概要
『オズの魔法使い』の続編作品『オズの虹の国』『オズのオズマ姫』を原作とする長編映画。
日本版は『オズ』が正式タイトル。
MGM製作の映画『オズの魔法使』(1939年)の非公式ながら続編となっている。(当映画には『オズの魔法使』にあったミュージカル要素はない)
制作協力としてジョージ・ルーカスが関わっている。
あらすじ
オズの国での冒険から故郷カンザスに帰還したドロシーだったが、オズの国の話ばかりするようになった上に不眠症も発症しておじおばの二人に心配され、最新式の電気治療を受けさせらることになる。電気治療が始まりかけた時に停電が発生、謎の少女が現れ、病院から脱出。そのまま逃げる2人だったが、濁流にのまれてしまう。
ドロシーが気が付くとそこはオズの国で、飼っていためんどりのビリーナがしゃべれるようになってそこにいた。オズの国の都「エメラルドシティ」にはかつての仲間スケアクロウ(かかし)はおらず、住人は皆石になっていた。そんな中、ドロシー達は徘徊していたホイーラーズに襲撃され…
登場人物
- ドロシ-
本作の主人公。
不眠症や入院の設定は当映画オリジナルの設定。
- オズマ姫
ドロシーを助けた謎の少女。
- ビリーナ
ドロシーが飼っていためんどり
ドロシーがオズの国に言った証拠になるはずのオズの鍵を発見した。そのためか共にオズの国に来た上にしゃべれるようになる。辛辣なもの言いで、オズの国についてはボロクソに言っていたが…
- ティック・トック
ドロシー達を助けたオズの国の機械兵。
自身は「心がない」と称する。
- ジャック・ザ・パンプキンヘッド
かぼちゃ頭の魔法生物。
オズマ姫及び、姫の面影があるドロシーを「ママ」と慕う。
- ガンプ
ドロシー達が「死の砂漠」を越えるために鹿の剥製とソファーから作りだした空飛ぶ魔法生物。
「オズのオズマ姫」における魔法のカーペットに当たるが、キャラとしては本映画オリジナル。
- ノーム王
スケアクロウを捕らえ、オズの国を荒廃させた元凶である地底の支配者。
どういうわけかドロシーよりもビリーナを警戒している。
- モンピ王女
ノーム王の手下。
108の首を気分によって付け替えており、ドロシーの首も欲する。
「オズのオズマ姫」のラングィディア姫に該当するキャラだが、ノーム王に仕え、ホイーラーズを従わせているのは映画オリジナルの設定。
- ホイーラーズ
手足が車輪になった怪人たち。オズの国に来たドロシー達を”ある罪”から追い回した。