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人物編集

CV:奥野香耶

エルフの族長「ポティマス・ハァイフェナス」の娘。

フルネームは「フィリメス・ハァイフェナス(Filimøs Harrifenas)」。


転生前は「岡崎香奈美」という、シュンやカティアの高校の女性教諭であり彼らの担任だった。

当初、生徒から親しみを持って接される先生になりたいと生徒と話題を合わせるべくアニメやラノベを勉強した結果、ほぼ趣味になってしまう。

エルフの種族としての能力と転生者特有のポテンシャルで、かなりの魔法の才能を持つ。

転生後は父・ポティマスと目的こそ違えど「転生者の保護がしたい」という利害が一致したこともあり、多数の転生者たちをエルフの里に保護することに奮闘している。


今世の年齢はシュンやカティアたちと同じぐらいだが、寿命が長い分身体の成長が遅いエルフという種族なために未だに幼い容姿をしている。そのため、身体能力は(戦闘訓練を積んだ)転生者たちの中では最低クラスである。

ゆったりとした話し方や、生前から蜘蛛などのゲテモノ好きだという不思議キャラなところが目立つが、転生者たちの中で唯一生前に成人していたこともあり、危機的状況下での判断力は誰よりも優れている。


シュンやカティアたちには見せていない裏の顔があるような描写がある。

なお、他の転生者たちが今世の名前で呼び合う中、「先生」と呼ばれることが多く、名前で呼ばれることは少ない。


転生後編集

漫画やアニメでよくあるシチュエーションだったため「異世界転生」についての知識はあった。

しかし、エルフの赤ん坊に生まれ変わるというのが現実味のない物事であることに変わりはなく不安に潰されそうになる中で、頼りにしたのが転生者特典の「生徒名簿」のスキルと前世の「先生」としての立場だった。

生徒名簿のスキルは、生徒たちの過去、現在、未来がざっくりと見える程度(出身地、現在の健康状態、死亡時刻と死亡理由)だが、その生徒達が同じ世界にいる。「先生」として振舞い、彼らを守ろう。

それだけが心の支えだったが、未来の項目で多くの生徒が遠くない将来に死ぬことがわかってしまい絶望してしまう。


転生特典のスキルポイントを使用し、念話を取得。親であるポティマスに自身が転生者であること、生徒名簿のスキル、他の転生者がいること、彼らの多くが死んでしまうことを打ち明けて救助を求める。

危険すぎる賭けではあったが、ポティマスは信じ、求められた転生者の救助を行う。

転生者の細かい居場所がわからないが、一部の例外(既に死亡、魔族領付近、王侯貴族に生まれるなど、手が出せない状態)を除き多くの元生徒を死の危機から救うことに成功する。


しかし、人身売買や誘拐などの非合法行為により親から強制的に拉致されたこと、生徒名簿の対象者に当スキルの存在を伝えられないこと、事実上の軟禁生活をさせられることが災いし、救ったはずの生徒からの態度は、「先生だから口を利いてやっている」程度であり、転生前とは一転して関係は逆に冷めきっている。また、本人もその事を認めている。


ポティマスの力を借り、手の出せなかった王侯貴族の転生者(ユーゴー、シュレイン、カティアなど)を同じ学舎に集め、自身もそこに入学することで、近くで守ろうとする。

ユーゴーによるシュレイン襲撃時にはユーゴーのスキルを消すことで反省を促し、その場を諌めるが、遺恨を残すこととなる。


生徒名簿編集

未来がわかるという意味では、強そうなスキルだが、自身の事がわからない(生徒ではない)。また、このスキルの存在を明かした場合ペナルティが発生する(フィリメス本人か明かした生徒当人かは不明)ため生徒本人にこのスキルのことを伝えることはできない。

また、開示情報も死ぬ時期と場所、死亡理由などと極めて限られているため、よく考えるとかなり使い勝手が悪いスキルである。

この辺りはDの性根の悪さが出ており、これをみて右往左往する姿が見たかったと本人も認めており、このスキルを付与している。


ポティマスの転移魔法と、エルフの情報網により、転生者のほとんどを手中に収め、シュレインらと合流したときにはほとんど使う機会はなかった。

なお、学園編でシュレインから若葉姫色の安否を確認された際、死亡したと伝えている。


関連タグ編集

蜘蛛ですが、なにか?

エルフ エルフ娘


余談(ネタバレあり)編集

転生者の運命を大きく狂わせた元凶とも言えない部分が多く見られる。

生徒を死なせたくない一心での行為ではあったが、諸悪の根源の娘に産まれたのが運の尽き。

自身が成長するのを待つには時間がかかりすぎるため頼るしかなかった。

しかし「吸血鬼」を持って生まれたソフィアのようにポティマスにとって都合の悪いスキルを持った転生者の所在を把握させてしまったがため、彼女の知らないうちに暗殺されてしまった転生者もいる。


もちろん、本当に命の危機が迫っていた可能性は高い。

貧困層に生まれた転生者も多く、一応安全であり外敵もいない「エルフの里」に匿った是非についてを一概に語ることはできない。


また、保護された転生者たちは彼らだけの閉じたコミュニティで幼少期から過ごしてきたため、異世界の住人としての自覚を得ることもなかった。

彼女が保護した転生者たちは良くも悪くも前世の高校生の延長線上の感覚しか有していないことになる。たとえば単純に冒険に憧れる男子はいたものの、現実に冒険者として死線をくぐったクニヒコからは苦言を呈されるなど。


保護されたといっても転生者たちのエルフからの扱いはあまり良くはなく、さすがに幼少期は世話や手伝いなどの助けがあったが、成長するにつれて徐々に支援は少なくなっていった。

最終的には時々様子を見る程度の幽閉状態にあり、生徒達が農業や畜産で自給自足の生活をしていた。エルフ側の意向もあって戦闘経験はもちろん、スキルを覚えることもほとんどなく、外界の事をほとんど知らずに過ごしていた。


ちなみにこの転生者のコミュニティだが、女子の人数が多かったこととまとめ役のクラス委員長が女性だったこともあって、男性側より立場が強かった。

ついでに娯楽に飢えていたため、前世での委員長の隠れ趣味だったはずのBLが流行し、女子一同は揃って腐女子になってしまった。ちなみに題材は身近な人物を用いたいわゆるナマモノである。

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