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事件一覧編集

ゲームクリエイター852話氏への誹謗中傷編集

上記の自宅凸事件に加え、仕事用メールやDM、まとめサイト、匿名掲示板等に殺害予告を含む大量の誹謗中傷が投稿されていた。


AI魔女狩りの始まり編集

852話氏が手描きだと投稿したイラストが、novelAIで似た画像が出力される、細部がおかしいなどを理由に

「AIイラストを手描きだと偽っている」として炎上

852話氏は該当イラストのPSDや、別絵のタイムラプスを投稿するも反AIは納得せず

レイヤー構成がおかしい、塗りがおかしいとして誹謗中傷を継続した。

この手描きイラストをAIイラストだと決めつけて叩き、製作者が否定しても叩くのをやめない様子が、魔女裁判と酷似しているとして

のちにAIイラスト魔女狩り、略して「AI魔女狩り」と呼ばれるようになった。


少年ボイスRVCが炎上編集

852話氏は、2023年4月19日「RVC甥の声(リアルショタ)許可済」

2023年4月23日「RVC 甥と甥の弟(リアル小学生)のボイスデータ「ごんぎつね」をがんばって新録してもらいました。両親・本人ら快諾済」というRVC動画をXに投稿し

5月26日ぶっきらぼう少年ボイス RVCデータ「友夜-yuuya-」をboothにて販売した。

このRVCは852話氏の声と知人男性の声を編集したもので、852話氏には甥は存在しておらず、甥という設定のコンセプトで作られたものだったが、「甥」という言葉だけが独り歩きしていった。

またboothにて『ぶっきらぼう少年ボイス RVCデータ「友夜-yuuya-」』の紹介文に「リアル少年の声を収録しています」と書かれていたため、このリアル少年とは852話氏の実在する小学生男子の甥で、甥の声を機械学習に使ったものだと憶測が飛び交った。

そして反AIの間で伝言ゲームを繰り返すうちに

・実在する小学生男子の甥の声を、本人や家族を騙して収録した

・学習データを許可を得ず勝手に高額販売している

・児童ポルノ的用途を推奨してる

・852話氏はペドフィリアである

子供を切り刻んでAIに詰めて商品として市場に売りに出している

と、どんどん内容が変質していった。

デマ訂正と説明 RVCショタボイスに関して


そして裁判へ編集

852話氏は2023年5月頃から弁護士を通して、誹謗中傷を行った反AIに対し

十数件のIP開示請求と訴訟を行い、現在(2024年12月時点)も開示請求と訴訟は続いている。

一部の訴訟では示談が成立し、示談金が支払われた。

また、示談が成立せず訴訟が提起された1件では、被告が裁判所に出頭しないまま審理が終了したため、852話氏が勝訴し

2024年4月10日に判決が言い渡された。

この判決は反AIの誹謗中傷に対する裁判第一号である。

本人は、誹謗中傷への裁判でありAI技術の是非とは別であること、他人への叩き棒にしないよう氏は呼びかけている

この敗訴した被告に対して852話氏は差し抑えを行っている。


Mimicβ版潰し編集

8月29日、ラディウス・ファイブ社の「15〜30枚程度のイラストから画風を学習(追加学習)し、似たタッチのイラストを生成」するAI画像生成サービスmimicのβ版がリリースされた。


しかし「悪意のあるユーザーが勝手に自分の作品をmimicに機械学習させ、AI生成物を自分の作品として発表してしまうのではないか」などの危惧から、数多くの批判が寄せられた。

mimicβ版のガイドライン上では「他人のイラストを勝手にアップロードし機械学習」する

いわゆる「無断学習」と呼ばれる行為は明確に禁止されていたが

ラディウス・ファイブ社、ならびにmimicのPRやヒアリングに協力したクリエイター、たんたんめん氏に対する誹謗中傷に発展し

mimicβ版は僅か1日でサービスを停止する事になった。


その後mimicはガイドラインを改定し、利用登録を審査制にする、生成したイラストはツイッターアカウントと紐づいて公開される、利用規約違反を報告できるフォームを設置するなどの不正利用対策を施した上で、11月に復活した。

この炎上事件について「mimicの追加学習は汎用的な技術であり、すぐに海外で類似のサービスが登場するだろう。そうなる前に日本がAIイラスト分野を主導しなければならない、mimicを潰して喜んでいる場合ではない」という指摘があった。その指摘通り、10月にはNovelAIがリリースされ、12月には絵柄を簡単に追加学習できるLoRAが開発された。

イラストAI「mimic」のヒアリングに協力したことで批判を受けているイラストレーター、たんたんめんさんが経緯と私見を投稿

mimic公式の声明


また、2022年9月8日と16日にVtuberディープブリザード氏がmimic開発者と対談した動画と11月7日にmimicを活用した動画は、反AIからの強い非難を受けて

12月17日に非公開となった。

mimic炎上事件以降、AI反対活動及びAI反対者に対して

反AIという呼称が急速に使われ始める。

Twitter上でイラスト投稿者が「AI学習禁止、無断学習禁止」の文言をプロフィールに掲載しはじめる。

2022/8/29「AI学習禁止」がtwitterでトレンド入り


その後、ラディウス・ファイブ社は2024年6月25日、イラスト制作補助ツールcopainterをリリース。

線画と下塗りを入力すると自動で着彩してくれる「AI着彩」、ラフスケッチを線画に変える「AIペン入れ」が搭載されている。

「AIペン入れ」は、手描きのラフを綺麗な線画に仕上げる機能で、Controlnetなど既存の技術「線画抽出」を改良したもの。


しかし、一部の反AI派からは「一部でもAIに頼る人は真の絵描きではない」「線画が盗まれる」「他人のイラストから線画を抽出する悪用の可能性がある」などの批判が出た。

ラディウス・ファイブ社は以前のmimicの時とは異なり、これらのクレームを完全に無視している。

特に2024年6月頃に線画の清書機能がリリースされた際は「イラストに猫の写真を被せると対策になる」という情報が出回ることもあった。(6月頃のTwitter検索結果

copainterは手動でプロンプトを入力できる機能は限定的で、そのため関係性の薄く連続性のない画像を重ねると出力結果が乱れやすくなるのは一応事実ではある。


クリスタの画像生成AIパレット試験実装潰し編集

11月29日、セルシスがクリスタにStablediffusionを使用した「画像生成AIパレット」の試験的実装する予定だと発表。

同月にAdobeが自社製品に画像生成AI機能(のちのFirefly)を搭載する発表があったため、画像生成AI搭載のペイントソフトは今後主流になると見込まれ、セルシスは試験的実装を急いでいたと見られている。

この発表は反AIから激しい批判を浴び、セルシスは翌月12月2日に仮実装を撤回した。

「CLIP STUDIO PAINTへ画像生成AI機能を搭載しないことといたしました」

Mimicに続いてクリスタの生成AI機能仮実装を潰した事で、日本のAI開発は遅れる事になり反AIへの不満が一気に高まり始める。


赤松&山田議員への誹謗中傷編集

参議院議員の赤松健氏は一早く生成AI問題のために動いていた。

Midjourneyリリース以降、特にNovelAI正式サービス後に無断学習や無断i2i被害や絵柄の模倣など、赤松議員の元にAIイラストに関する苦情が寄せられていた。

そのため2022年度末頃、赤松議員は弁護士や文化庁やクリエイターなど各種有識者からヒアリングを行っていることをXで報告している。

2022年9月15日のフランス視察でAI作画等について現地クリエイターと意見交換


2022年頃の反AIは「漫画村を潰した実績のある赤松議員が生成AIを規制し違法化してくれる」という論調で期待していた。

しかし、赤松議員は、2023年1月8日「驚異の進化を遂げる画像生成AI ~赤松健の現時点での提言~」動画を投稿した。

日本が今後AIとどう向き合うべきか?と、前職漫画家の経験を活かしクリエイターとしての立場から提言するものであり、生成AIを普及しつつも規律や法解釈でクリエイターの権利保護をしようという内容であった。


つまりAIを完全に禁止にしたり違法にする内容ではなかったため、赤松議員に期待していた反AIは落胆し、2月6日ASCII.jpのASCII.jp「画像生成AI、珍しく日本が勝つチャンス」発言で怒り、3月23日Stability AI社のCOO・伊藤錬氏と会合し笑顔のツーショット写真を投稿した事に対して大激怒。

赤松議員は複数のAI企業と交渉し、AI企業とクリエイターの間で適切な報酬システムを構築しようと試みていましたが、反AIはこの提案を受け入れず赤松議員はクリエイターの期待を裏切ったという論調で、反AIは激しい誹謗中傷を行うようになった。


2023年6月10日、赤松議員は国際著作権シンポジウムでAIの法規制やガイドラインの策定が難しい現状を述べ、AIの適切な利用と著作権保護のバランスを模索していることを強調した。

この講演で画像生成AIの規制派という意味合いで「反AI」という表現を使い、お絵描き初心者~中級者の反AIから苦情が殺到していると述べた。

公の場で議員が反AIという言葉を使ったのは、これが初である。

赤松議員は講演でクリエイターへの利益還元のため公式絵柄LoRAや絵師版のJASRACのような組織を作ろうという提言をしている。


反AIは自分たちを反AIと表現された事、陳情を苦情扱いされた事、初心者~中級者扱いされたこと、公式絵柄LoRAや絵師版JASRACを作ろうとしている事に対して激怒し、赤松議員へ誹謗中傷を行った。

赤松議員を見限った反AIは、次に同じく漫画村を潰した実績を持つ山田太郎議員に過度な期待を寄せるようになった。

しかし、山田太郎議員も赤松議員と同意見であった。


山田太郎議員は2022年8月頃よりAI問題に取り組んでいた。

『#山田太郎のさんちゃんねる』【第504回】でAI問題について触れており、2023年3月29日には国会で質疑を行い30条の4の但し書きの解釈について大臣に質問し、「著作権法の解釈は司法判断に任せるのではなく立法府で議論してルールを作るべき」という主張を行っている。

そして山田太郎議員は2023年6月28日に「山田太郎のさんちゃんねる【第542回】議員になって、早一年!赤松健議員、1年間を振り返り!」で、赤松議員をゲストに招きAI問題について触れた。

AI問題に対して単純に反対するのではなく、AI促進と著作権侵害問題を分けて考える必要性があり、特に反AIのような感情的な議論は避けるべきであると指摘した。

そのため反AIは「山田議員はクリエイターの期待を裏切った」という論調で誹謗中傷を行うようになった。


なぜ両議員は反AIに同調せず、反AIを切り捨て現実的なAI規制案を模索したのか?

漫画村問題の際、山田議員と赤松議員は表現の自由を守るため、通信ブロッキングに反対した。

当時、出版業界や政府内部から要求があったが、両議員は検閲の恐れがあるとして反対姿勢を貫いた。

とくに赤松議員は無断転載の被害当事者でもあったが、ブロッキングには一貫して慎重な姿勢を見せた。つまり、両議員の対応は「表現の自由を守る」という原則を守ったものでありAI問題に関しても、短慮なAI規制や法改正をして表現の自由を損なう事を危険視したからである。


赤松健議員が深く関わっているマンガ図書館Zが2024年11月5日午後7時、突然閉鎖が決定したことをX上で発表する。閉鎖理由としてはマンガ図書館Z自体の発表では「クレジットカード決済代行会社からの通達があり解約に至った」と説明、赤松健議員のXアカウントにてもう少し詳しく説明、そして11月6日夜に山田太郎議員と赤松健議員がYouTube緊急生放送をしてさらに詳しく解説している。細かな経緯は本記事の趣旨から外れるため割愛する。

ここで反AIアカウントが「マンガ図書館Zの親会社が販売するリアルな児童を出力した生成AIコンテンツが原因で、子会社であるマンガ図書館Zが解約された」という憶測を5日の午後11時という閉鎖発表から数時間で投稿、約22時間ほどで2000RP、72万インプレッションと拡散される。しかしこの投稿から1日後にあった上記の配信にて、現役の国会議員直々にデマと断言、否定されている。仮に合っていたとしても憶測がたまたま合っていただけに過ぎず、不確かな情報をあたかもそれらしく発信したという問題点には変わりない。6日の午後10時ごろに当該ツイートは削除されている。


その後11月9日にはまた同じアカウントが動画を元にし赤松議員と、彼に意見を寄せた人の意見をわざと混同させるスクショ切り抜きという悪質なデマを投稿。上の投稿はまだ「個人の推測がたまたまバズって既成事実化かのようになった」という言い訳も立つが、今回は動画をきちんと視聴していたら絶対に起こり得ない間違いであり、赤松氏のアンチですら看過できないと多方面から批判された。ちょうどX(Twitter)にてブロックされているユーザーでも投稿の閲覧、またコミュニティノートは付けられるようになるアップデートが入った直後なのもありコミュニティノートが付けられたが、「間違いがあった」とだけ述べ投稿を削除した。


どれだけリアル調の絵柄や設定や見た目がロリキャラであっても日本における「児童ポルノ」にフィクション、非実在児童は含まない。だがしばし非実在児童も含むようにする請願などが提出され、そのたび表現の自由を掲げる人々、実在の児童の権利を守ることを重視する人々では長年戦いが行われているのだが、「AI児童ポルノ」といった造語を作りそれらを蔑ろにするという点でも反AIユーザーの言動は批判されている。


ちなみに海外ではフィクションも「児童ポルノ」に含むこともあり、実在しない絵を取り締まる方がコストが低いため警察や活動家が点数稼ぎにフィクションばかりを槍玉にあげることで、本来保護されるべき実在する児童の被害者が蔑ろにされかねないという指摘もある。不適当な規制が持つ副作用として、医療や事件の記録のためであっても子供の裸や類するものの扱いが難しくなり正しい情報の保存や伝達に支障をきたす例もある。


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2024年11月7日に株式ナンバーナイン自身も状況を説明。マンガ図書館Z関連の話自体に新規の情報はなかったが、この騒動の余波を受けて、以前は生成AIであることを明記すればと条件つきで販売していていた生成AIコンテンツを取り扱い停止すると発表。またロリショタのアダルトコンテンツも一部販売停止とも発表した。

当該ポストでは「この決断に至った背景は、AI技術の発展に対して法整備が追いついていない状況下で権利侵害の有無を正確に判断するのが困難であること。「ナンバーナイン」をご利用いただく作家さんからAI作品の取り扱いについて不安視する声を頂戴していること。そして、こうした不安定な状況のままサービスとして現状の基準を貫く道義が見つからないことが挙げられます。」と述べており、取引相手に反AIの作家がいること、コンテンツを扱う企業が「AI技術の発展に対して法整備が追いついていない状況下」と現行法を正確に把握しているのか怪しい文言を投稿していることを疑問視する声もある。「現行法では合法だが改正を求める声がある」であれば事実であるが、「追いついていない」というのはいわゆる反AIの主張にかなり寄った言い方である。


黒川ひゅい.氏AI魔女狩り事件編集

(どなたか追記お願いいたします)




あらいずみるい氏AI魔女狩り事件編集

スレイヤーズシリーズの挿絵で著名なイラストレーター、あらいずみるい氏がコミックマーケット#C102にて頒布予定のルイルイ企画「るいるい亭にゅ10」と、うちわとクリアファイルを公開

したところ、

同人誌表紙絵とクリアファイルがAIイラストだとして

反AIが「ベテランがAI堕ちした」「盗用AIに手を出した」「AI明記せずに売るとは詐欺行為だ」と誹謗中傷と個人攻撃を行い、AI魔女狩りを行った。

この騒動で、あらいずみるい氏は反AIの誹謗中傷のターゲットの一人となった。


反AIがこの絵がAIイラストだと判断した根拠は、あらいずみるい氏が2022年12月8日にmeituでのi2i変換画像を投稿していた事、2023年5月12日にAIイラストを活用したイラストを投稿していた事、AI 生成メディア認識モデルHiveにてAIイラストだと検知された事である。

これに対し、あらいずみるい氏は8月15日に同人誌の表紙とクリアファイルは手描きであると、原画のレイヤー構成を動画で公開。


ほぼ同時期にHiveが手描きイラストをAIイラストだと誤検知する事も発覚した。

あらいずみるい氏を誹謗中傷していた反AIの大部分は謝罪する事なくアカウントを消し、

先鋭化した反AIは「レイヤーパカパカした程度で手描きだとは信じられない」「AI魔女狩りが起きるのは生成AIが存在するせい」「タイムラプスを出さないのはAIイラストの証拠」などと言い、レイヤー分割AI拡張機能(layerdivider)でAIイラストをレイヤー分けし手描きイラストに見せかけたに違いないと、さらにAI魔女狩りを継続した。

あらいずみるい先生に粘着を続ける反AI「レイヤー分けもAIで出来ました!」


なお、あらいずみるい氏のレイヤー構成は、1影2影など乗算レイヤーやスクリーンレイヤーで細かく分けられており、この動画のようにAIイラストをlayerdividerでレイヤー分割した場合、影やハイライトが一括でパーツ分けされてしまうので、あらいずみるい氏の動画のようなレイヤー構成にはならない。

またlayerdividerの製作者、抹茶もなか氏は「このツールはAIイラストの修正を容易にするための拡張機能であり、AIイラストを手描きに見せかける機能ではない」とコメントしている。


あらいずみるい氏はこの騒動について「ちょっとひどいと思った人のは記録ちゃんと残してる」と述べており、法的措置も視野に入れている事を匂わせている。

あらいずみるい氏へのAI魔女狩り事件に関連して、「反AI」「AI魔女狩り」という言葉の認知がAI問題を知らない一般人にも一気に進んだ。


AI朗読劇潰し編集

株式会社Lol主催の「~AI朗読劇シリーズ~ 『AIラブコメ』」、生成AIに恋愛ドラマの脚本を作らせて、声優が都内の劇場で朗読するというものだった。

声優陣には、人気アニメ「鬼滅の刃」や「BLEACH」などに出演経験がある19人をそろえ、2024年3月13~20日に講演が予定されていたが、反AIからの批判と脅迫により中止を余儀なくされた。


AIイラストを前面に出した広告が反AIの怒りを買い、「盗作脚本だ」「出演した声優の声を学習させても文句を言うなよ」といった批判が殺到した。

またAI朗読劇に参加していた立花慎之介氏が代表をしている事務所が日俳連に所属していたことなどから、反AI達は日俳連の #NOMORE無断生成AI 運動のタグを使い「日俳連が無断生成AI反対をしているのに無断生成AIを使用した劇をするとは何事か」と批判を浴びせた。


株式会社Lolは3月6日にこの朗読劇は文化庁のガイドライン通りの運営をしており問題は無いと経緯説明をしたが、ラノベ作家サカナ霧が株式会社Lol宛てに「開示しない場合は無事に開催されないことを祈っております」*「あなたの家族が拉致され臓器を抜かれ、他の人間と接続された状態で見付かったらどう思うか」と脅迫文を送る*など反AIの誹謗中傷は治まらず、3月9日に演者の安全を確保できず「関係者の皆様に多大なるご迷惑がかかる可能性」があるという理由で中止を発表した。


この騒動による経済的損失は推定1000万円に上ると言われており、日本俳優連合の #NOMORE無断生成AI 運動で潰された、クリエイターの仕事を奪うなと言いながら声優の仕事を奪った事例として議論を呼んだ。


AI Vtuber、絵藍ミツアへの中傷編集

AI Vtuber、絵藍ミツア

外見はVtuberディープブリーザード氏によるもの。

無断学習をせず一般から学習用画像をつのり、クリエイターから許可を得た画像のみで機械学習するモデルを製作し

アーティストに対する倫理的問題の改善を目指すプロジェクトである。

2022年12月頃より機械学習を行っている。

当初、学習枚数が少なかった初期は生成物のクオリティは低かったが

(Vroid画像からの機械学習は2023年の1月頃から行われていた)

3月に一般から学習用vroidを公募し始める、その時期より生成画像のクオリティが一気に上がり、当初は静観もしくは支持していた反AIも絵藍ミツアを叩くようになる。

そのため反AIは、絵藍ミツアが使用していたOpenCLIPと呼ばれる画像とテキストを関連付けるためのモデルが、SDを使用して学習されている事を問題視し

「クリーンな画像生成AIを謳っている癖に、嘘をついていた」として叩いた。


OpenCLIPに画像データは含まれていないため、著作権法上の問題は無かったが

絵藍ミツア側はAIモデルの倫理的問題の改善を目指すという方針のため

8月17日に「OpenCLIP使用のご報告と今後の方針」を公開

Mitsua DiffusionからMitsua Likesに名称を変え、モデル構造そのものを変更

OpenCLIPを使用せずにモデル制作を行うと発表した。


また、絵藍ミツア公式discordのお知らせに「少しでも反AIの空気を緩和させ、ポジティブな画像生成AIについて広められると嬉しいです」と書かれていたことに対し「反AI」という単語を使用した事に対して、反AIが「蔑称を使用している」として激怒。

なお、お知らせが書かれたのは2022年12月であり「反AI」はまだ蔑称ではなかった。


2024年12月にMitsua Likesを公開した際の投稿では炎上せず概ね好意的な反応が多い。

なお基盤モデルから許諾データ、著作権切れデータなどを集めて作った『クリーン』なAIとして2023年時点でAI Picassoが提供するものがあるが、それらはほとんど関心を集めていない。


商用利用が可能なAIアート用画像生成AI、EmiとManga Diffusionを無償公開


AI即売会に虚偽通報編集

2023年6月18日、AI生成物を展示頒布するAI即売会、AIけっとが開催された。

AIけっとで「展示者が偽造紙幣を販売している」として、複数の反AIが嫌がらせ目的で

警察に虚偽通報し、即売会に警察が到着する騒ぎになった。

実際のAIけっとで展示されていたのは、1960年代に赤瀬川原平によって発表された、

千円札裁判の名で有名な『復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)』という作品のオマージュ作品で、

京都精華大学の学生であり現代美術家のらぞ氏による"復讐の形態学 REMIX 2022"という、紙幣をその場でスキャンし、i2iしたものが造幣局のQRコードと共に印刷される。

その場で体験した人に作品の意味を考えてもらう現代美術であり、配布や販売はしていなかった。

ちなみに展示と共に販売されていたのは紙幣をi2iしたステッカーで、現在もboothで購入できる。

通報によって駆け付けた警察も問題ないと判断し、らぞ氏は解放された。


またAIけっとでは、反AIが展示者と参加者を盗撮し(盗撮行為は犯罪の上、無断撮影は禁止されている)SNSに乗せ「AIけっとは人気がまばらで閑散としている」と揶揄していた事も問題となっていた。


「クリエイターとAIの未来を考える会」理事、木目百二(鴨下全生)氏の会見と謝罪編集

2023年4月27日、NHKニュース7で、「クリエイターとAIの未来を考える会」理事の木目百二(鴨下全生)氏による画像生成AIの適正利用・法整備を求める記者会見が行われた。

しかし、同日に木目百二氏がもめん102名義で『ぼっち・ざ・ろっく!』のスカトロ18禁同人誌を制作し、FANBOXにて有料販売していたことが発覚。

『ぼっち・ざ・ろっく!』出版元である芳文社は二次創作をガイドラインで禁止しており、また木目百二氏が著作権者に対価を支払っていないことから

「クリエイターの保護を訴えながら、クリエイターから搾取している」「違法行為を行いながら合法のAIを非難している」と強い批判を浴びた。

木目氏はこうした批判を受けて4月28日にXで「出版元のガイドラインに従わない形で二次創作を行っていた」として謝罪した。


後出しで内容を変更する署名活動編集

前述の通り、2023年6月8日、オンライン署名サイトchange.orgにて「「AI法」を作り画像AI生成からクリエーターを守りましょう!!」署名が開始される。

漫画家の森川ジョージ氏も10ヶ月後の2024年4月8日に拡散し応援する一方、「AI生成物に関してのみ、親告罪ではなく非親告罪とする法律」の項には異を唱え、二次創作巻き添えの懸念、実効性・実現性、かつてTPPや「海賊版ダウンロード違法化(に伴うスクショ違法化の危機)」といった著作権にまつわる法改正騒動を知っている層などからも疑念の声が上がっていた。


この点について署名立ち上げ人を名乗るユーザーは2024年4月8日に「あれが完全な決定ではなく、とりあえずの案として記載しております」「貴重なご意見をありがとうございます 今後の署名ページの編集に反映させていただきたいと思います」と述べた。

署名ページに追記として「原則オプトインが実現すれば結果として非親告罪化も必要なくなる」(ので安心してほしい)と追加され「※こちらはあくまでも要望であって、この案のまま法整備されるというものではありません。」とも書かれるようになったが、そもそも法改正を求める署名に載せた改正案が「とりあえずの意見」という時点で相当な非常識である。

また今回は追記・補足という形ではあったものの、一度集めた署名の要望内容をあとから変えることを示唆した点についてもかなり異常だ。

10ヶ月越しの森川ジョージ氏のリアクションが無ければそのまま補足すらなく放置され続けていた可能性があった点にも注意が必要だ。


また署名の提出先は2024年12月3日時点で「文化庁デジタル庁岸田文雄」となっているが、岸田文雄元総理は同年の10月1日時点で総理大臣を辞任しており、署名ページの内容がメンテナンスされていない。


他には「他国でAI規制が進んでいる」といった点を取り上げているが、それらが「他国がAI規制しているぞ!」といった個人もしくはニュースサイトの投稿のスクショであり、元記事へのリンクが示されていない。

例えば「EUのAI規制」は話が進んでいること自体は事実だが、EU案はAIと一口にいっても内容でリスクを分類しており、サブリミナルな技法やソーシャルスコアリング等を許容できないリスクとして禁止に、逆にチャットボットやディープフェイク等は限定リスク・最小リスクに分類して行動規範の奨励に留めるといった内容である。ちゃんと調べればこの署名で求めているような「クリエイターの権利保護・海賊版の規制・無断学習禁止」といった要素とはほとんど関係ないし、そういった検証のための導線を切っている点に注意したい。


関連リンク

EUのAI規制法案の概要(PDF)


「人力でAIイラストを模倣した絵」使用のゲームのDLite移動騒動編集

2024年3月にDLsiteで発売された個人制作のR18ゲーム「ヤチヨノキヅナ」は当初、AI生成作品のタグ・フロア分けがないまま販売されていた。

作者は「まずイメージに近いものをAI生成で出力し、その生成物を一部もしくは大部分トレスをして線画を書き、塗りも模写を行っておりました。」と述べている。これは作者が自身の画風が嫌いで、だが物語を見せる作品を作りたいという気持ちの元で平均顔、無個性とも言われるAIの画風が適していると考えたためとしている。


当時のDLsiteサークルヘルプにおいて「AI一部利用」の「マンガ、ゲームの背景使用等、AI生成物の利用が限定的な部分に留まり、

購入するユーザー様が一部のみのAI利用であると納得いただけるような制作物の場合 ※自動補正や補間等、制作過程での機能の利用は該当しません。」に相当すると考えたという。

しかし発売後、DLsiteへAI生成作品ではないかという問い合わせが複数届き、作者は上記のような制作過程の説明・レイヤー未統合PSDデータ・元になったAIイラストを提出することになる。

DLsiteの対応は、その手法であってもメインコンテンツがAI生成である作品と判定し、AI生成作品として差し替え要請と至った。

2024年秋からはパッケージ版、翻訳版と新展開へ前進していることが報告されている。


現在ではDLsiteサークルヘルプにて【AIでの生成物をメインコンテンツとして利用している場合 ※制作過程であってもAI生成画像や技術をメインコンテンツ、キャラクター作成等にご利用している場合は「AI生成作品」に該当します。

例:「AI生成画像をトレスして描き直し・加筆した」「AI生成画像を下絵としてを利用し模写した」等】と表記されている。また音楽やノベル作品においての「一部利用」と「AI生成作品」に関しても、挿絵やカバー絵であったも本体データの30%以上の比率であれば「AI生成作品」にすると明文化されている。


比較として、pixivヘルプセンターにおいてはイラストでは「制作過程のすべて、もしくはほとんどをAIによって生成された作品。」「一定の指示を元に生成されたリソースをそのまま、または組み合わせて、あるいは軽微な加工や修正を経て投稿する場合。」とあり、また「小説作品で挿絵のみに利用するなど、AIによって生成されたリソースや作品を補助的なコンテンツとして利用する場合はAI生成作品設定を「はい」に設定せずとも構いません。」といった書き方になっている。

ただしpixivは基本的に無償で閲覧できる作品が大半であり、DLsiteは逆に有償の作品を多く取り扱うというプラットフォームの差は踏まえておきたい。


この件で特異な点とて、『AI画像をトレスした手描き絵(販売物の中にはAI画像は含まない)』という状況によって判断が変わりそうなコンテンツが可視化された点、実際に利用規約の曖昧な部分により論争になった点、また購入者も主にシナリオ部分へ好意的な反応を持ち「イラスト」がメインコンテンツと必ずしも言えないノベルゲーでメインとしてAI利用されたと認定された点が挙げられる。


元記事のコメント欄では、AI生成作品フロアだと売上が落ちやすいと認識していたのを含め確信犯、難しい背景があることを認識していながら問い合わせず自己判断した点へといった比較的まっとうな批判もある。ただし単なる暴言も寄せられていることもまた確認できる。また「AI製の絵が好きだからこそAI生成フロアから買ったのに、逆にAI絵が含まれていなくて困惑した」という意見も確認できる。



ナウル共和国政府観光局アカウントへの中傷、法的措置へ編集

2024年9月12日、ナウル共和国政府観光局(公式)がXに搭載された生成AIチャットボット「Grok」を使用し「ナウルの様子を画像生成AIに描いてもらった」とする画像をTwitterで公開。その直後、反AIからの批判が相次いだことで投稿を削除した。

また削除したにもかかわらず、反AIの誹謗中傷・謝罪要求はさらに激化し、

9月14日、ナウル共和国政府観光局アカウントは更新休止を発表した。ただし不幸中の幸いな点として、アカウント自体は15日時点からもう写真など連日投稿している。

複数人の反生成AI派の方からのDMを含むあまりにも多くの強い言葉、謝罪強要等の命令口調への対応に疲れてしまいました。しばらくXをお休みします。

この発言により、反AIは「反生成AI派の方からのDM」という表現を使用された事に激怒し、反AIは「生成AIを使用していた癖に被害者ぶるな」「ナウルを誹謗中傷したのは反AIではなく、反AIになりすましたAI推進派である」「生成AIの問題を訴える人達は「反AI」と自称することはない、よってDMは虚偽である」との自論を展開し、誹謗中傷を継続した。

9月15日、ナウル共和国政府観光局は「ナウル共和国は未開の部族、蛮族」など誹謗中傷を継続していた反AIを名指しで指名し、弁護士に相談の上、法的措置を取ると発表した。

この事件は、国家に対する誹謗中傷事例としてYahooニュース含め報道された。(Yahooのリンク切れのためリンク先は別のサイト)


本件の最大の特徴は、ナウル共和国政府観光局が使用した画像生成AIがGrokだという事で、Xに正式に実装された画像生成AIを、Xの規約に従って使用したのにもかかわらず、反AIからキャンセル・カルチャー攻撃を受けたという点である。


なお2024年12月にGrokが無課金ユーザーでも限定的に開放され、「私を過去ツイートを元にして描いてみて」というプロンプトで自身のAI自画像を作ってみる遊びが特に今まで生成AIを触ったことのない一般ユーザーも含めて広く流行した。あまりに広く、明らかに積極的なAIユーザーでもない層にも遊ばれたせいか反AIの多くは、沈黙もしくは「金儲け、詐称、その他悪用する奴だけが悪い」と歴史修正を試みている


流行が始まって数日後になる12月12日に「Grok使用(AI使用)を明記して、試験的にナウル風景の画像を作成して投稿したポストが一部の方から叩かれて大炎上したのはどういうことだったのかと考えています。」「様々な御意見を持たれるのは自由だと思いますが、人々を執拗に攻撃されないことを切に望みます。」と投稿した

「DMで投稿を削除しなさいと言って来た方々に再度、御意見をいただこうと考え、連絡しようと確認したところ何故かブロックされておりました…SNSの運用はなかなか難しいですね。投稿の削除を指示してきたのであればブロック等をせずに最後まで責任を持って堂々としていて欲しいものです。」など、表からは見えない場で何が起こっていたかも一部表明している。



プリントサービス「ローソンプリント」1日たたず販売停止編集

2024年10月1日午前0時、AIイラスト製作者のおしつじ氏とローソンプリントのコラボ企画が開始。

しかし同日の午後5時50分という異様な短時間にて販売停止となった。

ローソンからの説明では協議の結果としているが、なぜ一度は通った企画が協議しなければいけない状況に陥ったのかについての説明が欠けている点に注意が必要である。おしつじ氏は事前にAI利用の許諾、また他にもAI使用の製作者がいることも確認してある旨を述べており、ローソン側もAI作品であっても問題ないと一度は判断を下している。

またおしつじ氏は多少のことで折れるつもりはなかったが企業の方への攻撃が多かったという旨を述べている。実際、おしつじ氏本人による宣伝ツイートは好意的なリプライ・引用が主であると確認でき、主にローソン側への攻撃が激しかったという推測が成り立つ。

この件についてFANBOXプリントでAI生成画像は禁止されている点と結びつけている者もいるが、不特定多数のユーザーに場・機会・道具を提供するサービスと、特定の人物と企業・担当者が連絡を取り合って進められた企画とを同じように扱うのは無理がある。

10月4日にて、サイバー犯罪対策課に相談して対応を開始したと報告。


背景情報として、おしつじ氏は以前にも別件で契約解除されるキャンセルカルチャーを受けている。(AI絵師として人気のおしつじさんが、フランスの出版社(ChattoChatto)から契約解除された件について反AI活動家からデマを流されたとして訴訟手続を開始) ただしこちらはまとめタイトルにある訴訟手続についてはすでに取り下げている。

ローソンの件はネットニュースにもなっている。

ローソンプリント、AIイラストのブロマイド発売→1日もたたず販売停止に 理由は「制作者と協議の結果」


反AIユーザーによる『ジョジョの奇妙な冒険』作者・荒木飛呂彦氏の発言切り抜き編集

集英社の書籍「荒木飛呂彦の新・漫画術 悪役の作り方」が2024年11月15日に発売された。この中に生成AIに関して触れている項があるのだが、第2章ではAIを利用した詐欺行為も今後出てくることへの懸念を綴っている一方で、第3章ではAIを含めたデジタル技術の発展への期待も述べている。


とある反AIアカウントがこのうち前者のみを切り抜いて投稿し、反AI思想寄りであるかのよう印象付け、実際に引用欄ではそのように勘違いしてしまった人も多数見られた。だが後に技術への期待を寄せている部分もあるのだから悪質な切り抜きとする指摘(一例)や、「他者の著作物をXに投稿し“無断学習”に加担するのはいいのか(一例)」「著作権法上の引用要件を満たしていない“無断転載”ではないのか(一例)」といった物議を醸した。

コミュニティノートが提案されたのもあってか投稿者は元ツイートを削除し、代わりに外部リンクの形で同様に閲覧できる形に変えて投稿し直している


引用に関しては、日本の引用要件として述べられている「主従関係」に関しては満たされていないのは明らかな一方、用いられたのがAmazon・Kindleの機能であったことからアメリカ等のフェアユースになぞらえると問題ないとする意見(一例)もある。なお後者の意見を通した場合、しばしAIの問題点として挙げられがちな「機械的な収集の妨害措置しているサービスから外部へ(フェアユース思想のもと)引用・転載してAI学習に用いる」が是になってしまう点が指摘されている。


またJOJOシリーズには岸辺露伴という漫画家キャラクターもおり、また元々JOJOシリーズ自体が印象的なセリフ・コマがいわゆる画像リプ・ネットミームに利用されやすいのもあり、AI議論に関心が薄い層にも少なからず波及することになった。11月21日時点、Xの検索欄で「岸辺露伴」といれるとサジェストで「ai」とも表示されるようになっている。この盛り上がりは「もしも漫画家としての岸辺露伴がAIに触れたらどういうリアクションを取る?」「岸辺露伴がAIのスタンドや怪異に巻き込まれたら?」「岸辺露伴のスタンド自体が無断学習そのものだろうw」といった考察や想像によるところも大きい。


「ジョジョ」荒木飛呂彦さんの“生成AIに関する意見”で物議 新刊の一節を巡り議論勃発


献血ボイコット、寄付者への攻撃編集

2024年12月11日に愛知県赤十字血液センターのX(Twitter)アカウントから、この春卒業の学生向けへのキャンペーンの告知投稿された。約1ヶ月後の2025年1月の上旬、突如この投稿が反AIにより炎上しだす。幸いな点としては「なぜこの投稿が燃えているんだ?」といった疑問、炎上への反発の声も確認できることである。


かつてツイフェミによる献血ボイコットでオタク層や表現の自由を掲げる層と女性人権活動家との対立が深まる出来事があったが、巡り巡って同じ赤十字に対して今度はオタク層が攻撃する事態となった。


引用欄やリプライなどより、「コミケやアニメに頼っているくせに」「気持ち悪い」「もう献血しない」「赤十字は反社」といった暴言が確認できる。

なお献血事業、ひいては医療全般が常に資金不足に喘いでいるのは既知の通り。反AIの主張になぞってアニメ・漫画風の広告で人間のイラストレーターに依頼しないのが悪とするのなら、過去に条件の範囲内なら無償で利用できるいらすとやを含めたフリー素材を用いた投稿も断罪されることになる。しかしそのような気配もなく、また「献血および医療よりも絵師への対価を優先せよ(コストカットを許さない)」という主張に繋がってしまう点が指摘されている。もちろん一般論として「経済的に困窮しているから犯罪行為をしてもいい」ということはないが、そもそも具体的になにかの著作物の権利を侵害していると指摘でいない限りは生成AI製(かもしれない)の画像を用いることは合法である。


またツイフェミによる献血ボイコットは「賛同する本人が」する、やっていることの是非はさておいて内心の自由の範疇の行動であった。しかし反AIは関係ない第三者の「赤十字に寄付しました」という投稿に対して「赤十字は生成AIを使う団体だぞ(なので寄付をすべきでない)」というリプライを送るという、「特定の他人に」ボイコットを促す行為も確認されている。




その他事案の簡易まとめ編集

特筆すべき事項がない限りは個人ユーザーへのものは載せず、比較的知名度のあるクリエーターや企業に対するものを中心に載せている。

対象(敬称略)時期対応備考
852話2022年10月psd開示AI魔女狩りの語源、日本初のAI魔女狩り。関連togetter
白夜極光(卜尔Q)2023年担当者が制作過程の一部公開、明確な否定はせず中国でも話題になる。関連記事(英文)
屋内ONE DAY骨董市『堺楽市』2023年8月無視、後もAIと思われる画像での広報継続「着物警察」案件寄り 元ポスト
ディズニー感謝祭2023年11月無視関連ポスト
ふたりはプリキュア Max Heart2024年3月手描きと説明、イラストレーター開示せず関連ニュース
ブルーアーカイブ(fevercell)2024年3月手描きと説明関連togetter
ゴールデンボンバー(鬼龍院翔)2024年3月ジャケ画像差し替え、同時に過去楽曲mp3公開関連ニュース
海上保安庁2024年4月パンフレット配布中止関連TBSニュース
すがやみつる2024年5月レスバ応戦関連note この後反AIによる誹謗中傷が日常化
NEEDY GIRL OVERDOSE超てんちゃん2024年6月該当絵の初出は2022年6月。AI使用自体への言及はなし関連togetter
柏まつり20242024年7月無視関連togetter
ポケモンカードイラコン2024年6月関連note参照関連note
AI廃墟写真集 Ruin’s Cat(東京キララ社)2024年7月協議は決裂、そのまま発売エセ商標案件であるものの、反AI界隈も首を突っ込む 出版社のnote
マクドナルド(架空飴)2024年8月無視関連note
マキシマムザホルモン2024年8月無視元ポスト
松屋(會田与作)2024年8月無視元ポスト
みらいカメラ(日本テレビ2024年8月無視元ツイート
ホロライブ兎田ぺこら2024年8月AI製フリー素材を背景に使用関連note
参政党2024年10月タイプラプス公開関連togetter
オーガスト2024年10月AIでないと説明関連note
ぷにるはかわいいスライム(すがやみつる)2024年10月背景にAI使用、あえて使用と宣言関連note
ONE PIECE 似顔絵メーカー2024年10月無視元ポスト
さいとうなおき2024年10月謝罪関連note
コウノスケ2024年10月レスバ応戦、「これは反AIの害」と言い切るWMは負け犬ムーブ、有償版誘導等すべき発言 元ポスト
福岡「つながり応援プロジェクト」2024年11月AIと認める、記事削除、今後AI不使用宣言地域PR記事なのに架空の施設や祭りが記載されているなど不備 関連ニュース
囲碁ミク2024年11月反AIの言動に疑念手描き絵師が公的機関の資料をみて現状把握を試みたら炎上 元ポスト
コカ・コーラ2024年11月無視英語圏の反AIも多し 関連記事
国立科学博物館(貝類展)2024年11月監修のもとAI使用と明言元ポスト
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