ギリシャの首都。現地表記はΑθηνα。ギリシャ南部に位置する。
主な観光名所はパルテノン神殿
1896年の第1回近代五輪と2004年の五輪の開催地となった。
名前の由来はギリシャ神話の女神アテナ、古代名はアテナイ、漢字表記は雅典。
古代ギリシャでの繁栄についてはアテナイの記事を参照。その後、中世にかけてはマケドニアからローマの支配下に入って民主政も解体し次第に衰退していく。東ローマ帝国の時代に入ると帝国の上層部はギリシャ人となるが、ギリシャの中心都市はコンスタンティノープルとなりアテネは地方都市に過ぎなくなった。東ローマをオスマン帝国が征服しギリシャをイスラム教徒が支配するようになるとさらに衰退、オスマン時代後期には人口数千人の小都市に過ぎなくなった。
転機はギリシャの独立である。支援した欧米列強は古代ギリシャの繁栄復活を願い、ギリシャ人にも古代復活を望む人々が主導権を握り、アテネを首都として再建する事になる。パルテノン神殿やアクロポリスなどの残存した古代遺跡は観光資源となり、古代建築を復興した新古典主義の建物が立ち並んで街並みを構成した。また、アテネ大学などの教育機関で古典文化が復興する。今日では都市圏で人口300万人を上回る大都市に成長している。
漫画『ハヤテのごとく!』に登場するキャラクターは天王州アテネを参照。
YouTubeチャンネル『アベル&アテネ』に登場するキャラクターはアテネ(アベルチャンネル)を参照。