概要
リスペクト(respect)とは、
「尊敬」「敬意」「信望」「尊重」「配慮」「敬意の表現」「ごきげん伺い」といった意味の英単語が語源。
日本では「敬意を払う」「尊敬を表す」「尊重する」などの意味で使用されるが、一番適切な単語は私淑(ししゅく)である。憧れといった手の届かない対象とは異なり、その心の裏側には、自分もその力をものにしてやる、手に入れてやるという、まだ手の届く範囲に対して抱くことが多く、いわば目標にしている人である。
このリスペクトは、あくまで本人の心の中にとどめておいて、大成しないうちは公言しないのが美徳とされる。
例でいえば、イチローが私淑していた前田智徳、その前田智徳が私淑していた榎本喜八、清原和博が私淑していた落合博満、ダウンタウンの松本人志が私淑していた桂枝雀や藤山寛美、フィクションでは『ハイキュー!!』の日向翔陽がリスペクトしていた小さな巨人などがそれに該当する。
ちなみに米国の歌姫アレサ・フランクリンがカヴァーしたオーティス・レディングの楽曲のタイトルとしても有名である。