概要
JR東日本管内の一部地域向けにキハ40系列の代替として投入される気動車。電車に装備されている高出力モーターを搭載した電気式気動車として開発され、形式も新たに「GV」(「Generating Vehicle」の略)を立ち上げることになった。
車体はステンレス製で、裾絞りのない中型車両とされた。
車内はセミクロスシートで、外観は新潟地区向けが黄色とトキピンク色がドットライン状に配され、秋田地区向けは日本海の水平線をイメージした青と白のグラデーションのラインが入る。
2017年度末に2両編成+1両編成の2編成3両が量産先行車として落成し、新津運輸区へ配置。2019年より量産が開始され、同年夏より新潟地区で運用が開始された。2020年夏までにキハ40系を淘汰した。
引き続いて秋田車両センターへ配置され、2020年末より秋田地区で運用が開始され、2021年3月改正でEV-E801系とともにキハ40系を置き換え、JR東日本のキハ40系は「のってたのしい列車」を除き運用を終了した。
JR北海道も本形式をベースに耐寒・耐雪仕様を強化したH100形を導入し、同じくキハ40を置き換えている。
車両形式
- GV-E400形:両運転台車・トイレあり。
- GV-E401形:片運転台車・トイレあり。新潟・酒田・米沢方先頭車。
- GV-E402形:片運転台車・トイレなし。馬下・会津若松方先頭車。