概要
作中では小学生を中心に流行しているホビー。ガシャボックス(所謂「ガシャポン」)で1回100円で販売されている。
鳥や恐竜の卵を模したカプセルの中にモンスターのフィギュアが入っている。作中ではチェスに類似すると説明されているが、販売形態やゲームスタイルはむしろ連載当時に流行していたガシャポン方式のボードゲームに近い。
互いの手持ちの駒は5体までで、ゲームが開始するまで相手の駒についてはカプセルに書いてあるレベル以外の情報はわからないのが特徴。
作中において、闇遊戯以外でカプモンバトルを行ったのは原作だとカプモンバトルチャンピオンの実績がある海馬モクバのみ。
東映アニメ版では野坂ミホ、アニメオリジナルキャラで武藤遊戯のカプモン仲間でもある大学生の童部の2人も加わる。
ちなみに闇遊戯とモクバは原作では2度のカプモンバトルを繰り広げたが、東映版ではモクバとの勝負はDEATH-T編での一度のみで、1戦目の内容は童部との勝負で流用された。
モンスターについて
モンスターのレベルは1~5まで存在する。
基本的に低レベルは高レベルには敵わないが、モンスターそれぞれが持つ能力や特徴を駆使して工夫すればレベル差があってもある程度太刀打ちできる。
例えば、作中ではレベル2のトリガンが特定の状況下で発動できる技でレベル5のモンスター複数体を一掃したり、レベル1のモグリンが地中潜航の能力でレベル5のモンスターの攻撃を回避し、同士討ちにしている。
盤上には互いの陣地に進化マスと呼ばれるマスがあり、レベル1~4のモンスターがここに辿り着けば三段進化をすることができる(作中ではレベル2のビートンがレベル5のハイパービートルへ進化した)。
女子や草食系男子でもハマれる可愛さ
たまごっちやチョコエッグやびっくらたまご(ヒロイン系も)を彷彿とさせる『卵型+男女兼用のかわいいモンスター・キャラクター』の商品で、後に流行るオンラインゲーム・スマホゲームのガチャのアナログ版と言っても分かりやすい。
当時のWJ上で人気が振るわなかったのは、序盤の暴力三昧の展開との温度差が響いたか、時代が早過ぎたのだろう。現実では立体物はデジタルペットやカードと違ってかさばるため、バトルよりもコレクションに使われやすかった。
メディアミックス
連載当時はシャーディー編と同様に人気が振るわなかったものの、(例のごとく)カードゲームに登場したモンスターを登場させる形で何度もゲームソフト化が行われている。
セームソフト版がD.D.Dのヒントになったのかもしれない。
商品展開
ゲームソフト
コナミからPS版用ソフトとGB版ソフトが発売された。前者は育成ゲームを兼ねており、シークレットでゾークや青眼の白龍が収録されていた。
後者はモンスターワールド編のTRPG要素を足したようなルールとなっている。
バンダイ版
バンダイからは1998年にガシャポンにて発売。ただしコマはすべてデュエルモンスターズのものの流用であり、ルールはコマに+してサイコロで判定と移動を行うものとなっている。
マテル版
アメリカ限定でマテル社から発売されたもの。