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「どこの死に損ないかと思えば、青い救世主君か」

声 - 近藤隆


概要編集

ソニックフォース』に登場し、エッグマンによってソニックへの憎しみを詰め込んで作られたファントムルビーを身につけている。


自身を最強の存在と圧倒的な強者だと称しており、性格も冷酷かつ高圧的で、好戦的な戦闘狂。

エッグマン以外の他者を「ゴミ」呼ばわりし、支配者であるエッグマンに対しても(言葉は丁寧だが)挑発的な態度を取る。しかし相手を過小評価する性格が災いし、詰めの甘さが見られるシーンも少なくない。

ちなみに「インフィニット」というのは本名。


プロフィール編集

本名インフィニット
通称インフィニット
英名Infinite
性別
種別不明?
年齢不明
身長不明
体重不明
好きなもの絶対的な力
嫌いなもの弱者
能力ファントムルビーによる様々な攻撃

能力編集

Dr.エッグマンが開発した仮想現実を作り出すファントムルビーの力を扱うことができ、仮想現実自体もエネルギー供給がある限り、無限かつ無尽蔵に創り出すことが出来る。


自身の飛行能力の他にも、ブロックノイズ状の物質で直接攻撃、フィールドの認識・重力などをあべこべにする、その場には存在しない兵器を無制限に召喚するなどなんでもありの能力を持っており、インフィニット自身も「無限の力」「全てを屈服させる力」「無敵」だと豪語している。

何よりもソニックを凌駕するスピードとパワーを発揮しつつソニックを倒して、エッグマン軍による世界の99.9%支配に貢献している事こそが証拠だろう。


また、ボスとして戦う際にも被弾すると幻覚を見せられてしまうのだが、どの幻覚も見づらく避けづらいため、素早くリングを回収しないとすぐにミスになってしまう。


劇中での活躍編集

最初のムービーではカプセルの中に入っており、ステージ1クリア後のムービーにて本格的に登場。この時点では顔に影がかかっており、胸のファントムルビー以外にはっきりとした容姿は確認出来なかった。

エッグマンを攻撃しようとしたソニックをシャドウメタルソニックカオスザボックと共に攻撃、5人での連携や前述のソニックを上回る能力を駆使してソニックを倒す事に成功。

初めこそは『アドベンチャー2』でシャドウとソニックが初めて対峙するシーンを彷彿とさせていたものの、ソニックを圧倒する連携を見せつけられて唖然としたプレイヤーも多かったのではないだろうか。


ステージ9ではシルバーとの対決でトドメを刺そうとしていた所にソニックと再会、今度は1対1で対決となる。1度はソニックに圧倒されるもファントムルビーで重力を操って吹き飛ばし、トドメを刺すまでもないと去っていった。

この際に落としたファントムルビーの試作型には気が付かず、アバターに拾われている。


ステージ16ではエッグマンの本拠地であるキャピタルシティに総攻撃を仕掛けるレジスタンス軍の前に登場し、エッグマンの命令でファントムルビーを起動。幻覚による巨大な化け物や重力操作でレジスタンス軍(とプレイヤー)を混乱させて大打撃を与えた。

その後かつて見逃したアバターを発見し、ステージ17にてボスとして対決。兵器の幻覚で圧倒していたが、アバターの拾っていた試作型によって幻覚攻撃が打ち消されたのを見るとトドメを刺さずに去っていった。


その後レジスタンス軍はファントムルビーの力を阻止すべくの原動力となっていたデスエッグを破壊、ステージ24にてまたしても総攻撃を仕掛けられるも、予備の原動力を用いてソニックとアバターを虚無空間に閉じ込めたが絆の力であっさり脱出された。


最終決戦ではソニックを倒した際の4人の偽物を量産してレジスタンス軍と衝突。更には全員を絶望させるべく人工太陽を召喚したのだが、アバターが持っていた試作型によってまた相殺させられてしまう。

ステージ27ではソニックと再び対決。コレまで以上に激しい幻覚攻撃で応戦するも、途中から加わったアバターとの絆の力によりついに敗れてしまった。


関連タグ編集

ソニック(ゲーム) ソニックフォース Dr.エッグマン ファントムルビー

インフィニット - 表記揺れ

なまはげ…初期設定イメージで、残虐繋がり。



























ネタバレ編集

無料DLC『シャドウストーリー』及び、webコミック『RISE OF INFINITE ~無限の萌芽~』で彼の来歴が明かされた。


本名は不明で、コミックスでは盗賊団「チームジャッカル」のリーダーだったが、金目のものを盗みにDr.エッグマンの研究所を襲撃した際にエッグマンに気に入られ、彼の掲げる世界征服計画という「より大きな悪事」に惹かれ傘下に加わる。


DLC『シャドウストーリー』では雇われ傭兵団のリーダーという事になっており、本編の数か月前に研究所を襲撃しにきたシャドウと邂逅。

当時は研究所の守りを任されていたが、シャドウによって部下達を全滅させられ、自身もシャドウに一方的にやられてしまい、その上雑魚呼ばわりされ歯牙にもかけられなかった事から、プライドをへし折れられてしまうと同時に強烈なトラウマを刻み込まれてしまう。


「ふ……震えているのか、この、俺が……恐怖を……?!」

「……負け犬……! この俺が、弱者だと……!」

「……違う! 俺は弱くなんかない……!」

「……俺は、お、俺は……俺は弱くない……ッ!」

「俺は弱くないーーーッ! うわああああああああ!」


その後の彼はファントムルビーの力を身に着け、弱い自分を捨てるために鉄仮面を被り「インフィニット」と名乗るようになった。弱者を見下すようになったのも、一種の自己投影なのだろう。

実際、『シャドウストーリー』における仮想現実のオメガが「ワタシハ弱クナイ……ワタシハ弱クナイ」と、彼の心情を代弁しているかのような描写がある。


だいたいシャドウのせいである。


ただ、ファントムルビーの力を手にしてもこのトラウマは拭いきれてないようで、アバターが反攻の意思を向けた際に動揺しているらしく、アップになった所で仮面の目をよーく見ると小刻みに視線が揺れている(そしてウィスポンによっては瞬殺されるダメ押し)。

これを鑑みると、作中で優位に立ちながらトドメを刺そうとしなかったのはツメが甘いのではなく、逆転されて敗北するのを恐れていた為ではないのだろうか…?


ちなみに『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットとして登場するが、シャドウとはレベル99では1000近くパワーで差がついてしまい、しかもあちらは超化するので差はさらに大きくなる。まあシャドウがACE級なのに対し、こちらはHOPE級なので致し方ないか。


本編ストーリー終盤(ステージ27)ではソニック達に敗れた後、ノイズまみれになりながら「俺はまだ戦える…!」と強がるも、直後に悲痛な叫びを上げながら基地の方へ飛ばされていった。

その後どうなったかはやや曖昧な状況(デスエッグロボの動力として取り込まれたように見えるが肉体がどうなったかは明言されておらず、実は生きているのではないかという一部ファンの願望込みの考察も根強かった)であったが、後年発売された公式による設定資料集において

「ファントムルビーに完全に吸収されてしまった」ことが判明した。


素顔編集

お頭(インフィニット)でリハビリ無限の夢幻

右目に傷、もしくは傷のような模様のあるつり目のオッドアイであり、国内外の二次創作では、こちらの素顔の方で描かれることの方が多い傾向にある。


サイドストーリー編集

  • 異世界大喜利

2022年12月に新企画「異世界大喜利」の告知ポストがされた際、輝く衣装を身に纏ったシャドウの隣にいるキャラクターを予想するアンケートに名前がクリームと共に登場。

アンケートはかなりの接戦となり、最終的にインフィニットが僅差(インフィニット50.1%、クリーム49.9%)で勝利した。


このアンケート結果により、インフィニットは初回である2023年1月のお題として前述のシャドウと同じ様に輝く衣装で登場。

この回では2人は大人気歌手のコンビとなっている。

(あんなマスクを付けたままで歌えるのだろうか…)


ライブ終わりに楽屋で休憩していた2人だったが、シャドウがインフィニットの観客への態度や手抜きのパフォーマンスが己の求める完璧とは程遠い事を指摘されると、


「真贋を理解できないゴミ共にはあれで充分。貴様の完璧ごっこの自己満足についていく趣味は俺には無い」


といった観客を「ゴミ」呼ばわりしつつ完璧ばかりを求めるシャドウと見下す様な発言を連発し、剣呑な雰囲気を作り出した。

しかし、何か『目的』を思い出そうとしていたシャドウの「君の顔を見ているとイライラする」という発言に対して顔を上げた瞬間、回し蹴りを喰らって楽屋外に吹き飛ばされてしまう。

それに加え、かつて自分にトラウマを残した時と全く同じ台詞を吐き捨てられた挙句コンビを解消されてしまった。


その後は最終回である同年12月後編のラストに再登場。

この時も歌手衣装だったが、エッグマンが倒され、異世界化が解け始めた影響で元の記憶を取り戻している。


スーパーソニックに敗れて何とか基地に帰ったエッグマンが、あらかじめ作ってあった予備のコアを使って再起を図ろうとしていた所、エッグマンからそのコア奪い去りつつ登場。


奪ったコアがファントムルビー試作型の改造品である事を確かめると、かつての力を得るべく装着しようとしたのだが、彼の力を欲する心とプライドが迷いを起こして躊躇してしまう。

その躊躇した数秒の間にインフィニットの異世界化が解け始めた影響で体が透けてコアを溶岩に落としてしまうが、これで良かったとでも言いたげな表情を浮かべ、笑いながら光と共に消えていった。

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