概要
栃木県佐野市葛生東1丁目にある、東武鉄道佐野線の駅(TI39)。
旧・葛生町の中心部の最寄り駅である。
1889年6月23日、佐野線の前身「安蘇馬車鉄道」の駅として開業し、1894年に現在地に移転した。東武鉄道の創業はさらに3年後のことである。
佐野線の終点だが、当初はここから日光方面へ路線を伸ばす計画があった。しかしながら葛生ルートでの日光延伸は山越えとなり、複数のトンネルを建設する必要があったことからこれを断念し、関東平野を北上する栃木市回りのルートに変更された。これが東武日光線である。
普通列車のほかに、毎朝1便のみ浅草行きの特急『りょうもう』がある。この列車は、前夜に浅草駅より到着したあと夜間滞泊し、翌朝に折り返すダイヤが組まれている。
駅構造
単式ホーム1面1線。
1986年10月20日まで貨物取扱いをおこなっていた(貨物列車は1997年の上白石貨物駅廃止まで存続)関係で、さらに3本の側線がある。
利用状況
2020年(令和2年)年度の1日平均乗降人員は734人である。
年度 | 1日平均 |
---|---|
2006年(平成18年) | 1,385 |
2007年(平成19年) | 1,383 |
2008年(平成20年) | 1,390 |
2009年(平成21年) | 1,320 |
2010年(平成22年) | 1,206 |
2011年(平成23年) | 1,137 |
2012年(平成24年) | 1,135 |
2013年(平成25年) | 1,134 |
2014年(平成26年) | 1,041 |
2015年(平成27年) | 1,028 |
2016年(平成28年) | 1,002 |
2017年(平成29年) | 983 |
2018年(平成30年) | 937 |
2019年(令和元年) | 936 |
2020年(令和2年) | 734 |