路線データ
本線
路線名 | 信越本線 |
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区間 |
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路線距離 |
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軌間 | 1,067mm |
駅数 | 55駅 |
最高速度 |
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電化区間 | 全線(直流1,500V) |
複々線区間 | 上沼垂信号場 - 新潟 |
複線区間 |
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保安装置 |
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閉塞方式 | 複線自動閉塞式(全線) |
運転指令所 |
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大都市近郊区間 |
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ICカード乗車券エリア |
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第1種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道((JR東日本):全線 |
第2種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物)
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※直江津・柏崎は一部機能のみ対応。直江津 - 柏崎 - 宮内間は通過利用のみ。
貨物支線(上沼垂信号場 - 東新潟港)
路線名 | 信越本線(貨物支線) |
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区間 | 上沼垂信号場 - 東新潟港 |
休止区間 | 焼島 - 東新潟港 |
路線距離 | 3.8km |
軌間 | 1,067mm |
施設数 |
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非電化区間 | 全線 |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 |
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第1種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
貨物支線(越後石山 - 新潟貨物T)
路線名 | 信越本線(貨物支線) |
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区間 | 越後石山 - 新潟貨物T |
路線距離 | 2.4km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 2駅 |
電化区間 | 全線 |
複線区間 | 全線 |
第1種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
第2種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
概要
東日本旅客鉄道(JR東日本)が運営する鉄道路線。貨物列車が運行されるため、日本貨物鉄道(JR貨物)が第2種鉄道事業者として免許を保有している。
かつては高崎(群馬県高崎市)から長野(長野県長野市)を経由、新潟(新潟県新潟市中央区)を結ぶ路線であったが、北陸新幹線開通・延伸に伴う部分廃止・第三セクター転換に伴い、現在は以下の3区間に分かれている。
この他に上沼垂信号場(新潟県新潟市中央区) - 東新潟港駅)東区)間・越後石山駅(新潟市東区) - 新潟貨物T(同)間貨物支線が存在する。後者はJR貨物が第1種鉄道事業者として保有している。
群馬県区間は大都市近郊区間の東京近郊区間及び交通系ICカード乗車券「Suica」首都圏エリア、新潟県区間は新潟近郊区間及び「Suica」新潟エリアに設定されている。なお、新潟エリアのうち、宮内以西は直江津・柏崎のみ利用可能で、その他の駅では利用不可。対して宮内以東は全駅で利用可能である。
また、長野県区間も2025年(令和7年)春以降に東京近郊区間及び「Suica」首都圏エリアに組込まれる予定。
歴史
大幹線としての機能
前述の通りかつては1本の路線であり、東京と日本海側を連絡していた。
しかし、その途中横川 - 軽井沢間(通称「横軽」)には最大勾配68‰(※旧線の数値)を誇る信越本線屈指の難所・碓氷峠があり、アプト式で登る必要があったため運行上のネックになっていた。
昭和初期の戦争激化に伴い、新潟方面への輸送が増大するが、路線は長野を経由して大回りし、横軽で面倒を強いられるため、新潟方面へは短絡する上越線がメインルートとして使われる様になる。信越本線は主に首都圏と長野・新潟県上越地方を結ぶことが役割となった。
戦後
電気機関車性能が向上、アプト式は1963年に辞めることとなったが、それでも同区間では「横軽」対策が施された車両しか運用出来なかった。上下列車共に「峠のシェルパ」ことEF63形電気機関車重連の世話となり、横川・軽井沢両駅で機関車付替作業が発生していた。昼行急行時代の「白山」や夜行急行「黒部」「越前(→能登)」「丸池)→妙高)」といった客車列車や貨物列車は上りのみ本務機であるEF62形前部にEF63形重連が付いた三重連となっていた。
ED42時代と比べて向上したとはいえ、信越ルートの隘路であることは変わらず、運用コストが高いこと、EF63耐用年数が近付いて来たこともあり、抜本的な対策が求められる様になって行く。そして首都圏と長野方面の輸送力増強のため、北陸新幹線が本格的に整備されることとなり、1991年(平成3年)6月に工事着工認可準備が完了。
また、同月に1998年(平成10年)に長野オリンピック・パラリンピックが開催される事が決定、高崎 - 長野間が先行開通することとなった。
長野新幹線開通に伴う分断
新幹線開通前は以下の様に上野発着優等列車が多数設定されていた。
1997年(平成9年)10月1日、「長野行新幹線(後に長野新幹線に変更)」として高崎 - 長野間が開通したこと、同時に並行在来線区間がJRから経営分離されたこともあり、これらの列車は廃止または短縮された。横軽区間は廃止されJRバス関東碓氷線に転換(ただし、路線の一部は『財団法人 碓氷峠交流記念財団』によりトロッコ列車を週末や夏期休暇時に限って運行)。
また、軽井沢 - 篠ノ井間はしなの鉄道しなの鉄道線に転換され、信越本線は2路線に分断された。
新幹線金沢延伸に伴う分断
2015年(平成27年)3月14日に北陸新幹線長野 - 金沢間が延伸されると長野 - 直江津間が並行在来線として第3セクターに転換されることとなった。
長野 - 妙高高原間はしなの鉄道北しなの線、同駅 - 直江津間はえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインにそれぞれ移管された。
以降は各区間ごとに記載する。なお、転換区間については「碓氷線」・「しなの鉄道線」・「北しなの線」・「妙高はねうまライン」をそれぞれ参照。
運行形態
高崎 - 横川間(高崎口)
現在は群馬県内ローカル輸送に徹しており、定期列車は普通のみ運行されている。途中駅発着列車は設定されていない。
一部列車は横川で前述のJRバス関東碓氷線と接続する。
分断以前は特急・急行及び普通も碓氷峠を越えていたが、当時から高崎 - 横川間運用も存在していた。
分断後の2004年(平成16年)10月16日ダイヤ改正まで上野発高崎線初電が横川行であったが、同列車廃止以降、定期列車では他線直通は行っていない。
- 臨時列車
繁忙期に快速「EL・SLぐんまよこかわ」(旧型客車使用時は「EL・SLレトロぐんまよこかわ」、ディーゼル機関車牽引時は「DL・SLぐんまよこかわ」)が同区間内で設定されている。横川での機回しが出来ないため、必ず電気機関車と蒸気機関車がセットで牽引。横川行は電気またはディーゼル機関車、高崎行は蒸気機関車が先頭となる。
- 貨物列車(安中貨物)
非鉄金属大手メーカー「東方亜鉛」が安中精錬所(群馬県安中市)がある安中と小名浜精錬所(福島県いわき市)がある小名浜を結ぶ高速貨物列車(安中貨物)をJR貨物に委託運行している。使用貨車は東方亜鉛が所有、JR貨物に車籍が置かれている。
篠ノ井〜長野
並行在来線として分離されず、JR東日本のまま残った区間であるが、同区間内のみの列車は下りが平日朝1本、上りが12時台に1本あるのみで、その他は必ず篠ノ井線またはしなの鉄道線と直通を行う。同線発着列車の一部は列車番号を変更して北しなの線にも直通する。
- 特急
現在同区間を走行する唯一の定期特急列車である「しなの」が東海旅客鉄道(JR東海)中央本線(中央西線)名古屋 - 長野間で運行されている。
また2023年(令和5年)3月18日ダイヤ改正以降は、平日に臨時列車扱いで「信州」が1往復、朝に塩尻発長野行、夜に長野発松本行として運行されている。
- 快速・普通
定期列車は篠ノ井・しなの鉄道線にそれぞれ直通する。しなの鉄道線発着列車の一部は列車番号を変更して北しなの線にも直通する。
篠ノ井線直通
快速は定期列車は中央本線(中央東線)上諏訪発長野行が朝1本、松本 - 長野間に1往復運行されている他、平日朝に臨時列車扱いで塩尻発長野行が1本設定されている。この列車は信越本線内は長野以外には停車しない。2019年(平成31年)3月16日ダイヤ改正まで「おはようライナー」として運行されていた。
臨時列車は土休日及び繁忙期に「リゾートビューふるさと」が長野 - 大糸線南小谷間、「ナイトビュー姨捨」が長野 - 姥捨間、最繁忙期に「リゾートビュー諏訪湖」が長野 - 中央本線富士見間で運行されている。
普通は基本的に松本 - 長野間運行であるが、朝夕は中央本線やJR東海飯田線にも直通する。飯田線内快速「みすず」として運行する下り長野行は、篠ノ井線・信越本線内は普通「みすず」として運行される。
E127系100番台で運用される列車ではワンマン運転が行われている。
しなの鉄道直通
快速は平日には無愛称の妙高高原発上田行快速(北しなの線内は普通長野行として毎日運行)が1本、ホームライナーとして朝に小諸発長野行「しなのサンライズ」が1本、夕方に上田 - 長野間に「しなのサンセット」が下り1本・上り2本運行されている。
土休日には軽井沢 - 妙高高原間に「軽井沢リゾート号」が1往復運行されている。
この他ツアー列車として「ろくもん」が軽井沢 - 長野間で不定期に設定されている。
普通は軽井沢まで直通する他、戸倉・上田・小諸発着区間列車も存在する。
北しなの線直通列車は必ず長野で列車番号を変更するため、旅客案内上や時刻表検索サイト(JR東日本公式サイト含む)は別列車として扱われるが、しなの鉄道公式サイト全線時刻表においては同一列車として案内されている。
一部を除きワンマン運転が行われている。
- 貨物
篠ノ井・北しなの線直通で高速貨物列車が2往復運行されている。また、不定期で長野総合車両センターへの配給列車等が経由する。
直江津〜新潟
かつては日本海縦貫線の一角として特急「白鳥」「雷鳥(現・サンダーバード)」や寝台特急「日本海」等、長距離列車が多数運行されていた。また、北陸地方・上越新幹線を経由して首都圏を連絡する役割を「かがやき」「北越」、北越急行ほくほく線開通後は在来線最速特急「はくたか」が担っていたが、北陸新幹線金沢延伸後は新潟県内ローカル輸送がメインとなっている。
- 特急
「しらゆき」が、えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン新井・上越妙高 - 新潟間に2往復ずつ、計4往復設定されている。新潟県内輸送及び上越妙駅で北陸新幹線、長岡で上越新幹線との連絡の役割を果たしている。
北陸新幹線延伸前には金沢 - 新潟間に特急「北越」、新井 - 新潟間に快速「くびき野」が運行されており、「しらゆき」はこれらに代わる列車として設定されている。
なお、北陸新幹線開通時には同ルートで特急「みのり」(長野・高田 - 新潟間)が設定されていたが、高速バスやマイカーに太刀打ち出来ず「くびき野」に格下げされた。
- 快速
直江津 - 新潟間に1往復、直江津 - 長岡間に下り3本・上り2本、長岡 - 新潟間に1往復設定されている。これらは特急「しらゆき」補完及び急行「きたぐに」や快速「くびき野」の代替としての役割を果たしている。
この他に磐越西線馬下・五泉発新潟行が1本ずつ運行されている(馬下発は平日のみ)。
2023年(令和5年)3月18日ダイヤ改正以前は北越急行ほくほく線にも優等列車が設定されており、直通快速や特急「はくたか」に代わる超快速「スノーラビット」が運行されていた。
臨時列車では冬季以外の土休日に上越妙高駅〜飯山線十日町駅間で「越乃Shu*kura」、月に1週程度上越妙高駅〜上越線越後湯沢駅・新潟駅間に「ゆざわShu*Kura」「柳都Shu*Kura」がそれぞれ運行される。
- 普通
基本的に長岡で運行系統が分かれているが、直江津 - 新潟間1往復・柏崎発新潟行・上越線石打発新潟行の4本のみ長岡を跨いで運行される。
直江津 - 長岡間は日中は予々1 - 2時間に1本程度の運行頻度であるが、直江津 - 犀潟間は北越急行ほくほく線、宮内 - 長岡間は上越線(一部飯山線直通)列車が加わり、もう少し本数が増える。また、柏崎 - 長岡間区間列車も存在する。
長岡 - 新潟間は日中は1時間に1本程度設定されている。新潟市内新津 - 新潟間は区間列車や磐越西線直通列車も加わり、日中でも毎時3本程度確保されている。
- 貨物
日本海縦貫線の一部を担う当線は貨物列車にとっても大動脈となっており、新潟貨物Tを経由する列車が多数存在する。うち2往復は焼島を経由する(焼島貨物)。
駅一覧
高崎 - 横川間(高崎口)
●:停車 レ:通過
篠ノ井 - 長野間
直江津 - 新潟間
●:停車 ○:一部停車
△:信越本線として停車・上越線としては通過 レ:通過
駅名 | 特急 | 快速 | 臨時快速 | 乗換路線 | 備考 |
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- | - | - | ↑えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン妙高高原まで直通 | - | |
直江津 | ● | ● | ● |
| トキ鉄管理駅 |
黒井 | レ | ○ | レ | - | 北越急行ほくほく線一部停車駅 |
犀潟 | レ | ● | レ | 北越急行ほくほく線 | - |
- | - | - | ↓北越急行ほくほく線経由上越線越後湯沢まで直通 | - | |
土底浜 | レ | ○ | レ | ||
潟町 | レ | ○ | ● | ||
上下浜 | レ | ○ | レ | ||
柿崎 | ● | ● | レ | ||
米山 | レ | レ | レ | ||
笠島 | レ | レ | レ | ||
青海川 | レ | レ | ● | ||
鯨波 | レ | レ | レ | ||
柏崎 | ● | ● | ● | 越後線 | 当駅発着あり |
茨目 | レ | レ | レ | ||
安田 | レ | レ | レ | ||
北条 | レ | レ | レ | ||
越後広田 | レ | レ | レ | ||
長島 | レ | レ | レ | ||
塚山 | レ | レ | レ | ||
越後岩塚 | レ | レ | レ | ||
来迎寺 | レ | ● | ● | ||
前川 | レ | レ | レ | ||
宮内 | ● | ● | △ | 上越線高崎方面 | - |
(貨)南長岡 | レ | レ | レ | - | - |
長岡 | ● | ● | ● |
| 運行系統上の境界 |
北長岡 | レ | レ | レ | ||
押切 | レ | レ | レ | ||
見附 | ● | ● | ● | ||
帯織 | レ | レ | レ | ||
東光寺 | レ | レ | レ | ||
三条 | レ | ● | レ | ||
東三条 | ● | ● | ● | 弥彦線 | - |
保内 | レ | レ | レ | - | - |
加茂 | ● | ● | ● | - | |
羽生田 | レ | レ | レ | ||
田上 | レ | レ | レ | ||
矢代田 | レ | ● | レ | ||
古津 | レ | レ | レ | ||
↑磐越西線会津若松まで直通 | - | ||||
新津 | ● | ● | ● |
| 当駅発着あり |
さつき野 | レ | レ | レ | ||
荻川 | レ | レ | レ | ||
亀田 | レ | ● | レ | ||
越後石山 | レ | ○ | レ | ||
新潟 | ● | ● | ● |
| - |
- | - | - | - |
現在の使用車両
高崎 - 横川間(高崎口)
自社車両
- 211系3000番台
高崎車両センター所属近郊形電車。全定期列車で使用される。
ぐんま車両センター所属機関車。
臨時快速「EL(DL)・SLぐんまみなかみ」及び派生列車の牽引機。
ぐんま車両センター所属客車。
臨時快速「EL(DL)・SLぐんまみなかみ」及び派生列車用客車。旧型客車使用時は列車名が「EL・SLレトロぐんまみなかみ」に変化する。
JR貨物所属
仙台鉄道部所属の交直流両用電気機関車。
高崎〜安中間で運行される「安中貨物」の牽引機。
東方亜鉛所有。JR貨物に車籍を置く貨車。高崎 - 安中間で運用される「安中貨物」専用タンク車。
篠ノ井 - 長野間
自社車両
松本車両センター所属特急形電車。特急「信州」で使用。
- 211系1000・3000番台
長野総合車両センター所属近郊形電車。
E127系100番台
松本車両センター所属電車。主にワンマン列車で使用。
JR東海所属
神領車両区所属特急形電車。特急「しなの」で使用。
かつては急行「ちくま」でも運用された。
JR貨物所属
- EF64形1000番台
愛知機関区所属の電気機関車。
貨物列車牽引機だが、かつては客車時代の「ちくま」も牽引していた。
- EH200形「ECO-POWER ブルーサンダー」
高崎機関区所属電気機関車。貨物列車牽引機。
日本石油輸送・日本オイルターミナル所有。JR貨物に車籍を置く貨車。高速貨物列車で使用される。
しなの鉄道所属
戸倉車両基地所属電車。しなの鉄道直通列車で使用。
直江津 - 新潟間及び貨物支線
JR東日本所属
- E653系1100番台
新潟車両センター所属交直流両用特急形電車。
特急「しらゆき」で使用。かつては「おはよう信越」・「らくらくトレイン信越」及び後身の快速「信越」でも使用された。
- E129系0・100番台
新潟車両センター所属電車。快速及び普通列車で使用。
一部列車でワンマン運転を行う。
新潟車両センター新津派出所所属ジョイフルトレイン。
臨時快速「越乃Shu*kura」及び派生列車で使用。
- キハ110系200番台
長野総合車両センター・新潟車両センター新津派出所所属。
長野車は宮内 - 長岡間飯山線直通列車、新津車は新津 - 新潟間磐越西線直通列車で使用。
新潟車両センター新津派出所所属。新津 - 新潟間磐越西線直通列車で使用。
JR貨物所属
- EF510形0・500番台
富山機関区所属電気機関車。直江津〜新潟貨物T間で運用。
愛知機関区所属ディーゼル機関車。焼島 - 新潟貨物T間で運用。
北越急行所属
六日町車両基地所属ほくほく線用電車。
直江 - 犀潟間同線直通列車で使用。
えちごトキめき鉄道所属
- ET127系
直江津運転センター所属電車。元E127系0番台で、運用区間は直江津 - 長岡間。
妙高はねうまライン直通列車・普通直江津発長岡行最終・折返普通長岡発柏崎行最終で使用される。
過去の使用車両
国鉄民営化後の車両のみ記載。
JR東日本所属
長野総合車両センター・大宮総合車両センター・幕張車両センター所属特急形電車。
長野車は定期運用では特急「みのり」・急行「アルプス」・快速・普通「妙高」、大宮車は主に臨時列車や団体列車、幕張車は臨時快速「ムーンライトえちご」で運用された。
- 185系200番台
新前橋電車区(現・高崎車両センター)所属特急形電車。
高崎 - 長野間快速「信州リレー」で使用された。
長野総合車両センター所属の特急形電車。
定期列車では特急「あさま」「みのり」・急行「アルプス」「妙高」・「モーニングライナー」「おはようライナー」・快速・普通「妙高」で使用された。
- E257系0番台
松本車両センター所属。松本 - 長野間快速や189系代走で「おはようライナー」で使用された。
- 485系0・1500・3000番台
新潟車両センター所属の交直流両用特急形電車。定期運用区間は長野 - 新潟間。
定期列車では特急「白鳥」「雷鳥」「北越」「はくたか」「みのり」、快速「くびき野」「ムーンライトえちご」、臨時列車では特急「そよかぜ」や臨時化後の急行「能登」で使用された。
長野運転所(現・長野総合車両センター)所属交直流両用特急形電車。
高崎 - 直江津間で特急「あさま」、軽井沢→長野で「モーニングライナー」として運用された。
上沼垂運転区(現・新潟車両センター)・長野運転所所属の急行形電車。
民営化後の定期列車では上沼垂車は急行「赤倉」、快速「ムーンライト」及び後身の「ムーンライトえちご」、長野車は長野県内の普通列車や快速「みすず」として運用された。
長野運転所所属の急行形電車。国鉄時代は急行として、民営化後は長野県内の普通列車や快速「みすず」として運用された。
- EF62形
田端運転所所属の電気機関車。高崎〜直江津間で急行「能登」、二本木〜黒井間で貨物列車の牽引を行なっていた。
- EF63形
横川運転区(廃止)所属の電気機関車。横川〜軽井沢間専用機。
長岡車両センター(廃止)所属の電気機関車。宮内〜長岡間で運用された。
長岡車両センター所属の交直流両用電気機関車。直江津〜新津間で運用された。
新津運輸区(現・新潟車両センター新津派出所)所属蒸気機関車。新津 - 新潟間で臨時快速「SLばんえつ物語」として使用されていたが、新潟駅高架化に伴い、信越本線乗入を終了。
新潟車両センター所属。臨時快速「SLばんえつ物語」の客車。
- 14系寝台車
尾久車両センター所属客車。寝台特急「北陸」で運用された。
青森車両センター(現・盛岡車両センター青森派出所)所属の客車。
高崎車両センター・長野総合車両センター・新潟総合車両センター所属近郊形電車。普通列車や快速で使用された。その後、211系3000番台転入に伴い、廃車された。
- E127系0番台
新潟車両センター所属。長岡 - 新潟間で2015年(平成27年)3月まで運用された。現在はえちごトキめき鉄道・南武線南武支線で運行中。
新津運輸区所属気動車。新津 - 新潟間で磐越西線直通列車及び区間列車として2020年(令和4年)3月まで運用された。
新潟駅保安装置変更に伴い、乗入不可となったため撤退。
JR東海所属
神領車両区所属特急形電車。
篠ノ井 - 長野間で特急「しなの」や臨時化後の急行「ちくま」として運用された。
- 313系1700番台
神領車両区所属電車。
篠ノ井 - 長野間で快速「みすず」として運用された。
JR西日本所属
- 485系
金沢総合車両所・京都総合運転所(現・吹田総合運転所京都支所)所属交直流両用特急形電車。
金沢車定期運用区間は直江津 - 長岡間で、特急「かがやき」「はくたか」として運用された他、長野 - 直江津間で臨時特急「スーパー雷鳥信越」としても使用された。
京都車は臨時急行「シュプール妙高・志賀」等で使用された。
- 489系
金沢総合車両所(現・金沢車両区)所属交直流両用特急形電車。
高崎 - 直江津間で特急「白山」「あさま」、急行「能登」として、直江津 - 新潟間で臨時特急「ふるさと雷鳥」として使用された他、681系の代走で「はくたか」として運用されたこともあった。
吹田総合車両所京都支所所属交直流両用特急形寝台電車。
直江津 - 新潟間で急行「きたぐに」として運用された他、冬季には臨時急行「シュプール妙高・志賀」として長野・黒姫発着で運行された。
- 681系0番台・683系0・4000番台
金沢総合車両所所属交直流両用特急形電車。
直江津 - 犀潟間で特急「はくたか」として使用された。JR車は通常681系0番台を使用したが、683系0番台が代走する場合もあった。
なお、上越線が除雪等の理由で運休となる場合、ほくほく線には向かわず、長岡まで乗入れた。
また、681系0番台は臨時特急「スーパー雷鳥信越サンダーバード」として長野 - 直江津間に乗入れたことがあった。
- EF81形
敦賀地域鉄道部(現・金沢総合車両所敦賀支所)所属交直流両用電気機関車。
寝台特急「トワイライトエクスプレス」「日本海」「つるぎ」牽引機。
宮原客車区→網干総合車両所宮原支所所属客車。
寝台特急「トワイライトエクスプレス」「日本海」「つるぎ」用。臨時急行「シュプール妙高・志賀」でも使用された。
JR貨物所属
- EF64形0番台
愛知機関区・塩尻機関区篠ノ井派出所属電気機関車。
篠ノ井 - 北長野間で使用。貨物列車及び急行「ちくま」を牽引した。
北越急行所属
- 681系2000番台・683系8000番台
JR西日本金沢総合車両所委託管理交直流両用特急形電車。JR車と共通運用。
関連タグ
- 信越放送:名称が実態と合っていないもう1つの例。