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絵柄パクとは

絵柄パクとは先行絵師に似た絵を描く行為への言いがかりである。

まず大前提として、絵柄や作風に著作権はない。つまり盗作トレパクではない限りは、絵柄を真似て描いても何の問題もない

絵柄パクに関する議論

「画風が似ること自体は問題ないが、影響を受けたのなら公言するべきだ」という意見もある。
そうした意見を持つのは自由だが、もちろん公言しない自由もある。
「真似ているのなら公言しろ」と迫る前に、「真似ている」というのは正しいのか、勝手な推測ではないのかと前提を顧みる必要があるだろう。

「もしも悪意があったら問題だ」と言われることもあるが、証明困難な他人の内心を「もしも」で問題視するのもやはり言いがかりになりやすい。絵柄を変えるのは努力が必要なことであり、いやがらせでやるのは難しいが、憶測で「絵柄を真似たんじゃないか」などと言うのははるかに簡単である。

「絵柄パクは無断転載トレスなりすましといった行為と同罪」と断じる人もいるが、「絵柄が似てるだけ」と「無断転載やトレスしている」ことは全く違う話である。

実際に絵柄パクが発生したときの対処法


絵柄パクを見つけたとき

  • 自分や好きな絵師さんの絵柄をパクられた!
    • まず、絵柄が似ること・似せることは何の問題もありません。あなたの絵やあなたの好きな人の絵も、先発の誰かの絵柄に似ている・似せているはずです。なので、「パクっている」というのは間違いです。あるのは「似ている」だけです。
    憧れの絵師さんの絵柄をパクっている疑惑がある人を見つけたが、パクられ側に報告したりパクリ側に注意をすべきか。
    • 絵柄が似ている人がいても特に問題はありません。無用な争いの種をまくだけなのでやめておいた方がいいでしょう。
    • 同様にパクリ疑惑の指摘もやめておいた方がいいでしょう。絵柄を真似するのは特に問題ありません。ましてやそれを無関係な人間が注意するなどというのは完全に筋違いです。
    絵柄がコロコロ変わっているのはおかしい。絵柄パクの疑惑がある。
    • 絵柄は本人の努力や興味によっていくらでも変わります。絵柄が変わるのは問題ありません。むしろ努力の証です。
    • そもそも、先発の誰にも似ない絵柄になるのは無理です。
    パクらなければこんなに似るはずがない。なのに黙っているのはアンフェアだ。
    • 似るはずがないということはありえません。「上手い」と感じる作風には一定の法則がある以上、全くの偶然で似てしまうことだってありえます。また、それぞれ影響を受けた大元が同じなだけで、直接真似ていないパターンもあります。
    • 繰り返しますが、あなたが「似ている」と思う先発絵師の絵柄を直接真似ていたとしても何の問題もありません。いずれにしても、影響を受けた相手を公言するかどうかは本人の主義によるので、押し付けないようにしましょう。


  • 著作権の問題はなくても、創作のマナーとして先発が優先されるべきでは?
    • そのようなマナーはありません。先発者が「作風」や「アイデア」を独占できるようにしたら、絵だけではなく誰も何も作れなくなってしまいます。仮にマナーがあるとしたら、「絵柄を真似られても寛大な目で見守ること」でしょう。
    • また、現代では発表の場が多岐にわたり、厳密に何が先発かを判断するのは非常に難しいです。誤解から「後発作品のファンが、先発作品をパクリとして糾弾する」という本末転倒の事態すら起こりえます。
    • 実際のところ、この考え方自体は2000年代初頭に起きたいわゆる「先発優先提言」騒動に端を発しているものです。
      • とある小説サイトの管理人が自サイトにリンクしていた別サイトの管理人を自作小説の盗作犯だとみなし、上記の考え方を「先発優先」と定義して大々的に広め、賛同者を扇動して作品を削除しろと迫り、第三者の検証で無実が明らかにされていたはずの相手に数の暴力で悪質な嫌がらせを繰り返したというのが事の経緯です。
      • 現在は加害者全員が提言の誤りを認めて被害者に謝罪し、提言自体の有効性を撤回しています。提言が広められた目的の通り、一歩間違えれば自身が加害者にもなりえる危険な思想なので、本当にオリジナルが尊重されるべきだと思うならこうした考えこそ改めましょう。
      また、上記のリンク先にもあるように、現在ではツイッターやSNSなどの情報網の発達により、誤った情報が短時間で一斉に拡散されるという恐ろしさがあります。誤った思い込みで一方的に相手を攻撃し、事実無根の情報がネット上に拡散されてしまったら、その後に過ちに気づいて悔いたとしても手遅れです。正義感を振りかざす前に、その点をよく考えてください。
    真似られたかはわからないが、後発の人間が似た絵柄になっていくことに不安な気持ちを覚える。
    • 大丈夫です。あなたの先発の絵師たちも、自分に似た絵柄のイラストがめきめき上達していくのを見て不安になっています。
    悪意を持って真似られているのでは? 乗っ取られたり潰されるのでは?
    • その可能性は非常に低いです。もし悪意で相手を攻撃したいなら、手間をかけて絵柄を似せるという迂遠で不確実な行為より、もっと簡単で効果的な方法がいくらでもあります。例えば取り巻きを焚きつけて「あいつは絵柄パクしているぞ」と誹謗するとか。
    • 「自分と似た作風の人間が自分より人気を得ている」ことでショックを受けるのは本人の気持ちの問題であり、似る・似せることに問題がない以上は後発の絵師に責任はなく、「悪意で潰される」とは言えません。
    • それでも、もし騒ぎ立てて相手の絵柄を変えさせるようなことになれば、悪者になるのはあなたです。
    口調や態度など、絵柄パク以外での相手の対応が気に入らない。
    • いきなり「絵柄パクでは?」などと言われた相手は、覚えのない疑いをかけられて動揺しているのでしょう。そのような心境では適切な対応もできないかもしれません。エスカレートして敵対的な関係を作ってもみんな不幸になるだけです。冷静になりましょう。
    絵柄パクを指摘したら消し逃げされたりブロックされたりアカウントに鍵をかけられたりした。後ろめたいことがあったからでは? 納得できない。
    • 難癖をつけられたから面倒な相手だと思われたり、怖くなって消してしまっただけかもしれません。「身に覚えがないなら堂々としていればいい」という意見もありますが、ブロックや鍵かけはネットトラブルを回避するための普通の対応です。
    絵柄が似ていたのでAさんの絵を私の好きなBさんのものだと勘違いしてしまった。
    • 絵柄そのものが好きなら、絵柄のフォロワーが現れたことを喜びましょう。Bさん本人のファンなら、誰がどの絵を描いているか、これからはファンとして正しい知識を身につけましょう。ほとんどの場合はイラストレーターの仕事は公開されています。
    • なお、それぞれ影響を受けた大元が同じなだけで、直接真似ていないパターンもあります。あなたが独自の作風だと思っているBさんも、誰かの絵に似ていた・似せていたであろうことは考慮しましょう。
    トレパクなどは問題になっているのに絵柄パクは問題ではないのか?
    • 人のイラストをそのまま転載する無断転載、相手のハンドルネームやイラストを自分のものであると偽るなりすましや、盗作トレースによるパクリであるトレパクなどと、「絵柄が似る」ことを「絵柄パク」と呼称し問題視することはまるで別の話です。絵柄が(偶然あるいは意図的に)似ることは、なりすましでもパクリでもありません。
    • 無断転載なりすましトレパクをされた場合、それぞれの項目を読んで適切な対応をしてください。
    トレパク盗作を行っている相手を見つけた。絵柄パクに関しても疑惑があるので追及したい。
    • 盗作などの証拠を探すのはいいですが、上述のように絵柄パクはそれらとは全く別の話ですので、並べて話をするのは話をややこしくするだけなのでやめましょう。
    パクリと参考は別では? 参考にするのはよいが絵柄パクはよくない。
    • そのように分けられても、他の人はどこまでが参考でどこまでが(あなたの言う)絵柄パクなのかわかりません。繰り返しますが、絵柄を真似ることは何の問題もありません。
    「パクられている(気がする)」と愚痴を言ったらファンが相手に対して攻撃を始め、相手のファンも反撃してきて抗争になった…
    • 不用意な発言は避けた方が賢明でしょう。あなたの絵柄パクへの言及により、自身は事を荒立てる気がなくても、第三者によって「絵柄パク言いがかりの加害者」に仕立て上げられてしまうのです。絵描きも周囲も「絵柄パクの疑いをかけることは『愚痴』や『疑念』などではなく、明確かつ直接的な『攻撃』である」という認識を持ちましょう。
    Aさんの絵柄に近いBさんに「Aさんの絵柄をパクるな」と注意したら、反論されたり無関係な部外者が現れ、Aさんまで巻き込まれて収拾がつかなくなった…
    • 当然です。AさんでもBさんでもない無関係な部外者であるあなたが、他人に絵柄パクがどうこうと言いがかりをつけて問題を引き起こしている光景は、よそから見れば「悪」の所業です。そして「悪を攻撃したい部外者」は、何も絵柄パクを指摘する側だけに存在するのではありません。
    • 元々、AさんとBさんに問題は起きていなかったのですから、トラブルの原因はあなたです。辛いでしょうが、謝罪して事を収めるよう努力しましょう。
    事実関係はよくわからないが、絵柄パクだと批難されているのであれば、それなりに言われるような何かがあったのでは?
    • 根拠もなく批難する人はいくらでもいます。
    絵柄を真似ることはオリジナルの劣化コピーにしかならない。真似はやめてオリジナルの作風で勝負するべきだ。
    • あなたがそう思って他人に似た絵柄を避けるのは自由です。しかしそれを人に押し付けないようにしましょう。上手くなる方法は十人十色です。

「絵柄パクだ!」と誰かに言われたとき

  • 知らない人に絵柄パクだ!と言われた。
    • 対象が知らない人なら、「知らなかったんですがいい絵ですね」などと適当に流しましょう。ほとんどは純粋に疑問に思っただけの(言葉の選び方が下手な)人で、あなたを攻撃しているつもりはありません。いきなりパクリだと言われるのはショックでしょうが、感情的にならないようにしましょう。
    • ただ、相手は最初から事を荒立てるつもりで粗探ししている可能性もゼロではありません。例えば「知らない人に似てるって言われてビックリした」と素直な気持ちを呟いただけで、相手は「(絵柄パクしたくせに)知らないとはどういうことだ」などと受け取るかもしれません。いずれにしても言葉に気を付けて、感情や隙を見せないようにしましょう。もし粘着荒らしと化した場合はブロックしたうえで、運営に適切な対処をしてもらいましょう。
    リアルで付き合いのある友達や、同じ創作グループの人に絵柄パクだと言われた。
    • 大抵の動機は「人真似のくせにちやほやされているのが気に入らない」、つまりあなたへの嫉妬を正当化するために難癖をつけているだけです。 どう考えても妬んでいる側が悪いのですが、これが拗れると「あなたがパクっているのは私を潰すためだ」という被害妄想が発生したり、仕方なく絵柄を変えてやっても「絵柄パクだから絵柄を変えた」などと延々と言われる可能性があります。環境が学校なら美術に理解のある先生や大人に相談するのもいいかもしれません。その際は双方の言い分をよく聞いてもらいましょう。
    自分は特に気にしていないが、「あなたの絵柄がパクられていますよ」という報告が来た。
    • 迷惑なファンがやりがちな行為です。無視してください。気になるようであれば、「気にしてないのでいちいち報告するのはやめてほしい」という意思を表明するのもいいでしょう。
    • こうした報告者はほとんどはファンとしての愛を暴走させているだけですが、悪意によってトラブルを起こそうとしている愉快犯の可能性もなくはないので、一応気を付けておきましょう。
    実際に絵柄を真似ているのだが、見抜かれた。
    • 本当に真似ているのなら、素直にそれを話してもいいでしょう。相手が個人的な友達ではなく、人格に問題のないプロのイラストレーターや、画家や漫画家なら、大抵は真似しても「悪意の絵柄パク」ではなく「敬意を持ったフォロワー」として好意的に見られるでしょう。絵画や漫画の歴史はそうしたフォロワーによって発展してきたのですし、そのプロだって最初は誰かのフォロワーだったのですから。
    • ただし世の中には「絵柄の真似を絶対に許さない」とか「絵柄は真似てもいいがそれを仕事にするのは許さない」といった独自の価値観を持った人もおり(たいていは創作活動を行っていない素人です)。そのような問題のある人とのトラブルが起きるリスクもあります。
    創作界隈においては別の案件(例えば二次創作キャラクター著作権を堂々と侵害している)の方が多いと思うのだが、そっちはいいのに絵柄や塗り方が似ているのはダメなのか?
    • ここまで書いてきたように、絵柄パクの言いがかりは「自分や好きな絵師の個性を脅かされるのが怖い」という感情が一番にあり、理屈は後付けです。絵柄パクだなんて言い草が本気で通じると思ってるような相手に、そういうところを指摘しても意味は薄いでしょう。なんにせよ「○○はいいのに××はダメな理由はなぜ」という提起は論点のすり替えになりがちなので、絵柄パクは絵柄パクで個別に対応しましょう。
    絵柄パクがバレたことに関して罪悪感がある。謝罪したい。
    • それは本当に「絵柄を真似たこと」を謝るべきでしょうか?例えば絵柄を真似ることはなりすまし著作権商標権の侵害の手段になります。しかし、それらは絵柄を真似ること自体に問題があったのではなありません。謝罪すべきことが起きた場合、何が問題なのかは正確に切り分けるのが誠実な態度でしょう。
    • 本当は盗作なりすましが問題だったのに、「絵柄を真似たのが悪かった」ととられかねないような謝罪の仕方は止めて下さい。「何が原因なのかわかっておらず適当に謝っている」「自らの罪状を誰しもが行っている絵柄の真似という行為に一般化して責任転嫁している」などと思われるリスクもあります。
    疑惑がかかったイラストを消した方がいいのか?
    • 消してもいいですが、「疑惑がクロだったから消した」と邪推されるリスクがあります。シロであることが明らかであるなら、証拠の意味も兼ねて消さない方がいいでしょう。
    疑惑がかかったら、絵柄を変えた方がいいのか?
    • 変えなくても問題ありませんが、変えたいなら変えてもいいです。ただ、変えたら変えたで「絵柄パクしているからすぐ絵柄が変わるのでは」などと邪推されるリスクもあります。
    絵柄パクをされたと主張している人とそのファンによって、自分の周囲が炎上してしまっている……
    • 絵柄が似ること自体は問題ないのですから、あとは相手の中傷を証明できれば形勢はあなたに傾きます。運営に頼ったり、絵柄パク問題以上の名誉棄損が始まった場合は、警察弁護士に相談するなどしましょう。


最後にもう一度

絵柄が人の絵柄に似る事や、他人と同じ絵柄で描こうとする行為に何ら問題はない。

オリジナリティは模倣からしか生まれない。イラスト漫画の上達の王道の一つとして模写というものがある。手塚治虫だって最初は松本かつぢディズニーの真似から出発したのだし、大家になってからですら、白土三平大友克洋ら後発の漫画家を真似て何度も絵柄を変えている。絵の歴史というのは絵柄を真似て真似られて発展してきたものなのである。 好みの絵柄を身につけるのは決して非難するべきことではなく、むしろ推奨できる行為である。

好きな絵柄は、どんどん真似よう。

関連タグ

パクリ トレパク 参考 模写 なりすまし
贋作 意味は多少異なるが、図柄だけ真似たものが存在する。

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