概要
株式会社バンダイが経営するアニメや特撮作品を主体とする限定グッズを取り扱う通販サイト。「プレバン」という略称で呼ばれる。
劇中でわずかしか登場しないフォームを立体化したフィギュアやガンプラの他、キャラクターとコラボした高級グッズ(時計など)やケーキなどの食品、変わったところではコスプレ風の衣類を代表とするアパレル類を取り扱っており、受注生産という形で販売される。
ゴンさんフィギュアのような公式が病気な商品を出す遊び心も忘れない。
生産コストは莫大にかかるが売れる見込みがなさそうな商品が発売される事が多い。
ガンプラEXPOで品切れになったガンプラやガンダム展の限定ガンプラ付きチケットの取り扱いもここで行われていた。
公式の通販サイトなので商品は定価であり、加えて送料も高いのですぐに財布が軽くなってしまう事もしばしば。
また一回の発送毎に送料がかかるため、こだわりがないならまとめて発送する事が推奨されている。この点では一定以上の金額になると送料が無料になるコトブキヤやタカラトミーモールに軍配が上がるだろう。
プレバン商法
しかし2010~2011年を境に「これくらい一般発売しろよ!」と突っ込まれそうなものまでプレバン限定で発売する事が増えたのである。とはいえ、プレバン以外にもこのような事態は起きており、国内では通販限定と謳っている限定商品もあるくらいなのでプレバンだけの特許とはいえなかったりする。
現在、プレバンのみの取り扱いになる対象に明確な基準は読み取れない。
ただ、二つほど言えるのは主人公および主役機以外なら誰でも(酷い時は主役ですら)プレバン限定の取り扱いになりうる事と主要キャラが多い作品は美少女戦士セーラームーンのセーラー戦士5人のフィギュアーツ以外、ほぼ100%全員一般販売された前例がない事である。
以下、プレバンの常識にとらわれない輝かしい伝説。
仮面ライダー
- まずはS.I.Cキバ・エンペラーフォーム。なんと主役の最強形態でありながら一般販売されず。キバは玩具売上・視聴率共に苦戦を強いられた作品であったため、その所以なのだろうと推察されていた。……がその後に発売されたイクサ&ダークキバは何故か一般販売枠になり、プレバン基準の不可解さを知らしる事になった。
- SHFクウガ・ライジングアルティメット。一体に交換用頭部を付属させれば済む黒眼版と赤眼版を、プレバンと東映ヒーローネットで別売り。
- ライダーマスクコレクションでは、全昭和ライダーを発光仕様で一同に並べる事ができる専用台座が発売された。そのお値段驚愕の3万円。(当時は)ここでしか手に入らないシンのマスクが付属したため、コンプリートを狙う層は買うかどうかで苦渋の選択を迫られる事に。台座の外観や仕様はこれといって凝ったものではなく、ぼったくり商品としてマスコレ史に悪名を残した。だがその後、リペイント版のシンのマスクが一般で発売されている(一応、低封入率のレア枠ではあるが……)。
- 鳥をモチーフにデザインされたオーズ・タジャドルコンボのSHFは羽根だけプレバンの「エフェクトパーツセット」に回されて別売り。
- 多くの平成ライダー主役SHF最強形態が一般販売される中、なぜか仮面ライダーブレイド・キングフォームはプレバン。またブレイドのマスク割れ頭部は交換用パーツ付属ではなく、上記ライアル同様の別商品。
- 敵怪人の多くはSHFでもプレバンが常であるが、そんな中でスコーピオン・ゾディアーツと仮面ライダーアビスは一般販売。どちらもシャドームーンのように長期に渡って活躍した人気ライバル怪人枠ではない。
- 準ラスボスといえるゴルドドライブは一般。ちなみに仮面ライダーチェイサーとハート・ロイミュードはプレバン。『全部私のせいだ。ははははは!!』
- 2017年以降は味方ライダーでも関係なく素体のパーツ流用が可能なライダーがプレバン送りとなる事が多く、仮面ライダービルドではビルドを流用できる仮面ライダークローズや強化フォームのラビットタンクスパークリングがプレバン、新規スーツのクローズチャージが一般だが仮面ライダーグリスがプレバン、ナイトローグが一般だが素体スーツのベースが同じブラッドスタークやヘルブロスがプレバンとなっている。
- さらにビルドでは初期フォームであるラビットタンクフォームのSHFを安く売る代わりに武器であるドリルクラッシャーが付属せず、プレバン限定のバイクに付属させるという暴挙に出る。これは翌年の仮面ライダージオウでもさらに悪化してやらかしており、ビルドとほぼ同価格で販売されたジオウはともかく、台座付きで通常の一般販売SHFと同値段で販売されたゲイツにも武器が付属せずプレバンでバイクと抱き合わせという手法を取っている。なお、ゲイツと同値段のウォズ(一般販売)にはしっかり武器が付いている。令和に変わった仮面ライダーゼロワンでもまた同じ事をやっている為、毎作品これがスタンダードとなっていくのか...。と思いきやアタッシュカリバーは一般販売の仮面ライダーバルカンにアタッシュショットガン共々付属する事が決定。バンダイもようやく学習したようだ。 またゼロワンに関しては価格が3300円(メーカー希望小売価格)と非常に低価格なのでこのような理由もあると思われる。
- 「劇場版仮面ライダービルド Be The One」にて劇場版限定フォームへの変身アイテムとなるクローズビルド缶だが、今までの夏映画アイテムが一般販売だったのに対しこれのみ事前情報も無く映画公開日にプレバン商品として登場。これには流石にファンからの批判が相次ぎ、CSM公式ブログでの「メモリアルガシャットのような枠を兼ねたかった」という弁明も言い訳でしかないと批判を食らう始末である。このように散々な言われようだったにもかかわらず、翌年のジオウでも同じことをやらかしている。それどころか、ジオウに関してはそれとは別にメモリアルライドウォッチがプレバンで出ており、この商品で出たライドウォッチにはこれといったセリフが入っている訳でもない。
- さらに劇場版ライダーである仮面ライダーブラッドだが、プレバン限定のグレートクローズドラゴンとラストパンドラパネルを購入する必要があり、変身アイテムの合計金額が2万は余裕で超えるという変身にコンセレレベルの金額を要求されるライダーとなった。一応コブラロストボトルはSGやGPを手に入れて塗装するという手法もあるが、放送初期の商品という事情もあり価格が高騰している。
- アナザーウォッチは全て商品化され、映画にちらっとだけ登場したアマゾンオメガライドウォッチ、ファイナルステージに登場したウォズライドウォッチも特典として入手できたが、映画やファイナルステージに登場したものを含めた昭和ライダー、てつを、ネオライダー、アマゾンズのライドウォッチが纏めて商品化されずに終わる。クォーツァーは泣いていい。(実はこれらのアイテムにはジクウドライバーで固有表示が出る事が解析で判明している。)
- 実は、一般販売で無くとも、プレバンで売られるだろうと予想されていたアイテムが商品化しないのはこれが初めてではない。(友情バースト眼魂、バンバンタンクガシャット、キルバスパイダーなど)
- 仮面ライダーゼロワン本編にて、仮面ライダー雷の変身アイテムである「ドードーゼツメライズキー」だが、プレミアムバンダイ限定のゼツメライザーと同梱(因みにマンモスゼツメライズキーも同梱されているのだが、他のゼツメライズキーとは違ってガシャポン版も食玩版も出ていない)されている為、ただでさえ再現しにくいのに、公式画像のアーク復活の場面のものを再現する場合滅亡迅雷フォースライザーとエイムズショットライザーとプログライズキー(バイティングシャーク、フレイミングタイガー、フリージングベアー、フライングファルコン、パンチングコング)、更にブレイキングマンモスも買う必要があるので、その結果、上述の倍の4万円超えの金額を要求するライダーとなってしまった。これはブラッドもびっくりだ。 ただしこれに関しては1話限りの登場ライダーなので人気が見込めるか不明確という面もある。
- 同じく仮面ライダーゼロワンで、復活した仮面ライダー迅が使用する変身ベルト「ザイアスラッシュライザー」がプレバン送りとなったが、怪人が使用するアイテムであるゼツメライザーやレイドライザーはまだしも、一応メインライダーの1人の強化アイテムに当たるベルトをプレバンで発売するのは如何なものかと物議を醸した。しかもグリスブリザードナックルやヨモツへグリロックシードなどと違い、1度きりの登場ではなく普通に本編で何度も活躍している。「真骨彫タジャドル(後述)と販売方法逆だろ!」との意見も。
- 同じく仮面ライダーゼロワンで、第37話の天津垓が履いていた、ZAIAエンタープライズ製のZAIAパンツがプレバンで発売された。
スーパー戦隊
特命戦隊ゴーバスターズ以降のレジェンドモバイレーツに対応しないレンジャーキーはプレバンの「ガシャデパ」というガシャポン製品を取り扱うショップで販売されたが、何かがおかしい。
以下、それらの例
まず値段がおかしい。プレバン限定とはいえ首を傾げたくなるような高価な商品となっている。
- レンジャーキーセット 獣電戦隊キョウリュウジャー レンジャーキー13本&音声デバイス(モバイレーツが対応しないための処置)12個 16200円
- レンジャーキーセット 獣電戦隊キョウリュウジャー デーボス レンジャーキー10本&音声デバイス9個 16200円
- レンジャーキーセット rainbow edition(トッキュウジャー) レンジャーキー40本(後述)&音声デバイス1個 29999円
- レンジャーキーセット 2000th edition(ニンニンジャープラスジュウオウジャーでゴーカイジャーが使用した二本) レンジャーキー12本 音声デバイス無し 16200円
次にラインナップがおかしい。
- キョウリュウジャーのセットでは番組終盤に登場した二代目キョウリュウジャー(色や性別が違う)が別枠でラインナップされているが、レンジャーキーでは唯一の例外を除いて男女の別は無い。
- トッキュウジャーのセットでは乗り換え変身したバリエーションが全てラインナップされている。レンジャーキーでは別フォームや強化フォームは基本的に存在しない。
- 敵の攻撃で一時的に変化した0号や−100号といった存在もラインナップされている。なお、もちろんおまけなどでは無い分値段は跳ね上がる。
- ニンニンジャーはそういったレンジャーキーもないが同梱されているトッキュウ4号とキョウリュウピンクのレンジャーキーは過去のプレバン製品の再録である。
- ロストエディションとして販売された、レンジャーキーが存在するはずの無い番外戦士。懐かしのX1マスクや幻にして伝説の存在となったゴセイグリーンなど人によって感涙するかor何故出たのか?の2択になる。 (ちなみにこの枠に入っていてもおかしくないジークとジークジェンヌは未商品化。)
他には
- メタルヒーローエディションとして過去に販売されていないメタルヒーローのレンジャーキー(メタルヒーローキー)も販売されたが、過去のメタルヒーローキーに付属したメッキ塗装されたキーが付属しない中途半端なラインナップとなっている。メッキバージョンは事前に予告されていないおまけみたいなものだが、それにしてもカブタックとロボタックは何処へ。ちなみに、ダイアナレディやガンギブソンといったサブメンバーのメタルヒーローキーも販売されず仕舞いだった。
- 動物戦隊ゴーバスターズ枠として販売されたシルバースタッグ!お前はスタッグバスターと同一の存在で違いは無いだろ!いい加減にしろ!…まあキャラがキャラだしギャグとしてあえて付属させたのかもしれないが、キーのデザインもシルバースタッグそのもの(他の動物戦隊とは違いスタッグバスターと全くの同デザイン)。それにしてもあまりにあんまりではないだろうか。
ガンダム
- 人気作品機動戦士ガンダムUCのもう一人の主役機やガンダムシリーズでも人気の高いガンダムW EWの主要機体のMGがプレバン限定に。この事件はモデラー界にも衝撃を与え、主役級のMGであろうが人気や売れる見込みがなければ受注生産になる(=それ以上に知名度の低く利益がみこめないであろう量産機などの立体化は絶望的)という厳しい現実を突きつけた。ただ、その割に本編に出た事すらないアストレイのSEEDファンすら知らなそうなバリエーション機や全身金メッキのユニコーンのMGを一般販売している。
なお、量産機問題に関してはHGUCバーザムの爆発的ヒットを機に改善の傾向が見られ(通称『バーザムショック』。HGUCの項を参照)、HGAWドートレスなど知名度等の問題で派生機体共々プレバン送りという事はあるがシリーズ問わず一般販売での立体化が進みつつある。
- RGシャア専用ズゴックは一般販売されたが、複数買いの需要が高そうな量産型はプレバン限定。
- 比較的一般販売に良心的なROBOT魂ですら機動戦士ガンダムSEEDのGATシリーズの5機中人気が低いブリッツガンダムだけをプレバン限定に。
- 劇場版に登場したHGダブルオーライザーの一部カラー変更品であるダブルオーライザー粒子貯蔵型を一般販売。しかし大量買いの需要が見込めそうなHGジンクスⅣをプレバン限定
- HGCEストライクルージュを一般販売。しかし一部ランナー流用されているHGCEソードインパルス、ブラストインパルスをプレバン限定
- 鉄血のオルフェンズにおいて1、2話しか登場していないHGシュヴァルベグレイズ マクギリス機を一般販売、逆に1クール前後に渡って登場、活躍したガエリオ機が何故かプレミアムバンダイ限定。
- 近年においてはガンプラに関しては一般販売商品の色変えやリデコが前提だったプレミアムバンダイ販売商品においても、完全新規製作の商品ですらプレミアムバンダイ限定販売であることが珍しくなくなった(ただし、これに関してはディキトゥスなどのゲテモノやマニア向け雑誌企画の機体などが相当する事が多く、結果的には受注が2次3次と続いたものの知名度や見た目から一般で売れるか不透明なものもありプレバン行きは妥当という意見もある)。
プリキュア
- 最初の悲劇はSHFYes!プリキュア5。キュアルージュ、キュアミント、ミルキィローズだけプレバン限定。
- シリーズの中でもひときわ大友人気の高いと言われるスマイルプリキュア!ですらキュアビューティー、キュアマーチ、キュアサニーの三人はプレバン行き。
- ドキドキ!プリキュアに至っては主人公以外全員プレバン限定になった。
- 長年SHF化がスルーされていたスイートプリキュア♪は開幕のキュアメロディ&キュアリズムからプレバン限定。主人公だけは安全と言うジンクスもここで崩れた。
- 前年直近の先輩であるハピネスチャージプリキュア!を差し置いてSHF化となったキュアフローラも当然のように「主役なのにプレバン」という憂き目に。
- キラキラ☆プリキュアアラモードでは子供用の仮装衣装「変身プリチューム」でまさかのキュアショコラのみプレバン限定という事態が発生している。(後にショコラの位置付けが「玩具販促に絡まない冒険枠」であったことが判明しているため、一般販売での売上が望まれないと判断されたのかもしれない)
その他
- SHFメタルヒーローシリーズでは、往年の大ヒット作である宇宙刑事ギャバンから早速プレバン。現時点で一般販売になったのはファイヤーのみ。
- ULTRA-ACTシリーズでは2011年に一般販売されたウルトラマンレオの後に登場したアストラが犠牲に。後に2014年、レオのリニューアルと同時にリニューアルされたがここでもプレバンで『ウルトラダブルフラッシャー』再現に於ける不満が渦巻いた。そして同年、ウルトラマンガイアが「主役なのにプレバン」となる。って言うかガイアはガイアとアグルのV2以外は全てプレバンだった(ちなみに『ACT』最初の犠牲者はスプリーム・ヴァージョン)。更にジョーニアスもユリアンも80もプレバン行き。
- SHFNARUTOシリーズは主人公のうずまきナルト以外全てプレバン限定。
- SHFドラゴンボールシリーズでもクリリンやフリーザ様など多くのキャラクターが容赦なくプレバン。傾向として、スーパーサイヤ人形態だと一般販売されやすいようである。というか主役の悟空ですら通常時の黒髪版はプレバンだったり。
しかし、この傾向は徐々に薄まりつつあり、後に素体をリニューアルした『孫悟空 地球育ちのサイヤ人』は一般販売されたり、フリーザもドラゴンボール超登場verとして一部仕様変更し一般販売された。
- ラブライブ!のフィギュアーツ(僕らは今のなかで)は飛びぬけて人気の高いにこまきが一般販売決定後、のぞえりも一般になりラブライバーを安堵させたが、それ以外の5人は全員プレバン限定。ユーザーからはまず一般販売が濃厚だろうと予想されていた主人公と同学年のことうみがファーストライブ衣装・僕今共にプレバン限定にされ、すでにファーストライブ衣装の方が一般発売されていたからとはいえ主人公であり曲のセンターでもある穂乃果すら一般販売を許されず、予想の斜め上を行く面子が一般販売されるという奇想天外な結果となった。
これらの現象は大きいお友達やオタクから「プレバン送り」とも称され一種の畏怖対象にもなっている。
特にここ数年のバンダイが商品の一般販売を取りやめプレバン送りにする基準はかなり厳しい傾向にあり、TBSの番組打ち切りの基準並みに容赦ない。2014年に消費税が8%に上がって以降ますます阿漕になったような…逆に言えば、こんな厳しい基準の中で主要戦士5人のフィギュアーツが全員一般販売されたセーラームーンの人気がいかに狂っているかも思い知らされる。
上述の商品原価と送料・手数料の高さもあって、当社が財団Bなどといかがわしい呼称(2015年頃、『プレミアム蛮野』も追加された)で呼ばれ批判される元凶の一つにもなっている。
このような現状に至った一因として「たまごっち騒動」と呼ばれることが過去に起きたことがあり、それが原因ではないかと考えられている。というのも過去に「たまごっち」が一代ブームになった時代、当時は現在のフィギュアーツやCSMに匹敵する争奪戦が全国の小売店で起きており、これを思ったバンダイが良かれと思って再販、増産したところ時期やタイミングが悪く一転して全国で在庫が余ることになってしまったという。このことに学んだのか、人気のある商品でもいつ売れなくなるかわからない、思いの外売れないかもしれないということから「人気のあるものでも油断できない」ということが考えられる。
しかし、人気の高さから一般販売だと特に激しい争奪戦が行われる人気商品では、逆にプレバン送りが要望・歓迎される事もあるようだ。実際に人気の高い商品が一般販売されると予約の時点から通販サイトや店舗において在庫の確保のためか早々に予約終了してしまうことや、転売されてしまうことから、これを望む購入者も多い。また、モラルの欠けたファンによる商品カタログ(「情報解禁前につき無断転載禁止」と書かれた玩具取扱店・業者向け資料)からのネタバレを防ぐ意図でプレバンに送られているものや、特にライダー夏映画のアイテムの場合すでに次のライダーが発表されており、それとの市場の喰い合いを防止する意図もあると思われる。
製品レベルのばらつき
基本的にプレバンで発売される商品は一様に「完成度が高い」と言う評価を下される事が多いが、中には「これを通販限定とはいえプレバンが出したのか?」と言うレベルでの残念なものもある。
- 「トイストーリー」ではウッディやバズをはじめとする主要メンバーを集めて合体ロボを発売、ウッディは「シェリフスター」に、バズは「スペースレンジャーロボ」に合体、そしてこの2体が合体して「ガングレートキング」になる…のであるが、「シェリフスター」の合体部分に脆弱性が見られる部位があったり、「ガングレートキング」に合体させるとハムの足部分パーツとしての固定が緩く上半身の重量(1.5㎏相当)を支えきれず右側に傾いた挙句まともに立たせられないという事態が発生、『ピクサー』に喧嘩を売った形になっている。あまりの製品レヴェルの低さに某玩具レビュアーからは「怒りさえ覚える」「中華トイと同レヴェルかそれ以下」とまで評された。
- 仮面ライダードライブに関してはもはや只のプラスチック片も同然の「TKPB02 タイヤセット フォーミュラ」を限定発売。専用ページ
最大の問題点
上記で問題点を挙げて来たが、実は1番重要かつ問題となる部分は省かれている。
それは頻繁なサーバーダウンである。
プレミアムバンダイはアーツの先着販売やCSMと言った人気のシリーズを販売時には受注開始して1分と絶たずに鯖落ちし、購入しようにもページが動かず、繋がるようになった時には在庫が切れていて購入できないという事態がかなり高い確率で起こる。
幾度となく起こっているにも関わらず、一向にサーバーが強化される事もなく今も同じ現象が度々起こりこれに対する批判が後を絶たない。
上記の通り一般販売では争奪戦になりやすい商品を確実に購入できるという点がメリットの1つのはずだったのだが、結局こうした事態が起こってしまうために「これなら一般販売の方が欲しい人の手に渡るのでは?」という声が上がる事も少なくない。
しかし2020年のS.H.Figuarts 真骨彫仮面ライダーオーズ タジャドルコンボ の予約においては、転売ヤーなどの問題から非常に人気の高い商品故に一般販売されたことへの批判が相次ぐこととなった。実際に通販サイトの遅延やサーバーダウンによる予約失敗、Amazonやメルカリなどへの出品も見られ、プレバン送りが望まれ、「何故一般販売した」という普段とは逆の状況となった。
また、在庫が切れた直後にすぐさま他所に転売が確認されるというのも批判の的になっている(もっとも、これに関してはプレミアムバンダイに限らずであるだが)。
おまけ
プレミアムバンダイではあるが、現在のスポンサーがバンダイではない作品のグッズもリリースしている。
その中の極まった事例が遊戯王(現在のメインスポンサーはコナミ)で、何と陶器の強欲な壺を予約販売した。何がどうなっているのかは不明である。もっとも遊戯王の場合、過去にバンダイから食玩やプラモデルを販売していたこともあってのプレバン販売なのだろうが。
関連タグ
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タカラトミーモール タカトミ版プレバンだが、基本的に玩具専門となっている。限定品もあるがプレバンほどマニアックなものは少ない。稀に一般発売でもおかしくないものがモール限定となる場合があるがプレバンほど顕著ではなかったりする。Yahooや楽天にも店舗を出しているなどの違いもある。