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シュガー・ラッシュ

しゅがーらっしゅ

ゲームの中を舞台とした、ディズニー製作の長編3DCGアニメーション映画。
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原題は「Wreck-It Ralph」。

概要

アメリカでは2012年11月に公開され、日本では2013年3月23日に公開されたディズニー映画。ディズニークラシックスとしては52作目に当たる。ゲームの中の世界が舞台であり、ゲームセンターの閉店後にキャラクターたちが自由に動き出す世界観は「テレビゲームを舞台にしたトイ・ストーリー」といった感じである。
アーケードゲームのバッドガイ(悪役)である"レック・イット"・ラルフがグッドガイ(ヒーロー)になるためにゲームの世界を冒険するという筋書きで、様々なゲームのキャラクターも多数登場する。

最大の特徴として、オリジナルのゲームキャラクター以外にも「ソニックシリーズ」のソニックエッグマン、「ストリートファイターシリーズ」のリュウ春麗ベガザンギエフスーパーマリオシリーズのクッパ等、多数のゲームキャラがカメオ出演する。他にも細かい上に濃いネタが最後の最後まで散りばめられており、制作陣の並々ならぬゲーム愛とこだわりが感じられる一作。
挿入歌はAKB48が、主題歌はOwl Cityが担当する。ドット絵で描かれる豪華なスタッフロールは出色の出来栄え。

監督のリッチ・ムーア氏は、「マリオカートのような楽しいレースゲームの映画作品を作りたかった」と語っている。

世界観

舞台はとあるゲームセンター。ゲームのキャラクターたちは皆、客を楽しませることを「仕事」としており、閉店後はそれぞれが自由に振る舞っている。ゲームの筐体同士は電源ケーブルでつながっており、それぞれの世界を行き来できるという設定。
この世界には5つの掟がある。

  • 自分のポジションを変えてはいけない。
  • 他のゲームへの無断侵入禁止。
  • 他のゲームで死ぬと二度と復活できない。
  • 他のゲームへのアイテム持ち出し禁止。
  • この掟を破ったゲームは人間によって廃棄される。
過去にこれらの掟を破り、とんでもない事態を引き起こした主人公キャラクターがいたという。

※ちなみに、この世界においては様々なゲームキャラが一堂に会する大乱闘スマッシュブラザーズシリーズは、あくまで「ゲームキャラの人形やフィギュアが相見えている」という設定。

Fix-It Felix Jr.
1980年代のレトロアクションゲーム。ゲームセンターで30年稼動している古株。開発で住み処をなくした大男のラルフが怒って壊したアパートを、プレイヤーが操る修理工・フェリックスが、落ちてくるガレキをかわしつつ魔法のハンマーで修復していくゲーム。クリアするとフェリックスがメダルを獲得し、ラルフはアパートの住民によって屋上から投げ落とされ、泥まみれになる。

Sugar Rush
「Fix-It Felix」の向かい側にある、お菓子の世界のレースゲーム。キャンディの木にチョコレートの沼など、そこかしこが甘いものだらけ。ミニゲームでお菓子製のカートを作り、日替わりのキャラクター(閉店中の「予選」で選抜される)を操作する。マリオカートをモチーフとしているだけあって、コース上にアイテムの配置や加速ポイントなどがある。レーサー達は人間の姿をしており、観客はみんなお菓子。

Hero's Duty
稼動開始から一週間ほどで、センターでは新入り。暗雲垂れ込める惑星でサイ・バグを一掃していくハードなガンアクション。筐体も画面も大型。カルホーン軍曹や仲間たちと共にサイ・バグがひしめく塔を上り、メダルを目指すのだが、最上階は一面がサイ・バグの卵だらけ。

ストーリー

30年前から愛され続けているアクションゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の世界で暮らす、悪役のラルフ。長年にわたって嫌われ者を演じ続け、自分の仕事に嫌気が差していたラルフは、仲間に認めてもらおうと自分のゲームを飛び出し、ヒーローだけが獲得できるメダルを求めて他のゲームに紛れ込む。騒動を起こし、お菓子の世界で繰り広げられるエキサイティングなレース・ゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界に迷い込んだラルフは、そこで仲間はずれにされ、レース出場を禁じられた女の子・ヴァネロペに出会い、孤独な二人は次第に友情を深めていく。しかし、異なるゲームのキャラクターである彼らの出会いは「ゲームの掟」に反し、ゲームの世界全体に災いをもらたす。混乱が広がる中で、ラルフは「シュガー・ラッシュ」の世界に隠された陰謀と対峙することになる。

主な登場人物

レック・イット・ラルフ/Wreck-It Ralph (CV:山寺宏一
主人公。「Fix-It Felix Jr.」の悪役。怪力でビルを殴り壊すのが仕事の大男。壊すことにかけては誰にも負けず、その点は自信を持っている。
やや短気で粗暴に見えるが、本質は善良で繊細な一面も。悪役というだけで悪い奴だと決め付けられ、誰にも感謝されない憎まれ役を演じ続けることに嫌気がさし、自分もヒーローになれることを証明するために、こっそり他のゲームへと乱入して活躍しようと目論む。
予期せぬ形で「シュガー・ラッシュ」に墜落し、手に入れたメダルを持ち去ったヴァネロペのレース出場に協力するはめになる。次第に築かれていくヴァネロペとの父娘のような関係は大きな軸のひとつ。

ヴァネロペ/Vanellope von Schweetz (CV:諸星すみれ
レースゲーム「シュガー・ラッシュ」のキャラクター。9歳の少女で、本作のヒロイン。ウザかわいい毒舌家。
プログラム上に何らかの欠陥を抱え、しばしばノイズが入る。またゲームの世界から出る事が出来ず、「シュガー・ラッシュ」の撤去は彼女の死に繋がる。
正式なプレイヤーキャラと認められず、本職のはずのレース出場もさせてもらえないどころか、存在自体を嫌われている。ラルフが落としたメダルを「借りて」レースの予選にエントリーしたことで、図らずも彼と運命共同体になる。自分と同じで共演者に愛されないラルフの境遇を知り、衝突しながらも友情を深め、レースへの出場と優勝に向けて協力し合う。

フェリックス/Fix-It Felix (CV:花輪英司
「Fix-It Felix Jr.」の主人公にしてヒーロー。父から譲り受けた設定の魔法のハンマーで何でも修復できる。温厚な性格で、ラルフが壊したビルを直す小柄な修理工の青年。
ラルフにとっては敵役にあたり、主人公という理由で共演者達から慕われている。プライベートではラルフと親しく、悪役であることを気にしている彼を気遣っている。しかし、ラルフの気持ちには理解が至ってないので、配慮は出来ていない。そのため、突如いなくなったラルフを連れ戻すべく奔走する中、今回の件で彼の苦悩を知ることとなる。
目撃情報を辿って行った先でカルホーンと出会い、共に「シュガー・ラッシュ」へと乗り込む。最新型グラフィックの彼女の美しさに一目惚れする。
自分のゲームから外れた彼は自分本位なために、カルホーンからウザがられ、心の傷を刺激し、挙句に犯罪者扱いで収監されたことで、成長するきっかけとなる。

カルホーン軍曹/Sergeant Calhoun (CV:田村聖子
メダル獲得に燃えるラルフが、戦いでノイローゼ気味のキャラクターになりすまして参加したFPSゲーム「Hero's Duty」の登場人物。プレイヤーをサポートし部隊を指揮するタフな女軍人。ゲームの設定により悲しい過去とトラウマをプログラムされている。
フェリックスと共に、ラルフとサイ・バグがゲーム外へ飛び出すのを目撃。両者を乗せたシャトルが飛び込んだ先である「シュガー・ラッシュ」内を連れ立って探索する。

キャンディ大王/King Candy (CV:多田野曜平
「シュガー・ラッシュ」の王様。ヴァネロペのレース出場を禁止した張本人。不具合を抱えた彼女をレースに出すことで「シュガー・ラッシュ」そのものが故障扱いされることを危惧しており、ゲームから決して抜け出せないヴァネロペ自身を消滅から守るためにも、ヴァネロペをレースに参加させるわけにはいかないと主張している。
しかし何故かゲームのシステムに介入したり、それなのにゲームシステムの異常を直そうとしないなど怪しい点が目立つ。

サワー・ビル/Sour Bill (CV:青山穣
キャンディ大王の側近。緑色の丸いキャンディの体をしている。のんびりした口調。
手足は体と繋がっていない。ラルフが舐めたところ、酸っぱいキャンディらしい。

ウィンチェル/Wynchel(CV:家中宏) 
キャンディ大王の部下。エクレアの形をしている。

ダンカン/Duncan(CV:武虎
キャンディ大王の部下で、ドーナツの体をしている。ウィンチェルとコンビを組んでいる。

サイ・バグ/Cy-Bug
カルホーンらの仕事場であるFPSゲーム「Hero's Duty」のザコ敵キャラ。自我を持たず、なんでも食い尽くし増殖する凶悪な昆虫型ロボット。
ラルフが誤って作動させた緊急脱出シャトルに一匹紛れ込み、もろとも「シュガー・ラッシュ」内に墜落したことで野に放たれてしまう。本能のみで行動するため良識など全く存在せず、「シュガー・ラッシュ」の世界でも無遠慮に繁殖し暴れだしてしまう。
本来はビーコンと呼ばれる強い光に引き寄せられることで消滅される。

サージ・プロテクター/Surge Protector(CV:二又一成
筐体の電源ケーブルが繋がっている集合コンセント内で、キャラクターの出入りを管理するメガネのおじさん。キャラクターが他のゲームのアイテムなどを持ち出していないか抜き打ちで取り調べるチェック係でもある。事務的で融通が利かず、ゲームキャラたちからは毛嫌いされているが、まったく気にしていない。

シュガー・ラッシュのレーサー達 (太字は男性キャラ)

  • タフィタ・マトンファッジ/Taffyta Muttonfudge
  • キャンドルヘッド/Candlehead
  • ランシス・フラッガーバター/Rancis Fluggerbutter
  • クランベリーナ・ディ・キャラメロ/Crumbelina Di Caramello
  • ジュビリーナ・ビンビン/Jubileena Bing-Bing
  • グロイド・オレンジボア/Gloyd Orangeboar
  • スノワナ・レインボー/Snowanna Rainbeau
  • アドラビーズル・ウィンターポップ/Adorabeezle Winterpop
  • スウィズル・マラキー/Swizzle “The Swizz” Malarkey
  • ミンティ・ザキ/Minty Zaki (日本語版のみミンティ・サクラ/Minty Sakura)

(以下の4人は上のキャラの色違いで出演している)
  • シトルセラ・フラッグパカー/Citrusella Flugpucker
  • スティッキー・ウィプルスニット/Sticky Wipplesnit
  • トーバルド・バッターバター/Torvald Batterbutter
  • ノゲータシャ・バランブルステイン/Nougetsia Brumblestain

仕事を無くしたゲームキャラたち
人気低迷によるゲーム機回収のため、いるべき世界を失いコンセントの中に潜んでいる面々。人気を保っている他のキャラクターたちが行き交うコンセントの中では肩身も狭いらしい。

ターボ/Turbo
過去に「ゲームの掟」を破った、レースゲーム「ターボタイム」に登場する目立ちたがり屋の主人公。グラフィックの進化した新型のレースゲームに人気が移ったことに激しく嫉妬、「ターボタイム」を飛び出してそちらへ乱入したことで双方とも故障と見なされ、筐体ごと回収されてしまった。
この出来事からセンター内では「ゲーム界の掟破り」を「ターボする」と称するようになる。
「turbo-tastic!(ターボ・タスティック!)」が口癖。意訳すると「俺って最高!」あたりだろう。

ゲストキャラクター
ソニック・ザ・ヘッジホッグ(CV:金丸淳一
ゲーム・セントラル・ステーションにてラルフに「ゲームの世界の掟」を教える。
グズタ(CV:仲野裕
ザンギエフ(CV:広田みのる
ベガ(CV:楠大典
リュウ(CV:武虎
ケン・マスターズ(CV:不明)
カノウ(CV:佐藤美一
その他にも前述したようにクッパDr.エッグマン、セガ・バン・ベイダー、まさかのビアード・パパなどがセリフ無しではあるものの登場する。

続編

2016年6月30日にディズニー公式フェイスブックで続編の製作が正式に発表された
全米で2018年3月に公開予定。日本での公開日は未定。

関連タグ

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関連サイト

シュガー・ラッシュ 日本語版公式サイト

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