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ソニックフォース

そにっくふぉーす

『ソニックフォース』とは2017年11月9日にセガゲームスから発売されたアクションゲーム。プラットフォームはPS4・XBOXONE・Nintendo Switch・PC。
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世界を救うのは、ソニックと“あなた”の絆。


よく来たな新入り! まずは概要を読んでくれ!編集

2017年ロサンゼルスで開催されたE32017にて『project sonic 2017』というティザーサイトが公開されたのを皮切りに情報が明かされていった。

今作では中国に向けて『索尼克 力量(Sonic Forces)』の名称でローカライズされており、セガゲームス販売のゲームでは中国当局から初認可され、中国国内でも無事発売されている。


3Dアクションのソニックの新作が任天堂ハード以外に登場するのは『ソニックジェネレーションズ』以来6年ぶりであり、

PS4やSwitch世代のゲーム機に最適化された新たなゲームエンジン「Hedgehog Engine2」を採用し、前世代の「Hedgehog Engine」から全体的なグラフィックの強化やオブジェクトの物理レンダリング、水の表現などを強化した機能が備わっている。


PC版は最大2160p/60fps、PS4版は1080p/60fps、XB1版は720p/60fps、Switch版は720p/30fps(携帯・据置モード共通)で動作し、いずれも快適に遊べるので、どのハードで遊ぶのかは好みで決めよう。


モダンソニックのハイスピードアクション、クラシックソニックの2Dアクション、

そして海外ファン待望だった自分でカスタマイズしたキャラクターを使うアバターのアスレチックアクションが融合した内容になっている。


今回のストーリーと世界観だ!編集

世界の99%を支配してしまったエッグマン軍団に対し、ソニックとその仲間達で世界を救う闘いが展開され、本家ソニックシリーズとしては新ソニ』以来のシリアスなソニックとなった。


物語の展開としてはプロデューサーの中村俊曰く『ソニックアドベンチャー2』に近い出来で、ストーリーも重視して『アドベンチャー2』を意識したとインタビューで公言し、『ソニックワールドアドベンチャー』以来9年ぶりとなる、純日本製のシナリオが描かれる……


……と言われていたが、実際には豊田栄太郎、護矢真、ケン・ポンタック、ウォーレン・グラフの合同脚本によるソニックカラーズ』路線のシンプルな展開・内容である。

そのため『アドベンチャー2』のような思惑が複雑に錯綜し、最終的には敵も味方も団結するストーリーや、『新ソニ』のような暗く重いシリアスを期待すると、そのあっさり具合に肩をすぼめるかもしれない。


もっとも、発売前における下記の非公開動画や、公式サイトを「エッグマンチャンネル」にして公式ツイッターでも乗っ取られてしまうという、本編の設定を取り入れた宣伝活動や、デジタルコミックス版(後述)の配信が数ヶ月に及び行われていたことから、ゲームはこれらにおける一部分の要素でしかなく、一連のネット・SNSの広報活動も全て含めて『ソニックフォース』なのだろう。


有志によるPC版の解析によれば、ゲームで使われなかった数多くの未使用ボイスが発見されており、中には展開の盛り上がりに直接繋がるものから、本作の展開やステージ、設定に深みを持たせた解説を担っているものまである。

未使用ボイスは過去作にもいくつかあるし、どのゲームでも未使用ボイスがあるのはよくある事だが、今作では無線演出の関係上非常に多く、「これを本編で使っていたらもっと良かったのに」と、もったいなさを嘆くファンも少なくない。

気になる人はチェックしてみよう(ネタバレを含んでいるので注意)。


世界観をより楽しむならば先に述べた通り、デジタルコミックス版や以下の公式ツイッターによる非公開動画を鑑賞する事をオススメする。


ナックルズ大隊長からの緊急通信。


ナックルズ大隊長からの新兵緊急招集メッセージ(上動画のフル版)。


エッグマンによる降伏勧告。


エッグマンによる最終降伏勧告とナックルズ大隊長による妨害動画。


因みに今作のアートディレクターによれば、ソニックフォースの世界は現実の人間世界とは違う世界のため、英語などの文字が存在しないとされ、アドベンチャー以降で度々描写されていた、GUNや連邦政府が存在しないパラレルワールドの可能性も示唆されていた。


現に今作にエッグマン以外の人間は登場せず、クラシックソニックシリーズは明確に英語が存在するため、見方によってはメガドライブ時代の世界をリブートしたものとも考えられるし、ソニック達といった獣人で占められていたのはこれが理由なのかもしれない。

そもそも世界観が異なるorリセット、あるいはシリーズ登場人物の性格が違うなどといったことはソニックシリーズの歴史において珍しくもないが。


なお2022年、公式YouTube番組『テイルスチューブ』でのエッグマンの発言により本作の世界でも一応GUNは存在していて、エッグマン軍に敗戦していたことが判明した。


今回活躍する登場キャラクター達だ!編集

ソニック率いるレジスタンス軍と世界を支配するエッグマン軍との戦いが繰り広げられる本作では、『ソニックアドベンチャー2』や『新ソニ』などで登場したキャラクター等が多く出演する。

ソニック軍(レジスタンス軍)編集

ゲーム序盤は敵キャラクターとして登場するが、実はインフィニットが作り出したフェイク(偽物)であり、本物は中盤でソニックたちと合流する。


ツイログ

プレイヤーの分身で外見を好みにカスタマイズできる。

顔・口・体の色・性別・種族などを自由に変更可能で、その種族も七種類あり、どれを選ぶかによってプレイスタイルが異なる。

なお性別・種族・頭の形・目の形・ボイスは一度決めると、ゲームクリアまで変更も複数作成もできないので注意。

詳細は該当項目を参照。



エッグマン軍編集

「弱者どもが」

Dr.エッグマンが独自に発見・解析し、そのデータを基に今までのソニック達への恨みと技術力の全てを注ぎ込んだことで高度な物へと昇華させた「仮想現実兵器」ことファントムルビー。それを身に付け、使いこなす仮面の人物。

一人称は「俺」だが、かつてのメフィレスに近い性格と雰囲気を持ち、エッグマン達が世界征服に成功出来たのもこいつのおかげだという。

詳細は該当項目を参照。


ステージの情報だ!編集

グリーンヒル

シリーズの原点である水と緑豊かな地域。ただし本作では何故か砂漠化している。そのためソニックからは「グリーンヒルじゃなくてサンドヘル」と称された。

  • ロストバレー
  • グリーンヒル
  • アーセナルピラミッド

ケミカルプラント

『ソニック2』から登場した巨大薬品工場で、今回は極寒の孤島に構えられている。クラシックソニックのステージでは今作唯一の水中ステージがある。

  • ネットワークターミナル
  • ケミカルプラント
  • スペースポート

市街地

夕日が差し込んだ市街地。エッグマン軍団の襲撃を受けており、背景では巨大な量産型デスエッグロボが破壊行為を繰り広げる。

  • サンセットハイツ
  • ゴーストタウン
  • パークアベニュー

デスエッグ

『ソニック2』から登場した宇宙空間に浮かぶ巨大な衛星型巨大要塞。ストーリー序盤でソニックが囚われてしまう。

  • エッグゲート
  • デスエッグ
  • プリズンホール

ミスティックジャングル

カジノに改造された遺跡と広大な密林が一体化したステージ。

  • ルミナスフォレスト
  • カジノフォレスト
  • アクアロード

メトロポリス

雲を突き抜ける白い超高層ビルが建て並ぶ、科学技術が進歩した未来都市。建物のモチーフは海洋生物で、エッグマン軍の拠点区域である。

  • メトロポリタンハイウェイ
  • キャピタルシティ
  • ヌルスペース

エッグマン帝国要塞

エッグマン軍の本拠地。

  • インペリアルタワー
  • モーターキャニオン
  • アイアンフォートレス
  • ラストジャッジメント

ダウンロードコンテンツだ!編集

シャドウストーリー

シャドウを主人公にした本編の前日譚やギミックを一新したステージと、モダンソニックのステージをシャドウでプレイ可能(QTEイベントが発生するステージは不可)。

発売と同時に無料で配信。


アバターパーツ セガパック

セガのキャラクター達になりきれる有料アイテムだが、日本版だけ『ペルソナ』シリーズのコラボコスチュームがハブかれている。

日本生まれのソニックでおま国になるのはよくあること。


アバターパーツ シャドウパック

シャドウになりきれるアバターパーツで有料配信。

前から見てはいけない。


アバターパーツ Sanic Tシャツ

日本では馴染みが薄いが、海外では根強いファンも多いソニックのような何かのアバター用Tシャツ。日本人にも分かりやすく言うと、はいだしょうこが描いたスプーが、本家とは別の魅力を持ったようなもの。


スーパーソニックモード

キャラクター選択画面でスーパーソニック(モダン・クラシック)に変身できる。

今回はカオスエメラルドの存在意義が皆無なので完全におまけ要素になっているが、ステージがどれも短いので、ブースト無限よりもシルバームーンリング、レッドスターリング集めに恩恵が感じられるかもしれない。


今作を彩る曲の数々だ!編集

Fist Bump

作詞・作曲:大谷 智哉 歌:ダグラス・ロブ(HOOBAS TANK)

本作のボーカルテーマソング。

ソニックが仲間(アバター)と共に世界を救うという熱いメッセージがこもった一曲に仕上がっていて、曲名の由来は拳をつき合わせる

後に『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でもソニックシリーズの初期収録曲として登場。


This is Our World

作曲:大谷智哉/編曲:江口貴勅/演奏:ロンドン交響楽団

本作のオーケストラ版テーマソング。

シリアスな世界観の今作に合わせ、曲も重厚感なイメージな曲調になっている。


Infinite

作曲・シンセサイザー:大谷智哉/作詞・ラップ:テイラー・スミス(Dangerkids)/歌:アンディ・ベイン(Dangerkids)/ギター:瀬上純

インフィニットのテーマソング。

ダブステップとメタルを合わせたようなメロディとなっており、歌詞と共にインフィニットの「強さ」を強調したものになっている。彼とのバトルでは、この曲のアレンジが流れる。


The Light of Hope

作詞・作曲:大谷智哉/編曲:江口貴勅/歌詞英訳:Kurt Jessen/歌:Amy Hannam

ボーカルエンディングテーマ。

バラード調の落ち着きがありつつも悲壮感も感じさせる曲調で、ストーリーをクリアするとタイトル画面でインストゥルメンタル版が流れる。



この他にも、アバターを操作するステージでは全てボーカル曲が流れる。どれもクールでかっこいいので、是非聞いていただきたい。


なおシリーズで新規のボーカル曲が採用されるのはソニックカラーズ以来約7年ぶりとなるが、これは海外スタッフが世界の国々にソニックを売り出す際に、その国ごとの文化や音楽事情を考慮した結果、ボーカル曲の採用を渋ったためである。

今作でボーカル曲が復活したのは、日本スタッフが海外スタッフに黙ってこっそり作り始めたからだと、中村プロデューサーはファミ通のインタビューで答えている。


俺たちの活躍はこれだけではないぜ!編集

デジタルコミック版編集

ゲーム発売より前に公開された「コミック版ソニックフォース」で、日本語に翻訳されたものがゲーム公式サイトから閲覧が可能。全4話。


ゲーム本編とは世界観設定そのものは一緒だが、ファントムルビーの入手経緯など一部の描写が異なり、完全にゲームの補完をした内容とは言い難い。

英語表記の看板などが描かれている事からゲーム版のパラレルワールド、もしくは後述のように過去作のソニックシリーズに繋がっている世界とも取れる。


しかし本作での戦争の裏側やシルバーがレジスタンスに加担した経緯、鉄仮面を被る前のインフィニットの素顔など、本編では省略されてしまったであろう描写の数々や、

ソニックアドベンチャー』『ソニックワールドアドベンチャー』をやっているとニヤリとできる展開など、見て損はない内容に仕上がっている。


ソーシャルゲーム版編集


『Sonic Forces: Speed Battle(ソニックフォース スピードバトル)』という名称で、ゲーム版の先行配信という形で配信開始された。海外限定のゲームなので、日本での配信は未定。


名前こそ違うが、3D視点の自動走行でレーンを切り替えながら障害物を避けてゴールやハイスコアを目指す『ソニックダッシュ』シリーズの一つである。

スピードバトルという名称の通り、本作では多人数で競い合ってゴールを目指すレースゲームになっている。

PSPで発売された『ソニックライバルズ(日本未発売)』を3D化したようなゲームと言えば分かる人もいるかもしれない。


本編ゲームとは異なり総勢24人の操作キャラクターが選べるのが最大の特徴で、『ソニックランナーズ』のような各キャラクターのレベルアップ制や一部キャラクターにはハロウィン・クリスマスコスチュームも導入しているので、

海外ファンの中には「本編ゲームよりもこっちの方が面白い」なんて意見も少なくないとか。


レジスタンス達が手がけた関連イラストだ!編集

ソニックまとめ絆の力で!


関連項目編集

ソニック(ゲーム) ソニック・ザ・ヘッジホッグ

ソニックマニア - クラシックソニックにおける本作の前日譚。また、『プラス』版は本作の後日談になっている。

IDWソニック - モダンソニックにおける本作の後日譚を描いたアメコミシリーズ作品。


ソニックロストワールド - 3Dアクションにおける前作

ソニックフロンティア - 3Dアクションにおける次回作


外部リンク編集

ソニックフォース日本語公式サイト

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