機獣警備隊ビーストガンナー
きじゅうけいびたいびーすとがんなー
1994年にスニーカー文庫(角川書店)において全1巻が発売された。“正式”なタイトルは「機獣警備隊ビーストガンナー ハルマゲドン・ライト」。
作者は故・井内秀治。
元々はママは小学4年生の次番組として、1993年度の日本テレビ系平日夕方アニメ・特撮枠の金曜夕方5時台前半枠で放送される予定だった。(小説の後書きで井内氏本人の談)
しかし、スポンサーを予定していたタカラ(現・タカラトミー)からスポンサーを拒否され、第一話限りで製作中止の上、お蔵入りとなり、サンライズも日テレ金曜夕方5時台前半枠からも撤退した。
小説の作者である井内が監督を務めるはずだった。さらにキャラクターデザインは芦田豊雄が手掛けた。つまり本作は「魔神英雄伝ワタル」シリーズと「魔動王グランゾート」のスタッフが再結集した(というよりはむしろするはずだった)作品だった。
本作はロボットものではなく、変身ヒーローもので、「ハルマゲドンライト」は全編の中からより抜かれたエピソードであった。
唯一完成している第一話であるが、井内監督が2016年12月15日に死去した事もあり、余程の事が無い限り、今後も日の目を観る事は無いであろう。
22世紀のサイドトーキョーにある夢の島タウンでは、真心求(愛称・キュウ)率いるロードレースチーム「ガンナーズ」がまだ見ぬ目標へ向け練習を重ねていた。そんな日々も「虎丸」と言う猫型超生命体との出会いで一変する。虎丸が言うには「百鬼皇帝が復活すると世界が滅亡するから、鍵となる「百鬼丸」を探してくれ」と頼まれるが、半信半疑の中、百鬼皇帝の手先・ファイヤーマンとクモ男に襲撃されたその時、宇宙刑事ライトから戦力を与えられ、キュウ達ガンナーズは百鬼皇帝軍団と戦う決意を固める。
キュウ達ガンナーズは百鬼皇帝の復活を阻止出来るだろうか?
主人公サイド
真心求 愛称・キュウの主人公でガンナーズのリーダー
周郷迅 愛称・ジンでキュウの仲間
美鷲剛 愛称・ゴウでキュウの仲間
大仏大 愛称・ダイでガンナーズの知恵袋でブレイン的な存在
大島かすり ヒロイン
虎丸 宇宙からやって来た猫型の神に等しい超生命体
ライト 宇宙刑事で虎丸の協力者?キュウ達にガンナーズの力を与える?