概要
バンダイから発売されているオリジナルのガシャポン(カプセルトイ)シリーズ。ダンゴムシをはじめとした生物をリアルに再現したスケール可動フィギュア。部位によって異なるプラスチック素材を使用することで、見た目だけでなく感触や硬さまでしっかり再現されている。尚、1回500円とガシャポンとしては高めの価格設定。
シリーズ始動時当初は「だんごむし」というシリーズ名で、ラインナップされている生物はほぼダンゴムシのみだったが、2019年12月にカメシリーズの第1弾としてリクガメ2種が発売されてからは現在の「いきもの大図鑑」という名前でシリーズ展開されるようになった。
シリーズ一覧
だんごむし
2018年6月に第1弾が発売。マシンから丸まった状態で出てくるのが特徴。また、直径74mm、広げると全長140mm(実物の1000%サイズ)。そのリアルさに一時期話題となった。現在は第8弾まで発売され、ダンゴムシと同じ等脚類のダイオウグソクムシや、マンマルコガネ・アルマジロトカゲ・ミツオビアルマジロ等ダンゴムシ以外にも丸くなる性質のある生き物がラインナップされた。後に、ダイオウグソクムシは単独でシリーズ化し、アルマジロトカゲは後述するアドバンス版が発売。
だんごむし まるまるスイング
2019年6月に第1弾が発売。何と、ダンゴムシにボールチェーンが付き、鞄等に付けられるようになった。それに伴い、大きさが通常のダンゴムシのより二回りくらい小さくなっている。尚、ボールチェーンは取り外し可能。
かめ
2019年12月に第1弾が発売。マシンから甲羅に顔や手足を引っ込めた状態で出てくる。
すずめばち
2020年6月に第1弾が発売。昆虫シリーズ第1弾。カプセルの中でバラバラになった状態でマシンから出てくるが、中のフィギュアを組み立てた後にカプセルを組み換えて台座を作り、内蔵のコネクトパーツと支柱を組み合わせることでディスプレイ可能。また、これとは別にディスプレイ用の台座がオンライン限定で販売されたが、こちらは支柱がS.H.Figuartsなどに付属するものに似た仕様で、折り曲げて高さを調整できるようになっている。どちらも後発の昆虫シリーズにも対応。
くわがた
2020年10月に第1弾が発売。オプションパーツとして付属する後翅を取り付けることで飛行形態も再現できる。第2弾からは本物のクワガタムシを3Dスキャンしたことにより、本物の形状がより忠実に再現されるようになった。第4弾以降では顎が発達した甲虫繋がりでカミキリムシやハンミョウもラインナップされたが、一部のアソートにオプションパーツの後翅や支柱が付属しなくなった他、カプセルがガシャポンで用いられている一般的なカプセルに封入されるようになった(これは後述のカブトムシの第3弾でも同様)。
かまきり
2020年11月に第1弾が発売。第1弾ではオオカマキリのみのアソートだったが、第2弾からはカレハカマキリ等の種類も登場。
かに
2021年3月に第1弾が発売。(等脚類以外の)甲殻類シリーズ第1弾。本物のカニを3Dスキャンしたことにより、本物の形状を忠実に再現(流石にタカアシガニは全身3Dスキャンは無理だったようだが)。
いもむし
2021年4月に第1弾が発売。シリーズ初の幼虫。
かぶとむし
2021年7月に第1弾が発売。本物のカブトムシを3Dスキャンしたことにより、本物の形状を忠実に再現。第3弾以降では大型コガネムシ繋がりでハナムグリやテナガコガネ等もラインナップ。
ピーコックスパイダー
2021年10月発売。ボランのみメスも収録。くわがた02のノコギリクワガタ幼虫もそうだが、このシリーズからガシャポンで用いられている一般的なカプセルに封入されるケースが増えた。
サソリ
2022年2月発売。大小2種類のサイズのアソートが存在する。小サイズは約100mmとリアル寄りだが、大サイズは約170mmにも及ぶ大きさになる。
とっくりばち
2022年4月発売。トックリバチとスズメバチ各2種がラインナップされる。トックリバチには巣の形をしたカプセルが付属し、他のシリーズの台座と組み合わせることで巣の上に乗せた姿をディスプレイできる。スズメバチは前述したすずめばちシリーズと同じ仕様。
あり
2022年12月発売(オンライン限定で同年11月に先行販売)。
いきもの大図鑑アドバンス
2021年6月からプレミアムガシャポンにて販売されているハイグレード版シリーズ。通常版との大きな違いは、やはり彩色がより本物の生き物に近いものになっていること。そして、1回の価格はなんと驚異の1000~2000円。また、プレミアムバンダイにて先行販売も行われている。近年では爬虫類がラインナップされることが多い。プレミアムバンダイからは他にも限定で販売されたものがいくつか存在するがここでは割愛。
シリーズ一覧
スズメバチ
2021年6月発売(オンライン限定で同年3月に先行販売)。すずめばちシリーズから3種をリファイン。中でも、キイロスズメバチは500円シリーズとは別物レベルで彩色の変化が大きい。
ヒョウモントカゲモドキ
2021年8月発売(オンライン限定で同年6月に先行販売)。オンライン限定アソートやカプセル版限定アソートが存在する。
アカメカブトトカゲとモトイカブトトカゲ
2022年5月発売(オンライン限定で同年1月に先行販売)。
アルマジロトカゲ
2022年8月発売(オンライン限定で同年5月に先行販売)。アルマジロトカゲが新仕様で再登場。可動部が増えた他、全体的にサイズが大きくなり、丸まった姿を再現しやすくなった。
クレステッドゲッコー
2022年9月発売(オンライン限定で同年7月に先行販売)。舌が付け替え式になっており、様々な表情を楽しむことができる。
ツノガエル
2022年11月発売(オンライン限定で同年10月に先行販売)。
カニ
2022年11月発売(オンライン限定で同年10月に先行販売)。クマドリオウギガニ以外は500円シリーズで登場したアソートの色違い。
ニセハナマオウカマキリ
2023年1月発売。オンライン限定で同月に先行販売もされたが、カプセル版はサイズの関係上、翅パーツが分割式になっている。
ニシアフリカトカゲモドキ
2023年3月発売(オンライン限定で同年2月に先行販売)。造形は全体的にヒョウモントカゲモドキをリファインしたものになっている。
テントウムシ
2023年4月発売(オンライン限定で同月に先行販売)。
トノサマバッタ
2023年5月発売(オンライン限定で同月に先行販売)。ミニコレクション版に遅れての発売となった。
アマガエル
2023年6月発売(オンライン限定で同月に先行販売)。カプセルが石の形になっており、オプションパーツで鳴いている姿を再現できる。また、内部に磁石が仕込まれており、冷蔵庫などに登っているように飾ることも可能。
カミキリムシ
2024年1月発売。他の甲虫シリーズと異なり後翅は付属しない。
いきもの大図鑑ミニコレクション
2022年8月から発売されたディスプレイモデルシリーズ。いきもの大図鑑の売りの一つであった可動を捨てた代わりに造形や彩色がより本物の生き物に近いものになっている。また、名前通りサイズが大幅に小さくなっているため飾りやすい。魚類など水棲生物が多くラインナップされ始めたのもこのシリーズから。「いきもの大図鑑」と付く名前のものは他に「いきもの大図鑑アルティメット」や「いきもの大図鑑プレミアム」等が存在するがここでは割愛。
シリーズ一覧
昆虫
2022年8月に第1弾が発売。これまでのシリーズで使用した3Dスキャンのデータを元にカブトムシやクワガタムシ、カマキリ等の昆虫をラインナップ。バッタ等新規造形のアソートも存在する。
古代魚
2022年10月発売。シリーズでは初の魚類。
サメ
2023年4月発売。
クジラ
2023年7月発売。台座はアクリル素材製のクリア仕様。
深海魚
2024年2月発売。
甲殻類
2024年4月発売。
両生類
2024年5月発売。