パラリンピック
ぱらりんぴっく
パラリンピック(英語: Paralympic Games)とは、国際パラリンピック委員会が主催する身体障害者を対象とした世界最高峰のスポーツ競技大会のこと。オリンピックの後に開催される。
脊椎損傷者を意味する"paraplegia"と、オリンピック"Olympics"を合わせた合成語だったが、後に視覚障害者なども出場するようになったため、最初の「パラ」は平行という意味の"parallel"という解釈になった。
選手により障害の部位や度合いが大きく異なるため、各競技とも「クラシファイア」と呼ばれるクラス分け委員によって細かいクラス分けがされている。
かつては知的障害者の種目もあったが、偽障害者(低学力で加味したケースがあった事から)の問題が発生したため一旦取りやめになり、ロンドン大会で一部のみが実施された関係もあって、後述の「スペシャルオリンピックス」が彼等の大舞台とされている。
ちなみに、オリンピック委員会公式のゲームアプリがGoogle Play、App Store(iPhoneシリーズなど)でリリースされている。
1948年にロンドン郊外にあるストーク・マンデビル病院の医師ルートヴィヒ・グッドマン博士が、第二次世界大戦で脊髄を損傷したイギリス軍の傷痍兵の心と体のリハビリの一環として、スポーツ競技会(ストーク・マンデビル競技大会)を提唱したのが始まり。日本ではグッドマン博士の弟子である中村裕氏が、パラリンピック実現に奔走した。
当初は入院患者のみの参加だったが、1952年にオランダが参加したことにより、ストーク・マンデビル競技大会は障害者による初の国際的な競技会になった。
1960年のローマオリンピック後に開催された第9回ストーク・マンデビル競技会は後に、第1回パラリンピックとされ、1964年の東京大会では初めて「パラリンピック」の愛称がついた。
1976年には第1回冬季パラリンピックが開催。1988年のソウル大会から「パラリンピック」が正式名称になり、IOC(国際オリンピック委員会)が初めて大会に関与した。
翌年にはIPC(国際パラリンピック委員会)が設立され、2000年にはIOCとの間で協定が結ばれ、パラリンピックはオリンピック後に開催すること、オリンピック開催都市で行うことが義務付けられた。
『 失われたものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ。 』
夏季パラリンピック
回 | 開催年 | 都市 | 国 |
1 | 1960 | ローマ | イタリア |
2 | 1964 | 東京 | 日本 |
3 | 1968 | テルアビブ | イスラエル |
4 | 1972 | ハイデルベルク | 西ドイツ |
5 | 1976 | トロント | カナダ |
6 | 1980 | アーネム | オランダ |
7 | 1984 | ニューヨーク/アイルズベリー | アメリカ/イギリス |
8 | 1988 | ソウル | 韓国 |
9 | 1992 | バルセロナ | スペイン |
10 | 1996 | アトランタ | アメリカ |
11 | 2000 | シドニー | オーストラリア |
12 | 2004 | アテネ | ギリシャ |
13 | 2008 | 北京 | 中国 |
14 | 2012 | ロンドン | イギリス |
15 | 2016 | リオデジャネイロ | ブラジル |
16 | 2020→2021※ | 東京 | 日本 |
17 | 2024 | パリ | フランス |
18 | 2028 | ロサンゼルス | アメリカ |
19 | 2032 | ブリスベン | オーストラリア |
※2021年に延期
デフリンピック
聴覚障害を対象としたスポーツ大会で、1924年設立の『国際ろう者スポーツ委員会』(英:ICSD、仏:CISS)が主催。
実はパラリンピックよりも歴史が古い。
夏季大会は1924年(フランス・パリ)、冬季大会は1949年(オーストリア・ゼーフェルト)より開催。
ICSDは1989年のIPC設立時に参加したが、1995年、パラリンピックの方向性をめぐり、国際手話によるコミュニケーションとオリンピックと同じルールによる大会運営を主張し結果として脱退している。
スペシャルオリンピックス
知的障害を対象としたスポーツ大会。
競うというよりも成果を発表するという側面が強いため、全員を表彰するなどの特徴がある。
スポーツ組織として活動、1968年に第1回が開催。(アメリカ・イリノイ州シカゴ)
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ラブライブはかつてスクールアイドルの甲子園などと呼ばれていましたが。μ’sからAqoursまで4年の時間が経って、秋葉ドーム大会が実現したからには、もう甲子園というよりオリンピックレベルじゃね?って思いました。 そしてオリンピックって事はパラリンピックがあっても良いんじゃないか?という発想からこんなの考えてみました。そもそもこれまでμ’sやAqoursが信条として来た「諦めなければ夢は叶う」「頑張って努力すれば、輝いて立派なアイドルになる」的な考え。これがオリンピックになぞって考えると、才能の無いスポーツ選手が努力や頑張りでオリンピックに出場したのだとしたら、パラリンピックはいわばIOCが作った障がい者への可能性の幅を広げた祭典と言えます。 ならいつだったかスクスタのせつ菜さんが言ってた「スクールアイドルには無限の可能性がある」という言葉。これにも障がいを持つ人にだって可能性があるってことじゃないかと思い。夢中になって書きました。 勿論、ラブライブが架空の大会であって、スクールアイドルも空想の存在なのは分かってます。ただ・・・そこに障がい者に活気を持たせる意味でも、こういう大会の導入ってありではないかと私は思うのです。 ラブライブは新しいシリーズが始まり、いずれアニメ化もされます。勿論、こんな話がアニメ化されることは絶対にないでしょう。だから、せめてこんなくだらない話の中でもせめて誰かに知って欲しい。 可能性というのは、誰しもあるもので最初から諦めるものでもない。自分が障がいがあるからというハンデを欠点としてではなく、一つの可能性として見出して欲しい。そう願いを込めました。 この話を読んだあなたが・・・くだらないと思うか、それとも会っても良いと思うかは、分からないしあなた次第です。でもせめて何か、これまでの見方の変化や気持ちの変化。何かを得てくれたら幸いです。 ラブライブ嫌いは気分を害されないように気を付けてご覧ください。 長文失礼しました。9,359文字pixiv小説作品