概要
「マザー・グースの物語」のヒットで童話作家として成功していたライマン・フランク・ボームが、自らが子どもたちに語ってきかせた物語を元に書き、1900年5月に出版した。W・W・デンスローが挿絵を担当した。
凝った構成によるカラー図版の児童書は当時としては革新的であり、本はたちまち子どもたちの心をとらえ、増刷の追いつかない空前の人気作品となった。
初版の1万部は数週間で売り切り、翌年1月までにほぼ10万部が売れた。
アメリカ・カンザス州に暮らす少女ドロシー(Dorothy)は竜巻に家ごと巻き込まれて、飼い犬のトト(Toto)と共に不思議な「オズの国」(Land of Oz)へと飛ばされてしまう。
途中で脳の無いカカシ・心の無いブリキの木こり・臆病なライオンと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため「エメラルドの都」(Emerald City)にいるという大魔法使いの「オズ」(Wizard of Oz)に会いに行く。
「オズ」(Oz)の名の由来は、原作者ボームが近くのファイリング・キャビネットにO-Zと記されているのを見て名づけたなど、色々な説がある。
続刊
あまり知られていないがシリーズ物であり、日本でもボームの手による14冊全てが翻訳されている。
(※他の作家による公式続編もあるが、こちらは翻訳されていない)
一時期はその大半が絶版状態だったため入手困難だったが、最近は電子書籍版が発行されているので入手しやすくなった。
2巻以降にも魅力的なキャラクターが大勢出ているので、機会があれば是非読んでみて欲しい。
登場キャラクター
映像化作品
シリーズタイトル
- オズの魔法使い(1巻)
- オズの虹の国(2巻)
- オズのオズマ姫(3巻)
- オズと不思議な地下の国(4巻)
- オズへつづく道(5巻)
- オズのエメラルドの都(6巻)
- オズのつぎはぎ娘(7巻)
- オズのチクタク(8巻)
- オズのかかし(9巻)
- オズのリンキティンク(10巻)
- オズの消えたプリンセス(11巻)
- オズのブリキの木樵り(12巻)
- オズの魔法くらべ(13巻)
- オズのグリンダ(14巻)
関連作品
- OZ-オズ-
- オズの国の歩き方
- オズ_はじまりの戦い
- ウィキッド
- RIZ-ZOAWD
- ウルトラジャーニー
- イエロー・ブリック・ロード
- リターントゥオズ
- 『緊急任務 エダの不思議な魔法使い』(フラワーナイトガールのイベント。登場する3人の花騎士とイベントに元ネタが存在する)
- 小津家(魔法戦隊マジレンジャーに変身する一家。5人兄弟でそれぞれの名前がまきと、ほうか、うらら、つばさ、かいで魔法使いになる)
- デーボス軍(獣電戦隊キョウリュウジャーの敵組織。上層部の殆どが、この物語の登場キャラをモチーフにしている)
- 風摩キリト(ダンボール戦機Wの登場キャラ。彼の使用するLBXが登場キャラを捩っている。)
- LobotomyCorporation Library_Of_Ruina(登場キャラや物語がモチーフのアブノーマリティが複数存在する。)