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Sans

さんず

Sans(サンズ)とは、Toby Fox作のRPG『Undertale』に登場するキャラクター。
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「オイラはサンズ。見ての通りスケルトンさ」
トントンびょうしに出世してるんだぜ?スケルトンなだけに!?」

概要

Snowdinに暮らすスケルトンのモンスター。
同じくスケルトンであるPapyrusとは兄弟の間柄で、Sansは彼の兄である。
主人公が人間であることに出会った時に気づくも、挨拶代わりの軽いイタズラを皮切りに親しげに会話を交わし、以降も行く先々で主人公を監視しているかのように現れ、時には冒険のヒントとなる話題を提供してくれる。

普段は遺跡の見張り番の仕事をしているが、よく居眠りをしたり勝手に持ち場を離れたりとかなりいい加減。主人公に誘われたという建前で、遠く離れた「Grillby's」まで職務放棄して行ったこともある。

なお、短時間で移動ができるshortcuts(近道)なる便利な能力があるらしく、主人公の行く手を先回りしたり障害物を避けて店に入るのに利用しているようだ。

名前の由来は会話文のフォント名「Comic Sans」から。
ちなみにアメリカでは「ダサいフォント」として知られている。
彼のセリフには基本、専用フォントとして名前の由来である「Comic Sans」が使われている(Papyrusと対称に全部小文字)が、前述のシリアスな言葉を投げるときには通常フォントに戻ったりする。

また、骸骨+フォント名という組み合わせは「Helvetica(外部リンク)」という海外の作品のパロディである。
ファミ通のインタビュー(外部リンク)に記載されているように、TobyはHelveticaの作者であるジョーンズと友人関係との事。

容姿

体格はPapyrusに比べると低身。加えて厚着しているせいもあってかズングリとした印象を受ける。顔はややデフォルメされたドクロ風で、常にニヤついた表情をしており口角にはえくぼのような窪みが見られる。衣装は上半身に白のタンクトップの上に青いジャケット(フードが付いているが、どちらに繋がっているかは不明)、下半身には白いラインの入った黒ズボンとスリッパを着用。ファンタジー風の甲冑や法衣姿のキャラクターも多い本作の中では比較的現代風の出立ちをしている(本作の時間設定は2010年代以降であるし、人間の文化はゴミなどから地下世界にもたらされているので、これ自体はおかしなことではない)。

性格

騒がしくハイテンションで几帳面なPapyrusとは対称的に、マイペースで気楽な性格。
Asgoreの掲げる「人間のソウル(魂)を集める」政策にもあまり関心がないようで、主人公をからかいこそするものの、基本的に敵意を向けることはない。
感情を荒げることもほとんどなく至ってクールだが、時折、目のハイライトの消えた不気味な面持ちで凄みのある言葉を主人公に投げかけてくることもある。

主にスケルトンに掛けたジョークを好み、会話中も何かにつけて冗談を振ってくる他、下らないイタズラで相手をからかうことがある。その被害者は大抵の場合Papyrus(もしくは主人公)だが、内心では大事な兄弟として慕っている。

また、Papyrus曰く怠け者であり、前述の怠惰な職務態度も然ることながら、部屋をゴミや脱いだ衣類で散らかし放題にしている。そのため、Papyrusから常々口うるさく注意を受けるが、得意の話術でのらりくらりと躱している。

家の近くにある「Grillby's(グリルビーズ)」という飲食店によく出入りしており、顔馴染みの常連客たちからは「Sansy(サンジィ)」と愛称で呼ばれている。会話イベントでも、この店をはじめとしたSnowdinの住民の間では顔の知れた有名な存在である様子だが、住民曰く「ある時に外からやってきた」とのことで、古くからの住人ではないらしい。Grillby'sではいつもツケ払いをしており、その総額はかなりのものとなっている。

因みに筋金入りのケチャラーであり、そのまま飲んだりもしている。

オイラショック

このたび2017年8月より公式の日本語Undertaleがリリースされる事となったが、その際のサンズの一人称はなんと「オイラ」であった。

「どうかしたか? オイラ しごとを かけもち してんのさ」

ちなみに原作フォントのcomic sansのダサさを意識してこちらではポップ体が使われている。

これ以前に広く使用されていた非公式日本語化パッチでは一人称として「俺」が採用されていたり、「以前にToby氏がSansの日本語一人称に『僕』を希望していた」という逸話が流れていたりなどで、それまで日本では「俺Sans」派と「僕Sans」派の両方が存在していたのだが、公式日本語版で「オイラSans」確定の第一報が流れた際、その双方とかけ離れたイメージだったため、日本のファンの間で衝撃が走った。

ちなみに上記の「僕Sans」については、Toby氏から「あれは友達との個人的な雑談の中で出たちょっとしたジョークなので、ここまで真剣に受け止められるとは思いませんでした」とのコメントが出ており、公式日本語版サンズの一人称についても「”オイラ”のニュアンスの説明をきちんと受けた上で私(Toby氏)自身が判断してOKを出しました」とのこと。

なお、実際には「オイラ」だけではなく…

UNDERTALE②


「ま そんなことより きゅうけいじかんだ」
「いまから グリルビーズ いくけど くるかい?」

なお今でも一部で「オイラ」の一人称には賛否が続いているが、後述(ネタバレ注意)のように公式日本語版をプレイすれば、なぜSansがこの一人称を使っているのかが分かるようになっている。

関連イラスト

Undertale_サイレント漫画まとめ
heya sansy


アンテ詰め2
アンテ詰め5



関連タグ

undertale Papyrus
スケルトン 骸骨  パーカー男子


※以下、本編でのネタバレが含まれます。

閲覧は自己責任で。
















Toriel(トリエル)との関係

It's Raining Somewhere Else


人間である主人公に対して友好的なのは、(お互い直接の面識はないものの)ジョークを通じて仲良くなった遺跡に続く扉の向こう側にいる婦人(=Toriel)から「もし人間がこの扉を通ってきたときは、その人を守ってあげてほしい」と頼まれたからである。
NeutralエンドにおいてはSansが主人公の携帯電話を通して後日譚を語る演出がなされているが、主人公がTorielを倒している場合、扉を訪れても彼女が返事をしないことを心配する言葉を呟いている。逆にTorielが生存し、なおかつ彼女が王位から追放されてRuinsに戻った場合、Sansは彼女について行き同居を始めたことを伝えている。

Sansの家
SansとPapyrusの家にはなぜか量子力学の本が置かれている。また、彼の部屋に行くと、地下室と思われる鍵を入手することができ、地下室に向かうと、見覚えのない人物たちと映っている写真や謎の設計図、壊れた機械などが置かれている。作中ではこの謎の機械についてはこれ以上掘り下げられることはなく、続編へのフラグか、もしくは物語の構想過程でボツになった設定かと議論されることもある(MOTHERシリーズのパロディという話も)。また、Pルートクリア時にはAlphysと知り合いである様子が見られるため、二次創作においては彼女と同じ王立研究所員だったという設定がなされることもある。

関連タグ
Frisk Toriel 後日談

































「よう」
「いそがしそうで なによりだな」

「……」
「おまえに ききたいことがある」

「…おまえ サイアクな めに あわされたいか?」

「というのも おまえが あとすこしでも スクロールを さげたら」
「正真正銘 最大のネタバレを見ることになる」




















「…へっ しかたないな」
「ゴメンよ おばさん」
「だから やくそくなんて キライなんだ」






Gルートでの Sans
「it's a beautiful day outside.(きょうは ステキな日だ)」

「birds are singing,flowers are blooming...(はなが さいてる ことりたちも さえずってる)」

「on days like these, kids like you...(こんな日には おまえみたいなヤツは…)」

無題
Do you wanna have a bad time?


「Should be burning in hell.(じごくで もえてしまえばいい)」

TorielPapyrusUndyneMettatonなどの主要人物を含む作中の殺害可能な全てのモンスターを殺し尽くすことで展開される「Genocide(虐殺)ルート」では、Asgoreの居る王室へ続く最後の廊下(通称 "審判の間")にてSansが立ちはだかる。このルートにおける事実上のラスボスである。

能力を用いる際は左目が黄色/シアン色に点滅。重力操作による壁面への叩きつけや、瞬間的に切り替わる弾幕、遠隔砲撃ユニット「GasterBlaster(ガスターブラスター)」を用いて、これまでの戦闘が馬鹿らしくなるほどの猛攻撃を仕掛けてくる。

Undertaleイラストまとめ(AU多め)
✦


Sansのステータスは『HP1攻撃力1防御力1』。
チェックした際の説明文にも「1ダメージしか与えられない」「もっとも ラクなてき」と記載されるように、数値だけ見れば他のどのモンスターよりも低い、たった一撃すら耐えることのできない最弱のボスである。

しかし、なぜか彼はこちらの攻撃タイミングをすべて見切っており、加えて「shortcuts」を行使することでSansはエフェクトをずらして確実に攻撃を避けてしまう。今までのどのモンスターも逃れられなかったバトルシステムによって確定命中するプレイヤー側の攻撃を全て確実に避けるという絶体回避能力を行使してくるのである。
また、この戦闘中に限っては被ダメージ後の無敵時間が無く、自機のハートが攻撃エフェクトに重なっている限り連続でダメージを受け続ける。さらに、Sansからの攻撃を喰らってしまうと受けたダメージの数倍分体力ゲージが紫色になり、スリップダメージとして体力が1ずつ減っていくという仕様になっている。「1ダメージしか与えられない」という表記に嘘はないが、実際は一撃喰らうだけで防御力に関係なく一定数ダメージを喰らい続けるため、いかなる装備で挑もうがプレイヤー側は数秒間攻撃を受け続ければ死亡するハメになる。

攻撃方法自体も『壁面に骨群を一瞬かつ連続で発生させて串刺しにする』、『重力操作により特定行動を取らなければ回避不可能の弾幕を張る』、『「shortcuts」により相手をブラスターの射線上にワープさせて間髪入れず焼き払う』といったように一つ一つが反則じみた初見殺しのオンパレードであり、普通のプレイヤーが数回程度のリトライで凌ぎきることは不可能。最悪、戦闘BGMが開始する前に殺される

sans vs Chara (Frisk)
Karma


要するに上記のステータスは完全なるフェイクであり、実際のSansとの戦闘はゲームシステムを逆手に取られた勝機の見えない壮絶な難易度の死にゲーと化している
なお、この戦闘中のテキスト内容("おかした つみの かずかずが せすじを つたう")やHPバーにKR(Karmic Retribution,あるいはKARMA。意訳すると"因果応報")なる見た事もない文字が加えられることから、Sansの攻撃は単純なスリップダメージではなく殺戮を犯したプレイヤーへの呪いを利用している可能性が高い。

攻撃する(避けられる)ことでSansのセリフが進み、一定ターン進めた状態で生き残ればクリアとなる。しかしアイテムを使用したターンはセリフが進まないため、回復連打によるゴリ押しは通用しない。さらには戦闘が進むと、なんとコマンドカーソルに対しても攻撃を仕掛るようになる。
コマンド画面ですら迅速かつ慎重なカーソル運びを強要され、休む暇が全くない戦闘となるのだ。

Undertaleログ2
UNDERTALE twitterログまとめ frans


Undertale で最も苛烈となる彼との戦いは、まさに「bad time(最悪な一時)」
多彩な攻撃パターンを完全に把握し、その攻略法を確立しない限り勝ち目はない。


「時空に大規模な歪みが発生しているらしい」
「時間の流れがメチャクチャに飛んで…止まって…また動いて…」
「そして突然全てが終わりを迎えるんだ」
「へへへ…」

「それってお前の仕業なんだろ?」


Sansは主人公の能力である「SAVE」の存在を独自に調査してある程度掴んでおり、プレイヤーのセーブ・ロード・リセット行為といった、メタ世界を感知することができる。上記の絶対回避能力やコマンドへの攻撃もおそらくはこの研究成果を応用したもの。
戦闘開始時にもプレイヤーの死亡回数によって(最大11回まで)セリフが変わり、自身が"何回目の"闘いなのかを計測してくる。またクリアした直後にリセットして再戦した場合も、Sansはひねくれたセリフを言ってくる(2回まで変わる)。プレイヤーのチートも感知する事ができるようで、データ改造によってエンディングを迎えた時、電話でそれについて言及する。

このGルートにおける彼の戦いもモンスター達の仇討ちなどではなく、プレイヤーの残虐性によりUndertale世界そのものが破壊されることでモンスター・人類を問わず全てが消滅するという最悪の結末を防ぐため、Gルート自体を諦めさせることが目的である。


“オレ”はとっくに諦めた

命懸けのあっちむいてhOI


お前には分からないんだろうな」
「ある日 突然 何の前触れもなくーーー」
「なにもかもがリセットされる それを知りながら生きていく気持ちなんてさ」

「オレはとっくに諦めた」

「もう地上に戻りたいと思うこともなくなった だって もし戻れたってーーー」
「すぐにまたここに戻されるんだろ? 記憶を消されてさ」

ここで、公式日本語版のSansの一人称は「オイラ」から「オレ」に変化。Sansが他のモンスターと違い地上への帰還を渇望せずにいつも怠けていたのは、どんな結末を迎えようが結局はその「何者か」のリセットによって戻されてしまうことを知っていたためであり、その絶望と事実を知った事で、怠惰で道化の自分であるために、普段は「オイラ」を使っている事が判明する。

その為、一部で未だ続いているオイラへの批難も、この理由を考えれば筋違いになると言えなくもない。なおPルートでのLost soul状態のSansも「オレはとっくに諦めた」という発言が聞けるが、SAVEされると「オイラはアンタを応援してるぜ」と、普段使用している一人称に戻っている。


人気
国内外問わず、Sansが作中でも高い人気を誇る理由の一つがこのGルートにおける彼との戦闘であり、Pixivにおいても彼のタグがついた作品は大体がこのGルートにおける彼である。そのため「Sans」を検索すること自体が作品のネタバレに触れることになるのは必至であるともいえる。

彼との戦闘曲「MEGALOVANIA」は作中曲の中でもトップクラスの人気を誇り、海外でも有志によるアレンジが非常に多い。しかし、この曲自体はUNDERTALEのサウンドトラックで唯一他の曲と関連性(フレーズ引用・ライトモチーフ)を持っていない。
というのも、この曲は過去にToby氏が携わった「Earthbound Halloween Hack(改造版MOTHER2)」で登場したものをアレンジして収録したためである。Sans自身もMOTHER2の主人公との類似点が見られるキャラクターであるため、ある種のリスペクトであるのかもしれない。

なおUNDERTALE版は全て大文字表記だが、他作品では小文字混じり等微妙に表記が異なっている。

↓「MEGALOVANIA (in Undertale)」


↓「Megalovania (in EHH)」※リミックス前の原曲


↓「MeGaLoVania (in homestuck)」




ここまで見れば気づくと思うが、このGルートというのはUndertale世界の人々を抵抗の有無に関わらず、EXPとして皆殺しにするという凄惨なものでありプレイヤー自身が最悪の敵となる絶望のルートである。Sans自身もこのことを熟知した上で戦いを挑んでおり、戦闘中に彼がプレイヤーに対して発する警告は何も間違っていない。

「しってるよ… お前みたいな ヤツのことは…『ケツイが かたい』…っていうんだろ?」
「だけど 今度こそ ホントに 終わりだぜ」
「これ以上は 何もない」
「だから 俺から言えることは 一つだけ」
「お前はその強いケツイで すっぱり諦めることだ」
「そして…… 何か別のことでも するんだな」

*ここが ターニングポイントの ようだ。

Gルートを興味本位で最後までやり切ってしまったが最後、何をどうあがこうがハッピーエンドは二度と訪れなくなる。
彼との戦いの場となる「審判の間」の名はある意味で的を射ており、この戦いはSansの課す艱難と命がけの説得を踏みにじって先へ進むだけの決意あなたにあるかを試すものに他ならない。

『Undertale』を一つの"世界"として受け止め、戦いをやめるか。

それとも一つの"ゲーム"として遊び尽くし、破壊するか。

それは全てあなた次第である。





















「あれ? 死んだのか?」
「おかしいな、ハグしようとしただけなのにな」











「.........」

「オレとお前が本当に友達なら…」

UT log1


「おまえはもう たたかいに こないはずだ」

関連タグ
もう一人の主人公 チートキャラ 孤独 chara
ネス - 『MOTHER2』の主人公。背格好、テレポートや重力操作などのPSIを思わせる能力の他、家に隠されているアイテムなどから、おそらく彼をモチーフにしていると思われる。

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