概要
『ソニックシリーズ』に登場するDr.エッグマンが開発した巨大ロボット。名称及び形状がシリーズごとに異なるものの大抵はエッグマン本人を模している。クラシックソニック時代はラスボス枠で登場していたがモダンソニックになって以降はほとんど登場していない。
各作品での活躍
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
※戦闘は45秒以降から(映像は『ソニックオリジンズ』版)。
デビュー作で本作のトラウマ要員。
デスエッグゾーンでメカソニックが敗北した後にソニックに追いかけられたエッグマンが搭乗し、最後の決戦に挑む。
主な攻撃方法は両腕のトゲで、これに当たるとダメージを受けてしまう。移動は非常にゆっくりであるため、このトゲに気を付けながら戦えばダメージを与えることができるが、一定時間経つと飛行し、ロックオンしたポイントに着地すると腕を飛ばしてくるので注意が必要(更に背後に回ろうとするとエッグマンを模した小型移動式爆弾を落としてくる)。
ラスボスだけあってこれまでのゾーンボスよりも耐久値が多めで、12回攻撃しないと倒すことができない。更にジャンプ力の低いナックルズで挑む際は、急降下攻撃後の着地のタイミングでないとダメージを与えるのが難しく長期戦になりがち。
なお、前座のメカソニック戦にも同じことが言えるが、最終ステージにはリングが1個もないので1回でもダメージを受ければ即死である。
ソニック&ナックルズ
デスエッグゾーンACT2の終盤では前述の個体よりも遥かに巨大な「巨大エッグマンロボ」として登場。
前半戦はゆっくり移動しながら巨大な指を振り下ろすという単調な攻撃なのだが、この指をすべて破壊するとゆっくり足場を破壊しながら火炎弾及びレーザー砲を撃ってくる。更に後半戦はレーザーを撃つ前後に露出する、マスターエメラルドが埋め込まれた部分のみにしかダメージが通らないため、足場のない所に落下死する危険性がある。
真の最終ステージであるザ・ドゥームズデイゾーンでは『2』の時のものに酷似した機体が「ファイナルウェポン」という名称で登場し(デスエッグロボとの違いは、頭部のデザインが前座の巨大エッグマンロボのものに近く、両腕が普通の平手に変更され、外付けのブースターユニット増設の他に背部のブースターが大型化している点)、マスターエメラルドを抱えながら逃亡するため、スーパーまたはハイパーソニックに変身して追い詰めていく。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ4EPISODE1
最終ステージ「エッグステーション」の最深部にて『2』同様のシチュエーションでエッグマンが搭乗して操作する。『2』の機体ほぼそのままの形状ながら、モダンエッグマンカラーになっているのが特徴。
前半戦は原点通りの動きをするが一定以上ダメージを受けるとオーバーヒートを起こして全身に電気を帯びてしまい、攻撃することができなくなる。唯一攻撃することができる下半身の底辺はある方法を使わなければ当てることができない。
ソニックジェネレーションズ
『白の時空』版のクラシックソニックのデスエッグゾーンステージにて再登場を果たす。最初は原作通りの2Dであるが、ステージ自体がエレベーターとなって上昇し続けており、一定のダメージを与えると周囲に足場が浮いた場所へ到着。
第2段階へ移行すると、ソニックがデスエッグロボの着地の衝撃によって周囲の足場に吹き飛ばされてしまうが、伸びるアームを敢えて爆弾に当てる事で攻撃チャンスが生まれる。
ソニックマニア
最初のゾーン、グリーンヒルゾーンアクト2にてまさかのボスとして登場。
過去作の個体に比べて動きが速く、ジェネレーションズの個体同様にアームを回転させながら伸ばす攻撃が追加されている。
強制スクロールする中での戦闘となるが、『2』の時とは異なり、ボス戦前までにバリアを獲得できるポイントが数箇所ある他、戦闘中でも道中にリングや攻撃を与えやすい足場が配置されているため、最初のゾーンだけあってさほど苦戦することはないだろう。
ソニックフォース
オリジナルより何倍も大きな量産型デスエッグロボが登場。形状こそオリジナルと似ているが、頭部はモノアイ、色が白黒と量産型らしく簡素なデザインとなっている。
量産型なのでゲーム内では複数の個体が登場、背景などでモノアイから放つビームや伸びるアームで街を破壊していた。
ただ、劇中でこの量産型と戦うのは一度のみとなっている(しかも戦闘はQTE方式なので、成功すればあっさりと破壊できる)。
終盤ではインフィニットを取り込んだ、これまでの形状とは全く異なる巨大デスエッグロボが登場し、合計3連戦を繰り広げる。3戦目では『カラーズ』のラスボスである「エッグネガウィスプ」に似た機体(エッグネガウィスプは紫色だがこの機体は白色)が1、2戦目で戦ったロボットの中から殻を破る様にして登場し戦うことになる。
因みにこの3連戦中、何故かエッグマンは一言も喋らない。
ソニックフロンティア
3番目に訪れるカオス島に何故か破壊された状態で放置されている(モデルは『フォース』で登場した量産型のもの)。
ストーリーを進めると、近くにあった遠隔操作装置をハッキングして単眼からビームを放たせる事により、離島へ繋がる地下遺跡への道を切り拓いた。
『DLC第3弾』にてセージによりエッグマンがスターフォール諸島へ訪れる際に乗っていた機体で、放置されている間にカオス島の火山の噴煙等の影響で破壊されたのではないかと解説された。
ゲーム以外での活躍
かべがみカバーストーリー
『フォース』の後日談とも言える『かべがみカバーストーリー』のクリームの回では、エッグマンの敗走後に制御されなくなった量産型デスエッグロボが暴れ回っていることが判明。
こちらもソニックによりあっさり倒されている。
ソニックVSナックルズ(実写映画)
劇中終盤にマスターエメラルドの力でパワーアップしたドクター・ロボトニックがその力を使って完成させた超巨大なロボット。
胴体やボディーカラーはデスエッグロボそっくりだが、手足はマッシブなものになっている。
ただ、正式な名称は定まっておらず、パラマウント公式は「巨大エッグマンロボ」と呼んでいる(デスエッグロボはファンの呼称に過ぎない)。
武器は搭載されているミサイルや超巨大な手足による身体攻撃。装甲はナックルズのパンチを喰らってもびくともしない程硬い。
動きはロボトニックと連動しているためにパンチや踏みつけ、ふざけた動きも思いのまま。
テイルスとナックルズによって原動力となっていたマスターエメラルドが取り返された際は予備電源で動いていた。
劇中終盤にて登場後はグリーンヒルズの街を破壊しながら暴れ回り、ボロボロになったソニックを踏み潰そうとするも、マスターエメラルドの中にあったカオスエメラルドによってスーパー化したソニックにより破壊されてしまった。
余談
- 『ソニック2』においては製作スタッフのミスにより、プレイヤーのトラウマとなっているが、タイミングをうまく掴むようになれば安定撃破は可能。
- モダンエッグマンになって以降は、この機体に代わってエッグ・ドラグーン、エッグネガウィスプなどの機体が開発されているが、どの機体もエッグマンに似ていない。
- 『ソニックOVA』では、姿は異なるもののブラックエッグマンなる機体が登場している。こちらも容姿はエッグマンとは程遠いが卵体型など共通点が見られる。
- 『ソニックX』では多くのメカが登場していたにもかかわらず、この機体は何故か登場しなかった。
関連タグ
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2:ラスボスとして登場。
類似タグ
ワイリーマシン:同様にラスボスとして登場している機体。こちらは作品ごとにバリエーションが異なる。
シグマ:こちらも同様にシリーズのラスボスを担当している。