「水運で栄えた醤油五大名産地。」
概要
千葉県北西部にあり利根川と江戸川に囲まれている。醤油の街としてキッコーマンの工場(登記上の本社所在地)がある事で有名。農業も盛んで、近年は枝豆の街としても売り出している。
地理
面積・人口
面積 | 103.55km2 |
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人口 | 約15.2万人 |
千葉県最北端の市。東京都の都心から30〜40キロメートル"ギリ"圏内である。
遊園地、観光スポットや娯楽施設が複数存在し、大型ゴルフ場や公園が複数あることから、割と広大な敷地面積をと言える。(千葉県市区町村総面積17位)
隣接地域
北部はかつては関宿町であったが、2003年6月6日に同町を吸収合併して現在に至る。これにより、埼玉県幸手市、杉戸町と茨城県境町、五霞町 が隣接した。
ちなみに、直接野田市から五霞町へ渡る道路や橋が無い為、幸手市もしくは、境町から、経由する必要がある。また、守谷市と常総市も、坂東市もしくは、柏市から経由する必要がある。
成績優秀な学生が公立高校に進学する場合、柏市の県立柏高校か県立東葛飾高校に行くか、埼玉県の県立春日部高校及び春日部女子高校に行くケースが散見されており、北辰図書という埼玉県民が受ける模試などを受ける人もそれなりにいるという。
河川
その他複数存在。
交通
鉄道
- 東武野田線(東武アーバンパークライン)の一本。中心駅は野田市駅。
駅は野田線の駅一覧より川間駅~梅郷駅の区間が野田市に所在する。
平成中頃から橋上駅舎化、高架化などで激変した駅が多い。
南東部の一部はつくばエクスプレスの柏たなか駅が最寄り駅である。
バス
- 【野田市コミュニティバス(まめバス)】
野田市内各エリアごとに、駅を経由したルート。
- 【朝日バス 】
- 【茨急バス 】
駅一覧
- 【川間駅】
千葉県最北端の駅。駅前に朝日バスがあり、旧関宿町方面や境町方面からの通勤通学、帰宅ラッシュ等で利用をすることが多い。
- 【七光台駅】
野田線の車庫がある。つくばエクスプレスの建設ルート案より、通る予定であった。
- 【清水公園駅】
清水公園を観光する際に利用することが多い。
- 【愛宕駅】
西口周辺に茨急バスのバス停があり、茨城県坂東市と埼玉県越谷市を経由するルートで通勤通学、帰宅ラッシュ等で利用をすることが多い。
- 【野田市駅】
野田市の中心の駅。すぐ隣にキッコーマン工場、その近隣に本社がある。
愛宕駅と同じく、駅前に茨急バスのバス停があり、茨城県坂東市と埼玉県越谷市を経由するルートで通勤通学、帰宅ラッシュ等で利用をすることが多い。
- 【梅郷駅】
東口に、野田梅郷住宅終点とする交通バス茨急バスのバス停がある。ちなみに、野田梅郷住宅で折り返しになるが、終点のバス停から、徒歩で約1時間程度で柏たなか駅へ到着できる。
その他
道路に関しては国道16号がある他、千葉と埼玉を跨ぐ野田橋、金野井大橋(16号)、関宿橋、宝珠花橋、玉葉橋と千葉と茨城を跨ぐ境大橋、下総利根大橋、芽吹大橋があり、下総利根大橋は有料となっている。
この内、野田橋、金野井大橋、芽吹大橋は時間帯によっては渋滞が激しい問題も抱えている他、境大橋を超えた信号を右折すると国道354号にも到達する。
高速道路は市内を通っていないが、常磐自動車道流山IC、柏IC及び圏央道五霞IC、境古河ICが最寄りICとなっている。
茨城県の圏央道をICの最寄りICになる為、アクアライン及び首都高を介さないで行く方法なら神奈川県から最も近い千葉県の自治体となっている。
名所
- 【櫻木神社】
野田市駅から徒歩12分。
桜の名所として知られている。
- 【利根運河】
運河駅北側にある。
流山市の市境に位置している。こちらも桜の名所、祭事やイベント等が行われている。
- 【旧野田商誘銀行】
野田市駅から徒歩11分。
かつて野田市にあった銀行。1900年(明治33年)7月10日に設立。千葉銀行(ちばぎん)でもあった。
- 【興風会館】
野田市駅から徒歩11分。
約500人の客席を持つ大講堂や集会室、地下ギャラリーがある。
昭和4年(1929年)に竣工。
- 【清水公園】
清水公園駅西口から徒歩17分程。
面積28万平方メートルの敷地を有する民営の自然公園。サクラ(桜祭り)とツツジ(つつじ祭り)の名所であり、日本さくら名所100選に選定されている。日本最大級のフィールドアスレチックを始め、園内施設が充実している。
- 【鈴木貫太郎記念館】
野田市のほぼ先端に位置する。
日本海軍大将で第42代内閣総理大臣を務めた鈴木貫太郎ゆかりの品を展示する千葉県野田市立の記念館である。
- 【千葉県立関宿博物館】
野田市のほぼ先端に位置する。
関宿城址付近にあり、関宿城、旧関宿町、河川に関する県立の総合博物館。関東の富士見百景に選定されている
- 【キッコーマンもの知りしょうゆ館】
野田市駅東側。
キッコーマンの醤油工場の中にある「キッコーマンもの知りしょうゆ館」は、日本を代表する調味料「醤油」のすべてがわかるミュージアム。醤油の製造過程を見学しながら、もろみ熟成の様子やしょうゆの色・味・香りを体験できる。「醤油の歴史」や「醤油の知識」などの展示で、醤油について学習できる名所。
- 【上花輪歴史館】
野田市駅から徒歩17分。
江戸時代、上花輪村(現千葉県野田市上花輪)の 名主であり、醤油醸造を家業としていた高梨 兵左衛門家の屋敷や、 代々伝わる年中行事・古文書・物品を受け継ぎ、保存公開している 博物館。
余談
- 計画された路線
流山電鉄
かつては、流山駅から野田市駅を経由して小山駅まで延伸される計画があった。
久喜筑波鉄道
- 計画中の路線
東京直結鉄道(構想)
2000年(平成12年)1月の運輸政策審議会答申第18号において、地下鉄8号線(有楽町線)の亀有から先の延伸区間が野田市とされ、目標年次(2015年(平成27年))までに整備着手することが適当である路線に位置付けられた。経路は豊洲- 東陽町 - 住吉 - 押上 -四ツ木 - 亀有 - 野田市を計画している。しかし、延伸構想は具体化されておらず、他の関係各市の自治体からは市民に対しての公式発表はされていない。
市は早期事業化のために、八潮 - 野田市間を先行的に整備し、八潮でつくばエクスプレスと相互乗り入れすることを目指している。この場合、八潮から草加市を通り、越谷市で武蔵野線の越谷レイクタウン駅と接続し、吉川市・松伏町を経由して野田市駅に至るルート(9駅設定, 延長18.2キロ)を計画しているが実現の目処は立っていない。
野田市には、直接東京都への交通アクセスがないため、東武線で柏駅、流山おおたかの森、もしくは、春日部駅、大宮駅から東京方面の鉄道に乗り換える必要がある。ちなみに、高速道路に関しては野田市を迂回する形になっており、周辺の地域のインターチェンジから乗る必要がある悩みの種である。
関連項目
野田市出身で、自身のブログ名は「のだしみん」