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ハナムグリ

はなむぐり

ハナムグリ亜科などに分類される甲虫の総称。またはその中の一種の名前。花粉や蜜を餌とする。
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概要

 ハナムグリ(花潜り)とは、コガネムシ科のうちハナムグリ亜科に属する約4,000種の甲虫の総称。同時にその一種ナミハナムグリの別名でもある。

 広義ではハナムグリ亜科のみならず、別亜科であるトラハナムグリヒラタハナムグリ、果ては別科であるヒゲブトハナムグリも内包される。


 5cm未満の種類が多いが、ゴライアスオオツノハナムグリなど10cmを超える大型甲虫もいる。


 成虫の基本体制は他のコガネムシと共通するが、普通のコガネムシと比べて前(上翅)の背面が平たい。ごく一部の例外(アシナガハナムグリやヒゲブトハナムグリなど)を除き、成虫は前翅を閉じたまま後翅(下翅)のみを広げて飛翔する事が特徴の一つで、特にハナムグリ亜科では、前翅縁辺部にそれを適したようなくびれがある。そのため他のコガネムシと比べて離陸や飛翔も迅速で、飛行能力が高い。


 カブトムシテナガコガネと似た性的二形を示し、オスがを生えて前が発達した種類もいる。オスの角は原則として頭部のみであるが、カブトハナムグリのように前胸まで角を持つものもいる。


 名前の通り各種のを訪れ、花粉を餌とし、花粉を媒介するものが多い。

 花粉が付着し易いよう毛深い種が多いが、カナブンシロテンハナムグリなど樹液を主食とし、毛が生えず金属光沢がある種もいる。

 性的二形のある種類では、オス同士がメス争いなどで角や前脚を使って喧嘩する。


 幼虫地虫)は地中で暮らし、腐葉土等を餌とする。他のコガネムシの地虫と比べて、胴体が若干太くて前胸のオレンジ色のプレートがより大きい。最大の特徴は仰向けのまま体をくねらせ前進することである。


主な種類


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甲虫 コガネムシ

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