概要
ソニックが剣を持って駆け回るという異色の作品。
『ソニックアドベンチャー』シリーズを中心とした曲がアレンジとして多く使われており、例えば鍛冶屋の曲は『アドベンチャー』のテイルスのメインテーマ「Believe In Myself」だったり、後半のステージ「ナイツ・パッセージ」の曲は、『ソニックアドベンチャー2』のラストステージ「キャノンズ・コア」のアレンジである。
また、道中手に入るアイテムのメダルを装備させるとステージBGMが
- ソニックのメダル→What I'm made of(ソニックヒーローズのラスボス曲)
- ランスロットのメダル→All hail shadow(新ソニのシャドウ編のED曲)
- ガウェインのメダル→Unknown from M.E.(ソニックアドベンチャーのナックルズのテーマ)
- パーシヴァルのメダル→Vela Nova(ソニックラッシュのブレイズのテーマ)
となる。なぜソニックのメダルでメタルソニック戦の曲になるのかは不明。ちなみにソニックのテーマ曲・It Doesn’t Matterは短時間だが、あるムービーで流れる。
前作は自動走行だったのに対し、今作はある程度のルートは決められているものの、スティック移動による自由な操作性になった。
前作同様、洋画のような言い回しは国内ファンに好評だったが、海外ではファンからの評価がまちまちであった為か、絵本シリーズは現状今作で最終作となっている。
ストーリー
好物のチリドッグを食べようとしていたソニックは、突如不思議な光に包まれ、気が付くとそこには怪物達と只ならぬオーラを纏った騎士が、一人の女性魔導師「マリーナ」を囲んでいた。
必死に助けを求める彼女を見て、かつてアラビアンナイトの世界に呼び出されたことを思い出しながら、ソニックは慣れたものだとをマリーナを救い出す決意をする。
邪悪な力に蝕まれた英雄王のアーサーと、円卓の騎士達が立ちはだかる中、ソニックの新たなる冒険が始まる。
登場キャラクター
主な登場人物
声 - 金丸淳一
世界最速のハリネズミで、聖剣「カリバーン」を手にアーサー王物語の世界を駆ける風の騎士だが、当初はカリバーンを「ナマクラ」と呼ぶほどに不仲だった。
アラビアンナイトの世界を以前冒険したこともあって、仲間達のそっくりさんに対面しても驚かなくなった。
声 - 平田広明
本作のソニックの相棒である聖剣で、自称ジェントルメン。
厳格で口うるさく、当初はソニックの事を「ヒヨッコ」と呼んでいたが、次第に彼を認めて「風の騎士」の称号を与えた。
声 - 能登麻美子
大魔術師マーリンの孫娘であり、アーサー王に仕える宮廷魔術師。
ソニックをアーサー王物語の世界に呼び出した張本人であるが、物語後半で衝撃の真実が明らかになる。
声 - 川田妙子
湖の貴婦人。
落ち着いた聡明ある女性だが、その容姿は思わずソニックも逃げ出しそうになるほど誰かさんにそっくり。
声 - 広橋涼
城下町で鍛冶屋を営むキツネの少年で、誰かさんにそっくり。
アーサー王
声 - 柴田秀勝
いつしか悪に心を蝕まれてしまった君主で、何故かエクスカリバーではなく「デスカリバー」を掲げているが、物語後半でその理由が判明する。
ニミュエから授かったエクスカリバーの鞘の力で不死身となり、その力で黄泉の世界から呼び出した魔物達による「黄泉の騎士団」を率いて、世界を混沌に陥れようと企む。
なお中の人の威厳ある演技や王というキャラクターから、あちらの作品の王を彷彿した人もいるとか。
声 - 遊佐浩二
円卓の騎士の一人。
究極にて最強の騎士だが、冗談が通じないらしく「では行くぞ! ヒヨッコ・ザ・ヘッジホッグ!」という迷言を残している。
聖なる武具の1つ、聖剣「アロンダイト」を携える。
彼のみ再戦ミッションがあるのだが、ストーリーで戦った時と違い、本気を出してくる。みんなのトラウマ。
声 - 神奈延年
円卓の騎士の一人。
王への忠義は固いがそれと同じぐらい頭も固く、あのシーンは別作品のあれを思い出した人が多数。が当然だがキャラは全然違う。
聖なる武具の1つ、双剣「ガラティン」を携える。
声 - 高森奈緒
円卓の騎士の一人。
炎をまとった身軽で華麗な剣術が得意とする円卓の騎士の紅一点であり、崖から救い出すシーンはとてもかわいい。
聖なる武具の1つ、レイピア「レーヴァティン」を携える。
対戦モードに登場
声 - 小野大輔
円卓の騎士の一人で、超能力を操る白銀の騎士。ランスロットとの関係性や武具は不明。
声 - 岸尾だいすけ
円卓の騎士の一人で、自らのスピードに絶対的な自信を持つ騎士。他の騎士との関係性や武具は不明。
声 - 川田妙子
自称ソニックのガールフレンド。本編にもちょっとだけ登場。
余談
本作では前作と異なり、ソニックの宿敵Dr.エッグマンをモチーフにしたキャラクターは登場しておらず、エッグマンは本作で皆勤賞が途切れた。
しかしながら、とあるアイテムには「エッグマンのシンボル」やエッグマンのメカが登場しており、これを皆勤として含めるかそうでないかは個人の裁量だろう。
関連タグ
ソニックと秘密のリング:絵本シリーズの前作。