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新ソニ

しんそに

2006年に発売されたセガゲームスのゲーム作品『SONIC THE HEDGEHOG』のファンからの呼称で、キャラクター名や過去のゲーム名と区別するために便宜上用いられる。
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概要

ソニック生誕15周年を記念した作品で、PS3Xbox360でリリースされた。日本では上述のように『新ソニ』が用いられるが、海外では『SONIC '06』と呼ばれている。



ソニックアドベンチャー』シリーズの3作目として作られ、ティザーサイト公開時に某作品に出て来そうなリアルな人間キャラクターや、リアル志向にデザインされたエッグマンの容姿にはファンから衝撃が走った。

ソニック新年記念
新ソニ版エッグマン様



ストーリーも『アドベンチャー』シリーズどころか、ゲーム本編におけるソニックシリーズ史上、最も暗い鬱展開や重いシリアスなシーンが繰り広げられ、「死んでもらう」や「殺す」という単語や、結果的に人類・人間の愚行とも言える思惑が原因となった所業の数々、ラストストーリーではあるキャラクターとあるキャラクターによって殺害され、その直接的シーンも描かれているといったような、非常にハードな内容になっている。

これでCERO:A(全年齢対象)なのだから驚きである。

問題点

しかしながら、このゲームはとにかくロードがあまりにも長く、20-30秒以上のロードを挟むのは当たり前で、しかもステージ中に何回もロード地獄が繰り返され、ボスを倒した瞬間には不自然に一時停止してロードが挟まれ、極めつけは街でクイズに挑戦する「アリストの挑戦」というミニイベントでは内容よりもロードの方が長いなど、非常にテンポが悪い事で有名。

さらに挙げれば、ソニックの基本スピードも遅く、挙動がおかしかったり(特定のジャンプアクションで最後まで頭を下にするなど)、あまりにシビアすぎるステージ構成、車のタイヤ1つにまで細かい当たり判定や物理演算が組み込まれているなど、ゲーム的にも理不尽な目に遭う事が非常に多い。

そのあまりの酷さにより、後年(2018年)には有志の海外ファンによってロード時間の大幅短縮、挙動等の不具合を修正した「改良版新ソニ(SEGA SAGE 2018: Sonic '06)」が(ゲームの一部分だけではあるが)PCゲームとして作られるほど。



ロードがここまで長い理由としては、毎回ステージを丸ごと読み込んでいるからだと思われ、細かい調整ができていないのも、当時は最先端であったPS3や360のハードに、HDゲーム作品のノウハウがないまま15周年に向けて急ごしらえで作った事が考えられる。
また、試遊イベントでは「このオブジェクトはこのぐらいの重さに設定している」「物理演算によりここまで表現できた」などといった発言が多々あったように、ゲームの遊びよりも進化した技術表現を優先してしまったのかもしれない。

なお新ソニと同時期にトレーラーやティザーサイトが発表され、新ソニ発売の翌年の2007年に発売されたWiiの『ソニックと秘密のリング』については、やればやるほど楽しめる「スルメゲー」として高評価を博しており、対照的な関係にある。

評判

以上の点から、ファンからは(ラストストーリーの展開や評価とかけて)黒歴史クソゲーとされているが、

  • 暗いシリアスな雰囲気で群像劇が繰り広げられるストーリー(それを色濃く表したシャドウ編・シルバー編の評価は高い)
  • 「HIS WORLD」などの完成度の高いボーカル曲の数々やラスボス曲
  • メフィレスシルバーといった、魅力的なキャラクター達

これらについては今でも非常に人気があり、白組が手がけたプリレンダムービーは美麗の一言。また上記の評価点もある事から「現代の技術で新ソニをリメイクしてほしい」と願うファンも少なくなく(上記の改良版も、その願いから海外ファンが自主的に動いたもの)、『ソニックジェネレーションズ』で一部の形ではあるが、実現することになった。


ソニックチーム側も急ごしらえで出してしまった事には反省したようで、次作HD作品の『ソニックワールドアドベンチャー』は、王道ながらも熱いストーリー、『ソニックラッシュ』で登場したブーストソニックを3Dゲームとして登場させた爽快感あふれる操作性、セガVE研が手がけた映画のようなムービー、GI処理を施した美麗なグラフィックを実現し、ロードも短めに抑えられていた事から、一部不満は出ているものの、概ね名作と称されている。

そのため、よほどのソニックファンや(前評判を知った上で)気になるキャラクターが登場した作品として興味があるでもしない限り、『新ソニ』をプレイする事はお勧めしない。

実に残念なああああああ絵です


「実に残念ダァ!」

音楽

HIS WORLD

ソニック及び本作のメインテーマソング。
アメリカのロックバンド「ゼブラヘッド」のアリとマッティがボーカルとして起用されており、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズで収録されているものは、冒頭のE32006のトレーラー映像で使われたショートインストアレンジ版である。
ゼブラヘッドの特徴である高速ラップと、バイオリンとギターが奏でるストリングスを効かせた曲調は今でもファンから人気が高く、歌詞もソニックらしくてかっこいい。他にもゼブラヘッドメンバーで歌ったバージョンや、Crush40のカバー版など、メインテーマだけあってバリエーションが多彩。

そしてラスボス戦でもオーケストラアレンジ版が使用され、あまりの神々しさと壮大さに鳥肌が立った人は数知れず。これに影響されてか、『ワールドアドベンチャー』や『ソニックカラーズ』は、今回のようにメインテーマのオーケストラアレンジを汲むようになった。

因みにこのラスボス曲はセガ大国とも言われるブラジルジャイール・ボルソナーロ大統領が、2019年にtwitterでブラジルへの投資を呼びかけるPR動画の曲として採用している。

ALL HAIL SHADOW

シャドウのイメージソングで、『シャドゲ』のヒーローエンディングで使われた「Magna-Fi」の楽曲を、ソニックファンにはおなじみの「Crash40」がカバーしたもの。

原曲は「巨悪を倒し、ヒーローとなったシャドウの帰還を称える」ような落ち着いた雰囲気だったが、こちらのカバー版は曲名通り、「シャドウはヒーローだ! みんなが彼を呼んでいる!」と強調するような力強い曲調になっている。
劇中でも盛り上がるシーンでアレンジが度々使われており、今となっては「Throw It All Away」と並ぶシャドウの代表的な曲になった。

DREAMS OF AN ABSOLUTION

「LB(Remix Factory)」が歌うシルバーのイメージソング。

訳すと「贖罪の夢」になり、シルバー編の後のブレイズに対する彼の心情を歌ったような内容のため、切なく悲壮感のある曲になっている。シルバー専用のメインテーマという事もあってか、後のシリーズでも彼の専用キャラクター曲として使われることが多い。
ある意味、崩壊した悲惨な世界に生まれた彼にマッチした曲でもあり、瀬上純とタッグを組んだリミックス曲も人気である。

MY DESTINY

エリスのイメージソング。

「Donna De Lory」による優しい雰囲気のバラード曲で、人間でありながらソニックに恋心を抱いた彼女の切ない心情が歌われている。歌詞とラストストーリー後の展開を見ると、その切なさが際立つ。

SWEET SWEET SWEET(06 AKON Mix)

シリーズ2作目『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』のエンディング曲を、本作ではそれをアレンジした日本語の曲で、ソニックつながりでDREAMS COME TRUEドリカム)が歌っている。
初期トレーラーやソニック編のエンディングにのみ流れ、英語で歌われたものは「SWEET DREAM」という曲名で、こちらは海外版で使われた。

ストーリー

水の都ソレアナ公国を舞台に、王女エリスと彼女が持つ「災厄の炎」の秘密を巡り、ソニックシャドウ、そしてシルバーの3人の視点で物語が展開されていく。

そしてその裏には、過去現在未来の時間軸や出来事をも巻き込む、壮大な計画が動いていた……

登場キャラクター

各キャラクターの詳細はリンク先を参照のこと。

メインキャラクター


サブ・アミーゴキャラクター


敵キャラクター


余談

  • 当時発売前の『ポケットモンスターXY』のリーク動画(という名のいたずらGIF動画)にて、フィールドから戦闘シーンの暗転中の場面でローディングアイコンが表示されたが、本作のアイコンがそのまま加工されて使われていた。
  • Youtubeの海外公式チャンネルでは、ライブストリーム配信の待ち時間中に新ソニのローディングアイコンを使用している。今となってはロードの長さは公式すらもネタにされているレベル。
  • 現在のPCでならそうでもないが、当時のPCで公式ホームページを見ると、ブラウザにキャッシュが無い場合はローディングが長く、ピークの時はトップページを開くのに約1分掛かるどころか、メニュー項目を開く度に長いローディングが入るという、もはやゲームそのままである。実に残念ダァ!


関連項目

ソニック(ゲーム) ソニック・ザ・ヘッジホッグ
鬱展開 シリアス

ソニックアドベンチャー2 - 10周年記念作品
ソニックジェネレーションズ - 20周年記念作品
ソニックX - 2期は新ソニに負けず劣らず暗い設定やストーリーが多くなった

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