ピクシブ百科事典

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概要

小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されているweb小説であり、後にそれに加筆修正がくわえられてGCノベルズから書籍版が刊行された。イラストは孟達異世界転生ものであり、「乙女ゲー世界」と銘打ってはいるが、転生先の世界観は妙にSFじみており、謎が多い。
略称は「モブせか」。

2018年10月よりコミカライズ版がComicWalkerにて連載中。作画は潮里潤

メディアによる差異

本作品は2019年9月現在、Web小説・書籍・コミカライズの3種類の媒体でメディアミックスされており、各媒体で設定が多少異なる。

Web小説

全媒体の原作。詳細は前述のとおり。
2017/10/01から連載され、2019/10/15にてweb版本編は終了した。
三嶋与夢のメモ帳にて、不定期ながら短編が掲載されている。

書籍小説

メディアミックスの原典。Web小説に大幅な加筆修正が行われた。さらに孟達先生のイラストが挿入された事によりキャラクターデザインが定まった。
GCノベルズより2020年8月現在6巻まで刊行。以下続刊予定。
書籍版では内容の追記や修正、イベントの追加、新キャラの追加、オリヴィアとアンジェリカの出番大幅増加など、WEB版よりもより専念されている、ただしWEB版と比べて過激な発言が一部修正されていたりする。
4巻以降となる4章共和国編より大幅に構成、内容、設定を変え、web版とは別ルートに分岐しており、WEB版既読でも先が読めない展開となっている。
さらに書籍3巻以降のGCノベルズWEBアンケート特典としてマリエルートを連載中。

マリエルート

書籍3巻以降、書籍帯のアドレスから飛べるGCノベルズアンケートページにてアンケートに答えると特典として観覧することが出来る本編のIFルートで現在も書籍版が発行される度に1話ずつ連載している、話数も1話でラノベ半数分あるというボリューム。
本編でマリエが5馬鹿たちと交流するのをリオンが未然に防いでしまったらどうなるのか?という、本編の序盤で分岐した内容で進むIFルート(その為、各キャラの人間関係は本編よりも本来のゲームの形に近くなってはいるが、あくまで本編とは異なる形で物語に介入するリオン達が描かれており、結局はこのルートもゲーム通りには進んでいない)であり、メインヒロインはマリエとなる。
設定は本編と同じだが、本編では明かされなかった聖女の謎や初代バルトファルトについてなどが明かされる展開となっており、マリエルートと言うよりも聖女ルートと言うべき内容である。
明かされる謎以外にも様々で点で本編とは真逆の展開になっており、本編のヒロインであったオリヴィエやアンジェリカの扱いはもちろんのこと、WEB既読者ほど驚く内容となっている
色々な意味で行動やイベントが違えばこうなってしまうというのを本編とは対極に表しており、書籍購入者は是非ともチェックしておくべき内容である。

コミカライズ

書籍小説版を基本としているが一部設定が簡略化されている、コミックウォーカーとニコ静画にて月間連載中。
書籍版で挿絵がないキャラもイラストが付き、ところどころWEB版のネタを使っていたりとファンサービス溢れる内容となっている。
単行本には原作者書き下ろしのSSが記載されている他、カバーを外すとネタイラストが毎回載っている。
また漫画作者のツイッターアカウントにて書き下ろしイラストなどが掲載されているので、フォローしておくと良い。
以下項目は書籍版を主な情報源として記述。

ストーリー

※以下、書籍版公式サイトより引用。

「イケメン死すべし!」
剣と魔法の“乙女ゲー”の世界に転生した元日本の社会人だったリオンは、その女尊男卑な世界に絶望する。この世界では、男なぞは女性を養うだけの家畜のようなものであった。例外なのは、ゲームの攻略対象であった王太子率いるイケメン軍団ぐらいである。
そんな理不尽な境遇において、リオンはある一つの武器を持っていた。そう前世で生意気な妹に無理矢理攻略させられていたこのゲームの知識である。リオンはその知識を使い、やりたい放題の女どもとイケメンに、はからずも反旗を翻すのだった。

登場人物

ミドルネームは「フォウ」が領主貴族、「フィア」が宮廷貴族、「ラファ」が王族を表す。
声はドラマCD版のキャスト

リオン側の主要人物

リオンの目的は田舎浮島でのんびり生活する事だったが、出世により学園の上級クラスに入学する羽目になってしまう。
だが、そこでマリエの介入により、本来の道から大きくかけ離れてしまったゲームの主要キャラ達を目の当たりにし、来たるべき危機の回避と、個人的な都合から物語の表舞台に関わっていく。

声:小林裕介
本作の男性主人公。日本の社会人が転生した存在。

声:白井悠介
リオンの相棒。球体に赤い一つ目が付いた姿のロボット。

声:花守ゆみり
本作のヒロインの1人。愛称はリビア。ゲーム1作目の主人公で瞳の色は青。

声:久保ユリカ
本作のヒロインの1人。愛称はアンジェ。ゲーム1作目の悪役令嬢で瞳の色は赤。

本作のヒロインの1人。ゲーム2作目の主人公で瞳の色は黄色。

  • クレアーレ
公国との戦争時にルクシオンによって作られたゲームには登場しない人工知能。エルフの里の遺跡の研究所管理AIが元になっており、リビアやアンジェを守る為に作り変えられ、彼女達の傍に配置された。リビアによって「アーレ」という愛称がつけられた。管理AIの真面目な性格も球体になったせいか丸くなった。
旧人類側の兵器なので新人類殲滅を優先するが、穏便派なのでマスターを気長に説得している。後にリオンから「嫁達に手を出した新人類は好きに処分しろ」と許可を得て動物実験を行っている。

  • ファクト
旧人類側勢力のロストアイテムであり、まとめ役。本体は空母で球体型の子機もルクシオンより大きい。
ルクシオンやクレアーレの説得により新人類勢力との勝率を上げる為にリオンをマスターとして利用し合う事にした。ファクトはエリカをマスターにしたかったが、ファクトの部下達はエリカの性格は戦闘に不向きという理由でリオンをマスターに選び、ファクトも妥協した。
神聖魔法帝国戦で本体を撃沈されるが、データを子機に移して生き残り、リビアやノエルと共にリオンの子供達の子守りを担当している。

ルクシオンが初期化された状態のロストアイテムの人工知能。

マリエ側の主要人物

マリエ自身の目的は贅沢な生活だったが、中途半端なゲーム知識で介入したせいで失敗したばかりか、王国に大きな被害をもたらした事で各所から恨みを買ってしまい、マリエ自身は身分と実家の支援を失った王子達を養う羽目になり、駄目になった息子(ダメンズ)を5人抱え込んだ母親のような状態になってしまった。
報復を企む一派から匿う為、学園生活2年目から正式にリオンの部下として配置される。
生活力と金銭感覚が壊滅的であるが、政治面や戦闘ではそこそこ有能に育ったのが不幸中の幸い。

声:種﨑敦美
本作のもう一人の主人公。本来リビアがいたはずのポジションにいる子爵家令嬢。
その正体はリオンの前世の妹の転生。

  • ユリウス・ラファ・ホルファート(仮面の騎士または焼き鳥王子)
声:逢坂良太
1作目攻略対象の一人。ホルファート王国の王太子。
自身の立場に嫌気が差しており、それを理解してくれた(と誑かされた事で)マリエに夢中になる。結果、彼女を警戒するアンジェと対立。マリエとアンジェの決闘にマリエの5番手の代理人として参戦するがリオンに惨敗し、説教までされるという醜態を晒してしまう。
結果的に廃嫡され、アンジェとの婚約も解消となるが、その後もマリエと一緒にいる(つまり決闘の誓いを反故にしており、ミレーヌからは激怒されている)。
王家の船の絆採点は男性90点、女性17点だったが、神殿と聖女が公国との戦争に行った時について行けなかったので嫌われて当然と勘違いした。
王太子である為、公式には直接戦争に参加できない為、鎧で戦闘をする時は仮面の騎士として正体を隠す。リオンとその派閥にはユリウスとばれているが、ダメンズ達には最終決戦直前まで正体がばれなかった。
web版では串焼き職人を目指すほど串焼きに嵌っている。無駄使いは一番少ない方。

  • ジルク・フィア・マーモリア
声:橘龍丸
1作目攻略対象の一人。ユリウスの乳兄弟。ユリウスへの忠誠心は非常に篤い。優しげな雰囲気だが真意が読めず、ゲームでの攻略難度が高かった。
マリエとアンジェの決闘に4番手の代理人として緑の鎧で参加し、3連勝したリオンを危険と判断し、装備を変更したり、非道な手を使って抹殺しようとするが失敗。
結果的に実家から勘当されてしまい、クラリスとの婚約も解消となる。
王家の船の絆採点は男性89点。女性12点だったが、詐欺や借金の件でブラッドより評価が下がっていると思われる。

対鎧用のライフルや戦斧を装備し、射撃の才能以外は平均的な能力だが、どこでも活躍できる万能タイプで中・長距離に強い。エアバイクも乗りこなせる。
しかし、詐欺師に極端に騙されやすく、お茶の詐欺に遭ってまずいお茶を買って来たり、色々な食器類の詐欺でマリエが号泣するほどの借金を作る悪癖は最後まで治らなかった(恐らく鎧詐欺師に引っかかったのもこの人)。
本当にいい物だと思った物が尽く二束三文の偽物で、本当にいい物が分からない客に相応の物をと選んだ物が莫大な価値を持つ本物という妙な審美眼を持つ。

  • ブラッド・フォウ・フィールド(マジシャン・ブラッド)
声:酒井広大
1作目攻略対象の一人。フィールド家の跡取り。魔法の才能に優れるが、武芸は苦手。
ナルシストであり、やたらと前に出たがるが打たれ弱い
マリエとアンジェの決闘に1番手の代理人として参加。紫の鎧でリオンと対戦するが、切り札の魔法で強化した4本のスピアを使おうとするが攻撃する前に瞬殺され、醜態を晒した。
その後は元婚約者のオフリー家令嬢が関わっていた空賊イベントで自分の実力を認識し、苦手な武芸の鍛錬に勤しむ。王家の船の絆採点は男性98点、女性9点で見事にすれ違った。

  • グレッグ・フォウ・セバーグ
声:藤井達也
1作目攻略対象の一人。セバーグ家の跡取り。冒険者であり、実戦経験も豊富だが、ゲームでは装備や道具にこだわりがない弱点があった。
マリエとアンジェの決闘に2番手の代理人として赤い鎧で参加し、当初は善戦したが、鎧の性能差で惨敗(もっとも装備を整えてもどの道アロガンツには勝てなかった)。
その後は空賊イベントで自分の実力を認識し、大きく成長する。得物は槍。
書籍ではクリスとの被り防止に褌からブーメランパンツに変更
王家の船の絆採点は男性91点。女性22点だった。

  • クリス・フィア・アークライト
声:左座翔丸
1作目攻略対象の一人。剣聖の父を持つ剣豪。接近戦に強く剣術に優れているが、ゲームでは剣しか使わないので遠距離攻撃手段がなかった。感情表現が苦手。
マリエとアンジェの決闘に3番手の代理人として青い鎧で参加する。油断はしていなかったものの、一方的な遠距離攻撃を受けて惨敗。
その後は修学旅行の公国交戦イベントで自分の実力を認識し、精神的成長を遂げる。
王家の船の絆採点は男性87点。女性31点。学園生活1年目時点のマリエにとっては一番マシな攻略男子だった模様。
web版では共和国戦で銃器の強さを改めて知った後はバルトファルトに勝つ為に剣だけにこだわるプライドを捨て銃器の練習をするようになる。(始めて間もない付け焼刃の為、腕前は他の四人と比べると拙く。最終決戦時は狙うよりも数をばらまいて敵を落とす方針にしている)
神聖魔法帝国戦では剣と銃を使いこなし、剣にこだわっていた帝国剣聖の魔装騎士第三階位リーンハルト・ルア・キルヒナーを褌の差で倒している(褌がなかったら相打ちだった)。

  • カイル
1作目攻略対象の隠しキャラ。1作目主人公が買う事ができるハーフエルフの専属使用人。
甲斐性があった頃のユリウスとジルクの金でマリエが専属使用人として購入。
攻略対象の6人の男子の中では一番常識がある。鎧を欲しがっているが魔力を持つ新人類ではないので動かせない。母ユメリアに冷たいエルフの浮島の住民を嫌っている。
決闘騒ぎや偽聖女騒ぎなどでマリエと共に5人の世話をする内に主人のマリエとの信頼関係ができた。

  • カーラ・フォウ・ウェイン
1作目ゲームでは2年目の空賊イベントで登場。元はオフリー家令嬢の取り巻きであり、彼女の命令でリビアを騙してリオンに接触。しかし、ゲーム知識からカーラが空賊と共犯と知っていたリオンに空賊は討伐され失敗。リビアに責任を押し付けて逃れようとしたが、ルクシオンの監視でそれすらもバレてしまい、会話誘導によって実家のウェイン家の前で悪事を自白させられ、悪事の証拠を掴まれたオフリー家とその一派は一掃される事になった。幸いウェイン家は免れるも、自身は捨てられて学園の見せしめにされる。
取り巻きをしてはいたが、カーラにはオフリー家令嬢に対する忠誠心など全く無く、自身も平民を見下す負の部分もあるにはあったが、そんな彼女も歪みきった主人には辟易しており、リオン達に罠を仕掛けたのも下手に逆らって酷い仕打ちを受けたくない一心からだった。
そして、誰にもそう言った事情を理解されず、孤独だったところを(リオンを嵌めた功績で)マリエに救われ、マリエの友人、もとい取り巻きになる。
偽聖女騒ぎや公国との戦争を経てマリエとの間に信頼関係が生まれ、5馬鹿の所為で色々と苦労もあるが、オフリー家令嬢の取り巻きだった頃よりは幸せな日々を過ごしている。

2作目攻略対象の一人。web版と書籍版で登場時の状況どころか根本的な設定が異なる。
web版での名前は「エリク・レタ・バリエル」。

ホルファート王国の学園

男性の婚活の為に騎士家の多い普通クラスと爵位持ちの多い上級クラスがある。普通クラスの女性は性格がいい者も多いが、上級クラスはまともな女性が少なく、屑貴族の方が多い。
学園設立には国家の強さを貴族や他国に宣伝する理由の他に隠された目的がある。
公国との戦争後、王国改革期を迎えた学園は王国を裏切って大きな損害を与えた専属使用人は学園で禁止され、救いようもない屑貴族を大量に処分した後なので男子とまともな女子の学園婚活状況は改善された。

  • ダニエル・フォウ・ダーランドレイモンド・フォウ・アーキン
リオンの友人。上級クラス。眼鏡なしがダニエルで眼鏡をかけている方がレイモンドである。リオンと境遇が似ている。リオンの飛行船の契約書にサインして、ルクシオンが作った飛行船と鎧を獲得した為、バルトファルト派閥に組み込まれた。
マリエルートではリオンの友達となったマリエが専属使用人を雇わないひきこもりの女の子達を紹介して学園生活1年目の夏までに婚約を成立させた。

  • お茶会の師匠
お茶会のマナーを教える教師。リオン曰く「完璧紳士」でお茶の腕も段違い。リオンにとって頭が上がらない稀有な人物。作中に名は公開されていないが、過去の苗字は判明した。
相手の名前に「ミスタ」や「ミス」を付けて呼ぶ。ローランド王には奴と呼ばれている。
アルゼル共和国では王国が屑貴族粛清で人材不足だった為に師匠が大使館に派遣された。長らくその素性を明らかにならなかったが最終章にて先王の弟である公爵で、ローランドの叔父(つまり、ユリウスやエリカ達の大叔父)と判明。
過去にローランドの間に後継者争いが起きようとしており、当時から問題視されていたローランドより支持を集めていたが、自分ではこの国を変えられないと考え、そんな自分より可能性があるローランドに王位を譲る為にお茶や趣味に没頭し、支持者を離れさせ彼を王位に継がさせたが、結局現状は変わらず失敗に終わってしまう。そして、現在ではリオンに期待を寄せ、希望を託している。
後日談では宰相の任についた。

リオンたちの一つ上の先輩。

  • バーナード・フィア・アトリー
アトリー家の当主で、クラリスの父。婚約を一方的に破棄されてグレて専属奴隷まで囲ってしまった娘の事を心配していたため、娘が立ち直れたお礼としてエアバイクをリオンに贈呈している。
クラリスとリオンの結婚も考えていたが、身分の高いアンジェがいたので諦める。
しかし、バルトファルト家との繋がりを持つこと自体は諦めず、バルカスに見合い話を持ち込むなど色々と行動している。

  • ディアドリー・フォウ・ローズブレイド
リオンたちの二つ上の先輩。髪型が特徴的な伯爵令嬢で取り巻きが多い。
WEB版では名無しの先輩キャラで、書籍版でフルネームが明かされた。
ファンオース公国の侵略軍に襲撃された際、リオンに面と向かって罵倒されたことでアブない性癖に目覚めてしまう。これ以降リオンを狙っているようでお茶会に顔を出している。
書籍版4巻では卒業して王宮で働いており、公用ついでにリオンのもとを訪れている。
姉のドロシアがおり、マリエルートに登場する。

  • アーロン
ゲーム3作目攻略対象男子の平民不良。実は中身はゲーム知識の無い転生者で、女好きの冒険者。王国改革期で貴族を恐れなくなった不良仲間と共にリビアの寝取りを企むが、(攻略対象の1人とは知らなかった)クレアーレにお仕置きとして実験動物にされてしまい、男好きの善良なホモに洗脳された挙げ句、性転換されてしまった。自業自得ではあったが、後に王家を巻き込んだ最低な騒動を起こす事になる。女性化以降は「アーレちゃん」と呼ばれている。

ホルファート王国

乙女ゲー1、3、6作目の舞台。他国と違い歪んだ形で女尊男卑文化がある。
リオンやマリエの他にも転生者がいる。

王家

ホルファート王国国王。ユリウスの父。
ある一件からリオンを嫌っているが、実力は認めている。

ホルファート王国王妃。ユリウスやエリカの母。

  • ジェイク・ラファ・ホルファート
ホルファート王国第二皇子。ゲーム3作目の攻略対象男子でもある。ユリウスとは異母兄弟。
ひょんなことからアーレちゃんと付き合う事になった。ローランド王やミレーヌ王妃ほど有能ではなく、行動力のあるユリウスより役には立たないが、クレアーレと個別に交渉して鎧をもらい仮面の騎士として戦場に向かったのでそれなりに役に立った。

  • エリカ・ラファ・ホルファート
ホルファート王国王女殿下。ゲーム3作目の悪役令嬢ならぬ悪役王女。
その正体は前世でのマリエの娘にしてリオンの姪が転生した存在。
前世では駄目なマリエに任せるのを良しとしない祖父母(リオンの前世両親)に引き取られ、幸いにも健全に育った。
ゲームでは猫被りの上手い悪女で、国際問題を起こして追放される役割だったが、転生者の記憶によって中身が本来とは別人に変貌していた。前世の人生を若くして途中退場した伯父や母とは違い、年金を貰えるくらいまでは生きており、そうした経験の長さから思慮深く、王家の人間に相応しい品格とオーラを得ている。今世の両親であるローランドやミレーヌからは溺愛されているが、兄弟のジェイクとは折り合いが悪い。
基本的に異世界無干渉派でミレーヌ王妃のいいなりだが、エリヤの性根を入れかえる程度の影響を与えていた。アルゼル共和国で真の実力を出したリオンを取り込みたいミレーヌ王妃によってエリヤとの婚約を破棄され、リオンとの婚約をさせられる。そのことでエリヤが決闘を起こすほどの騒ぎになるが、私情よりも国家を優先する為、リオンとマリエが説得に苦労した。
前世で我慢してまともな人生を送った反動なのか、今世ではマリエに言われて行動したまではよかったが、身体の弱いミアと友達になり、その境遇に同情した事で国際問題以上の致命的ミスを犯してしまった。

  • オスカル・フィア・ホーガン
ゲーム3作目で登場する攻略対象男子。ジェイクの乳兄弟。どこか抜けているがそのお蔭でリオン達はトラブルに巻き込まれずに助かった。
バルトファルト側室の長女のジェナと婚約した。オスカルの両親はジェナは危ない世代と理解しつつも、家族に優しいリオンの親戚になれた事で喜んでいる。

  • エリヤ・ラファ・フレーザー
ゲーム3作目で登場する国境を守るフレーザー家貴族。ゲームでは醜く太った悪役王女の取り巻き小悪党だったが、転生者であるエリカの介入でゲーム攻略者が気づかない位の控えめのぽっちゃり系になり、彼女のお蔭で性根を入れかえ真っ当な貴族に成長しようとしていた。
エリカとの婚約を取り消されたことに納得せず、リオンに無謀な決闘を申し込む。リオンの計らいで復縁した後はバルトファルト派閥所属となるが、ラーシェル神聖王国を抑えるのが精一杯でノエルやバルトファルト派閥よりもさらに出番が少ない

レッドグレイブ派閥

ホルファート王国の暗部を知っている地方領主貴族派閥。王家派だが、内心ホルファート家を見限っている。ユリウスとの婚約解消後はアンジェを送り込んでリオンを取り込む方向に進める。
決闘騒ぎや修学旅行の公国による襲撃時にアンジェを見捨てた者や、公国との戦争で敵対した者などレッドグレイブ派閥を裏切った家の整理を3度に渡って行っている。学園の広場でリオンを助けてほしいと公爵令嬢が聖女に土下座を行った件でアンジェはゲームとは違った形で公爵家を出る事になる。

  • ヴィンス・ラファ・レッドグレイブ
アンジェの父。公爵。学園生活2年目まではリオンの後ろ盾となる。王国の学園創立の真の目的も知っている。
web版では王国への不満が溜まっており、学園生活3年目のリオンを簒奪に誘う。
神聖魔法帝国戦でアルカディアの主砲によって倒されたと思われたが生き延びた。

  • ギルバート・ラファ・レッドグレイブ
アンジェの兄。ヴィンスの右腕として活動しており、彼が不在の際は領地を預かる。
神聖魔法帝国戦で父の生死不明の状態で仮面の騎士を名乗るローランドとジェイクを目撃し、誤射に見せかけて始末しようとしたが、部下に止められた。

  • コーデリア・フォウ・イーストン
幼い頃から公爵家で行儀見習いとして働いてきた貴族出身の上級メイド。年齢は24歳
WEB版では名無しのメイド長で、名前が判明したのは書籍版から。
アンジェに対する忠誠心は強く彼女からも信頼されている。そのアンジェに酷い仕打ちをしたマリエやユリウスを激しく嫌悪しており、新たな婚約者であるリオンにも厳しい目を向けていて、彼がマリエと親しくしている事を快く思っていない。浮気の疑いから共和国に留学中の彼を見張るための監視役に立候補。目を光らせてはいるが、共に働くことになったユメリアのペースに乗せられて、中々思うように行ってない。

  • ドミニク・フォウ・モットレイ
レッドグレイブ派閥の貴族。公国との戦争で勝利し、王国の古い悪習を断ち、まともな女性を正妻に迎えられた事で英雄リオンのファンになった。リオンに王国を纏める覚悟があるならレッドグレイブ派閥を離れ、バルトファルト派閥に行く事も考えている。

バルトファルト家(バルトファルト派閥)

外から流れてきた冒険者「リーア・バルトファルト」を祖先に持つ。本人曰く「仲間に裏切られて懲りたので、田舎でスローライフを送る」と言い出して農地を耕してひっそり過ごしたとの事。その後のバルトファルト家は戦争で成り上がって身分が上がったが、王家への貢献が困難になっていった。ローランド王は過去のバルトファルト家について知っている模様。

  • バルカス・フォウ・バルトファルト
リオンの父で男爵。何かと気苦労が絶えない人物で、普段から農作業に精を出している為、とても男爵には見えない。以前はゾラの尻に敷かれていて頼りない印象だったが、実際はいざという時に頼りになる人物で、公国との戦争では自分達を裏切ったミオルやゾラ達を追い出している。
リオンが出世するに連れてバルトファルト派閥の一員として振り回されることも増える。
web版での神聖魔法王国戦で魔装護衛騎士に襲われ戦死したと思われたが、生き延びた。

  • リュース・フォウ・バルトファルト
リオンの母。バルカスの妾。女尊男卑文化によりゾラによって側室に追いやられたが、公国との戦争で不貞が判明したゾラ親子をバルカスが追い出したので王国改革期には正妻になった。
リオンの成長と出世を素直に喜んでおり、多少の複雑な気持ちはあるが、複数の嫁に恵まれたことも歓迎している。

  • ニックス・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室の長男。リオンの兄で普通クラス。何かと出世したリオンにバルトファルト派閥の一員として振り回されている苦労人だが、父同様にいざという時は熱い面を見せる事がある。
また、リオンからは平穏な暮らしを約束されているとして羨まれている。
web版では神聖魔法帝国戦で飛行船が被弾した為、バルカスにそのまま戦線離脱するように説得され味方の救助を優先した。ディアドリーの実家のローズブレイド伯爵家から縁談話が持ち上がっており、実際にマリエルートでは、リオンの策略によりディアドリーの姉ドロシアと結婚させられ、旧オフリー領を引き継いでいる。

  • コリン・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室の三男。リオンの弟。リオンになついている。
web版では実の姉妹と後に裏切った義家族の性格が悪いので、理想の姉ともいえるノエルに初恋していたが、リオンの3人目の嫁だったので大きなショックを受けた。
短篇によれば、学園に入学する年にも未だ初恋を燻らせてしまい、すべてに対して無気力になってしまっている。リオンがコリンを始めとした血の繋がった家族には優しい事、当のノエルからはかわいい義理の弟としか見られてない上、ノエルとリオンが良好である事など、ほぼ絶望的である。また、この短編にて学園に入学して間もない頃から伯爵に任命されてしまう際に、ノエルから「伯爵位になるからコリンもモテモテだぞ」と言われて初恋にトドメを刺されている。合掌。

  • ジェナ・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室長女。リオンの姉。上級クラス。リオンを「愚弟」と呼ぶ。傲慢かつわがままな性格でリオンにたかっている。
決闘騒ぎでジルクに言われて弟であるリオンに爆弾を仕掛けるという凶行に走り、失敗に終わったがリオンからはずっと根に持たれており、更に自分の使用人だったミオルの裏切りが切っ掛けで専属使用人の制度が廃止になってしまい、フィンリーからは詰られている。

  • フィンリー・フォウ・バルトファルト
バルトファルト側室次女。リオンの妹。ジェナと同様にわがままな性格。

  • ユメリア
エルフの浮島に住んでいたカイルの母。幼い見た目だが、胸は大きい。
普通の魔法が使えない代わりに植物を成長させる特別な魔法が使える。様々な魔力の色が混ざり合った「混ざりもの」と呼ばれる存在でエルフ達が嫌悪感を感じる特性があった為、リオンがバルトファルト家の使用人として雇った。聖樹の苗木の成長や性格改善に役立つ為、聖樹の管理も行っている。

  • ゾラ・フィア・バルトファルト
バルカスの正妻。高慢ちきな性格でリオン達を農奴として扱うので側室家族に嫌われている。
小役人のステレオタイプの様な面があり、下の立場の人間には尊大な態度だがアンジェの様な上の立場の人間に対しては卑屈で、分が悪いとそそくさと逃げ出すなど典型的な小物。
本来ならモブでしか無かった筈のリオンを物語の表舞台に立たせる切っ掛けを作った張本人
リオンを組織内の取引きの犠牲にしようと企んだが、それにより前世のゲーム知識を使うことを余儀なくされたリオンが、冒険者としてロストアイテムであるルクシオンを入手した事で失敗。そして、ここから彼女と、傲慢な王国貴族の女達の運命が大きく狂い出す。
その後もリオンから大金を奪おうと絡んでくるが上手くいかず、リオンの出世により裕福になっていく側室家族に反して、彼女はどんどん立場が無くなっていく事になる。
実は子供のルトアートとメルセは愛人である男との間に産まれた子で、以前からバルカスに不貞を疑われていた。そして、公国との戦争で口論になった際に口を滑らせたのが原因で、自分からそれをばらしてしまい、離縁されると同時に見捨てられる。
悪い事に住んでいた屋敷も戦争で失ってしまい、戻るべき実家も参戦せずに逃亡を選択したため取り潰しとなり、皮肉にも見下していた平民以下の立場に落ちぶれる事になった。

  • ルトアート/メルセ
ゾラの子供でバルトファルト家の長男長女だが、実際は愛人との間に出来た子でバルカスとの血縁は無い。リオンたち側室家族を見下していたが、出生がバレた事で母共々追い出され、悲惨な末路を歩む事になる。

その他

  • マルコム・フォウ・フランプトン

レッドグレイブ派閥と敵対関係にある派閥のリーダー。密かにファンオース公国と内通しており、パルトナーやアロガンツといった強力なロストアイテムを持つリオンを危険視し、反逆罪をでっち上げて潰そうとする。
しかし、それは「藪をつついて蛇を出す」行為である上に、本当に危険な相手である公国を軽視する愚行であった。
その浅慮さを見透かされた事でヘルトルーデにリオンを抑える為に利用されてしまい、しかも企みを事前に察していたミレーヌやヴィンス達の策に欺かれ計画は失敗。
それでも再起を図ろうとするが、リオンによって悪事が白日の下に晒されたことで逮捕された。

  • オフリー伯爵家の令嬢
1作目に登場する悪役。
ブラッドの元婚約者で名前は不明。平民を人間扱いしない典型的な傲慢貴族の娘。
「屑」と言って差し支えない程の性悪で、アンジェやクラリスとは違いブラッドとは顔を合わせた事が少なく、情も一切無かった模様。
オフリー家自体が商人だった先代当主に乗っ取られた家で、強引な手段で法の目を掻い潜った挙げ句、陞爵して伯爵になった経緯を持つ。故に他の貴族達からはかなり嫌悪されていた。
決闘騒ぎでユリウスたちに賭けて大損したらしく、学園祭でリオンの喫茶店を荒らすなどして仕返ししていたが、お忍びで訪れたミレーヌにそうとは知らず暴言を吐いたことでリオンから制裁を受ける羽目になる。実家からも責められたが、それでも懲りずに今度はリビアに標的を変え、リオンたちに嫌がらせを続けた挙句、取り巻きのカーラに命じて空賊に襲わせようと罠を仕掛けるが、ゲーム知識とルクシオンを持っていたリオンに空賊は呆気なく返り討ちにされ失敗。逆にカーラの自白と、空賊と組んで働いていた悪事の証拠を掴まれた事で実家の取り潰しが決定。当主である父と兄を処刑され、自身は追放された。リオンやアンジェにとって彼女とオフリー家など嫌悪感を抱く程度の相手でしかなく、その気になればいつでも潰すことが可能だったのだが、それを全く理解せず彼らを見誤った結果、周囲を巻き込んだ自滅同然の末路を辿ってしまった。
元々、権力を傘に必要以上に周りを威圧した振る舞いをしていた事で評判が悪く、残されたカーラからも「私もあの女に耐えていた」と心の中で不満を吐露されている事から、求心力も実際には皆無。婚約破棄と決闘騒ぎで味方のほとんどを失ったアンジェを嘲笑っていたが、逆にリビアやリオンという味方を得ていたアンジェからは、全てを失った末路を多少なりとも哀れに思われるという皮肉を受ける事になった。
マリエルートでは兄と結婚させられることになったマリエに絡んでくる。こちらではリオン率いるバルトファルト家と同盟を組んだ貧乏貴族家の連合軍の侵攻によってオフリー領が陥落し、退場した。

  • ミオル
ジェナの専属使用人で、猫耳の獣人。
学園祭でリオンが仲間の専属使用人を返り討ちにした件で彼を嫌悪し、フランプトンに協力して陥れようと企むが失敗。逆に裏切りを知って激怒したバルカスに剣で首を切り落とされ死亡する。
そして公国との戦争後。この一件が問題となり、専属使用人制度の正式な廃止が決定。
皮肉にも仲間の亜人達に多大な被害をもたらす事になってしまった。

ファンオース公国

1、3作目のラスボスが所属する国家。かつてはホルファート王国の一部だったが、武力で独立をもぎ取った歴史を持つ。ホルファート王国とは因縁浅からぬ関係で度々戦争になっており、相当な憎悪を持っているが、切っ掛け自体は王国を裏切った大公(後の初代公王)の暴走であり、主戦派の諸侯が王国との和平を望んでたファンオース姉妹の両親である前公王夫妻を事故に装い暗殺し、遺された姉妹はそう言った事実を知らず、都合の良い傀儡として操られていた。そして、後に(本編とマリエルートでは経緯は異なるが)公国建国と両親の死の真実を知ることなる。

ファンオース公国の公女。1作目のラスボス。

  • ヘルトラウダ・セラ・ファンオース
ヘルトルーデの妹。3作目のラスボス。年齢は14歳
リオン達転生者が動き回った影響か、ゲームの展開よりも早い時期に王国に侵攻してくる。
姉と同じく魔笛を使う事ができ、笛の扱いの才能は姉より上。冒険に憧れなど年相応の所もあるが。普段は冷静である程度は物事を大局的見れる。
リオンは存在を知らず、ヘルトルーデを捕らえたことで公国との戦争はなくなったと考えていた為、大きな危機に陥ることになった。
超大型魔物を召喚するがヴァイスの装置とリビアの力で超大型魔物は消滅し召喚代償で落命する。
本編では公国建国の真相のみだが、マリエルートではある事件をきっかけに書庫番に一連の真実を教えられ両親の暗殺の件も知る。その後、切り札の魔笛を失っても戦争に進む姉を止めようとするが、取り合ってもらえず。その後。姉の手紙でこれまでの態度の謝罪と真意を知り自身の無力感に苛まれ苦悩する。
余談だが姉よりも見事なものを持っている

  • バンデル・ヒム・ゼンデン
過去の戦いで目の前で妻と娘を殺され王国に憎悪を滾らせる「黒騎士」の異名を持つ公国最強の騎士。子爵
アロガンツの装甲すら突き破るロストアイテムのファンタジー金属アダマティアスの大剣を操り、アロガンツに乗ったリオンを苦戦させた。
魔装強化後の再戦ではリビアの力が通じず、攻略男子5人の同時攻撃も通用しなかった程。
前公王夫妻の暗殺には直接関わっていないが、主戦派の重鎮の一人であり、当時も説得に応じなかった前公王夫妻の排除を望み、暗殺を知った上でわざと静観していた。
しかし、ヘルトルーデへの忠誠心は本物で死の間際まで彼女の事を案じていた。
最終的に敗れて戦死したが、作中トップクラスの古強者である事は間違い無く、リオンにとって彼との戦いは、思い出して寒気を感じるほどのトラウマになっている。
マリエルートでは妹を通して真実を知ったヘルトルーデに自らの罪を認め謝罪するも、その復讐心の強さを見せつけ彼女を絶望させた。
その後の戦いでリオンとバルカスの親子を片方を殺し、自分と同じく憎しみに染めた上で殺そうとするなど復讐心を全開にした戦いを繰り広げるが、リオン、バルカス、ニックスのバルトファルト親子3人の捨て身の連携により撃破された。

  • ゲラット
公国の伯爵。底意地が悪く、慇懃無礼な性格で学園の生徒たちを見下している。
修学旅行中のリオン達が乗る客船を襲撃し、使者として乗り込んでくるが、リオンとルクシオンという予期せぬ戦力の前に敗北してしまう。
カイゼル髭が自慢だったが、旗艦に突入してきたリオンとルクシオンによって永久脱毛処理を施された。その恨みを抱えて再び王国に侵攻を開始するが、他者の命を奪う覚悟を決めたリオンに圧倒され、呆気なく戦死した。

アルゼル共和国

2作目の舞台。七つの大陸が聖樹によって繋がっており、それぞれの大陸を支配する六大貴族によって統治されている。聖樹の加護によりエネルギー問題とは無縁であり、かつ防衛戦で負けたことがないため、腐敗や他国への蔑視が蔓延している。しかし、加護が無い或いは通用しない場合は非常に脆く、軍隊も実際にはそれほど強くない。

ノエルの双子の妹。レスピナス家の生き残り。転生者の一人。

  • セルジュ・サラ・ラウルト
ラウルト家の跡取り。2作目の攻略対象の1人。
書籍版では養子という設定。二つ名は「仇敵」。
学院そっちのけで冒険者としてダンジョンに挑んでおり、聖樹頼りの共和国の貴族の中ではまともな実力と飛び抜けた強さを持つ。2作目主人公のノエルでは無くレリアに惹かれており、彼女の婚約者であるエミールとは対立関係。家族となったラウルト家とはある理由から上手くいっておらず、姉となったルイーゼとも複雑な確執がある。

web版では実子でアルトリーベシリーズを知らない転生者。しかし、こちらも父アルベルクとは上手くいっていない。
同じ転生者であるレリアからの情報を頼りにイデアルを探し出し、マスターになる。リオンとは違いアルゼル共和国を統一するという野望を持つが、それは所謂チートアイテムを手にした事から来る慢心で、本人はゲーム感覚で動いている節があり、武力を使った戦いの代償と責任の重大さに気付かず、漫画アニメで描かれる様な強大な力が現実化する事の危険性も正しく理解していない。こうした浅慮さが災いし、独自の目的を持つイデアルに巧みに誘導される形で増長。レリアと共にリオンと敵対するが、リビアを誘拐した事で本気で怒らせてしまい、共和国内でロストアイテム同士が全力で衝突する最悪の事態が起きてしまう。更にセルジュが敗北した直後に駄目押しとばかりに聖樹の暴走が発生し、壊滅状態となった共和国は没落。責任を負ったアルベルクが自身の命を引き替えにした事で助命されるも、その後を継いだ本人は死よりも重い2度目の人生を歩む事が確定。自分の愚かさを後悔し、国を狙う空賊の相手をしながら死に場所を探す日々を過ごす様になる。

  • ルイーゼ・サラ・ラウルト
書籍版のみ登場。2作目の悪役令嬢でラウルト家の令嬢。瞳の色は紫。
大人の魅力に溢れた女性であり、ノエル以上の豊満な胸とグラマラスな体型の持ち主
対立関係が発生しなかったリビアとアンジェとは違い、主人公のノエルとは既に険悪な関係でしょっちゅう喧嘩をしているが、何故かレリアには手を出していない。
意地が悪い様に見えるが、実はそれには複雑な事情が絡んでおり、彼女の素顔もまたアンジェと同じく悪役令嬢とは名ばかりの善人
幼い頃。彼女にはリオンと名前も同じで外見も瓜二つな弟がおり、肉親以上の感情を抱くほどに溺愛していたが、原因不明の病で彼を喪ってしまう悲劇に見舞われる。
当時、弟のリオンにはレスピナス家の令嬢であるノエルとの婚約が決まっており、ノエルの写真を見た彼は結婚を無邪気に喜んでいたが、死後、何故かレスピナス側の対応は冷たく、ルイーゼはそれに激しく憤る。しかし、同時に弟が心から結婚を望んでいたノエルに対して複雑な想いを抱き、わざと絡むことでストーカー行為をしていたロイクから彼女を庇うなど、不器用な手段で守っていた。

  • リオン・サラ・ラウルト
書籍版のみ登場。ラウルト家の嫡男でありルイーゼの弟。物語開始の時点で既に故人。
リオンとは名前だけでなく、外見や食べ物の好き嫌いなど何故か多くの共通点があった模様。
おまけに彼とルイーゼしか知らない事を、リオンが直感でなんとなくとは言え言い当てるなど明らかな繋がりが示唆されている。
ノエルの婚約者でもあったが、彼女と会う前に5歳の時に原因不明の病でこの世を去ってしまい、ルイーゼの心に深い傷を残すことになる。
リオンは、自分が前世の記憶を取り戻した当時の年齢が5歳だった事から、彼の死と何らかの関係がある可能性を疑っている。

  • ピエール・イオ・フェーヴェル
2作目に登場する悪役でフェーヴェル家の次男。ゲームのシナリオ上である重要な役割がある。
極めて性格が悪く、聖樹の加護を笠に着て横暴な振る舞いをする人物で、上昇志向も強く長男である兄を蹴落として自分が次期当主になる事を狙っており、あわよくばルイーゼも手に入れようとしていた。
ちやほやされる留学生のリオンやユリウス達を目の敵にして絡み、聖樹の誓いを強引に利用して(聖樹の力が通用しない程の兵器だとは知らずに)アインホルンとアロガンツを強奪する。このことでリオンの逆鱗に触れ、ルクシオンの芝居による誘導もあり、策略に気付かないまま聖樹の苗木を巡る決闘の申し込みを受け入れてしまう。
その結果、フェーヴェル家の領内はアインホルンの猛威に晒され、共和国艦隊が壊滅的打撃を被る事態となり、ピエール自身も決闘でリオンに惨敗して散々痛めつけられた挙げ句、誓いを守れなかった事で聖樹の加護を剥奪されてしまった。更に兄に対して下克上を狙っていた事もバレて怒りを買い、表向きには「自害した」とされたが、実際には地下に幽閉されて拷問を受けている模様。その後の去就は不明。

  • エミール・ラズ・プレヴァン
2作目の攻略対象の1人。プレヴァン家の次男。二つ名は「安牌」。どこか頼りないが、優しそうな印象の男子。
ゲームでは攻略が簡単なキャラであり、ある程度失敗しても、途中で彼を選べばクリアが可能。
レリアと付き合っており彼女を大切に想っているが、レリア自身は中途半端なゲーム知識と安易な気持ちから彼に手を出していた。
大人しい様に見えて、彼もまたエリク(ロイク)に劣らぬほど独占欲が強く、彼女とセルジュの関係を疑っており、その疑念が爆発して負の感情に呑まれた結果、聖樹と融合し暴走。ラスボスの役割を果たせなくなったアルベルクに代わる存在と化してしまう。敗北した直後にレリアと融合しようとするが、それにより彼女の思考と繋がり、転生者の存在など全ての事情を知る。死の間際に正気に戻り、最期はレリアに聖樹の苗木を託し消滅した。

  • アルベルク・サラ・ラウルト
2作目のラスボス。ラウルト家の当主。レスピナス家を滅ぼした黒幕。
悪の親玉扱いされているが、本人は悪役とは言い難いまともな人間であり、聖樹に頼って傲慢になった共和国の現状を憂いている。

  • イデアル
ルクシオンの端末と同様に、球体に一つ目が付いた姿のロボット。輸送担当の軍用艦で新人類との戦争に直接参加していた軍属。アルゼル共和国のセルジュ・サラ・ラウルトが旧人類の遺伝子をもっていたのでイデアルのマスターに選んだが、イデアルは過去のマスターたちの約束を果たす為に、セルジュ達を駒として誘導して暗躍。結果、共和国没落という最悪の悲劇をもたらす。

短編のみ登場

  • グレンダ・フォウ・セバーグ

グレッグの妹で、セバーグ家の令嬢。リオンの前世で言うギャルやヤンキーのような口調が特徴。ふんどしの良さを語る兄のグレッグに辟易している。武闘派思考で兄を倒したとしてもリオンの実力を認めないと勝負の約束を取りつけて去っていくのだが、去り際の独り言をルクシオンが解析した際に「リオン様」と英雄視も含めてかなり興奮しており、実際はかなり乙女な子。

  • ブリアナ・フォウ・フィールド
ブラッドの妹で、フィールド家の令嬢。自分の見た目に自身があるのか手入れを欠かさない。結婚相手の男は内面が大事と断言しているが、彼女の中での内面とは「武力」「財力」「権力」のことである。リオン曰く、学園女子の代表例のような子。自分に釣り合うと判断した相手には甘ったるい声で甘えようと攻めるが、家の評価をどんどん落としてしまっているブラッドに対する態度は狙った相手の前でありながらもかなり辛辣。

  • クレア・フィア・アークライト
クリスの妹で、アークライト家の令嬢。眼鏡っ娘。マリエの取り巻きの妹たちの中では、兄のクリスのことを邪険にすることもなく、剣の道に戻ってくるように催促するなど、性根は真面目な方。その一方で、想像力と思い込みとドジっ娘が同居した残念な子でもある。

  • ジュリア・フィア・マーモリア
ジルクの妹で、マーモリア家の令嬢。ボクっ娘。学園生活を謳歌する際に他の生徒よりも上位に居たいがために、リオンとの関係を築こうとする腹黒で、その腹黒さは兄のジルクですらリオンに警告しにくるほどである。ジルクの目を掻い潜りながら尾行を行っていたが、彼が自分のことを話したために計画をその場で変更して「リオンを慕う後輩」を演じていた。ブリアナと同様にジルクの話になると露骨な態度を見せるが、ジルク本人が危機を察して撤収していたためかこちらは穏やかな方だった。

  • ユリシーズ・ラファ・ホルファート
ユリウスたちとは腹違いの妹。串焼きをこよなく愛する王女であり、軽い気持ちで串焼きを食べさせようとユリウスが言った途端に豹変、串焼きの出来を評価し始めるほどであり、そして自らも串焼きを焼く模様で、ユリウスが串焼きマスターとして師事されていることから串焼きの腕前も上だと思われる。串焼きの未来を語らおうとする様は、狂気に片足を突っ込んでいる。

  • リネット
リオンたちの従姉妹。バルカスの弟の隠し子で、騎士家としての教育を受けておらず、伯爵家の男子だろうと容赦なく鞄をフルスイングして撃退するほど、内面はかなり過激な方。ルクシオンと同型機ルクシオーネをパートナーとしているが、詳細は不明。

メカニック用語

パワードスーツのようなもの。中に人が入って操縦するため、人型をしている。現在は機動性に優れた小型軽量タイプが主流。決闘にも使われる。人以外の種族は乗りこなせない。ハーフエルフには可能性が残されているが、作中で乗りこなしたハーフエルフはいない。
技術体系が異なるアロガンツやギーアも便宜上ここに含まれる。

  • シュヴェールト
アトリー家から贈呈されたエアバイクをルクシオンが改造した物。公国との戦争時はリオンの生存率を上げる為にアロガンツと合体できるようさらに改造され強化パーツと化した。合体後はホーミングレーザーとバンデルから奪ったアダマティアスの大剣を解析して作成した同性質の大剣を装備

  • 飛行船
浮遊石と呼ばれる鉱物で浮いている船。作中世界では一般的な乗り物で形も様々。
貴族冒険者は飛行船で冒険するのが常識である。
リオンの飛行船はアインホルンやリコルヌの速度についていけるので整列走行もできる。
技術体系が異なるルクシオンやイデアルも便宜上ここに含まれる。

  • 偽装船パルトナー
ルクシオンの内装を見られて無用な緊張が生じるのを防ぐためにリオンが建造させた飛行船。追加装甲を付けたルクシオンと外見が同じで船員も全てロボット。ルクシオンとは比べるべくもないが、戦闘能力は非常に高い。
公国との戦争の終盤で撃沈され、そのまま失われたことになっていたが、密かに修復された。
web版では最終的にアルカディア内部に突入する囮として使われ、完全に沈められた。

  • 王家の船ヴァイス
愛するパートナー同士でないと動かせないとされている。2人の絆を点数式で表現するジョークグッズが封印の役割になっているので生易しい装置ではない。ルクシオンの本体が建造された時よりも遥かに昔に金持ちが道楽で建造した新婚旅行用の民間船でその2年後に夫婦は離婚したとのこと。
ヴァイスという名前はルクシオンが付けている。
1作目主人公リビアと王家の船ヴァイスが組み合わさると敵味方関係なく戦意を喪失させる強力な精神攻撃を行う事ができ、ゲーム1作目と3作目ラスボスすら消し去ったが、魔装黒騎士には通用せずリオン達が戦意喪失している間に船への攻撃を許してしまい沈められてしまった。
精神攻撃の脅威度は王国側にとっても高い為、ヴァイスは修理せずあえて沈めたままにする事でリビアやアンジェの暗殺の危険を排除した。

  • アインホルン
ホルファート王国の代表として恥ずかしくない飛行船という王宮の要望でルクシオンが用意した二百メートル級の一本角が特徴的な飛行船。アルゼル共和国への留学(世界の危機の回避)の為に作られた。また留学していた方が安全なマリエ一行の緊急避難先でもあった。

  • リコルヌ
クレアーレが用意したアインホルン級の二番艦。一番艦のアインホルンを参考にクレアーレが小型化、高性能化を目指した改良をしている。アルゼル共和国に留学したリオンに会いに行く為にリビアとアンジェが乗ってやってきた。
後にクレアーレの独断で王家の船の装置と聖樹が積み込まれてパワーアップしている。

ロストアイテム

乙女ゲーでは課金アイテムとして存在する。
旧人類側の遺した科学兵器もあれば、新人類側の魔法生物もある。
旧人類側の人工知能を持つ科学兵器も存在しており、旧人類の遺伝子を持つものしか使用できない。旧人類の遺伝子の割合が高ければ高いほどロストアイテムとの相性はよくなる。
なお旧人類勢力の人工知能を持ったロストアイテムにとっては新人類勢力は抹殺対象である。
人工知能は穏便派でさえ例外なく新人類を滅ぼす為に行動するが、マスターの性格や人工知能の性格によってはマスターを優先して新人類殲滅の目的を先延ばしにする傾向もある。
当然だが、これは逆に新人類側の方のロストアイテムにも同じことが言える。特に、かつての戦いに勝利している新人類側は、旧人類側の兵器を下等な存在と見下している傾向が強い。
別名チートアイテムとも言われているが、選択を間違うと人工知能をもったチートアイテムに襲われたり、裏切られたり、チートアイテムを使う敵が普通に存在するのでバランスは取れている。
ロストアイテムの中にはパワーアップアイテムもあるが、実際はドーピング薬で操縦者に大きな負担をかける。

旧人類側

  • 宇宙戦艦ルクシオン(本体)

宇宙戦艦。ゲームでは一番高い課金アイテム(web版では1200円、書籍版・漫画版では1000円)として登場。乙女ゲー世界に不似合いなSFチックな見た目と性能をしている。操艦には人員を必要とせず、船員はロボット。
魔素が強くなって生きていけなくなった旧人類側が宇宙に逃げる為に作られた移民船。
普段は姿を隠しており、パルトナーを影武者に立てることで無用な緊張を避けている。
web版ではアルゼル共和国との戦いで本体の存在が王国側にもばれ、ミレーヌ王妃がリオンを制御する為にエリカをリオンの嫁に出そうとした。
アルカディアとの戦いで1度本体を沈められ、ルクシオンの人工知能も初期化された為、エリシオンが宇宙戦艦の機能を引き継いだ。
リオンが全てを救おうとする傲慢さと責任感ゆえ逃げなかった為に、見捨てる事も強引に連れだす事も出来ず、移民船たるルクシオンの得意分野は作中で生かされる事はなかった。

  • アロガンツ
ルクシオンが製作したリオン専用の悪役らしい黒い鎧。コミック版では前世から課金アイテムとして登場。
ルクシオンがリオンにピッタリな言葉を選んでアロガンツ(傲慢)と名付けた。
まさに基本的に困っている全ての人を救いたいと考える傲慢なリオンの人生そのものといえる。大型かつ重装備で鈍重そうに見えるがパワーでも機動性でも他の鎧とは比較にならない性能を有し、防御力にも優れる。武装コンテナを兼任したバックパックには様々な武器が搭載しており(シャベル、ミサイル、ライフル、戦斧、ドローンなど)また衝撃波を放つ機能を腕部に内蔵しており。(出力次第では鎧のみ破壊と搭乗者だけを昏倒も可能)遠近共に隙が無くリオンの勝利はだいたいコイツのおかげ。
戦況によってはルクシオンに操縦を委譲することも可能。
オリヴィアは「なんだか可愛いですよ」と言っていたが、アンジェに美的感覚がおかしいとツッコミを受けている。
アルゼル共和国ではピエールの策略で奪われた挙句、世紀末のような刺々しい装飾が追加されたが、機体の制御はルクシオンが掌握していたため、ピエールの敗北と共に返還される。その後、装飾を外した元の状態だったが、民間人もいる場所でセルジュのギーアとの戦闘となり、リオンの判断で大破することになる。
マリエルートではルクシオンが新人類の遺跡の破壊にかかりきりになったため、固有の人工知能を組み込まれている。
戦闘時の補助は問題なくこなせるが、まだ生まれたてなためか単独で動くと動作が拙く、失敗するとすぐ拗ねる上、基本的にドジっ子。
だがその未熟さをリオンとマリエには駄目可愛いと可愛がられている。

  • 輸送艦イデアル
輸送艦。アルゼル共和国のセルジュ・サラ・ラウルトがレリアの情報を参考にして発見した。発見者は旧人類の遺伝子をもっていたのでイデアルのマスターに選ばれた。ルクシオンと同様に旧人類側のロストアイテムで、操艦には人員を必要としない。本来は輸送担当なので戦闘を行えるほどの武装は無かったが、リオン達の前に姿を見せた頃には大幅な改造を施して聖樹からのエネルギーで稼働し続ける防衛装置と化していた。

  • ギーア
イデアルが製作したセルジュ専用の鎧。リオンの鎧「アロガンツ」の名の元である七つの大罪からギーア(強欲)と名付けた。性能はアロガンツよりも上だが、同機との初戦は一方的に攻撃して勝利したものの、再戦時にはルクシオンに操縦パターンを解析され。大破させられた。実は初戦で勝利できた理由が実力や性能差ではなく、「民間人もいる場所」だったからである。

新人類側

  • 魔法生物

新人類側が作ったとされる存在。新人類側の人工知能とも呼べるもの。
旧人類側との戦争に勝利した影響で旧人類側の機械とルクシオンのマスター以外の人間はあまり警戒していていない。
後述の魔装やブレイブの他に、アルカディアの制御をおこなう個体もいる。

  • 魔装
新人類側が作ったとされる兵器。通常の見た目は鎧の腕のみだが。戦闘の際は蝙蝠の翼に爬虫類の尻尾を生やしたアロガンツと似た鎧となり。武装は体中から生やす事が出来る目から、追尾性を持つ火球は放つ事が出来る
旧人類の穏便派の人工知能が見ただけで激怒するほど嫌われている。黒騎士バンデルが魔装した状態だと1作目ゲーム攻略に必要だったリビア自身の力さえも無力化した。エルフの浮島で見つかった魔装は宇宙戦艦ルクシオンの本体の攻撃でないと消し去れなかった。
通常の魔装でさえ、常人が使用すると死に至る為、ラーシェル神聖王国では捨て駒の反乱軍などに使わせてテロに活用した。新人類側の魔法生物にも凶暴化した魔装になった同胞には消し去るという対処方法しかない。

  • ブレイブ
新人類側の古代兵器で完全体の魔装。フィン・ルタ・ヘリングが手に入れたロストアイテム。戦闘形態と性能は魔装と同等だが所有者の命を奪う魔装と違いこちらはそういった危険性は特になく、また魔装を取り込んで自らを強化することもできる
性格は生物故に人間臭くお調子者でフィンこと相棒と呼びフィンとミアの事を何かと気にかけ、その関係は良好。
本人は余り好んでいなが。フィンには黒助、ミアにはブー君と呼ばれている。戦闘用なので医療関係ではあまり頼りにならない。ルクシオンと同じ新人類側アルカディアも嫌っている。

  • アルカディア
新人類側のロストアイテムであり、web版のラスボス。万全な状態だとルクシオンが瞬殺されるほど強いが、旧人類勢力軍人の抵抗により弱体化していた。魔素を作り出す兵器なので新人類側はこの兵器がないと魔素が無くなって滅亡してしまい、旧人類側はこの兵器を破壊しないと滅亡してしまう。
マリエルートでは復活前にルクシオンに発見され、本体を引っ張り出しての先制攻撃で完全に破壊されている。

他用語

  • ギルド

冒険者組織。冒険者が手に入れたロストアイテムで建国したホルファート王国では男の権利を守れる実力主義の貴重な組織。王国の数少ない長所であった。リオンの身分が低いうちはこの組織がゾラからリオンの財産を守っていた。

  • 旧人類
新人類に敗北したルクシオン側の科学勢力。穏便派でさえ新人類文明に嫌悪感を示し、マスターであるリオンに新人類殲滅の許可を得ようとしてくる。

  • 新人類
旧人類に勝利した魔法を使える人類。ルクシオン曰くリオン世代の新人類の子孫は弱体化している。後に、現在の新人類は旧人類と新人類の血が混ざってる状態で、ホルファート王国の人間は旧人類の血を色濃く残し、神聖魔法帝国の人間は新人類の血を色濃く残している事が明らかになる。

  • 転生者
リオンのように前世の記憶を持つ存在。転生者は転生元の人間の性格に近い人物に転生する模様。または本来ゲームに存在しない人物として転生するケースもある。旧人類の遺伝子も持っているが、魔素のある環境でも生きられるため謎が多い。
前世の記憶と出身国名までは思い出しても前世での名前は誰一人思い出せず、予言を行った謎の大手ゲームメーカー所か、ファミレスなどの店や企業の名前も思い出せないので前世の境遇(家族環境や日本文化など)を語る事などで判別する。人工知能のルクシオン達でさえリオンの転生者発言が半信半疑だった時期が長かった為に国内でさえ団結できない異世界人に話しても無駄所か、無用な混乱を招くと考え、同じ転生者と人工知能のあるロストアイテム以外に正体をばらしていない。
異世界で転生者の存在を知ったのは聖樹の守護者の力を得てレリアの前世の記憶を見たエミール、その後はマリエの話を聞いた5馬鹿と死者の国でリオンの前世家族と出会ったアンジェとリビアのみである。

  • 地方領主貴族
浮島を持つ領主だが、女尊男卑社会で側室家族が屑な正妻に農奴のように搾取され続け、側室家族を死に追いやる淑女の森などを放置する王国への不満が高まっている為、ホルファート王国への忠誠心は低い。web版ではエリカとエリヤの婚約をリオンが武力で認めさせたこともあって王家への不満は解消されてない。内乱を完全に封じる為に嫁達がリオンを王にするだけでなく、ローランドの裏工作(地方領主貴族の弱み)も必要だった。

  • エルフ
魔法を使う亜人種族の1つ。寿命が長い。ホルファート王国では専属使用人(奴隷)の愛人として人気がある。寿命の長いエルフにとって専属使用人は出稼ぎと同じである。
人との子供が生まれない亜人の中で唯一子供が生まれる亜人種族でもあり、生まれた者はハーフエルフと呼ばれている。

  • 専属使用人
人間の使用人は普通の身分だが、亜人の使用人は例外なく奴隷。ホルファート王国では愛人を連れ回す特殊文化がある。奴隷といっても女性の持ち物なので学園男子より待遇がいい。奴隷にあるのは契約のみで主人に忠誠を誓っているわけでもなく、魔法の力で行動を縛るわけでもないので主人を裏切ろうと思えばいつでも裏切れる。
公国との戦争後はミオルの裏切りの一件が大きな問題となり、学園の専属使用人は正式に廃止となった。

  • 魔素
魔法を使うのに必要とされるエネルギー。旧人類にとっては毒。旧人類が敗北したきっかけ。

  • 空賊
飛行船で略奪行為をする犯罪組織。聖女の首飾りを所有していた。

  • 淑女の森
ホルファート王国にあるゾラが所属する貴族女性の組織。男性を男娼や軍人として使い捨て、遺族年金で利益を得る犯罪組織。ゾラによってこの組織に売られかけそうになったのがきっかけで、リオンは冒険者になる事を決意した。
ホルファート王国がファンオース公国を滅ぼした後は犯罪組織として国外追放され、金が目的だった専属使用人らは去って行った。
web版ではクーデターを起こすが、ローランドの掌で転がされた末に呆気なく瓦解する。

  • 神殿
聖女の杖、腕輪、首飾りを鑑定できる組織。
聖女を守る神殿騎士は身分の高い王国貴族でない限り婚活から逃れられる。
マリエに利用されるが、ファンオース公国との戦争で神殿戦力の9割が壊滅してしまう。マリエの自白で聖女が偽物だった事が判明し恨みをかったマリエは毒殺されかけ神殿を追われる事になったが、リオン学園生活3年目の時期にマリエがリオンを守る為に聖女装備一式を取りに戻った。神聖魔法帝国戦でその一式は壊れた。

  • 聖女
乙女ゲー1作目に神殿が認定する存在。ゲーム1作目ではオリヴィアが聖女認定されるが、この異世界ではマリエが認定された。聖女は治療魔法や守りの魔法の他、神殿の3つの装備を引き継いだ聖女のみ制約付きで禁術の蘇生魔法も使える。
本来はホルファート王国建国に関わった6人目の冒険者の血筋を指すが、初代が建国後行方不明となったため血筋としては残らず、現在の認定制になった。
初代聖女はリーア・バルトファルトと恋人関係だった様で、その件でホルファート王国に強い憎しみを抱いており、聖女の装備にはその力と怨霊が分割されて宿っている。
そして聖女の血筋と資格を兼ね備えている者が装備すると、例外はあるが怨霊に意識を乗っ取られてしまう。
マリエルートではゲーム通りオリヴィエが聖女認定されるが、装備は杖と腕輪がオリヴィエに、首飾りがマリエの手に渡っている。
杖と指輪の怨霊はオリヴィエを支配してホルファート王国を滅ぼすべく暗躍し、首飾りの怨霊はマリエの独特な精神構造と強すぎる防御機構に阻まれた挙句、ルクシオンに捕獲され実験動物にされてしまった。
その後も復讐を求めて暴れていたが、リーアそっくりのリオンと自分の血を引くマリエが結ばれている姿を見て思う所があったらしく、以降は大人しくなっている。

  • 黒騎士
ゲーム1作目のラスボス。ゲームでは公式チート扱いされるほどの強敵で前世のリオンは課金アイテムを購入する羽目になった。性能は接近戦のクリスや遠距離のジルクを上回っている万能型。異世界ではバンデルの二つ名と同時にファンオース公国の精鋭部隊である為、複数の黒騎士が襲ってきた。

  • 魔笛
ファンオース公国が所有する魔物を操る特殊な二本の笛。使い手はヘルトルーデとヘルトラウダ
旧文明が崩壊後に建てられた文明に制作され、契約した術者の命を触媒にして魔物を操り。通常の魔物なら疲労程度で済むが、ラスボスである守護神と呼ばれる超大型魔物の召喚には命を落とす。

  • 聖樹
乙女ゲー2作目に登場するアルゼル共和国の資源。聖樹は魔素を吸収して魔石を生み出す為、アルゼル共和国は各国に資源として輸出している。
聖樹は自身を守らせる為に六大貴族に加護を与えるが、人物の人格を考えない厄介な植物でもある。場合によっては加護を与えた者に怒りなどの感情を増幅させ聖樹に危害を与える者に攻撃させる事も行う。ゲームでは魔素を吸収しすぎた事により暴走してラスボスとなる。

  • 聖樹の苗木(苗木ちゃん)
ゲーム2作目攻略男子だったナルシス先生にレスピナスの洞窟を案内させてリオン達が六大貴族と交渉する為に用意した人質ならぬ物質。聖樹がある周辺では枯れてしまうが、ルクシオン製の透明ケースに入れると枯れずに済む。度重なるリオンの活躍により聖樹の苗木がリオンとノエルを守護者と巫女に選んで軽い善意の精神干渉を行っている。苗木は聖樹とは別管轄なので聖樹の力から逃れる事ができる。六大貴族も聖樹の誓いを悪用した互いの裏切り対策の為に苗木が欲しかった。リオンからは嫁達の修羅場を作り出した原因でもあるので紙より役に立たないポンコツと思われたが、地味にリオンの延命に役立っている。
web版では( ●)や( ○)達と語り合う「苗木ちゃん」のコメントコーナーがある。( ●)達と違って自力で移動も出来ず、人との会話も出来ない為、本編での出番が少なく人気者になれず困っている。

  • 六大貴族
アルゼル共和国の聖樹を管理する貴族たち。守護者と巫女に選ばれるレスピナス家を裏切って滅ぼして七大貴族から六大貴族になった後は加護をもった六大貴族フェーヴェル家が聖樹の誓いを悪用した事や横暴により国民の不満が募っている。六大貴族は裏切って滅ぼしたレスピナス家の件もあり、周辺国よりもお互いの裏切りを警戒している。
リオンと敵対する組織だが、同時に攻略男子も六大貴族関係者である。
バリエル家のエリクはトゥルーエンドもある所為か、万能タイプ。ナルシス先生は強くないが、学術や知識系で遺跡を調べるのに役に立つ。エミールはエリクの劣化能力だが、高い支援能力がある。ドルイユ家のフェルナンはゲーム2作目攻略男子の隠しキャラで、その弟のユーグも攻略男子である。レスピナス家を滅ぼした黒幕である六大貴族のアルベルクはゲームではラスボスだが、穏便派なので意外とリオンと話が合いラスボスにならなかった。
書籍版では令嬢であるルイーゼと親しくなった事で、ラウルト家との交流が増えている。

  • アルトリーベシリーズ
謎の大手ゲームメーカーによって作られた乙女ゲー(おとめげ)。恋愛ゲームにみけかけて冒険パートや戦闘パートが作り込まれている為、課金アイテムなしではクリアは難しい。
乙女ゲーらしく、主要人物は女性主人公、悪役令嬢、隠しキャラを含めた攻略対象の男性陣で構成されており、主人公は可憐な容姿の女子で出生に特殊な秘密があり、悪役令嬢は主人公以上にスタイルに恵まれた美女。攻略対象男子達はそれぞれタイプが違えど、クセが強い性格のイケメンと言うのがシリーズ共通。
1作目から人気があった為、シリーズものとなり1~3作を纏めた追加要素のあるリメイク版まで作られた事が転生者によって確認された。今の所web版ではエリカが知っているだけでも6作目まで存在が確認されている。1作目のタイトルはアルトリーベ~聖女物語~
1・3・6作目はホルファート王国、2作目はアルゼル共和国、4作目は砂漠大陸、5作目は宇宙が舞台である。
旧人類側である大手ゲームメーカーの開発者達の目的が未来予知なのか、予言遂行なのか、輪廻転生なのか、または別の何かなのかは明らかにされておらずゲーム開発した目的は不明。

アルトリーベに登場する国家や場所

  • リオンの浮島

ルクシオンを手に入れた後に発見した浮島。リオンは最初独立してスローライフをする為に開拓して独立する予定だったが、公国戦などの事情で王家に譲る事になった。その後リオンが王になったので浮き島は結果的に戻ったが、様々な組織から命を狙われているマリエ&ダメンズ一行や処刑された事になっているミアなど敵国の姫だったヘルトルーデや退位したローランド王以上に表向き外に出せない関係者を軟禁し保護する場所となった。

  • 地球
リオン前世の世界。地球人は旧人類側の勢力で新人類に敗北して絶滅した事がルクシオンによって判明した。

  • エルフの浮島
エルフ達が住む浮島。マリエ一行が金策対策の為、王家に護衛を押し付けられたリオン一行と共に冒険者稼業を行うつもりで訪れた。ルクシオンの仲間である管理AIが眠っており、エルフ誕生の真実を知っている。存在意義を失った管理AIは悪用される前にルクシオンに全ての技術と魔装できる魔法生物を押し付けて自爆した。
エルフ達は古の魔王の怒りを恐れていたが、天罰が軽くすんで幸いと考えた。
エルフの浮島の里長は予言者でリオン学園生活1年目で登場し、リオン、リビア&アンジェ、マリエ、ヘルトルーデ達を占った。

  • ラーシェル神聖王国
ミレーヌ王妃の実家と敵対している国。ミレーヌ王妃が英雄リオンと仲が良く圧倒的な力を持つリオンの懐柔が実質不可能と考えた結果、学園生活3年目にホルファート王国に不満を持つ使い捨ての反乱勢力やテロ勢力を利用して王国にダメージを与える目的でクーデターを仕掛けさせた。魔装を暴走させたテロが得意。次は王国に不満をもった地方領主貴族の利用を計画している。のちに神聖魔法帝国に協力した。

  • 神聖魔法帝国
アルトリーベ3作目主人公の出身国。web版では7章から3作目主人公ミリアリス・ルクス・エルツベルガーとその関係者がホルファート王国に留学して学園生活3年目のリオンに関わってきた。転生者は護衛騎士のフィン・ルタ・ヘリングと皇帝バルトルト。
新人類側のロストアイテムを所有している。
12人の護衛騎士たちは全員魔装の使い手で黒い球体がそばについている。強さによって階位が決まる。名前が出たのは序列第一階位フィンと序列第三階位帝国剣聖リーンハルト・ルア・キルヒナーのみ。序列第二階位は名乗る前にドーピングしたリオンに倒されてしまった。
リオンやルクシオンら旧人類勢力との8割の勝率をさらに上げる為に皇王バルトルトはラーシェル神聖王国などの他国に呼びかけた。協力国の中には英雄リオンを恐れた旧人類側の国も混ざっているが、その旧人類側の国々が生存戦争の真実に気づく前にリオンと旧人類勢力の主力を潰すつもりでいた。なお皇帝バルトルトは敗戦した時の手も用意していた。

  • 死者の国
あの世の一歩手前の世界で仮死状態の魂の状態で行く事ができる。また聖女の禁術蘇生魔法で魂だけでいく事ができる。死者の国にいる者達は生前で快適な年齢の姿で存在したり、地球のある程度の事情を知る事ができる。リオン前世家族もいて、妹の娘以外の家族評価はだいたいあっていた。マリエ、アンジェ、リビアの説得でリオンを連れ戻した。あの世の門は死者の国側からしか閉める事ができない。

  • オシアス王国
アルトリーベ4作目の舞台。ホルファート王国から離れた砂漠大陸の王国。男子校に通う男装女子が主人公。王となったリオンは学園卒業後の数年後に教師として潜入した。web版ではリオンの乙女ゲー世界に振り回されるオチとして使われた。

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