概要
正式タイトル「遊戯王 アーリーデイズコレクション」とは2025年2月27日にコナミから発売されるニンテンドースイッチ及びSteamに対応した、遊戯王のデジタルゲーム作品である。
「アーリーデイズ(early days)」とは「初期の、黎明期の」という意味で、そのタイトル通り1998-2004年にかけてゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスで発売された初期の遊戯王のデジタルゲーム14作品を収録した商品となっている。
ゲームジャンルは「対戦型カードゲーム」になっているが、収録作品の中には「モンスターカプセル」や「ダンジョンダイスモンスターズ」といった、カードゲーム以外を題材にしたものも存在している。
こういった作品を現在になってプレイするにあたって、本作にはより快適なプレイが可能となる様々な追加機能が搭載されている。
中でも「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記」、通称「DM4」はオンライン対戦にまで対応するようになっており、本作の発売に関連する企画として開催された「カード名当てクイズキャンペーン」の賞品として作成された特製デュエルフィールドのデザインを見ても、数ある収録作品の中でも圧倒的にDM4に力を入れていることが窺える。
特典カード
国内版のパッケージ版には初回生産限定特典として、クォーターセンチュリーシークレットレア仕様の究極完全態・グレート・モスとホーリー・ナイト・ドラゴンの2枚のうち1枚がランダムで封入されている。
なおこれら2枚は、どちらもDM2にランダムで封入される特典カードの中で最も封入率が低かったカードである。
余談
収録作品群に特別な懐かしさを感じ、今の時代にこのような商品が発売されることを歓迎する人がいる一方で、特典が昔ながらのランダム封入であったり、人によってはクソゲーの詰め合わせのような過去作の再録ゲームであるにも関わらず、販売価格が強気のフルプライスであることに懐疑的な声も見受けられる。
また本作にはプレイステーション、プレイステーション2、プレイステーション・ポータブルなどで発売された遊戯王のデジタルゲーム作品は収録されていない。
そういうわけで遊戯王のデジタルゲーム作品の中でも圧倒的な人気を誇るタッグフォースシリーズはもちろん、「遊戯王 モンスターカプセル ブリード&バトル」や真DMシリーズの封印されし記憶・継承されし記憶などは本作ではプレイすることができず、それを惜しむ声も少なくない。
今後は上記作品なども収録した新たなデジタルゲーム作品の発売にも期待したいところである。