概要
JR東日本の一般形交流蓄電池電車。愛称はEV-E301系と同じく「ACCUM(アキュム)」。
男鹿線の旧型気動車(⇒キハ40系)の老朽取り換え用としてJR九州BEC819系をベースに寒冷地対応とする形で開発された。電化区間では走行しながら充電し、そして蓄電池の電力で非電化区間を走行する。
車体はJR東日本の一般型としては珍しくアルミ合金製となっており、2両編成の片方を赤一色+窓周り黒、もう片方を青一色+窓周り黒の塗装が施されている。3ドア車で車内はロングシート。BEC819系のOEM車両(※他社メーカーで使用されている製品をもとに製造)であるため、雰囲気としてはJR九州の車両に近く、東日本の車両の中ではやや異質な電車といえる。
秋田車両センター所属。第1編成は2017年より運行を開始し、その後2021年3月改正までに量産車5編成が追加増備された。
運用
男鹿線ではかつて、車内精算方式のワンマン運転が一部列車で行われ、これに対応するための運賃箱や運賃表が第1編成に設けられていたが、男鹿線が都市型ワンマン運転に切り替えられたことから、現在は運賃箱は閉鎖されている。