・アナバルド」
転生前は「大島叶多」という、シュンと仲のいい男子高校生だった。
前世は男であるが、普段は女性として暮らしているため、徐々に「女としての人格」に目覚めつつある。
シュンを取り巻くほとんどの者たち(というよりシュン以外の全員)からは「シュンの彼女」と思われており、物語中盤でカティアが心まで女性になって以降は、実際にシュンに恋人としての愛情を抱いている。しかしながら、肝心のシュン自身は前世同様な「男友達」として接しているつもりのため報われない思いに苛立ちを覚えることとなっている。

フェイ
地竜の子供。物語中盤で光竜への進化を果たす。
正式名称は「フェイルーン」。これはシュンが生前遊んでいたRPGの砂漠のオアシスの名に由来する。
転生前は、「漆原美麗」という女子高生だった。シュンいわく、生前は「若葉姫色」という同級生にいじめに近い、嫌がらせをしていたとのこと。
蜘蛛子を除けば、「人外への転生」をしてしまった唯一の人物でもある。
人間の美醜は生前は人間であったためある程度判別つくが、現在はモンスターであるため、欲情とかは感じない模様。
シュンがいつでも呼び出せるように彼の使い魔になったこと、そしてその彼が勇者になったことで、物語中盤で光竜への進化を果たすこととなる。
また、光竜に進化した際に「人化」の能力を身につけたため、シュンらを乗せて空を飛ぶとき以外は基本的に人間形態で過ごすようにしている。人間形態は、前世の漆原美麗に竜の鱗や光竜の翼をつけた獣人のような姿をしており、またあくまで擬態であり竜の質量(体重)や防御力含めた戦闘力はそのままなのでシュンに次ぐ戦闘力の持ち主となっている。ただし、人化の際に服までは作られないため、変身の前後で服を着る必要があるという問題点はある。
漫画版では空白の部分を補完する書下ろしがあった。

フィリメス
エルフの族長であるポティマス・ハァイフェナスの娘。
正式名称は「フィリメス・ハァイフェナス」
転生前は「岡崎香奈美」という、シュンやカティアの高校の女性教員だった。
エルフの種族としての能力と転生者特有のポテンシャルで、かなりの魔法の才能を持つ。
転生後は父・ポティアスと目的こそ違えど「転生者の保護がしたい」という利害が一致したこともあり、多数の転生者たちをエルフの里に保護することに奮闘している。
今世の年齢はシュンやカティアたちと同じぐらいだが、寿命が長い分身体の成長が遅いエルフという種族なために未だ少女程度の容姿をしている。そのため、身体能力は転生者たちの中でも最低クラスである。
ゆったりとした話し方や、生前から蜘蛛などのゲテモノ好きだという不思議キャラなところが目立つが、転生者たちの中で唯一生前成人していたこともあり、危機的状況での冷静な判断は誰よりも優れている。
シュンやカティアたちには見せていない裏の顔があるような描写がある。
なお、他の転生者たちが今世の名前で呼び合う中、彼女だけは生前の「先生」や「岡ちゃん」という愛称で呼ばれることが多い。

ユーゴー
レングザンド帝国の王太子。
正式名称は「ユーゴー・バン・レングザンド」。
転生前は「夏目健吾」という、裕福な家庭に育ったガキ大将のような男子高校生だった。
自国が魔属領と隣接している地であること、生前からの血の気の盛んさや転生者ゆえの先天的なスキルの高さなどが相まって、王子とは思えないぐらいに、非常に横暴な性格をしている。

ソフィア
物語中盤でユーゴーが起こした騒動の最中に登場した少女。
正式名称は「ソフィア・ケレン」
転生前は「根岸彰子」という、女子高生だった。
フィリメス曰く、管理者側についている転生者であり、ユーゴーが教会を巻き込んで起こした騒動において、ユーゴーは利用されているだけにすぎず、黒幕は彼女含めた管理者たちだろうと言われている。
肉弾戦・魔法スキルともに優れており、転生者たち最強と思われたフィリメスをも圧倒するほどの戦闘能力を持っている。
「ご主人様」と呼ぶ、存在に怯えている。


全身真っ白な肌をしており、さらに真っ白なローブを纏っている少女。
勇者でありシュンの実の兄でもあるユリウスを殺した張本人で、戦闘能力において優れ魔王軍を圧倒していた彼をいとも簡単に腐食魔法で塵へと変えた。


関連タグ

小説家になろう 異世界転生

変身(小説)フランツ・カフカの中編小説。恐らく作者が参考にしたであろう作品

外部リンク

蜘蛛ですが、なにか? - Web版(書籍版のネタバレでもあるため、閲覧注意)

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