概要
通称『ガシャクエ』『ポンクエ』。略称表記は『GQ』。
2022年7月19日にバンダイベンダー事業部により発表された、ガシャポンのオリジナルフィギュアシリーズ。全高約80ミリほどの四頭身アクションフィギュアな素体に装備を自由に付け替えて楽しむ作品となっている。
オンラインガシャは1回300円(3弾以降は400円)で、全14~16種類で素体の排出率は3.6%。他は鎧1/2セット(4.3%)、剣1本(8.8%)となる。一方で素体(各6種類)のみのガシャもあるが、こちらは1回1200円(3弾以降は1500円)。リアルガシャ(全6~7種類で素体2)は1回500円となるが武器がセットとなり、鎧・服パーツがある程度まとまったものとなる(ボリュームのあるものは分割される)。なおオンラインガシャでしか手に入らない特殊仕様の素体もある。
キャラクターデザインは「世界樹の迷宮」シリーズなどで知られる日向悠二氏で、本作の世界観もその作風に近いファンタジックな設定となっており、冒険者なども登場する。登場人物の名前はユーザーのことを考えて曖昧な名称にしている。
物語は2024年1月発売の第4章で一区切りとなり、そこで第1部が完結する。以降のリリースは未定だが、好評なため仕切り直して第2部、という流れも視野に入れているという。ただし日向氏によると「(第4弾で)自分の担当はここまで」というツイート(ポスト)を述べているため、現時点で第2部が開始される可能性は低いとされていた…のだが(下記)。
その後、第2弾と3弾のカラーバリエーション版が発表される。ただし単なる色変えであるため、入手できなかったユーザーの救難的意味合いが強いラインナップといえる。ストーリーやキャラクターの設定もなく、名称もモブキャラのような曖昧なものとなっているが、これはユーザーが自分で物語を自由に作る、という意図があるためである。
ストーリー
東京の浅草に住む主人公の少年は、ある日赤い看板の下にある不思議なガシャポン筐体を見つける。レバーを回し、カプセルを手にした少年は「カプセルワールド」に転移させられ、理解できないままモンスターに襲われる羽目に。
偶然通りかかった「女騎士」に救われた少年は彼女の案内により「はじまりの町・ノア」を訪れ、そこでかつて「魔王」からこの世界を救ったとされる勇者を父に持つ「勇者の娘」と出会う。娘に事情を話すと、世界に7つあるという特別なガシャポンが存在し、それを集めて『アサクサ遺跡』に奉じると願い事がかなう、という言い伝えを教えられる。
少年はその力を使えば元の世界に戻れるかもしれない……と考え、行方不明の父を探す目的を持つ娘とともに旅に出ることを決意する(※電撃ホビーの記事を基に引用)。
世界観
本作の舞台となる「カプセルワールド」は日本列島に酷似した形をしており、何処かで聞いた事のある地名も多く存在している(※)。土地の形状も同じで、本州以外の位置が異なる以外はほぼ同じと言ってもいい。ちなみに主人公の少年が住んでいた世界は「イマジナリーワールド」と呼ばれる。
前述の通り、科学よりも魔法が発達しているファンタジックな世界であり、人種は通常の人間や長寿民族の『エルフ』、『獣人』、主要メンバーとしては登場しないが『ドワーフ』など多種多様。モンスターなどの動物も生息する。言語は日本語に近いもので、異世界出身の少年でも理解できるほどだった。
雇用戦士の集うギルドや武器や防具を売るショップなど、RPGにありがちな施設が存在する。また、防具や武器、日常品などの開発レベルも高く(ノアの町は勇者が持ち帰った武具類を解析・開発した装備を生産し売ることで繁栄している)、それらは魔法力で制御・強化することができる。発掘されたとされる古代の武器もあり、変形・組み換えギミックのある武器も存在している。
職業も多様で、剣士や騎士といった戦闘特化の職業や商人や鍛冶師などの技術専門の職業などがある。中には祈祷師や占い師、果てはスパイなど変わった職業に就いている人物もいる。
交通機関は大型の動物や船を使用するが、魔法を使用して地域間を行き来することも可能。
第1部の舞台は日本列島を模した場所だが、それ以外にもアメリカやアフリカに似た場所もあるらしい、とのこと。
※公式サイトの「STORY」ページの背景やエピソードのテキストを良く見ると
何処がどの都道府県に対応しているかが分かる。
カプセルワールドに登場する地域
■ノアの町
「始まりの町」と呼ばれる、かつて魔王を封印したとされる勇者とその娘の出身地。武器商人の町でもある(下記参照)。主人公の少年は女騎士にこの町に連れられ、そこで勇者の娘と出会うことに。
ノアの町から北の方向にある「三日月兜の王」の魂が宿るとされる地域。その王の魂に認められないとこの地のガシャポンを手に入れることはできない。
仙人の台地からさらに北にある深い森。そこに「エルフの里」があり、その森の奥に銀髪のエルフが一人で住んでいた。少年との出会いによって彼女は自分を探すために同行し、森にあるとされるガシャポンの試練を受けることに。
■死国
死者の魂が集まるとされる「死の国」にガシャポンがあることを知った一行。そこで勇者の娘は意外な人物と出会うことに。
険しく厳しい土地であるポタル。ガシャポンが供えてある「迷いの森」を抜けるにはこの国の地理に詳しい獣人の案内が必要。獣人と共に森に入る一行だが、森を支配していた巨大な魔物が現れ、絶体絶命の危機に陥ってしまう。
■王坂
ノアの町同様の商人の国。魔王出現より前に存在しているため歴史はノアより古いとされる。ここでは主に雑貨や食品などの売買を行っている。少年たちはここのガシャポンを手に入れるために町を活気づける新しい商売のアイディアを考えることになる。
ノアの町に近い場所にある神が作ったとされる遺跡。そこにガシャポンを収める祠があり、7つのガシャポンを収めることで一つだけ願いを叶えることができる。
当初はその力を使って少年を元の世界に帰すことに使用する予定だったが、魔王封印の為に使用することにした。しかし女騎士の妨害によりガシャポンを奪われ、エルフの王の野望のために使われる結果を招いてしまう。
用語
■ガシャポン
神々が生み出したとされるガシャポン(カプセル)状のアイテムで、7つ集めることで一つだけ願いを叶えることができる。その願いは別の世界を創成できるほど強大なもの。
カプセルワールドに魔王が誕生し、世界を侵食し始めたため各国が所持しているガシャポンを用いて封印(もしくは消滅)に使用されるものだった。しかし魔王の進行が予想以上に早く、一時的避難先として別の世界(イマジナリーワールド)をガシャポンの力を用い創生させた。しかしとある人物の裏切りにより移民計画は失敗に終わることになる。
失敗した際、ガシャポンの一部がイマジナリーワールドに流されてしまい半ば伝説と化したが、異世界から来た少年がガシャポンの一つを所持していたため伝説は事実となった。
■魔王
突如空から舞い降りた生命体で、街を丸ごと飲み込むほどの巨体を持つ。
知性はなく本能で動いている存在であらゆる生命を取り込み自分の力とする。取り込まれた者は姿を変貌させ、その体から剥がれ落ちたものが「魔物」となる。
爆発的に増加した魔物相手に各国の王は「ガシャポン」の力を使用し、魔王を消滅させようとするが…。
商品仕様
素体は約15カ所が可動し、肘・膝の関節はあらかじめ組まれている。ジョイントが共通でありそれぞれ頭部と手足の互換性がある。
種類は男子・女子2種(大と小)と獣人(男女)、キャラエディット3弾の男女2種となっており、体格差の再現度が高い(男子のほうが筋肉質。女子との手足の交換が可)。女子素体は頭部がアクアシューターズとの互換性を確保しているが、男女で頭部の構造が異なるため顔の交換は不可(前髪のみ互換性がある)。エルフ系の髪型パーツは尖った耳の分周りが大きく開いているため、通常のフェイスパーツでは耳の周りが空く。
獣人素体は服を着た造形であるため本体に装備できる種類は限られる。頭部は完全互換ではないものの女子素体頭部との互換性がある。初期試作では肘や膝の可動はなかったとのこと。
そのほかにも専用素体のものが存在し、女騎士や私服の異世界から来た少年、エルフの王がそれにあたる。
武器は基本的に共用、手に持たせるものはどのキャラクターにも装備可能。種類によってギミックがあるものがあり、複数を組み合わせることができるアイテムもある。詳しいことは下記で述べるがカプセル版とオンライン版での仕様が大きく異なる武器やオンラインのみにラインナップされている武器・鎧があり、一部の武器もカプセルの収まる関係上小さめにされていた通常版より大きめとなっている。
鎧関連は男女専用に分けているもののある程度の互換性を備えている(戦士の鎧には男女共に装備できるように大小の接続リングがある)。ただし種類によってサイズが合わないものがあるので注意。素体をそっくりそのまま交換する仕様の鎧もあるため、組み合わせにも注意したいところである。意外にも頭部に装備するパーツはない(専用のものは除く)が、これは頭部形状の関係上アクセサリーが使いまわしにくいため(エルフ用帽子に関しても実質専用になっている)。
それ以外にも舞台を盛り上げるジオラマ風アイテムがあるなど、小物類に力を入れているのも本シリーズの特徴と言えるだろう。企画時には背景をフラットガシャポンとして販売する事も視野に入れていた模様。
このコンセプトは後述する『リンクトラベラーズ』へと受け継がれる。素体が同じ仕様であるため互換性も確保されており、武器や鎧の装備も可能とされる。
ラインナップ
オンライン版とカプセル版では仕様と構成が異なり、オンライン版は武器の数が少ない代わりに重塗装版となっている。
※〇はオンライン限定、素体バージョンは人物名の後に記入。無表示の場合は専用素体。
第1弾「冒険の始まり」編
(2022年12月発売、2023年6月再販)
素体2種(男女1種ずつ)、武器セット2種、鎧2種の構成となるが、戦士の鎧はボリュームがあるため上下で分割される。
初回販売だった12月販売分は好評であったため僅か数日で売り切れになり、探しても見つからないと嘆くユーザーも現れることに。そのことを受けて2023年6月に再販がなされることになった。同時にオンライン版も6月に再販し(ただしキャラエディットセレクションの再販は見送り)予約が開始されたが、わずか数時間で売り切れる事態が起きた。
- 異世界から来た少年(男性素体)
東京の浅草から異世界に飛ばされてきた少年。本作の主人公。モンスターに狙われた所をダークエルフの女騎士に命を救われ、ノアの町に案内される。そこで勇者の娘と出会う。
自分がこの世界に飛ばされた理由も知らないまま旅をすることになったが、娘から聞いた7つのカプセルのことを知り、カプセル探しと彼女の手助けをすることとなる。
ホームページのイラストでは、私服の上に鎧を着こんでいることが解る(カプセル台紙のイラストと見比べてみると一部異なる箇所がある)。後述の第4弾の私服との組み合わせでイラストと同じ姿にすることが可能。
- 勇者の娘(女性素体・大)
かつて魔王を倒したとされる勇者の娘。本作のもう1人の主人公にしてメインヒロイン。
復活した魔王を再び倒すため旅立った父が行方不明になったため旅に出る準備をしていたところ少年と出会い、彼に同行することに。しかし父親を捜す旅を続けるうちにある事実を知ることになる。
- 武器セットA(剣(長剣と大剣)、サークルシールド)
- 武器セットB(細身剣、斧、カイトシールド)
- 戦士の鎧・上
- 戦士の鎧・下
肩アーマーは男女素体用の接続リングがそれぞれ付属している。初版は股関節が外れやすかったが再販では修正された(オンライン版も同様)。
- 鉄の鎧
胸の鎧は通常の胸の上に被せる仕様。手首は前腕部と一体式。
オンライン第1弾「ノアの町」編
(2022年12月(1次)、2023年1月(2次)、2023年6月(3次)発送)
勇者の娘は通常版とは異なる仕様で、ニーソックスとスカートといった服を着ているデザインとなっている(メインビジュアルと同仕様)。また武器の仕様が一部異なり、カプセルの制限により短くなっていた斧や剣の長さが通常版より長くなっている。
- 勇者の娘(私服)
勇者の娘の私服バージョン。こちらが公式のデザインとなっている。形状の関係上、肩アーマーの取り付けができなくなっている。
- 白銀の鎧
手甲との組み合わせを考慮して配色をあわせてある。
- 戦士の鎧・黒A(胸部、スカーフ)
- 戦士の鎧・黒B(手甲、肩アーマー)
- 戦士の鎧・黒C(下半身)
- 斧
- 剣1(長剣)
- 剣2(大剣)
- 剣3(細身剣)
- 盾1(サークル型)
- 盾2(カイト型)〇
レリーフが施されている。
- スカートA
- スカートB
- 手甲〇
白銀の鎧と合わせることを考慮した銀塗装を施している。
キャラエディットセレクション「ノアの町ギルド」
(2022年12月(1次)、2023年1月発送(2次))
第1弾素体のカラバリで、造形は表情以外同じ。
- 冒険者1-A、1-C、1-E(男性素体)
- 冒険者1-B、1-D、1-F(女性素体・大)
第2弾「青い森のエルフ」編
(2023年4月発売)
今弾から低身長素体が登場。ボディがコンパクトにまとめられている反面、着用できる衣装が限られる(大きさの関係上着用できないものあり)。衣装は1弾と異なり分割されずにカプセルに収められるほどのボリュームとなっている。
カラバリ版も2024年7月に発売、こちらはエルフA-#など人物の名称が記号となっている。
- 銀髪のエルフ・長髪(女性素体・小)
青い森の奥に一人で住んでいる少女。エルフ族の中でごく稀に誕生する銀髪赤目のエルフで、生まれながらにして強力な魔力をもっているため村人からは恐れられ、村から追放されてしまった過去がある。魔法の制御と人々に認められたいため少年たちと同行することに。
人と接していない時期が長かったため無口だがファッションにはこだわる。
終盤、エルフの王と同じ種族のエルフだったことが判明するが、仲間を優先したため王側に付くことはなかった。
- 髪結いのエルフ(女性素体・大)
ブルーフォレストに住むエルフの一人で銀髪のエルフの幼馴染。髪をサイドテールに結んでいる。主に回復系の魔法を得意とし、弓矢の名手でもあるオールラウンダー。参謀役として重要な役回りを担うことも。
銀髪のエルフのお世話をしており、ファッションセンスなどを銀髪に教え込んだ張本人。
- 武器セットA(魔法の杖、宝石の杖、木の盾)
- 武器セットB(弓、矢、矢筒)
矢筒は紐を通して背負うことが可能。矢は矢筒に収めることができる。付属の矢は一つしかないが、複数(最大4本)収納できる。
- 銀髪のエルフの平服
銀髪のエルフ用の衣装。オンライン版より造形が簡素化している。上半身のジョイント、足首のジョイントは素体から移植する必要がある。
- エルフの服
髪結いのエルフ用の衣装だが、頭部を交換するだけなので他の女性素体にも流用できる。弓を引くポーズを取るための前腕が別に付属し、それを使用することで肘を深く曲げることができるようになる。
オンライン第2弾「ブルーフォレストの試練」編
(2023年3月(1次)、4月(2次)発送)
第1弾同様、カプセル制限に左右されない大きさの武器がラインナップされ、オンライン限定の武器の数も増えている。素体は2体となり通常版と一部塗装と造形が異なっている。
こちらもカラバリ版が発売(2024年7月(1次)、8月(2次))。
- 銀髪のエルフ(おさげ)(女性素体・小)
髪型とインナーの配色が異なる。カプセル版とコンバートすることで公式のインナー配色を再現できる。
- 長髪のエルフ(女性素体・大)
エルフの一人でブルーフォレストの長老の娘。おしとやかな髪結いとは異なりかなりのツンデレだが、時折優しさを見せることも。
髪結い同様弓矢を使用するが、風の魔法などの攻撃系魔法も得意。銀髪には魔法関連の技術を教えている。
- 妖精の帽子
- 妖精の服(上)
- 妖精の服(下)
- 妖精の靴
銀髪のエルフ用の衣装。カプセル版と異なり配色と腰巻の造形が異なる。帽子はつば部分にプリントあり。
- 上級エルフの服(上)
- 上級エルフの服(下)
長髪のエルフ用の衣装だが通常の女子素体でも着用可能。カプセル版と比べて一部形状が異なる。
- 魔法の弓〇
- 魔法の矢筒〇
- エルヴンボウ〇
矢の造形は武器セットBのカラバリ。
- 木の盾(赤・茶)
- 木の盾(緑・黄)
- 宝石の杖(赤)
- 木の杖
白い部分は成型色ではなく塗装。
- 魔力の杖〇
キャラエディットセレクション「ブルーフォレストギルド」
(2023年3月(1次)、4月(2次)発送)
素体仕様は第1弾同様だが頭部が新規造形。耐久性に問題があった関節の一部が修正されており、再販の第1弾の素体はその仕様となっている。
- 冒険者2-A、2-C、2-E(男性素体)
- 冒険者2-B、2-D、2-F(女性素体・大)
第3弾「獣人の国ポタル」編
(2023年8月発売)
物語冒頭で登場した女騎士とポタル国の住民である獣人の子ども(男の子)がラインナップ。鎧関連はボリュームの関係上再び上と下に分かれている。
カプセル版では槌(ハンマー)と獣人(女の子)が使用する武器(マジカルステッキとホーリーケイン)が入っており、本来装備するはずの女騎士の武器がラインナップに入っていない(槌は男の子獣人用であるため、台紙イラストでは女騎士は武器を持っていない)ため、剣等を持たせる場合は他弾から流用せざるを得なくなっている(ホームページのイラストを再現するにはさらに武器屋のマントが必要になる)。
獣人素体および女騎士素体は新規造形。
こちらもカラバリ版(2024年11月発売)があり、やはり素体は女騎士(ポニーテール)#などとといった表示となっている。
- 女騎士(ロングヘア)
物語冒頭で異世界の少年の命を救ったダークエルフの騎士。「何か」を探しており、その旅の途中だという。
変形する武器と魔法を併用する「魔法騎士」。
その「何か」とは、ある目的のために必要らしい。
その正体はエルフの王(後述)の娘で、父と共に人間族への復讐のために7つのガシャポンを集めていたが、少年達と旅を続けていく内にその目的に若干の迷いが生じ始めている。
- ポタル獣人(男の子)(獣人素体)
ポタル国の住民である水先案内人の子ども。体力に自信があり、大型のハンマーをも軽々と扱える腕力を持つ。
- 隕鉄の鎧(銀)(上)
- 隕鉄の鎧(銀)(下)
ボリュームの関係上、上下に分割される。女騎士用の鎧だが通常の女子素体にも装備可能。ただし専用の装備であるためなのか、一部軸の合わない箇所があるので注意。
- 獣人の槌
組み換えで棍棒タイプとハンマータイプに変更できる。イラストでは獣人の男の子が手にしている。
- 冒険者ベルトセット(茶)
素体に装着できるベルトと胸部レザーアーマーのセット。ベルトは男女それぞれのサイズが用意されており、男子サイズは獣人素体にも着用可能。武器を携帯できるホルダーが付属し、ベルトを介して剣や斧などを腰に取り付けることができる。胸部アーマーは女子素体にのみ装備可能。
- マジカルステッキ(ピンク)、ホーリーケイン(白)
上記の通り、本来は女の子獣人の装備。ホーリーケインの宝珠はユーザーで取り付ける。
オンライン第3弾「迷いの森の案内人」編
(2023年8月(一次)9月(二次)発送)
女騎士の仕様変更版と獣人の子ども(女子)のラインナップ。前弾と比べて限定武器の数が多いが、武器によっては塗装箇所が少ないものや肉抜きされているものがある。一部の武器には変形ギミックを採用している。女騎士が使用する武器はこちらにラインナップされているため、カプセル版で購入する際には気を付けたいところである。カラバリ版も2024年11月に発売。
- 女騎士(ポニーテール)
髪型と髪飾りが異なる。
- ポタル獣人(女の子)(獣人素体)
男の子獣人の幼馴染。力はあまり強い方ではなく、その分手先が器用で得意な回復系魔法でサポートをする・・・のだが、ホームページのイラストでは大型武器であるはずの金砕棒を手に持っている。腕と脛・足首は男子と共用の造形。
- ラストハルバード〇
女騎士が使用する武器。変形ギミックあり。
- 隕鉄の鎧(黒)(上)
- 隕鉄の鎧(黒)(下)
鎧の色がつや消しの黒となっている。
- ツヴァイハンダ―〇
- クレイモア〇
- グレートソード〇
- バルディッシュ〇
- グレイブ〇
上2種は先端の刃部分の差し替えが可能で互換性がある。
- 金砕棒
- マジカルステッキ(青)
- ホーリーケイン(緑)
- 冒険者ベルトセット(黒)
キャラエディットセレクション「北の大地ポタルギルド」
(2023年8月(一次)、9月(二次)発送)
獣人の子(男子、女子)のカラバリ2体と新規の冒険者スタイル4体のラインナップ。服形状の関係上、互換性のないアイテムがある。冒険者ABCDはジャケットの脱着が可能。
- 冒険者3-A、3-B(男性素体B)
- 冒険者3-C、3-D(女性素体B)
- 冒険者3-E、3-F(獣人素体)※Eは男子、Fは女子
ノアの武器屋
(2023年10月発送)
手持ち武器と壺や箱と言った置物系アイテムのラインナップ。魔王を倒した先代勇者が持ち帰ったアイテムや武器などを基に開発・製造したもの。置物系アイテムは組み合わせができるものがある。
- 赤竜の剣
- 翠竜の剣
上2種は造形は同じで配色のみ異なる。そのため全塗装となっている。
- 朽ちた大剣
刀身が三等分に分解できる。刀身は連結が可能で複数あれば伸ばすこともできる。
- クリムゾンサイズ
刀身と柄が分離可能。長物系アイテムとの互換性あり。
- スティレット
- ボロのマント
一体成型であるため装備する場合肩及び胸部アーマーを外す必要がある。キャラによっては髪型が干渉して取り付けられないものがあるので注意。
- 剣立て
剣などの長物を4本立てることができるスタンド。台座の異なるものがそれぞれ1種ずつ付属し計2つ組むことが可能。
- 石の床
6枚セット。複数繋げることができる。
- 木箱
中にアイテムを入れることができる。上面の部分はふたの代わりに武器セットなどに付属するプレートをはめ込むことが可能。
- 壺
ふたが取り外せるためアイテムなどを入れることができる。
ノアの防具屋
(2023年11月発送)
服やスカート等の衣類系の防具と樽やトルソーと言った置物系アイテムのラインナップ。
こちらも武器屋と同様魔王を倒した先代勇者が持ち帰った衣類や防具などを基に製造したもの。
武器屋と防具屋のアイテムを組み合わせることで店舗内のレイアウトを再現することができる。
- ノアの服(上)
- ノアの服(下)
- ノアの服(腕)
男性キャラ用。全種そろえると頭部以外のボディが出来上がる。
- ノアのシャツ
- ノアのブーツ
- ノアのスカート
女性キャラ用。シャツには素手が付属するため頭部以外のボディが完成する。
- トルソー
首と肩が可動。別売りの服(上半身装備のみ)との組み合わせが可能。
- 木の床
6枚セット。複数繋げることができる。石の床との組み合わせも可能。
- カウンター
横に複数繋げることが可能。
- 樽
ふたが開閉可能。中にキャラやアイテムを入れることもできる。
第4弾「廻る旅の終わりに」編
(2024年1月発売)
クライマックスに登場する勇者の鎧装備の勇者の娘と私服の異世界から来た少年のラインナップ。私服の少年は第3弾の獣人同様完全新規で、装備できるアイテムが限られる。武器はすべて手持ちタイプでキャラを選ばない造形となっている。
- 異世界から来た少年(私服)
転移時に着用していた私服。
ボディが新規造形。ジャケットは取り外し可能。腕部は肩アーマーの取り付けが可能なため、第1弾の戦士の鎧を装備させることでHPのキャラクターイラストと同じ姿となる。
- 勇者の娘(最終決戦仕様)(女性素体・大)
頭部が新規造形。
- 勇者の鎧(上)
- 勇者の鎧(下)
頭部の付け替えだけで交換が可能。
- アイスコフィン(封印)
剣は鞘に収めることができる。柄の装飾が2種同梱。刀身は外れやすいので接着推薦。
- 武器セットA
- 武器セットB
オンライン版と異なる武器が1種、その他はオンライン版と同じ造形のもの。
オンライン第4弾「決戦!アサクサ遺跡」編
(2024年1月(一次)2月(二次)3月(三次)発売)
覚醒後の勇者の娘とラスボスであるエルフの王、防具と武器のラインナップ。エルフの王関連の防具・武器、一部の武器は新規造形となるが、最終弾ということなのか新規造形が半分を占めるラインナップとなった。
一次は予約開始から僅か1時間足らずで終了、二次も1日も持たずに終了した。そのためシリーズでは異例の三次予約が開始された。
- 勇者の娘(最終決戦覚醒ver.)(女性素体・大)
7つの武器によって能力が覚醒した姿。頭部が新規造形となり髪はクリアパーツ。
- エルフの王
元々は誰にでも優しい人格者であったのだが、人間の王の裏切りを受けてしまい、以降は人間を憎むようになった。人間族への復讐を誓った時に王の瞳は金色へ変わってしまったという。
人間族への復讐を果たすべく、娘である女騎士を従えて各地のガシャポンを集めていた。そしてガシャポンの願いで魔王を取り込んだ王は、カプセルワールドとイマジナリーワールドをリセットさせ、自分の都合の良い世界へと作り替えようとする。
元来のエルフ族は強い魔力を持った銀髪赤目の一族で、現在のエルフは異世界転移の影響によりその力を失っている存在だった。
新規造形で上半身が裸という珍しい仕様。
- 勇者の鎧・覚醒(上)
- 勇者の鎧・覚醒(下)
カプセル版勇者の鎧のカラバリ。
- 逢魔の鎧〇
- 逢魔の鎧〇
腰の鎧は軟質素材だが、形状の関係上股関節の可動範囲が狭まる。男性素体にも装備可能。
- 終末の剣(ドゥームズデイ)〇
完全新規。
- 聖晶の剣〇
- 聖樹の霊槍〇※
- マジカルロッド〇
完全新規。クリアパーツに塗装が施されている。マジカルロッドは解放版と称されているが、マジカルステッキとは造形が異なる。
- 勇者の盾
- アイスコフィン※
- 崩天の剣※
- クリスタルソード※
- 封印蝕器4號※
- 大地の剣※
- 閃空の斧※
勇者の盾はオンライン第1弾のカイト型シールドのリカラー、他は第4弾のリカラー。解放版と称しておりカプセル版と成型色と塗装が異なる。
※の7つは「神が遺した武器」という設定。それらの武器がそろうことで魔王に匹敵する神の力を得ることが可能とされている。
キャラエディットセレクション「EPILOGUE COLLECTION」
(2024年1月(一次)2月(二次)3月(三次)発売)
決戦後の私服少年と勇者の娘2種、銀髪のエルフの王と銀髪のエルフのヘアーバリエーション2種のラインナップ。物語の締めくくりにふさわしい主要キャラのラインナップとなっている。
一次予約は1時間程度で終了している。二次の時点では売り切れはなかったものの、オンライン4弾と共に三次予約が開始された。
- 異世界から来た少年(私服) Another ver.
もとの世界に戻った後の姿。カプセル版と比べて配色が細かくなっている。
- 勇者の娘(私服) エピローグver.(女性素体・大)
長い旅を続けているうちに伸びた髪を切った姿とされる。
- 勇者の娘(私服) 決戦後ver.(女性素体・大)
最終決戦直後の姿で髪型が勇者の娘(最終決戦仕様)のカラバリ。
- エルフの王 銀のエルフver.
かつての人格者だった頃のエルフの王。
髪がクリアパーツに、肌の色が色白に変更されている。手足の鎧も色が薄くなっている。
- 銀髪のエルフ(ボブカット)(女性素体・小)
- 銀髪のエルフ(姫カット)(女性素体・小)
おしゃれにこだわる銀髪のエルフのヘアーバリエーション。それぞれ髪型と本体の配色が異なる。靴が妖精の靴同様の仕様。
関連タグ
甲竜伝説ヴィルガスト:1990年代に発売されていた、フィギュア素体に装備を装着させて遊ぶガシャポン商品。そのため本作はヴィルガストの後継作・令和版ヴィルガストとも言われている。
アクアシューターズ!:この作品のヒットから本作が企画されたと噂されている。と言うか「アクアシューターズ!の技術でヴィルガストを復活させてほしい」と言う声に応えたのが本作という話も。アクシューを基にしていることもあり互換性も確保している。頭部は同サイズで組み替え可能(鎧等を着せる都合からか、首から下はガシャポンクエストの方が頭身が高く細い)で、女性素体頭部はアクシューと構造が同じなため、オプションフェイスパーツも付けることができる。アクシューは過去にプレミアムバンダイでフェイスパーツの販売を行っているが、何かの縁なのか本作のデザイナーである日向悠二監修のフェイスパーツが発売されることに。アクシューはもちろんのこと、ガシャクエ(女性素体)との互換もあるとのこと。
リンクトラベラーズ:ガシャクエの精神的続編として登場する新シリーズ。キャラクターデザインを引き続き日向氏が務め、更に制作スタッフの一部が参加、世界観の類似(舞台が荒廃したアサクサ)など、ガシャクエとの共通点が見られる。新シリーズとして仕切り直されているがある意味ガシャクエ第2部といえ、ガシャクエ世界とのリンク・クロスオーバーもなされているとのこと。素体仕様が同じであるため装備や武器等の互換性がある。なお公式ブログでは「ガシャポンクエストは先のロボットコンチェルトよりはるかに先まで構想が作られています」と語られていたが、リンクトラベラーズがその「構想」にあたるのかどうかは現状は不明。
ダイの大冒険:平成版放送当時にアクトプレイバーという似たコンセプトの商品(ただしこちらは鎧の脱着は不可)のリリースが予定されていたが商品展開が打ち切りになった事もあって発売中止に。コンセプトが似ていることもありガシャポンクエスト仕様のフィギュアを発売してほしいと願うファンもいる。
おとぎ銃士赤ずきん:コラボ候補のひとつ。OVAのものしかアクションフィギュア(現在入手困難)がないためリメイクを希望しているファンも。ガシャクエの素体を基にした作例がある。
実は世界観が類似しており、二つの世界の関連性も部分的にではあるが似ている。主人公が一般人、ヒロインが剣士スタイル、メンバーの中にエルフの人物がいるなどパーティー構成が似ている(初期の設定では魔法使いもしくは僧侶ポジションの人物がいた)など共通点も多い。
デスクトップアーミー:ガシャクエと大きさが近くコンセプトが似ているが、こちらはメカ分が多め。一部互換性があるものも。コラボ商品があり、そのなかにコンセプトが似ているものがある。
葬送のフリーレン:人種構成と初期パーティーがガシャクエ側のパーティーと類似。そのこともありガシャクエ仕様のフィギュア発売を希望している人もいるが…。
まちぼうけダンジョン:まちぼうけシリーズのオリジナル企画。ガシャクエ同様ファンタジー系だが固定フィギュアとなる。ただしスケールを合わせてあるのか、敵キャラとして使用しても違和感がない。記載されていないが武器等に互換性がある。