亡霊とは亡き者の霊、もしくは死者の塊のことを指す。
幽霊と亡霊の違い
幽霊は手や足などがない例が多く、逆に亡霊はこちらに手を振ったり人間と同じ行動をとる。
○心残りがあるもの(幽霊の場合)
何らかの理由で死にきれないが故に幽霊になったものであり、それが何であるかが重要なカギとなる
基本的に、その原因にけりをつけて成仏することになる
生前やり残した目的を達成するために幽霊となり、尚頑張っているもの
多くの場合言い知れぬ悲しみや深い恨み等を明示的に持っており、
事が解決して心が晴れ成仏するか、或いは阻止されて倒されてしまう
生前の目的を達するために幽霊になったはいいが、その目的を忘れているもの
多くの場合、どこかしらのタイミングで目的を思いだし上記に移行する
成仏したいが生前の罪(業)によってできないもの
悪行(自殺も含む)の罪深さによって、閻魔に成仏を拒否もしくは保留されている状態。
成仏できるかは刑期と反省次第である。悪質な場合は一定の場所に監禁されたり、霊の刑場に連行されて地獄の責め苦を受けることになる。常に鬼の監視下に置かれているので持ち帰ることはないが、現場で憑依する事はある。
○心残りが無いもの(亡霊の場合)
幽霊として存在し続けることに意義がある『死を生きる生命体』であり、成仏しない。
また、前者が自身の目的を離れて遊び始めると、後者に近くなる(西行寺幽々子・貞子など)
スタンドや祖霊のように、今生きている者への影響を目的とするもの
使命を果たすことが目的なのは同一だが、それが「生前のやり残し」ではなく
死後も相変わらず業務を継続しているとか、新たに何かするために幽霊となっている者
どちらかというと精霊や祖霊の方が近いかもしれない
生前の如何によらず、最早気にしていないか果たす必要がないもの
生前○○が大好きで死んでもまだやっているというものや、幽霊になった理由がどうでもよいものなど
「絶対に幽霊である必要」が無いものであり、要するに「設定上幽霊」である
稀に、やり残しがある幽霊が事件解決後も仲間としてついてきてこれになる場合もある。
出現場所
主に廃病院や廃ビル、廃車置き場などの心霊スポットに住み着いている。
最近ではそこに人々が足を運んで、霊を観察するという風物詩が夏に行われているが、
幽霊に取りつかないよう、塩を持って行ったほうが良い。
一方、亡霊や幽霊は400年で消えると言われている。
事実関ヶ原の噂が2000年(ちょうど400年でもある)以降消えたという話もある。
ただ、そういった血生臭い場所や不穏な出来事があった場所は所縁のある霊のみではなくよそからきた霊もいるらしいので無闇に行くのは控えよう。
霊の刑場のような特殊な場所では次から次へと受刑霊が入所してくる為、半永久的に消えない可能性が高い。
比喩表現としての亡霊
主に小説やアニメなどで用いられる、特定の人物と全く同じ考え方もしくはその人物が遺したものが指される。これらは大抵の場合は主人公サイドと敵対する敵の総大将や恐ろしい悪人について用いられる。
それらを、総じて亡霊と表現するケースが多く見られる。