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加古里子

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かこさとし

日本の絵本作家、児童文学者で元化学系研究者。ひらがなで「かこさとし」と表記する事もある。

概要

1926年3月31日生、福井県出身。本名は中島哲(なかじまさとし)。

東京大学を卒業後昭和電工で研究職の傍ら地域福祉活動に参加。

児童向け人形劇、紙芝居などの活動をはじめ47歳で専業作家となる。

600冊を超える著書を発表し、90歳を越してなお現役の息の長い作家であった。

理系の研究者らしく、「かわ」「地球」等子供達に科学をわかりやすく解説した作品、「遊びの四季」な伝統の遊びを記録した書物も多くある一方、「どろぼうがっこう」「だるまちゃんシリーズ」などのようにほのぼのしつつも発想がトンでいる作品も多数手がけていた。

過去の戦争体験から、子供達には自分の頭でものを考えるようになってほしいという信念を抱いて創作活動を行っていることを度々明言してきた。

2013年には「からすのぱんやさん」「どろぼうがっこう」の続編を40年ぶりに複数冊発表し、死去する一年前の2018年には「だるまちゃんシリーズ」の新作を3作発表する等、最後まで創作の情熱を熱く持ち続けていた。

2018年5月2日、慢性腎不全のため92歳で死去。死の半年前に発表した「みずとはなんじゃ」(下絵は本人が描いたものの作画は鈴木まもる氏が担当した)が遺作となった。

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