概要
埼玉県春日部市の中心にあり、東武鉄道の主要路線2路線、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)と、東武野田線(東武アーバンパークライン)の接続駅。駅番号は伊勢崎線がTS27、野田線がTD10。
地上駅で駅構内に自由通路がない上、ホームも大規模な作りとなっているため踏切や歩行者地下道も駅から離れた場所にあり、事実上駅が市を分断していて大きな問題になっている(東口⇔西口通り抜けには150円の入場券を買う必要がある)。
駅周辺が踏切で渋滞や駅舎の狭さ、中心市街地の空洞化など複合的な要因で高架工事が検討され、2024年現在、2030年頃の完成を目指して高架化工事が進められている。
但し、高架化計画で当初島式3面6線の計画が、東武の指針で島式4面8線となって高架化される計画に変更された。
その影響からなのか、当駅を伊勢崎線と野田線の交差機能を強化する予定となっている。
又、スカイツリーラインの北千住方面は仮線に移設後は待避機能を持つ予定となっている。
高架化は野田線島式2面4線→スカイツリーライン下り島式1面2線→スカイツリーライン上り島式1面2線の順で行われる予定で、完成するとスカイツリーラインのホームは10両編成対応の一般(急行以下)ホームと、6両編成対応の特急専用ホームが前後に配置された、総延長340mものホームになる模様。ちなみに前後でホームを共有していた事例は、太田駅1〜4番線(館林方面行き)・7〜10番線(伊勢崎・赤城行き。現在は使用停止)の前例がある。
2023年(令和5年)2月4日に春日部駅東口が仮駅舎に移行した。
駅構造
1番乗り場・3番乗り場の間にホームのない中線(2番線)、4番乗り場・7番乗り場の間にホームのない中線(5番線)があり、回送列車の待避などに使われる。6番線は欠番だが、かつてはここにもホームのない中線が存在した。
又、2024年(令和6年)5月12日から、伊勢崎線浅草方面は島式1面2線のホームとなり2番乗り場が本線。
1番乗り場が待避線となって浅草方面本線の列車は2番乗り場中心に切り替えた。
のりば | 路線 | 方向 | 行き先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 東武スカイツリーライン | 上り | 新越谷・北千住・浅草方面 | 1番乗り場は待避線。 |
3・4 | 東武スカイツリーライン | 下り | 東武動物公園・久喜・南栗橋方面 | 4番乗り場は待避線。 |
7 | 東武野田線 | 下り | 清水公園・柏・船橋方面 | |
8 | 東武野田線 | 上り | 岩槻・大宮方面 | ※急行以下のみ |
高架化完成予定後
番線 | 路線 | 方向 | 行き先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | 東武スカイツリーライン | 上り | 新越谷・北千住・浅草方面 | |
3・4 | 東武スカイツリーライン | 下り | 東武動物公園・久喜・南栗橋方面 | 特急専用ホーム6両分を新設。 |
5・6 | 東武野田線 | 下り | 清水公園・柏・船橋方面 | |
7・8 | 東武野田線 | 上り | 岩槻・大宮方面 | ※急行以下のみ |
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は63,817人である。
- 伊勢崎線の駅では、北千住駅、新越谷駅、押上駅・とうきょうスカイツリー駅、草加駅に次いで多い。
- 野田線の駅では柏駅、大宮駅、船橋駅に次いで多い。
- ただし乗り換え人員は含まれない。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 72,567人 |
2009年(平成21年)度 | 71,300人 |
2010年(平成22年)度 | 71,063人 |
2011年(平成23年)度 | 70,636人 |
2012年(平成24年)度 | 72,445人 |
2013年(平成25年)度 | 73,666人 |
2014年(平成26年)度 | 72,401人 |
2015年(平成27年)度 | 73,634人 |
2016年(平成28年)度 | 72,879人 |
2017年(平成29年)度 | 72,856人 |
2018年(平成30年)度 | 72,186人 |
2019年(令和元年)度 | 71,071人 |
2020年(令和2年)度 | 53,824人 |
2021年(令和3年)度 | 57,647人 |
2022年(令和4年)度 | 61,279人 |
2023年(令和5年)度 | 63,817人 |
隣の駅
※スペーシアXを除く特急停車駅については『けごん』『きぬ』『リバティ会津』『スカイツリーライナー』『アーバンパークライナー』を参照(『りょうもう』のみ通過)。
伊勢崎線 | ←浅草方面 | 当駅 | 東武動物公園方面→ | 備考 |
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りょうもう | 通過 | |||
スペーシアX | 北千住駅 | 春日部駅 | 栃木駅 | 乗降可能は2号車と5号車のみ。 |
| せんげん台駅(TS24) | 春日部駅 | 東武動物公園駅(TS30) | |
| 一ノ割駅(TS26) | 春日部駅 | 北春日部駅(TS28) | |
野田線 | ←大宮方面 | 当駅 | 柏方面→ | |
| 岩槻駅(TD06) | 春日部駅 | 藤の牛島駅(TD11) | |
普通 | 八木崎駅(TD09) | 春日部駅 | 藤の牛島駅 |
余談
- 『クレヨンしんちゃん』にも当駅および駅周辺がしばしば登場し、野原ひろしが通勤のために利用している。なお、劇中では春我部駅と表記されている。劇場版でもたびたび登場し、特に『オタケベ!カスカベ野生王国』では四膳守との最終決戦の地となっている。これらの縁で2018年より当駅の発車メロディに『オラはにんきもの』が使用されている。
- 西口付近にあるイトーヨーカドーはクレしんとのコラボレーションで時より「サトーココノカドー」仕様に期間限定で改装される。
- 野田線ホームには西新井駅同様にラーメンの立ち食いスタンドがあり、天ぷらラーメンなど個性的なメニューもあり、秘かな人気を博している。1番線の伊勢崎線ホームにはかつてカフェとーぶというカレーライス主体の喫茶店があったが、高架化工事により閉業となった。
関連タグ
沼津駅…こちらも春日部駅と全く同じ原因で市の北口側と南口側を駅が分断している事が大きく問題になっている。