曖昧さ回避
概要
胴体の真ん中で2つに分割できるように作られており、その中には、一回り小さな人形が入っている。そして、その中にはまた、さらに一回り小さな人形が入っている。
そのような構造のため、マトリョーシカには手はなく、胴体や細い頭部からなる筒状の形をしている。
1900年のパリ万国博覧会で銅メダルを獲得したのをきっかけに、マトリョーシカはロシアの民芸品として広く知られるようになり、伝統的な女性像が描かれているもののほか、大統領などの有名人、動物、カエルなど、ロシア各地で様々なデザインのものがつくられるようになった。
最近では、マトリョーシカの絵付けを楽しみたいという方のために、無地のものも販売されている。
マトリョーシカのキャラクター
幌倉さと作『モトリョ。』はマトリョーシカを主人公にした四コマ漫画。
竹書房『まんがくらぶオリジナル』に連載され、単行本全一巻が刊行されている。
主人公モトリョは魂が宿ったマトリョーシカ(いわゆる付喪神?)であり、五体姉妹の末妹。手足を備えた姿に変身し活発に動き回る。
加古里子がロシアの童話を元に描いた『マトリョーシカちゃん』は加古の代表作『だるまちゃん』同様擬人化されたマトリョーシカを主人公にした絵本。
タグとして
pixivでは、マトリョーシカそのもの以外に、大きな物の中に小さな物、更にその中に小さなもの、更にその小さなものの中に…と何重にも入れ子状になっている様子を表わして用いられることがある。