概要
ガシャポンとは、バンダイのカプセルトイ玩具商品及びその販売方法ならびに同社の登録商標。
バンダイは1977年よりこのような商品の取り扱いを始めた。当初は小学校低学年相当の低年齢層を対象とした商品がメインであったものの、後に版権を生かした商品を発売するに当たり、人気を博す。その後、1994年にはHGシリーズを発売、価格に対する出来の良さにより更に広まったと言える。
2010年代では『妖怪ウォッチ』の妖怪メダル、『プリキュア』シリーズ、『アイカツ!』等の女児向け作品もガシャポンでリリースされている。
『仮面ライダー』『スーパー戦隊』『ウルトラマン』といった特撮ヒーローの様々な商品も出ている。
姉妹商品として筒状のカプセルに商品を封入した「ガシャポンカン」、2020年には雪ミクコラボの「ガシャポンくじ」も存在する。「ガシャポンくじ」は一番くじのガシャポン版ともいえるパッケージという事もあってか、雪ミク以降も様々な作品でリリースされている。
派生
カプセルポン!
2013年からコンビニエンスストアに向けて展開しているもの。
厚紙製の疑似ベンダー筐体を使った手売り形式の販売機。上の穴にカプセルを戻せるため、欲しい物を狙って買えるという手法が使える。
スマートガシャポン
2019年から、都心部を中心に設置され始めているカプセルベンダー。Suicaなどの交通系電子マネーで購入可能で「あたり」が出ると更に商品を1つ貰える。
代わりに現金が使えない、設置場所も少ないというのが問題点か。
ガシャポンオンライン
2020年に開始した。プレミアムバンダイでの販売形式、家に居ながらガシャポンを回せるという試み。クレーンゲームもオンラインで出来るのでそれに倣ったか。
もちろん、プレミアムバンダイなので支払い方法は確立しておく必要がある。プレミアムガシャポンにて発売予定の商品が先行販売されるケースもある。
単発か10連で回すことができる。なお、オンラインだろうがガシャポンはガシャポンなので、ダブる時はダブるし欲しいのが出ないなんて事もある。ここでも多々買いか…。
また、フィギュア系はオンライン販売に消極的な傾向がある。これは法律上排出率を明記しなければならないことが、拡張パーツセットといった「ハズレ」を混ぜてコストカットを図っている昨今の事情と非常に相性が悪いからだといわれている。
出かける必要がない、仕事中のちょっとした時間にスマホから回せる、地方で回したいガシャポンが置いてなくても回せる、といったメリットがある。
たまに500円分の電子クーポンが貰え実質タダで回せる事もある。
送料がかかってしまうのと届くのが翌月~数ヶ月後と遅いのがデメリットだが、前者に関しては発送月が同じならいくつ購入しても1回分のみになるため、購入数が多ければ多いほど割安になる。
プレミアムガシャポン
2021年開始。カプセルのサイズを大型化、500円硬貨に対応させ最高2500円に設定可能な筐体。今までのガシャポン筐体では対応不可能なサイズや値段の商品が展開できるようになった。
フラットガシャポン
2022年開始。最大A4サイズ・厚み1cmまでの平らな商品を排出する筐体。カプセルに封入不可能なブロマイドや色紙といった商品が展開できるようになった。
pixiv百科事典に記事が存在するガシャポンの一覧
- キン消し
- ガシャポン戦士 SDガンダム ガン消し
- 甲竜伝説ヴィルガスト
- ウルトラマン超闘士激伝
- モビルスーツアンサンブル
- 換装少女
- アクアシューターズ!
- ロボット・コンチェルト
- 超可動1/12メダロット
- いきもの大図鑑
- カプセロイド
- ガシャポンクエスト
余談
「ガシャポン」と同様にカプセルトイの俗称にあたる「ガチャガチャ」はタカラトミー系列に商標登録されており、同社においては「ガチャ」という呼称となっている。
近頃はソーシャルゲームやネットゲームにおけるキャラクターおよびアイテムの入手システムにはそういったランダム性のルーチンを基礎として組み込んでいるものが多く、このことからそんなランダム型の対象入手システムを「ガチャ」(バンナム開発の一部ゲームでは「ガシャ」)と呼称することが一般的になっている。→多々買わなければ生き残れない
また、『ダンボール戦機W』ではゲーム中に「ガシャポン」が実際に存在し、登場させる際にバンダイから事前の許可を得ている(エンディングにて、実際にクレジットされている)。