アンジェリーク

あんじぇりーく

アンジェリーク（Angelique）とはラテン語系の女性の名。また、1994年に光栄（現：コーエーテクモゲームス）から発売された世界最初の乙女ゲームのタイトル。シリーズ化され、多数の続編がある。

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目次 [非表示]

1 曖昧回避

2 概要

3 主人公の名前

4 初代『アンジェリーク』について

5 登場キャラクター

5.1 主人公

5.2 ライバル

5.3 守護聖

6 シリーズ

7 関連イラスト

8 参考サイト

9 関連タグ

曖昧回避

アンジェリーク（Angélique, Angelique）とは、ラテン語 angelicus（アンゲリクス, 天使的）から派生した女性の名。
アンジェリークの名を持つ女性が主人公である乙女ゲーム（女性向け恋愛シミュレーション・ゲーム）。シリーズ化され、続編が多数ある。以下に記述。

概要

コンシューマー機で発売された全年齢対象女性向け恋愛シミュレーションゲームの始祖であり、第一作目の人気で同ジャンルの市場を開拓した草分け作品。

男性向け恋愛シミュレーションゲームとは一線を画した少女漫画のようなビジュアル面が特徴であり、後続作品に多大な影響を与えた。

それもその筈、1980年代当時は自社も含めたコンピュータゲームにおいて女性向けのゲームが存在しておらず、それに比例して女性のゲームプレイヤーも少なかった。その状況を疑問視した襟川氏が「女性のためのゲームがないのなら，自分の手で作ればいい」という意気込みで製作した。とは言え、女性のプログラマを育成するには10年もかかり、1990年代にようやくゲーム作りが始まった（参照リンク）。

なお、2021年5月20日には、ネオロマンスシリーズ25周年記念作品の第2弾として、17年ぶりの完全新作となる『アンジェリークルミナライズ』が発売されている。

サテライトの手によって、『恋する天使アンジェリーク』というタイトルでアニメ化されたことがある。2006年から2007年にかけて、2シリーズ製作され、TOKYOMX、テレビ埼玉、千葉テレビ、tvkに加えてキッズステーションとかテレビ東京系列局約3局などにて放送された。なお、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、京都府では放送局の交代が行われている。

Nintendo Switch Online スーパーファミコンで2024年9月18日になんと現在唯一の乙女ゲーとしてラインナップされた。

主人公の名前

シリーズを通してアンジェリークという名のキャラクターは3名存在するのでそれぞれ区別される。

初代ゲームの女王アンジェリーク。初代主人公のアンジェリーク・リモージュ、二代目主人公のアンジェリーク・コレット。なお、エンジュやアンジュのように別の名前の主人公もいる。（『ネオアンジェリーク』の主人公の名もアンジェリークであるが、それは数えない）。

註：公式サイトの情報や、ルビー・パーティー自身の説明では、『ネオアンジェリーク』は、「アンジェリーク・シリーズ」には入っていない。別のシリーズである。女王と守護聖がいるシステムは同じだが、このシステムがいったん壊れて、再建途上の未来を舞台にしている。（ネオロマンス公式サイトの about を参照）。

初代『アンジェリーク』について

女王候補に選ばれた主人公アンジェリーク・リモージュが、ライバルのロザリアと次期女王の座を争うストーリー。ただ、女王試験に合格することが本来の目的であるものの、その過程での恋愛イベントが豊富なのが本作の目玉にて、後のシリーズにも踏襲されていく。恋愛を最終段階まで達成した場合は恋愛エンディングとなり、女王の座を放棄することになる。

前述の恋愛イベントの豊富さだけでなく、従来の光栄SLGのシステム（内政・外交・調略等）も踏襲しており、一部の男性からも支持されている。

実は初代SFC版は二種類存在し、もう一つはなんとボイス再生機能が追加された「アンジェリークヴォイスファンタジー」というもの。だが、ゲーム本体そのものにはボイスは収録されていない。

では、どうやって登場人物のボイスを再生したのかと言うと、これは周辺機器「ボイサーくん」なるものをSFCのコントローラーポート2に接続するもの。そしてボイサーくんと一緒に同梱されたCDをCDプレーヤーにセットする事で実現。

その仕組みはボイサーくん自体はCDプレーヤーへ赤外線通信してトラックに収録されたボイスを再生させるものであり、該当セリフでソフト側からボイサーくんを介してCDプレーヤーへボイス再生指示を出すという仕組み。これに関してはリモコンの赤外線受光部が付いたCDラジカセもしくはCDコンポといったオーディオが必要。

その為、中古市場で「ヴォイスファンタジー」に関して求める場合はボイサーくんとCDが揃っている完品である事が必須である。

…割と大掛かりである。