概要
イスラエルを代表する都市で、経済・学術・交通・文化の中枢をなしている。
ヘブライ語でתֵּל־אָבִיב, 英語でTel Avivと表記される。
かつては古代都市ヤッファ郊外に広がる砂丘に過ぎなかったが、20世紀初頭以降に始まったユダヤ人入植者による開発以降拡大を続けている。
人口は約45万人。しかしテルアビブは非常に狭く、郊外の市を含むと380万人もの大都市圏を形成しており、実質的に同国最大の都市と言える。
地中海沿岸部はリゾート地として開発され、全体的に白い建造物が多く、「白い街」とも呼ばれ、世界遺産に登録されている。
イスラエルというと危険な国のイメージが強いが、それはガザやパレスチナなど一部地域の話であり、テルアビブの治安は良好である。
また、エルサレムと異なり非宗教的かつLGBTフレンドリーな街であり、イスラエル・パレスチナ各地のLGBTが移住あるいは逃亡して暮らしていたりイスラエルのメジャー宗教であるユダヤ教とイスラム教の食品規定を満たさない食品や料理が平然と売られている。
イスラエルの首都?
イスラエルはエルサレムを首都だと主張しており、首相官邸や裁判所、国会などの政府機関をエルサレムに設置しており、事実上首都として機能している。しかし、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であり、かつて国連の永久信託統治下、第一次中東戦争後東部をヨルダンが統治していたこともあり、国連はもとより国際社会から承認されていない。それゆえ各国大使館、国際的なNPOやNGOの事務所は建国時首都であったテルアビブに置かれている。