作品情報
概要
他の週刊雑誌の名前やキャラをネタにする事も多い。
しかし一般的なラブコメ漫画よりも笑わせどころの手数が多いため、パロディギャグ漫画との見方をされることもある。なお公式には「執事喜劇」とのコピーが使用されている。
展開が非常に遅く、物語全体で1年分程(飛ばされた時期もある)しか描かれておらず、テレビアニメやOVAではサザエさん時空と化している。
そのため作中でハヤテが「そーゆーネタはやめて下さい、このまんがの設定は一応2005年です!」と突っ込んでいるシーンもある。(万が一本当に年を取っていたら今頃ナギは24歳である。)
物語の根幹にかかわる伏線などは結構初期から張られており、これは某おこちゃま先生とも共通している。
ちなみに連載途中でタイトルロゴが変わっている、数少ない漫画作品でもある(2012/04~、単行本でも32巻から変更)。
17巻までは、コメディ的な展開が主軸だったが、17~18巻の過去編、23〜25巻のアテネ編はファンタジー、バトル要素の目立つ極めてシリアスな展開、26巻以降はコメディ展開に戻ったものの、ルカがメインの同人誌対決編は、作者の漫画論や仕事論を持ち出した作風ゆえ、賛否両論。
アニメ化は四期まで制作されたが、アテネ編のアニメ化は実現しなかった。
アテネ編の映像化を望むファンは今でも多い。
2023年6月からはカラーページの再現や新規エピソードを追加した完全版が毎月2巻ずつ発売されている。
あらすじ
主人公である高校生の綾崎ハヤテは、両親が多額の借金を押付けて逃げたためヤクザに追われ、路頭に迷う。
しかし超がつくほどの大金持ちである三千院家の跡取り娘・三千院ナギと運命的(?)な出会いを果たし、彼女に借金を肩代わりしてもらう代わりに40年契約で執事を務めることとなる。
持ち前の不幸な体質で多くのトラブルに巻き込まれるが、超人的なスキルを活かしつつ,万能メイドのマリアや白皇学院生徒会長の桂ヒナギク、元クラスメートの西沢歩、大切な人天王州アテネなどと言った少女たちとのラブコメを含め個性溢れる人たちと楽しく生活する。
登場人物
三千院家関係者
愛沢家関係者
鷺ノ宮家関係者
橘家関係者
桂家関係者
西沢家関係者
瀬川家関係者
朝風家関係者
- 理沙の祖父
大河内家関係者
春風家関係者
※愛沢家のメイドも務めている。
- 千桜の両親
日比野家関係者
- アルマゲドン
- 文の母
天王州家関係者
東宮家関係者
綾崎家関係者
白皇学院関係者
- シャルナ・アーラムギル(CV:後藤沙緒里)
- 薫京ノ介(CV:日野聡)
潮見高校関係者
水蓮寺ルカの関係者
初柴家関係者
アレキサンマルコ教会(執事とらのあな)関係者
- ソニア・シャフルナーズ(CV:堀江由衣)
- リィン・レジオスター(CV:諏訪部順一)
- フォルテシア・ニース(CV:前田敏子)
アニメオリジナル
ゲームオリジナル
劇場版オリジナル
実在の人物
テレビアニメ
テレビアニメシリーズは全4作制作された。映像化されたのは原作12巻、13巻収録の咲夜の誕生日のエピソードまでで劇場版以降はアニメオリジナルエピソードと原作後半のいくつかの短編をアニメ化しており、多くの伏線が回収されるアテネ編を始めとした重要エピソードは全く映像化されていない。
またシリーズごとに制作会社がコロコロ変わる。
第1期
2007年4月1日から2008年3月30日まで、テレビ東京系列局(TXN)を中心に放送された。全52話。
現実の季節と合わせる為に作中の時系列が変更されており、原作にないエピソードやキャラクターが多数登場するなど、アニメオリジナル要素が目立つ作風になっている。後の原作が賛否両論な展開となって完結した今となっては、大団円な最終回を迎えた第1期は未だに根強いファンが多い。
放送時間がお子様も視聴する日曜朝10時だったということもあり、パンチラやお色気シーンは極力抑えられたが、それでも明らかに低年齢層はまず知らないであろうネタや、同時期に連載とアニメ化が行われた同じパロディギャグをふんだんに使う銀魂にも比肩するレベルのパロディネタ(同誌・他誌・スポンサー企業の商品から全く関係ない企業の商品をネタにしたり)、更にはほぼ大きなお友達しかわからないネタもかなり多かったため、深夜34時アニメと称されたことも。原作においてもハヤテが「朝からやっていいんですか!?このマンガのアニメを!」と突っ込んでいるシーンがある。
前番組が同じくサンデー連載作品の「メルヘヴン」だった関係から同作のキャラクターに似た人物がモブ出演していたり一部キャストが続投する形で「ハヤテ」に出演したりしている。
地上デジタル放送では16:9サイズのハイビジョン制作(アナログ放送は4:3サイドカット。但し、一部地域除く)、テレビ東京系列局のみ字幕放送を実施。
監督は川口敬一郎。メインキャラクターデザインは堀内修。制作会社はシナジーSP。
オープニングテーマ
「ハヤテのごとく!」(第1話~第26話) 歌:KOTOKO
「七転八起☆至上主義!」(第27話~第52話) 歌:KOTOKO
エンディングテーマ
「Proof」(第1話~第13話) 歌:MELL
「Get my way!」(第14話~第26話) 歌:川田まみ
「Chasse」(第27話~第39話) 歌:詩月カオリ
「木の芽風」(第40話~第52話) 歌:IKU
第2期
タイトルは『ハヤテのごとく!!』
2009年4月から9月までテレビ東京系列で放送された。全25話。
第1期の続編にあたるアニメ第2期だが、スタッフは変更されており、放送時間は深夜枠に移動。
前作に度々あったパロディネタの自主規制描写はカットされた。
また、殆どのエピソードが原作通りの順序・展開で描かれており、そのため前作のアニメオリジナル展開とは矛盾する描写もいくつかあった(ヒナギクと歩の交友関係など)。
放送に先駆け、第0話「アツがナツいぜ 水着編!」を収録したOVAも発売されている。
監督は岩崎良明。キャラクターデザイン・総作画監督は藤井昌宏。制作会社はJ.C.STAFF。
オープニングテーマ
「Wonder Wind」 歌:ELISA ※25話ではEDテーマとして使用
「daily-daily Dream」 歌:KOTOKO
エンディングテーマ
「本日、満開ワタシ色!」 歌:桂ヒナギク with 白皇学院生徒会三人娘(伊藤静 with 矢作紗友里&中尾衣里&浅野真澄)
「カラコイ?だから少女は恋をする?」 歌:三千院ナギ&綾崎ハヤテ(釘宮理恵&白石涼子)
劇場版
タイトルは『劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』
2011年8月27日より、『劇場版 魔法先生ネギま! ANIME FINAL』と同時上映で公開された。
夏休みの最後に、ハヤテ達が田舎に訪れた時の話。
監督・キャラクターデザインは小森秀人。脚本は小林靖子。制作会社はマングローブ。
主題歌
「Heaven is a Place on Earth」 歌:fripSide
オープニングテーマ
「僕ら、駆け行く空へ」 歌:水連寺ルカ starring 山崎はるか
第3作
タイトルは『ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU』
2012年10月から12月までテレビ東京系列にて放送されたシリーズ。
第2期より再びスタッフを一新した深夜アニメで、原作者原案のオリジナルストーリー。
原作者曰く、1期・2期を直接引き継ぐシリーズではなく、劇場版で培われた要素をフィードバックする「新アニメ」とされ。そのため、原作者は800枚程度のネームを書いたという(一時期連載も休載していた)。
持ち主の幸運を吹き飛ばし不運を呼ぶ、呪われた懐中時計「黒椿」を巡り、それを狙う者の陰謀にハヤテ達は巻き込まれていく。
監督・キャラクターデザインは工藤昌史。制作会社はマングローブ。
オープニングテーマ
「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」 歌:eyelis
エンディングテーマ
「恋の罠」「善き少女のためのパヴァーヌ」 歌:水蓮寺ルカ starring 山崎はるか
「Here I am, Here we are」 歌:綾崎ハヤテ&三千院ナギ&水蓮寺ルカ starring 白石涼子&釘宮理恵&山崎はるか
第4期
タイトルは『ハヤテのごとく!Cuties』
2013年4月からテレビ東京系列にて放送される深夜アニメシリーズ。
各話ごとにメインヒロインが交代する、原作エピソードからセレクトされた話を集めたオムニバス形式。
最終二話については原作者書き下ろしの第3期黒椿につながるオリジナルシナリオである。
予告では「ナイスキューティー」「キューティーメイト」とヒロインがバトンタッチをするのが恒例となっている。
メインスタッフは第3期と共通で、監督・キャラクターデザインは工藤昌史。制作会社はマングローブ。
オープニングテーマ
1春ULALA♥LOVEよ来い!!! 歌:桂ヒナギク starring 伊藤静
エンディングテーマ
ヒロインはここにいる! 歌:綾崎ハヤテ starring 白石涼子
アスタリスク 歌:三千院ナギ starring 釘宮理恵
急がばスマイル! 歌:愛沢咲夜 starring 植田佳奈
まんまるかくれんぼ 歌:鷺ノ宮伊澄 starring 松来未祐
ダイキライは恋のはじまり 歌:桂ヒナギク starring 伊藤静
ナ・ノ・キ・ス 歌:瀬川泉 starring 矢作紗友里
月の祈り 歌:水蓮寺ルカ starring 山崎はるか
Walkin' 歌:西沢歩 starring 高橋美佳子
POKER FACE for all 歌:春風千桜 starring 藤村歩
約束 オオヤギヒロオ 歌:マリア starring 田中理恵
水曜日のサンデー 歌:剣野カユラ starring 日笠陽子
Invitation 〜君といる場所で〜 歌:綾崎ハヤテ&三千院ナギ&マリア
starring 白石涼子&釘宮理恵&田中理恵
その他
ヒナギクの三枚目のアルバム、「HiNA3 Message」の初回版に新作オリジナルアニメPV
クリスマスの少年が収録されている。
2014年6月より、単行本の限定版としてOVAが作成されている。
ナギとヒナギク、歩とマリア、泉とルカを重点として計3巻。
製作は三期四期と同じマングローブ。
テレビドラマ
2011年に台湾のテレビ局八大電視(GTV)が、『旋風管家』のタイトルで実写ドラマ版を放送した。日本でも『ハヤテのごとく!~美男<イケメン>執事がお守りします』のタイトルで放送され、第1話のみアニメ版の声優が副音声をしている。
このドラマ版では登場人物の年齢が引き上げられていたり、ナギ達が通う白皇学院が大学になっているなど、原作と異なる点がある。
余談
- プロトタイプにあたる読切「ハヤテの如く」作中に、『こちとら「ときメモファンド」の借金で首も回わらねぇんだ!!!』というセリフがあり、コナミから「ゲームファンド ときめきメモリアルについての記述に事実と異なる不適切な点がある」として抗議を受けたため、小学館がサンデー誌面で謝罪した。この事件があったにもかかわらずコナミはアニメ「ハヤテのごとく!」のスポンサーとなった。
関連イラスト
関連項目
絶対可憐チルドレン 神のみぞ知るセカイ 魔法先生ネギま!・・・公式でコラボ・クロスオーバーあり
トニカクカワイイ:実質上の後継連載作。畑作品群の例に漏れず本作とのクロスオーバーもふんだんに行われているが、ついに単行本16巻にてハヤナギ主従がメインを張ってる書き下ろし「しゃしゃってる主従」を上梓。さらに単行本19巻では「師匠サンデー復活記念」と称して、ついに『ハヤテのごとく!2』と題した主従が再びしゃしゃってる話を上梓している。
コンビ・グループタグ
ハヤナギ ハヤマリ ハヤヒナ ハヤハム ハヤアテ ハムヒナ ナギハム アテヒナ ワタサキ
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外部リンク
ハヤテのごとく!とは (ハヤテノゴトクとは) [単語記事] - ニコニコ大百科