CV:遠藤綾
概要
『ハヤテのごとく!HEAVENISAPLACEONEARTH』に登場したオリジナルキャラクター。
映画公開前の情報では「鈴音」とのみ表記され、苗字は明かされていなかった。
夏休み終盤、西沢歩の祖母の家に滞在していた綾崎ハヤテの前に突然現れた謎の少女。
彼の背負う借金に値する一億五千万相当の金剛石を渡し、執事を辞めることを要求した。
更に三千院ナギとついでに白皇学院生徒会三人娘、剣野カユラを遊園地のような結界へ幽閉。
ハヤテ達からナギの記憶を奪い、お嬢様はマリアだったというニセの記憶を刷り込んで、
ナギの存在を完全に忘却させようとした(ただし記憶は奪えても感覚までは完全に変えられないらしく、自分がお嬢様であると言う記憶を植え付けられていたマリアはバーベキューの段取りを反射的にこなしたりと「つい体が勝手に動いてしまう」と違和感を覚えていた)。
また記憶操作を施されたのは最初から田舎へと来ていたハヤテ達だけで、後から合流した伊澄や咲夜の記憶までは手が及んでいなかった。
それでもナギが諦めない様子を見せると、彼女を観覧車の中に孤立させ、
殺害を示唆する言葉までも発した。
その正体はハヤテの父方の祖母・綾崎鈴音の亡霊。
劇中での姿は若い頃のものであり、本来は相応に年老いた容姿で亡くなった模様。
一連の事件を起こした動機は、ナギのワガママに翻弄されるハヤテの姿を見て、
「借金に縛られ、身勝手な主の下で不幸な人生を送っている」と感じたからであった。
しかし、ハヤテがナギとの絆によって記憶を取り戻し、今自分が幸福であると語ったことで
自らの懸念が間違っていたことを悟り、ハヤテ達を結界から解放して成仏した。なお孫に託そうとした金剛石は最終的に桂雪路と薫京ノ助の手に渡った(二人は石の価値は知らない)。
結界が消滅した跡には、既に閉園した遊園地の廃墟が残されており、
それを見たハヤテは、この遊園地が生前の鈴音と遊んだ思い出の地であることに気付いた。
ナギも遊園地が楽しい場所であったことから、鈴音が邪悪な存在で無いことや自分を殺す気などもないことを悟っていた。
こんなに孫想いで良心的なおばあちゃんからなぜあのような人間のクズと言うべき息子が生まれてしまったのやら・・・。