Dr.エッグマン
どくたーえっぐまん
「おのれソニック! 今に見ておれ!」
- 『半熟英雄』に登場するキャラクター達→エッグマン(半熟英雄)
- 『ソニックアドベンチャー』以前のDr.エッグマン→クラシックエッグマン
- 『ソニック・ザ・ムービー』に登場するDr.エッグマン→ドクター・ロボトニック
世界を自らの理想郷である「エッグマンランド」に変えようと企み、彼にいつも邪魔されている。
名前の通りタマゴのようにふっくらとした体格と飛び出たヒゲや、「ホーッホッホッホッホッホ!」と高笑いするのが特徴。一人称は「ワシ」。普段は傲慢な老人口調で話す。
また悪役らしく自分で「Dr.エッグマン様」と様付けしたり、自分の顔を模したシンボルマークや兵器を造る事から、ナルシストであることが窺える。
なお現在自他共に使っている「エッグマン」の名前は、元々ソニックが彼のタマゴ体型をからかう為に考えたあだ名であり、バカにされる前にあえて自分から名乗ってやろうとした結果、本気で気に入ってしまったらしく、自ら名乗るようになっている。
『ソニックライダーズ』シリーズでは彼がエクストリームギア開発のために経営している会社名(同じくエッグマンが経営するメテオテック社とは別会社と思われる)としても使用していた。
実際、海外版では初期の頃から「Dr.Robotnik」(ロボトニック)と呼ばれたが、『ソニックアドベンチャー』以降は日本国内と同じく「Dr.Eggman」(エッグマン)と呼称された。
しかし『ソニックジェネレーションズ』の英語版では、クラシックテイルスがクラシックエッグマンをロボトニックの名で呼ぶシーンがあり、一部アメコミと英国版コミック〈後述〉と実写映画では現在でもその名を使用し続けている。
元々はソニック同様、アレックスキッドに代わるセガの看板キャラクターの候補として企画されていたキャラクターの1人。
「パジャマを着たセオドア・ルーズベルト(アメリカ合衆国第26代大統領)」がモチーフとされていた。
ご存知の通り、最終的には落選してソニック(初期案では「ミスター・ニードルマウス」)にマスコットの座を譲ったものの、その宿敵として脚光を浴びることになるとは誰も予想し得なかったことだろう。
かつて世界最高位の頭脳と謳われた科学者ジェラルド・ロボトニックを祖父に持ち、エッグマン自身もIQ300を誇る頭脳を持っている。
いとこは50年前に亡くなった少女マリア・ロボトニックで、子孫にエッグマンネガがいる。
この高い知能・知識によってロボット・機械工学への造詣はかなり深く、小動物型から等身大の戦闘用メカ、巨大戦艦を率いる大艦隊、挙句には巨大な衛星型宇宙ステーションまでをも一人(もしくは建設ロボットとの随伴)で造る事が出来る。
アニメ『ソニックX』ではエクリプスキャノンによって半壊させた月を、たった10分で機械化して修復するという驚異的な科学力をテレビで世界中に披露した。しかも人工衛星のごとく軌道すらコントロール可能であったが、これは後にエッグマン本人による悪用が発覚した事で、ナックルズによって動力部のアンテナを破壊され機能を停止している。
ただし自身の頭脳を過信しすぎて計画に詰めが甘く、ソニックに勝負を挑んでは負けている。
ただ、負けても負けても立ち上がり、その根気はある意味しぶとく執念深いともいえる。ソニックもその点は呆れつつも評価している。
なお資金や素材調達はどこからきているのかは謎(『ソニックヒーローズ』にて、エッグマン艦隊を見たベクターが「すっげぇ金持ちなんだろうなぁ」と呟いた事も)で、一部ゲーム作品では会社を立ち上げたり、金稼ぎをしている描写はあるが明確な収入源には至っておらず、リングを盗んでいるような発言もしている。
それどころか自身の建造した宇宙遊園地のアナウンスでは「ロボットの修復などの手入れには金がかかる」とぼやくなど、かなり世知辛いことを言うようになった。
シリーズ作品によって違ったりするが共通して「優れた科学力を持ちながらも、自分勝手でワガママな悪ガキのような面をもつ」ということと「三度の飯よりメカ弄りと悪事が働くことが好き」ということぐらい。
調子に乗りやすく、その結果詰めが甘くなって計画失敗というパターンが多い。また、おだてには弱く、他の悪党に利用されることも多い。
IQに見合った知略派であるため、かなりずる賢いところがあり、自分の野望の達成のためなら周りの迷惑を顧みない。
一方であくまでも「世界征服」が野望のため、普段は不必要な街の破壊や惑星の壊滅、殺人行為といった行き過ぎた手法や、相手の心を敢えて傷付ける事は滅多に行わない。
むしろ「征服する地盤が無くなる」と、行使する相手を全力で止めに掛かる程。それ故に世界や他人を滅ぼすことに躊躇いがないエッグマンネガと対立したこともあった。
こうした点はソニックからも認められており、場合によっては手を組むこともある。
メカに対しても横柄で役に立たないメカがあるとすぐ分解して作り直したり、廃棄処分する所があり、これがガンマが寝返る要因となった。
一方でガンマやメタルソニックなど思い入れの強いメカは大事にするところがあり、後継のロボットの一部はガンマによく似た姿をしている個体もいる他(代表的なものは同じEシリーズであるE-123オメガ)、特にメタルソニックに関してはソニックを倒したいが為に己を裏切って勝手な行動をしても、憤りはするが処分せずに改良と改造を続け、自身の最高傑作と豪語するなど大切にしている。
『ソニックフロンティア』で新たに作ったセージに対しては、彼女の行動や発言に戸惑いながらもメタルソニックに匹敵する最高傑作だと豪語し、彼女の無事を信じたり、世界を救う戦いの末消え去った際は深く落ち込んだりした上、基地に戻って彼女を復活させた際、優しく語りかけるなど父親のように接していた。
また皮肉や余計なことを言ったり、自分に対して不満を抱いているオーボットやキューボットも元々暇つぶしで作った存在である為、ぞんざいに扱ったり、いつかクビにすると言いながらも本気で見捨てず助けたり、廃棄処分しないなど部下として良くも悪くもそれなりに特別扱いしている節がある。
とはいえ、世界の存亡に関わるような悪事を働くことも決して少なくない。
『ソニックアドベンチャー2』や『新ソニ』では世界全体や大国に向けて脅迫行為(前者に至ってはシャドウに唆されたとはいえ、見せしめとして月をエクリスプキャノンで半壊させ、世界中の人々を恐怖に陥れた)を行った他、
『ソニックワールドアドベンチャー』でもスーパーソニックを拘束すると共にカオスエメラルドを奪い、その力で巨大なレーザーを発射し、地球を破壊した。
『ソニックジェネレーションズ』では世界が滅びることに何の躊躇いを見せなかった。更に『ソニックカラーズ』では(発言はコミカルだが)ウィスプという種族を改造して兵器に使う、『ソニックフォース』ではインフィニットを使って市街地を壊滅させつつ反抗する住人達を宇宙に監禁し、世界を滅ぼすことを宣言するなど、
これらの一部の作品では上記とは対照的な子孫のエッグマンネガのような正に極悪人と言うべき行動を取るエッグマンを見ることができ、こうした作品ではソニックも彼に敵意を露わにしている。
ただし『カラーズ アルティメット』発売記念に制作されたアニメ『Rise of the Wisps』では、エッグマンの悪事は人類の洗脳ではなく、ウィスプのパワーで最強のロボットを作り上げることに変更されており、元のゲームではネガ化されて悲惨な姿となっていたウィスプも、シンプルにパワーを吸い取られた元気の無さそうな姿に変更されるなど若干マイルドになっている。
なお『ソニックアドベンチャー2』ではラストエピソードにて自身はあくまで世界征服を目的として掲げているのに対して、復讐の為に人類を滅ぼそうとする祖父に憤りを見せたり、ソニックを始末しようと画策して周囲の誰もがソニックが死んだと思っていた中で彼の無事を知ると驚く所か「やはり生きておったか」と発言したり、かつて自分も(まだ善良だった頃の)祖父のような科学者になりたかったと自身の夢を語るなど、大胆な悪事を働いた人物とは思えない意外な一面も見せており、何故現在のような悪党になったのか不明である。
また現在も祖父のことは尊敬しているようで彼らに関する資料や日記は今も保管しており、上記のように復讐で人類を滅ぼそうとしたことに関しても疑問を持ち、後にブラックドゥームと取引をした真実を知った際、納得する描写がある。
基本的に人騒がせな人物として描かれ、特に『ソニックワールドアドベンチャー』や『ソニックカラーズ』ではその仕草から憎めない愛嬌あるオッサンとも言えるべき性格にされており、『ソニックロストワールド』では惑星のエネルギーを吸収する際に惑星を破壊しないよう細心の注意を払っている。
『ソニックアドベンチャー2』にてエミーを人質に取った際ソニックから「悪役が板についてきたじゃないか、ドクター」と敵として見直されていたのも、基本的にソニックはエッグマンのことを人騒がせな面白いオッサンとしか思っていない為である。
また宿敵のソニックを憎んでいるものの彼がからかう為につけた「エッグマン」というニックネームを気に入ったり、最高傑作のメタルソニックを彼に似せるなど、無意識ではあるが彼を想う描写があり、キューボットからも一度指摘されたこともある。
カラーズにおける遊園地の場内アナウンスは抱腹絶倒間違いなしである。その例を幾つか挙げると、
- プールは遊泳禁止。小さい子の水遊びも禁止です。ただしお金を入れるのはOK。500円玉でお願いします!
- パークの中の木はどれもよその星から勝手に持ってきた大切な物ばかりです!よその星にはもう一本も残っていないので折ったり切ったりしないでください
- この水族館には珍しい魚や絶滅しそうな魚がいっぱいいます。全部お隣のレストランで食べられます
- パークのシートは高級品なので爆発しても壊れません。どうぞおくつろぎください
- 母なる海…全てはパークとエッグカンパニーのお金儲けのために大切に使われています
- 来場の皆さん!そろそろ気分が悪くなると思いますが宇宙にいると誰でもそうなります。エッグカンパニーに文句を言わないでください。文句を言っても余計気分が悪くなるだけです
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ様事務所まで来てください…ソニック・ザ・ヘッジホッグ様今すぐ来てください!ソニック・ザ・ヘッジホッグ様、えーと…落し物を預かっています。落としてなくても来てください!
……数多くあるので、とても全てを書き切ることは出来ないが、某デデデ陛下に匹敵するほどの黒い迷言のオンパレードで賛否両論が別れそう……。
これらのように作品によって悪事の内容や周囲に対してのスタンスなどが異なる為、ソニックやプレイヤーのエッグマンに対する評価は作品ごとに異なることが多い。
ちなみに世界征服の目的については現時点では不明であり、ソニック公式YouTubeチャンネルの『テイルスチューブ』という公式番組でゲストに呼ばれたオーボットから「目的は様々だが、とにかく目立って注目されたいのでしょう」やら「全て自分の思い通りにしたいのでは?」などと語られたが、
いずれもエッグマン本人からは特に語られておらず、上記の2つもオーボットの推測である。
ソニックチームが手がけた公式作品では、大まかに3度デザインが変更されている(海外版や『ソニックトゥーン』のエッグマン、実写映画のエッグマンについては後述)。
メガドライブ時代の旧作品(クラシックエッグマン)
文字通り「卵に手足が生えている」と言っても過言ではない容姿をしており、アニメ『ソニックOVA』ではこちらのデザインで登場した。このアニメでは時折サングラスの下から眼をのぞかせる事がままあり、非常にコミカルなキャラクターとして描写された。
自身が作ったロボットの動力源に動物を使用する、ソニック達を罠だらけの島に閉じ込める等やってる事はえげつないのだが、見た目で大分助かっている所がある。
『ジェネレーションズ』では過去の人物として再登場したが、『ソニックマニア』では後述のモダンエッグマンとは別人だと示唆された体裁をとっている。
詳細は『クラシックエッグマン』を参照。
現在のデザイン(モダンエッグマン)
ドリームキャストで発売された『ソニックアドベンチャー』からデザインが変更され、卵のようなフォルムであることに変わりは無いものの、比較的人間の骨格に近い体格になった。
瞳の色や頭身が上がるなど細かな変更に収まったソニック達に対し、頭身が上げられるといった点は同じものの、更にファスナーのような網目が施されているスーツのような上着やゴーグルの着用など服装面の変更が行われた。上着には4つの四角い装飾(そのうちの一つはジェットパックや録音機能の作動スイッチになっている)も施されている。その他、ヒゲの形がより刺々しくなったりするなどのリファインが行われている。
余談だが、作品を経て映像技術が進化するにつれて衣服の細かなディティールも鮮明に描写されるようになり、『ワールドアドベンチャー』のオープニングムービーで見られる彼のヒゲは美麗の一言。
リアルエッグマン
『新ソニ』では作品の方向性によって、世界観に合わせたリアル志向、リアルな造形になった。
格好こそモダンエッグマンとほぼ同じなものの、服装のディティールが細かくなったりヒゲの形がクラシックエッグマンと似たようなすらっとしたものになっていた。体型も些かスリムになっている。
口調が紳士的でシリアスな雰囲気であることに加えて、従来のエッグマンらしからぬ容赦無い行動が目立ち、一部のファンからは「エッグマンネガが変装した姿なんじゃないか」と言われる程。
上記の極悪人として描かれたエッグマンに近いが、ラストエピソードではテイルス達と共にメフィレスが作り上げた異次元空間に閉じ込められ、メフィレスに殺されたソニックを見て悲痛な表情を浮かべ、シルバーの発案でソニック復活に協力した。
『ソニックOVA』と同じく、ムービーによってはサングラスの間から眼が見える事があり、いとこのマリアと同じような碧眼を持つイケオジである事が確認できる。
この作品以降は元のモダンデザインに軌道修正され、現在はそちらのデザインや性格で定着している。
アニメ『ソニックX』
「ホーホッホッホッホッホ! 浅はか〜 普通のアニメと一緒にするんじゃないよ」
異世界である人間世界(しかしエッグマンはこの世界の出身であった事が明かされている)を征服してエッグマン帝国を作ろうと企む。
性格はゲーム版以上に間抜けで、その言動はタイムボカンシリーズでお馴染みの悪役とほぼ近く、ふざけている時には口調もコロコロ変わる。
一度だけ世界を壊滅させてエッグマンランドに作り替えようとしたことがあったが、それ以外はいつも通りで時にはソニックのことを気遣ったり寂しがったり助けたり、エッグマン基地に侵入してきたルージュにも寛容な態度を取ったりする。……第二期(日本では地上波未放送)の最終話では、セクハラ発言をして蹴られたりしていたが。
アニメの中でメタ発言が最も多いキャラクターであり、カートゥーン第1弾と同じようにギャグセンス満載で、非常に憎めない人物となっている。
「……これだからさ、マンガは嫌だよな。(あんな攻撃を受けたら)普通生きてないよな?」
また人質を取った際、ナックルズからの「卑怯だぞ!」という言葉に対して「悪党なんだから卑怯に決まっているでしょう」と言い返したり、
1期最終話にて夜中に大音量でソニックに呼びかけていたせいで「人の迷惑考えなさいよ!」とエミーから指摘された際も「人の迷惑考えて悪党ができるか」と悪党としてはもっともらしいような屁理屈を返した。
基本的には悪の美学を追求しており、自己の利益のために卑怯な手も辞さない一方、1期最終話ではテイルスにホーミングミサイルを打った際、十分こらしめたので命中してしまう前に自壊させるよう指示を出すなど、ただ闇雲にソニックらを傷付けたりましてや命を奪うことはしていない。
(月を一瞬で直せるような本作の高い技術力があるのならば、戦闘以前に容易に勝利できそうである。)
征服さえ出来れば無駄な破壊や殺戮は良しとせず、ソニックとは追いかけっこを楽しむような戦友であり強敵(とも)と言える。
実際にソニックチームを相手に対戦した野球回などでは楽しく(?)お互いに何でもありの奇っ怪な野球の試合を満喫している。
丘の上で肩を並べて「二つの世界が繋がったことで問題が起こり始めているが、お前はずっと今のままあいつら(ソニックが親しくなった人々)と楽しく暮らしていけると思っているのか?」とソニックに真剣な様子で問いかける場面も。
なおこのアニメにおける彼絡みの特筆すべき内容として、第1期終盤のとあるシーンが挙げられる。
人間世界に起きている深刻な異常現象を解決するためソニック達を元の世界に帰す計画を聞いてしまった少年クリスは、依存心からソニックといつまでも一緒にいたいと我を通し、その原因を全てエッグマンの企みのせいだと信じ込むあまり本人に突撃するが、
「甘えるのもいい加減にしなさい! 今回の事、ワシは無関係じゃ!」
「……いつまで甘えておるか! この大バカ者!」
「これまでソニック共々、ワシの邪魔をしくさって」
「少しは骨のある奴だと思っていたが」
「……とんだメガネ違いじゃったわい」
「何でもかんでも人を頼りにしたり、人のせいにしたり……」
「そんなこといつまでも出来ると思ったら大間違いじゃ!!」
「聞けば、『ソニックといたかっただけ』だと?」
「……お前はそれで満足じゃろう」
「しかし、そんなことだけにこだわっておっては……」
「お前はいつまでも『ちっぽけなお前』のまんまじゃ!!それが解らんのか!!」
と、普段の子供のような振る舞いから打って変わり人生の先輩、大人として本気の説教をした。更にその後出て行ったクリスを追おうとしたデコーとボコーを引き留め「そっとしておいてあげなさい」と気遣うなど、悪役とは思えないような行動を取ることもあった。
なお、この時に彼はメカの製作に取り掛かっていたが、これは後にソニックの世界へ繋ぐ転送ゲートに用いる重要なパーツである事が判明。完成後に密かにソニックを通してテイルス・チャックらに提供している。
第2期ではその傾向がより顕著に出ており、終盤に見せるエッグマンの言動の数々は非常に意味深なものとなっている。
なお、敵として付き合いの長いソニックのみ彼の取った行動の真意に気付いているなどある種の信頼が描かれていた。
特にクリス達を傷つけられて暴走したソニックをエッグマンが止めるシーンはファンでなくとも必見と言えるだろう。
アニメ『ソニックトゥーン』
「なあソニック、ここだけの話……エミーとはどうなんじゃ?」
ソニック達のキャラクターデザインが変わっているが彼も例外では無く、軍服のような服を着た逆三角形寄りで恰幅のいい体型のキャラクターになっている。
ソニックから「エッグヘッド」・「エッグフェイス」という蔑称をつけられており、そのたびに「エッグマンじゃ」と怒鳴り散らしている(英語のスラングでいう「◯◯頭」や「◯◯野郎」といったニュアンスの呼び方が吹替にそのまま用いられたため)。
自身を邪悪で卑劣な悪人だと称するも、カートゥーン版や『ソニックX』のようにコミカルなシーンが非常に多く、
- (作戦だったとはいえ)ソニック達の家に居候をしてくつろぐ。
- 寝巻きはベビー服のようなピンク色のタイツ(本人曰く、邪悪なパジャマ)。
- 「お母さ〜ん!」と喚く。
- 子供や女の子向けのボードゲームに密かに没頭し、エミーと仲良くなる。「からかわれそうだからソニック達には内緒にしておいてくれ」と頼み込み、エミーも約束を守った。
- スランプになり、やる気をなくしてニート化。
- ソニック達をもてなし、手作りココアとクッキー(ガーリック入り)を用意する。また、作戦のためにトマトソースを作りソニックから絶賛されるなど、意外と料理上手。ただし、従来のシリーズやソニックXでは下手であった。
- テイルスとゾーイの恋路を色々言いながらも応援する。
- 自分が主役の自作映画を観て涙する。
- ソニックと精神が入れ替わったのを機に悪事を働こうとした際、エミー達と遊ぶことを優先し、悪事を後回しにする。
- ソニックとの対決のために、彼に都合のいいスケジュールをわざわざ聞く。
- ソニック達の家に悪事をやるからすぐに来いと留守番電話を何度もしつこく残すが、無視されたために不貞腐れ、悪事をやめてソニックの家に上がりこんで攻めてくる。
- テクノロジーに頼った生活を捨て、バター作りに勤しむ。
- ソニック達が賞を貰ったのが気に入らず、あらゆる賞に挑戦するもいずれも失敗に終わる。特に歌はお世辞すら言えないほど上手くない。
- ナックルズが村長(吹き替えの音声では市長)代理に就任し、横暴に権力を振るいまくった時には「ワシよりよっぽど被害を出しておるではないか」と憤慨してソニックと手を組む。
- 第2シーズンではお世話係のママボットに頭が上がらない。
と、こちらでも憎めない悪役となっている。
ソニック達とは敵同士であり、『ソニックX』とは違って、ソニックにすら露骨に煙たがられて嫌われているが回によっては仲良くなったり意気投合することもあり、共通の敵が出現した時は共闘することもある。
また、先述したようにエッグマンがスランプに陥って何もしなくなってしまう回があるのだが、その時ソニックは退屈のあまりおかしくなって(悪意は無いものの)仲間達に迷惑をかけて回るようになってしまった。そのため仲間達はエッグマンがやる気を取り戻す手助けをする羽目に……。
おだてられると好意的な態度を示すため、一時期エッグマンに憧れていたデイブを部下としてインターン採用していたり、悪党集団のライトニングボルトクラブにも何かと世話を焼いてやったりしている(時には利用することもあるが)。
本作ではカニ型ロボット「クラブボット」やハチ型ロボット「ビーボット」などの量産型ロボを頻繁に繰り出してソニック達と戦うのだが、次々と破壊された際には、ソニックと精神が入れ替わっている最中でも思わず「幾らかかると思っておるんじゃ!」と叫ぶなど資金繰りに頭を悩ませている様子。
「えーい誰か! この青いトゲトゲをひっ捕らえい!」
『ソニックと秘密のリング』ではアラビアンナイトの生みの親であるシャフリアール王として登場した。外観や大きな態度はエッグマンそっくりだが、悪党ではなく、絵本の世界の住民であるため全くの別人。
イレイザー・ジンの侵略から身を守るために壷の中に隠れていたが、その後翼竜に捕らわれ、空から落とされてしまう。
(エッグマン以上に横柄な態度を取っていたためか)一応ソニックは片足で彼の服を引っ掛けさせて救出するも、あまりに乱暴な助け方だったりと散々な扱いをされており、「王様なんだからエレガントに助けないか」と憤っていた。
「I Hate That Hedgehog!!(あのハリネズミ大嫌いだ!!)」
当初の海外版でのエッグマンもといロボトニックのデザインは現在のような丸いシンプルなデザインではなく、赤黒目で尖がり頭、脂肪溢れし肥満体質なデザインに仕上げられていた。
そのデザインはカートゥーン第1弾である『アドベンチャー・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ』と、それを舞台にしたぷよぷよの海外版『ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン』にも使用された。CVはミュージシャンとしても知られるロング・ジョン・ボルドリー。
性格は非常に間抜けで、何度もソニックやテイルスを倒そうと様々なメカや罠を仕掛けるが、ソニック達によって繰り広げられるギャグセンス満載の行為で失敗し、しまいには上記の捨て名台詞を毎回発しながら逃げ去る。
また、異様に罵倒台詞のバリエーションが豊富。
しかし、カートゥーン第2弾と第3弾、そして2017年までArchie Comics社にて連載されていたアメコミシリーズでは、前回のデザインを少しずつ残し、更にサイボーグ化された左腕と黄色いマントが追加された。
性格は同じく間抜けだが、前回とは違って残忍さが加わっている。
第50話では核エネルギーを浴びた事で消滅してしまったが、『アドベンチャー』発売を記念して現在に至るエッグマンの姿として復活。
その代わり前回からあった間抜けさは取り除かれ、一時期のゲーム版とは違って正真正銘の悪人と言う設定に変更されており、これが後の『カラーズ』や『フォース』など一部の作品に反映された。
ちなみにソニックが住む惑星モビウスとは平行世界である『Anti-Moebius(アンチモビウス)』では、心優しい医者として登場している。当初は白衣姿だったが、現在は痩せた姿となっている。この世界のエッグマンは『Ovi Kintobor(オヴィ・キントバー)』と表記されている。
他にもプロレスに長けていて、プロレスラーに変装しながら数多くの対戦相手に勝ち抜いた経験を持ち、ステーションスクエアのヒーローとなっており、本人も実は気に入っていたとのこと。
また、お手伝いさんのエラに惚れている。
実写版エッグマン(ドクター・ロボトニック)
「機械は実に素晴らしい。言われた通りにする! プログラムに従って動く! 飲んで酔っ払ったり遊んだりする時間も必要なぁい!」
実写映画『ソニック・ザ・ムービー』シリーズでは高度なドローン技術で知られるアメリカ人工学者として登場。
自らの命令に忠実な機械を愛し全幅の信頼を置いているのに対し、本家のエッグマン以上に「世界一賢い人間の辛さは周りがみんな馬鹿に見える事」とばかりに他者を信用せず馬鹿にしている。そのため政府および米軍からは技術こそ認められつつも言動が問題視されて煙たがられている。
一方で側近のエージェント・ストーンに対しては、粗末に扱いながらも屈折した愛着を抱いている様子。
劇中では本名のロボトニックで呼ばれ続けていたが、一作目終盤になって卵型の飛空艇に乗る様子を「空飛ぶ卵」と揶揄した流れで、ソニックは彼を「エッグマン」と呼び始めている。
エッグマンが移動の際によく搭乗している乗り物。
かなり拡張性があり、初代の頃から追加武装を施されたり大型メカのコアユニットとして利用されたりしている。
詳細は個別記事を参照。
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』のステージの1つでもある、エッグマンの顔を模した衛生型巨大宇宙ステーション。
小さな星ほどの大きさがあり、クラシックソニック作品を中心にエッグマンの本拠地として登場する。
エッグマンを模した巨大ロボ。
初登場の『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』ではリングの配置されていないエリアでラスボスとして君臨する(=どんな攻撃でも受けると即死。開発スタッフによれば配置し忘れたのは人為的なミスだったらしい)ため、当時遊んでいたプレイヤーにとってはトラウマとなった。
ロケットパンチや爆弾、ジェット噴射など多彩な兵器を搭載し、当作以降もデザインをリメイクしながら度々登場し、その際はロケットパンチではなくアーム式の攻撃に切り替わっている。
『ソニックフォース』ではモノトーン配色・モノアイ型で目から巨大レーザーを放射する量産型デスエッグロボや、多腕で巨大な体躯でかつ、通常兵器では倒せないタイプ(メガデスエッグロボ)も見られた。
ビッグアーム
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』のラスボス。エッグモービルに、トゲのついた強固な装甲と巨大な腕を取り付けた戦闘兵器で、『Launch Base Zone』の最後の相手として登場する。
戦闘では突進を繰り返したり、上空から掴みかかってくるなどして攻撃を仕掛けてくるが、その腕を生かしたパンチなどの格闘技は一切行わない(容量や、当時の技術の限界も起因していると思われるが、なぜ殆ど使いもしない腕をエッグマンは取り付けたのだろうか...)。当時の一部の攻略本では「未完成の兵器」という表記もあったので、ソニックと戦うまでに調整が間に合わなかったのかも知れない。
「ジェネレーションズ」では『青の冒険』のボスの一体として再登場を果たす。今作では「3」の攻撃に加え、先述した、巨大な腕を駆使したパンチや張り手で攻撃してくる。
エッグドラグーン
『ソニックワールドアドベンチャー』でダークガイアのエネルギーを利用した「スーパーウルトラプロトタイプ第一号」。
右腕には変形レーザーガトリング砲、左腕には射出可能なドリルランスを装備し、出力を上げると背面のユニットから翼のようなエネルギーが展開されるなど、エッグマンが造ったにしてはかなりスタイリッシュなデザイン。
それ故に「エッグマンのメカでは一番かっこいい」とファンからも好評で、ソニックもエッグマンのメカの中で印象に残っているのはこれだと語っていた。
そのためか、以降の作品にも2号や改良型など度々登場している。
または「エッグマンロボ」。初登場は『ソニック&ナックルズ』。
詳細は該当記事を参照。
初登場『ソニックCD』以降、たびたびソニックのライバルとしていろんな形で登場する彼にそっくりなロボット。
エッグマン本人曰く「最高傑作」であり、重要な作戦を任せたり何かと特別扱いしている。
詳細は該当記事を参照。
『ソニックフロンティア』に登場した少女。
元々はエッグマンの開発したAIだったのだが、電脳空間にアクセスしたことで人間の様な姿を得た。メタルソニック同様、エッグマン本人曰く「最高傑作」。
詳細は該当記事を参照。
エッグブラスター
正確にはソニック本編には出ていないが、同じセガ作品であるPSOシリーズで出てくる。
ぼかしてはいるが説明に「世界征服を企む某科学者が開発した武器」と表記されており、
デザインもエッグマンのメカらしいゴテっとした感じでしっかりエッグマンマークも付いている。
PSOではライフル系だが、PSO2ではツインマシンガンになっている。
ゲーム版
CV:岩田光央
『ソニックカラーズ』から初登場した赤い球状の側近ロボット。
エッグマンの前では敬語で話すほど忠実。実は横柄な彼の事を快く思っていない上に面倒くさがり屋なのだが、呆れながらも面倒を見たり、毒舌を言いながらもクビになるのを嫌がるなど、一応産みの親として見ている様子。
なお、『ワールドアドベンチャー』でエッグマンが傍らに連れていたロボット(名称不明)とはデザインや性格が近い。
詳細は「オーボット」の項目を参照。
CV:高木渉
オーボットと同じく『ソニックカラーズ』から初登場した黄色い四角形の側近ロボット。
エッグマンを敬愛してはいるものの、実は不満がないわけではないので、頭の悪いうっかり屋の彼は余計なことを言って怒らせたりしてしまう上、隙あらばエッグマンをやっつけようとすることもあり、実質的にほとんどオーボットと変わらない。
更にエッグマンがメタルソニックばかり大切にしていることに関しては強い不満を抱いていた。
音声機能を切り替える事によって口調だけでなく性格までも変更されるようになっている。
詳細は「キューボット」の項目を参照。
アニメ版
CV:山口健
『ソニックX』に登場するエッグマンの側近ロボット。
長身に黄金色のカラーリングをしている他、名古屋弁で話し、ボコーとはコンビとして行動する。名前の由来は「凸」から。
詳細はデコーの項目を参照。
CV:島田敏
『ソニックX』に登場するエッグマンの側近ロボット。
小柄に銀色のカラーリングをしている他、博多弁で話す。デコーとはコンビとして行動する。名前の由来は「凹」から。
詳細はボコーの項目を参照。
ボックン
CV:小林由美子
『ソニックX』に登場するエッグマンのメッセンジャーロボット。
小悪魔のような姿をしていて、背中に付いているロケットで空を飛ぶ。れっきとしたロボットなのだが、まだ子供であり成長途中らしい……。
彼が送るエッグマンのメッセージは、大抵自爆するように設定されているため、簡単に言えば爆弾魔である。自爆以外にもエッグマンの「なおこのメカは自動的に◯◯する」という前振りに従って様々なコミカルな行動を取ることがある。
基本的には悪戯好きで口も悪く、悪ガキっぽいキャラクター。しかし、逆に誰にも相手されない場合は泣いてしまうほど寂しがりでもある。
甘いものが大好きで、ソーンダイク邸の家政婦エラの作るアップルパイがお気に入りの様子。それにつられて一時的ではあるがエッグマンを裏切ったこともあるものの、その後何事もなかったかのように彼と行動している。
Archie Comics社より出版されていたアメコミ版『ソニックX』では、糖分の高いお菓子を食べ過ぎたせいで暴走して世界征服を企んでいたが、ソニックとエッグマンの連携で阻止された。
カートゥーン及びアメコミ版
ココナッツ
カートゥーン第1弾のみに登場する猿型ロボット。
頭に付いている電球が特徴的で、側近ロボットとは言えど準レギュラーであり、普段は基地の掃除当番として働いている雑用である。
自分の立場にとても不満を抱いているが、エピソードによってはスクラッチやグラウンダーと供に行動している事もある。アメコミの第2話に登場したが、ソニックとテイルスの活躍により倒されてしまう。
しかし、その後復活し、エッグマンから離れた今はマンモス・モギュールの部下として、カジノナイトで働いている。
モデルは、デザインは全く違うがソニック2の『アイアイ』であり、ココナッツもそれの海外名だった。
『ミーンビーンマシーン』では第4ステージのボスキャラとして登場した。
スクラッチ
カートゥーン第1弾のみに登場する鶏型ロボット。
長身でずる賢く、ココナッツとグラウンダーのリーダー的存在。よくグラウンダーとコンビで行動し、共にソニックを捕まえようと様々なメカや罠を仕掛けるが、何度もコテンパンにやられて失敗する。
以降はココナッツと共に復活し、今はエッグマンから離れてマンモス・モギュールの部下としてカジノナイトで働いている。
『ミーンビーンマシーン』では第12ステージのボスキャラとして登場している他、ソニックスピンボールではボーナスステージの障害物としても登場した。
グラウンダー
カートゥーン第1弾のみに登場するドリルロボット。
頭が悪いが、スクラッチの相棒で、よく一緒に行動する。たまにケンカする事もあるが、実際は仲良し。スクラッチと供に何度もソニックを捕まえるために様々なメカや罠を仕掛けるが、何度もコテンパンにやられて失敗する。
両手のドリルには開閉機能があり、そこから色んな道具が出て来るようになっている(もちろん安全着地に落下傘も装備)。更に見た目は重そうなのに意外と速い。
スクラッチと同じく後に復活し、エッグマンから離れ、マンモス・モギュールの部下としてカジノナイトの料理人として働いている。
『ミーンビーンマシーン』では第8ステージのボスキャラとして登場している。
ちなみにモデルはソニック2の『ハンドリル』だが、相違点としては青いカラーリングに顔が付いている他、名前もそれの海外名からである。
スニブリー
カートゥーン第2弾とアメコミ版のみに登場するエッグマンの甥で、側近の人間。
背は小さく、鼻も長くて髪の毛も少ない。
エッグマンのことを忠実に慕っているかのように振る舞っているが、実は彼の事を激しく憎んでおり、いつか彼を退けて自分が世界征服をする事を望んでいる。
クラブミート
アメコミ版のみ、スニブリーが登場する以前にエッグマンの側近として登場していた蟹型のロボット。
よくソニックやエッグマンに壊されてしまう哀れな役。スニブリーが登場してからいなくなってしまった。
モデルはソニック1のガニガニで、名前もそれの海外名からである。
実写映画版
エージェント・ストーン
『ソニック・ザ・ムービー』シリーズでドクター・ロボトニックの助手を務める男性。
ロボトニックが著名な科学者として政府から重用されていた時には他にも多くの部下がいたが、犯罪者として社会に認知されてからはストーンだけが彼に付き従っている。
ロボトニックは自分以外のほぼ全ての人間を見下して冷淡な扱いをしており、それはストーンに対しても例外ではないが、「お前の作るラテは美味い」と褒める場面も。
キノコの惑星にロボトニックが飛ばされてしまった際、ストーンは彼の帰還を待ち望むあまりラテアートで彼の似顔絵を作ってしまったこともある。
ロボトニック側もストーンに対しては冷たいように見えて少なからず愛着を抱いているらしく、キノコの惑星では石ころに彼の似顔絵を描きつつ「ストーン」と名付けている上、地球に戻ってからもソニックの攻撃でロボットが崩壊した時には気絶中の彼を連れて一緒に逃亡している。
エッグマンはソニックを自身の最大のライバル・宿敵だと思っており、躍起になって打倒しようとしているが、ソニックからしてみれば退屈しのぎ・暇潰しの相手くらいにしか認識されていない。そのためソニック自身はよくエッグマンのことをからかうが、彼を嫌ってはいない様子。
『アドベンチャー2』以降の作品では自分が利用しようとしたものが自分の手を離れたり新たな敵勢力が出現したりすることが多く、「エッグマン帝国(エッグマンランド)を築く土台が無くなってしまう」という名目でソニック達と一時休戦して、共同戦線を張る事もしばしばある。
お互い信頼している節があり、エッグマンもソニックを倒そうとしながらもどこか憎からず想っている姿をたびたび見せている。
同じく機械いじりが得意なテイルスのことは「子ギツネ」と見下し、彼の方も敵対心・対抗心を露にしており、ある意味エッグマンの本当の宿敵であるが、彼の持つ技術や腕前はエッグマンもある程度評価している様子。実際、機械好き同士何か通じるものがあるのか『アドベンチャー2』のラストでは2人で語り合い、『ソニッククロニクル』でテイルスとタッグを組むことができてお互い嬉しそうにしていた。
またアニメ『ソニックX』の第2期の最終盤ではある決断を迫られるも躊躇うテイルスに対して、語りかけるように真面目に活を入れるという、普段の2人の関係からは想像出来ない珍しいシーンも見られる。
『ソニックロストワールド』では仲の悪さが強調され、テイルスからは「仲良くなるなんて無理」と言われ、エッグマン自身も「こんな奴等と行動する羽目になるとは」と嫌がっており、テイルスチューブでは「IQが300もあるなら必要とされてないことぐらい気付けると思うのに」と呆れられるなどこの世から居なくなって欲しいと語っていたが、
『マリオ&ソニックATソチオリンピック』ではテイルスと優勝を分かち合うなど、憎まれ口を叩き合いつつも何だかんだ内心は仲が良い様子。
『ソニックアドベンチャー2』では祖父が遺した遺産を手に入れるために、連邦政府軍「GUN」の監獄の奥でコールドスリープ状態になっていたシャドウを目覚めさせた。
当初は世界征服に利用するつもりが人類への復讐を企むシャドウによって逆に利用されていたが、ラストで力尽きたシャドウが大気圏に突入する時にメカ(恐らくメタルソニック)に救出させたり(『シャドゲ』での発言より)、その後も状況次第では協力するなど彼に対して妙な信頼関係がある。
祖父。エッグマンの外見は彼に似たと言える。
エッグマンは人生観においてジェラルドから多大な影響を受けたらしく、科学者を目指したのも祖父に憧れてのことだったという。
ただジェラルド側には、マリアを深く愛していたことがうかがえるような描写はあるものの、もう一人の孫であるイーヴォ(エッグマン)のことをどのように思っていたのかは定かではない。
そもそもエッグマンが50歳以下であるならば、生まれたのがジェラルドの没後だったという可能性も考えられる。
同祖父の従姉妹。マリアの方が年上だったらしい。
過去作では彼女の名前は知ってはいたものの、どのような関係の付き合いだったのかは明かされていなかったのだが、『ソニックフロンティア』のエッグマンの音声ダイアリーによれば「彼女のことはよく知らない」とのことであり、既に亡くなっているにもかかわらず親類達から特別視されるマリアに少し嫉妬していた様子。
このことからマリアとはほとんど会っていない、もしくは会ったことすらない可能性がある。
子孫。こちらも見事に特徴的な外見を受け継いでいる。
とある目的を持って未来世界からやってきたが、悪党としての方針の違いなどが原因で、先祖に当たるエッグマンとの仲は非常に険悪。一応、作品によってはエッグマンの窮地を救うこともあるが。
なお、子孫の存在がこうして明かされているにもかかわらず、現時点ではエッグマンの配偶者や実子の存在などは一切語られていない。
モダンエッグマンの声優は以下の通り。クラシックエッグマンなどの声優については該当項目を参照。
- 大塚周夫(『ソニックアドベンチャー』〜『ソニックトゥーン 太古の秘宝』)
- 中村浩太郎(『マリオ&ソニックATリオオリンピック』以降)
- かぬか光明(ソニックプライムシーズン3、中村の代役)
- かつてはソニックシリーズ皆勤賞であったが、『ソニックと暗黒の騎士』でその記録がストップしてしまった。ただし彼のシンボルやエッグマンのメカ達が登場していたりするので、どう解釈するかだろう。
- 『ドクター・エッグマンのミーンビーンマシーン(ジェネシス版ぷよぷよ)』や、ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』にて、クッパ、ザンギエフ、ベガなど、他の著名なゲームの悪役と共に声無しのカメオ出演をした。なお、同映画にはソニックもちょっとだけ出演し、ゲームのキャラクターに注意喚起する案内役になっている。
- なお海外ファンの間では、初期カートゥーン版『アドベンチャー・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ』から発せられた「PINGAS」の台詞がよくネタにされる。本来上記のシーンにてエッグマンは「Snooping as usual I see」と言っているのだが、ここからpingとasの部分を切り取ったのが上記の「PINGAS」になり、意味はスペイン語にて男性に付いてるナニのこと。「Touch my PINGAS」といった派生ワードまで発生しているが、もちろん本来の台詞にはそのような意味は含まれていない、一種の言葉遊びである。アニメ『ソニックトゥーン』の英語版の台詞にも上記のジョークを口にしているシーンがある。
- ちなみにエッグマンだけだと『半熟英雄』のあのキャラになるので注意。しかし、アプリ版で本当にコラボする事になり、Dr.エッグマンが半熟英雄のエッグモンスターとして登場。
ネタ絵や女体化も多い
ソニック・ザ・ヘッジホッグ ソニック(ゲーム) マッドサイエンティスト 悪役
アルバート・W・ワイリー 青いヒーローと戦うマッドサイエンティストキャラ繋がりだがこちらのほうが残忍さがある。
スマブラでささやかな形で共演し、Archie Comics社で2013年より刊行されたロックマンとのクロスオーバーコミックでは本格的に共演した。
クッパ 似たような立ち位置の悪の親玉であるためか、マリオ&ソニックシリーズのストーリーモードではよくタッグを組んでオリンピックを妨害したり仲良く参加したりしている。
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