概要
投稿型web小説サイト『小説家になろう』にて、2015年5月から連載開始。
2022年1月28日に連載終了を発表した。
作者は馬場翁。イラストは輝竜司氏が担当している。
2015年12月10日、カドカワBOOKSから1巻が発売された。
2022年1月現在、既刊は16巻。
2015年12月22日より、ヤングエースUPにてかかし朝浩によるコミカライズ版の連載が開始した。
こちらでは、サイドストーリーの部分は現状書かれていない。
2019年1月現在、既刊は8巻。
シリーズ累計200万部を突破している。
2019年7月より、ヤングエースUPにて蜘蛛子四姉妹のコミカライズ番外編の連載が始まる。
2016年2月3日よりテレビCM、公式PVとラジオドラマが公開されており、上坂すみれが主人公とナレーションの声を担当している。
2018年7月10日、小説版9巻リリースと同時にアニメ化企画が進行中である事が発表された。この時点では媒体などは不明だった。
それから1年半経った2020年1月10日にはテレビアニメである事が判明した。この時点では放送時期は2020年内を予定していた。
だがCOVID-19の影響などもあり、2021年1月スタートに延期となった。放送期間は半年(2クール)を予定している。
TOKYOMX、サンテレビ、KBS京都およびテレビ愛知やBS11にて放送される。
アニメーション制作はミルパンセ。
あらすじ
女子高生だった「私」は、古文の授業中に突如激痛に襲われ目が覚めると……なぜか異世界で「蜘蛛」に転生していた!!
「勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することになる。
クラスの中でも最底辺に位置する主人公は、よりにもよって蜘蛛の魔物として生まれ変わってしまう。ただ、異常な程に強い精神力で現状を受け止め、割とあっさり順応してしまう。
これは蜘蛛の魔物になってしまった主人公が、なんやかんやサバイバルして生きていく物語である」
登場人物(以下、ネタバレ注意)
本作は、「蜘蛛の魔物に転生してしまった転生者、私」を描写する「本編」と、「異世界に転生した、その他の転生者たち」を描写する「サイドストーリー」から構成されている(実は本編とサイドストーリーは同じ時間軸ではなく、サイドストーリーは本編の後の世界)。
アニメでは、その二つが並行して描かれている。
ここでは、書籍版に準拠した登場人物を紹介する。
主要人物
※CVはラジオドラマ / アニメ。一人表記の場合はアニメ
本編
私/蜘蛛子
本作品の主人公。
蜘蛛の魔物に転生しちゃった女子高生。
最初の種族は「スモールレッサータラテクト」
蜘蛛系モンスターの中でも底辺に属する種族であるため、戦闘能力は極めて低い。
「出生時に持っているスキルポイントが極端に低い」、「転生前の名前が鑑定で表示されない」などの他の転生者とは違う特徴がなぜか存在する。
転生前は、学校には居場所がなく、親とは顔すら合わせない=学校以外はネットとゲームだけの底辺女子高生だった。そのため豊富だったゲームの知識と元人間の頭脳で極めて低い戦闘能力もカバーすることで、絶体絶命のピンチを間一髪で避けて生存競争を切り抜けていった。
レベルアップにより、進化していき、書籍版4巻終了時点では「スモールタラテクト」、「スモールポイズンタラテクト」、「ゾア・エレ」、「エデ・サイネ」を経て、「ザナ・ホロワ」まで種族と戦闘能力を発展させている。
当初は元人間のプライドとして人間との交戦には抵抗があったが、物語中盤で諸々の事情から抵抗は消え去っていくことに。
ザナ・ホロワに進化したことで「不死」のスキルを取得しており、そのため、魔王に身体を木っ端みじんにされてもその後徐々に再生し生還することができた。
その後、書籍版6巻時点では「アラクネ」に進化している。
さらに書籍版7巻にて不測の事態でエネルギーを蓄えた事で「神」に進化する。
後の時代には「迷宮の悪夢」という厨二臭い名前でも伝わっている。
並列意思
主人公「私」がスキル「並列意思」を取得することで手に入れた彼女の意思の化身。全員『私(○○担当)』と表記されている。後にスピンオフ作品『蜘蛛子四姉妹の日常』ではなぜか全員並列意思が4体に分裂してしまったとというifギャグなギャグストーリーとなっておりキャラクターが明確にされた。ここでは主な違い(マンガ版とアニメで若干外見は異なる)とスピンオフでの設定を表記しておく。
₋私(情報担当)
基本的に1番ベーシックな設定。アニメ版では外見は通常と同じだが、漫画版では眼鏡を着用している。
スピンオフでは基本ツッコミ役。
₋私(体担当)
主に体の操作を担当している。
外見変化はアニメ、漫画に共通して鉢巻を巻いている。
スピンオフでは体育会系熱血漢でよく筋トレを行っている。
₋私(魔法担当1号)
主に魔法の構築を担当している。
外見変化はアニメ、マンガ両方とも魔女の帽子を被っている。
スピンオフではスピリチュアルな言動で周囲を煙に巻く不思議キャラになっている。
₋私(魔法担当2号)
キャラクターとしては最後に登場した並列意思で基本的に魔法担当1号の補助を担う。
マンガ版では手品師が使うシルクハットを着用しており、なぜか博多弁で話す。
アニメ版ではシルクハットの代わりに頭巾をかぶり眼鏡を着用している。
スピンオフでは非常に子供っぽい性格であり末っ子ポジション、天真爛漫を通り越して狂気の行動に走りがちである。
ギュリエディストディエス
CV:浪川大輔
主人公たちが転生した世界の管理者の1人。全身真っ黒な甲冑を着た、赤目の男性。
主人公に何かを忠告しに来たことをきっかけとして、この二者は長きに渡って関わりを持つことになる。
管理者D
CV:早見沙織
主人公たちが転生した世界の管理者の1人。
転生先の異世界のシステム(ステータス、スキルetc…)全般を作ったのは彼女である。
しかし、彼女自身は作っただけでその後メンテナンスを怠っている。そのため、本人はもはや管理者ではないと自称しており、本編開始直前までは主人公たちのいたクラスで女子高生をしていたとのこと。
物語の発端の大爆発はそんな彼女を殺害するために画策されたものであり、それによって巻き添えを食らい死亡した先生や生徒たち計26人を責任を取る形で異世界に転生させ、自身は「邪神D」として管理者の職務に戻った。
転生者たちの死は自身の責任でもあるせいか、転生者たちには何かと気をかけている。>おまえは何を言っているんだしかし、なぜか主人公に関しては玩具扱いで「いつでも殺すことができるけど、頑張って」という脅しを常にかけつつ、彼女の様子を面白おかしく監視している。
当該項目を参照のこと。
サイドストーリー
CV:堀江瞬
アナレイト国の第四王子。
フルネームは「シュレイン・ザガン・アナレイト」で「シュン」は仲間内からの愛称。
転生前は「山田俊輔」という名前の、顔も性格もごく一般的な男子高校生だった。
転生者たちを死に追いやった「大爆発」の予兆である「空間の亀裂」を(偶然とはいえ)唯一目撃していた。
兄であり勇者でもあるユリウス(CV:榎木淳弥)のことを心から敬愛していたが、物語中盤でユリウスが落命して以降は自身が勇者の称号を継ぎ、世界のために奔走するようになる。
当該項目を参照のこと。
当該項目を参照のこと。
当該項目を参照のこと。
当該項目を参照のこと。
当該項目を参照のこと。
ユーゴー
CV:石川界人
レングザンド帝国の王太子。
フルネームは「ユーゴー・バン・レングザンド」。
転生前は「夏目健吾」という、裕福な家庭に育ったガキ大将のような男子高校生だった。
自国が魔族領と隣接している地であること、生前からの血の気の盛んさや転生者ゆえの先天的なスキルの高さなどが相まって、王子とは思えないぐらいに、非常に横暴な性格をしている。
ハイリンス・クオート
CV:興津和幸
クオート公爵の次男。勇者パーティの頼れる盾役であり、ユリナスの幼馴染。
当該項目を参照のこと
肉弾戦・魔法スキルともに優れており、転生者たちの中でも特に戦闘に長けたフィリメスをも圧倒するほどの戦闘能力を備えている。その彼女も「ご主人様」と呼ぶ存在の指令に基づいて行動しているようだが……。
当該項目を参照のこと
CV:ネタバレ注意!
全身真っ白な肌をしており、さらに真っ白なローブを纏っている少女。
勇者でありシュンの実の兄でもあるユリウスを殺した張本人で、戦闘能力において優れ魔王軍を圧倒していた彼をいとも簡単に腐食攻撃で塵へと変えた。
当該項目を参照のこと
ぶっちゃけだいたいこいつのせい
関連動画
アニメ化企画進行中PV
表記ゆれタグ
関連タグ
変身(小説):フランツ・カフカの中編小説。おそらく作者が参考にしたであろう作品
●小説
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●イラスト・漫画
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外部リンク
蜘蛛ですが、なにか? - Web版(書籍版のネタバレでもあるため、閲覧注意)