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ソニックマニア

そにっくまにあ

2017年に発売された『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズの一つで、対応機種はPS4(ソフト版・PS Plus版)・XBOXone・NintendoSwitch・PC(海外のみ)。翌年には様々な追加要素を追加した『ソニックマニア・プラス』が発売された。
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概要編集

原点回帰とも言える、クラシックソニックの頃のドット絵を再現し発展させたグラフィックが最大の特徴で、映像やPVも含めてとにかくメガドライブ時代の作品(1,2,3,&ナックルズ,CDなど)へのリスペクトやセルフオマージュが大小問わず満ち溢れており、『ソニックマニア・プラス』では『カオティクス』のネタも見られたりと、あまりに細かすぎて熱心なソニックファンですら判別が難しいほど。

他にもモダンソニック(『アドベンチャー』以降の作品群)のものや、中にはアニメ『ソニックOVA』や日本では発売されていないソフトのネタまで存在する。


勘違いされがちだが本作はソニックチームが手がけたものではなく、当時から熱心なソニックファンであるゲームクリエイター達が結集して作り上げた、言うなれば「公式同人ゲーム」のようなもの。具体的には、

  • 2011年に『ソニック』CDのワイドスクリーン対応移植iOS/Android版を開発を担当したChristian Whitehead
  • Christian Whiteheadと共に2013年に様々な新要素を追加したワイドスクリーンの決定版とも言える『初代ソニック』と『ソニック2』のiOS/Android版の開発を担当したHeadcannon
  • Youtubeを中心に歴代ソニックの楽曲リミックスを制作していたTee Lopes
  • 公式のアメコミシリーズに携わっており、本作のPRアニメの監督を務めたTyson Hesse

など。


そのためタイトル通り、上記のようなソニックシリーズに対する作り込みと愛情が溢れており、同時期に発表されたソニックチーム作品とは対照的に、国内外のファンやレビューサイトでは非常に高く評価され、「Metacritic」のメタスコアでは86点という高得点を獲得している。


2024年5月8日からは、Netflix加入者限定アプリとして、『プラス』のiOS/Android移植版が配信開始された。


ゲームシステム編集

ソニック・テイルス・ナックルズに加え、『プラス』では再登場したレイマイティーを加えた5キャラクターを使用できるが、どのキャラクターも挙動やアクションはメガドライブ作品時に準拠している(ソニックであれば基本アクションはスピンダッシュとジャンプに加え新たに登場した「ドロップダッシュ」のみで、3D作品以降に獲得したホーミングやブーストは存在しない)。


難易度はメガドライブ時代を模したソニック作品なので多少高いものの、ダメージを受けてもリングが残る「リングシステム」があるため、圧死や落下死といった即死トラップさえ切り抜けられれば、初心者でも比較的やりやすいよう工夫されている。


ストーリー編集

Dr.エッグマンは今日も懲りずに世界征服のため悪事を働こうとする。ソニックは相棒テイルスとともにいつものように野望を阻止すべく、エッグマンが現れたという島へと向かうが、そこでエッグマンの配下のロボット達が発掘していた謎の石の力に巻き込まれる。

一方、ナックルズは森の奥で動物達とともに気ままに暮らしていたものの、エッグロボたちが運搬するその石の力に巻き込まれた。


時系列から、『ソニックマニア』→『ソニックフォース』→『ソニックマニア・プラス(アンコールモード・WEBアニメ版)』の体裁が取られ、『ジェネレーションズ』では過去と未来という同一の存在だったが、『フォース』以降はクラシックソニックの世界とモダンソニックの世界は別次元に存在するパラレルワールドという形が取られている。

(『もともと同一時間軸だったものが「ジェネレーションズ」の一件でタイムパラドックスが起き、パラレルワールド化した』という説もあるが、真相については公式からは一切明言されておらず、今なお様々なファンの推測が飛び交っている)


登場キャラクター編集

ソニック・ザ・ヘッジホッグ

おなじみの主人公の青い音速ハリネズミ。世界征服を阻止するため、そして暇つぶしのためにエッグマンを追いかけるが、謎の赤い石の力に巻き込まれてしまい、様々な場所に飛ばされてしまう。

が、ソニックがそんなことを気にするはずもなく、今日も縦横無尽に駆け回るのであった。

今作では新技ドロップダッシュを獲得。その他ゲームを進めたり裏技を入力することで従来のW回転アタックや8の事ダッシュ(スーパーピールアウト)も使用できる。


マイルス”テイルス”パウアー

こちらもおなじみ、ソニックの相棒にして二本の尻尾を持つキツネの少年。今作でもソニックの相棒として活躍し、ソニックのオプションか単独で使用するかを選べる。

しっぽを活かした空中浮遊や、メカの操縦技術を発揮しトルネード号でソニックをサポートすることもある。


ナックルズ・ザ・エキドゥナ

カオスエメラルドを守護する一族の赤いハリモグラで、ソニックのライバルでもありトレジャーハンター。本作ではソニックとは別の場所でファントムルビーによる騒動に巻き込まれてしまう。

スピンダッシュに加え、ジャンプボタンを押し続けることで空中を滑空することができ、壁にも貼り付ける。以上のようにソニックとはまた違う行動範囲の広さから、ソニックとはステージ構成が異なる。

条件を満たすとテイルスの代わりに相棒として連れて行くことが可能。


マイティー・ザ・アルマジロ

『ソニックマニア・プラス』のアンコールモードで23年ぶりに登場した旅好きなアルマジロで、レイと共に捕まっていたところをソニックに助けられた模様。急降下しながら障害物などを破壊することの出来るハンマードロップを使える。また、スピン中は一度だけトゲに触れてもノーダメージな性質を持つ。


レイ・ザ・フライングスクイレル

マイティーと同様再登場した黄色いムササビ。こちらは25年ぶりの復活で、ムササビらしく腕の飛膜で滑空を行うことが可能。


Dr.エッグマン

今日も今日とて世界征服を企む悪の天才科学者。今回も様々なメカを駆り出しソニックを倒そうとする。

エッグモービルをコックピットにしたメカ・ロボットでの対決だけではなく、配下のエッグロボや生身で爆弾を仕掛けてきたり、中にはぷよぷよ(厳密には海外で発売された海外版ぷよぷよ『Dr.ロボトニックのミーンビーンマシーン』)で対決するといった変わり種まである。


ハードボイルドヘビーズ

従来の光線銃を構えたエッグマンロボたちが、ファントムルビーの力で暴走し変化したエリートロボット集団。

「ヘビーキング」をはじめとし、大火力の武器を好む「ヘビーガンナー」、ニンジャのような「ヘビーシノビ」、マジシャンの姿をした「ヘビーマジシャン」、凶暴なモトラに乗った「ヘビーライダー」の5体で構成され、一部のステージではエッグマンの代わりにAct2のボスとして戦うことになる(ただしヘビーガンナーのみAct1のボス)。

またプレイヤーキャラクターによって戦えるボスが異なり、ナックルズは「ヘビーライダー」、テイルス・マイティー・レイは「ヘビーキング」と戦うことが出来ない。


メタルソニック

エッグマンが打倒ソニックのために作り上げた高性能ロボット。『ソニックCD』と同様スダーダストスピードウェイでソニック達を待ち受ける。

アップデート版および『プラス』のアンコールモードではエッグマンから投げ与えられたファントムルビーの力によって、『カオティクス』のメタルソニック改と『ソニックヒーローズ』のメタルマッドネスを合わせたような姿(外見は前者寄り)に変貌して襲いかかる(ファイル名によると名称は「ギガメタル」)。


エミー・ローズ

ゲーム本編では登場せず(彼女を模した爆弾ロボットであれば登場している)、非公式トレーラーでは「『ソニックマニア』に通じるエレベーターに乗ろうとしたが、ソニックから無言で拒否された」というネタ動画まで作られていた。



しかし後述のアニメ版では6話でついに登場し、近年のモダンエミーを彷彿とさせる心優しい描写が見られた。


登場ステージ編集

基本的に過去の作品からの出典が多くを占めるが、本作オリジナルのステージも存在する。

過去作からの出典の場合、ACT1が原作に準じたステージ、ACT2が原作の雰囲気を残しつつもアレンジを加えたようなステージになっており、どのACTでも最後にはエッグマン軍団のロボットたちと対決することになる。


  • グリーンヒルゾーン

初出は『初代ソニック』。

お馴染みの緑豊かな大地に加え、ACT2では洞窟や高原など、これまでのグリーンヒルとは一風異なる雰囲気が味わえる。


  • ケミカルプラントゾーン

初出は『ソニック2』。

エッグマンの建設した化学薬品工場。『ソニックジェネレーションズ』に引き続き抜擢されたスピード感溢れる人気ステージ。

ACT2では触れるとダメージを受ける薬液に凝固剤を流し込み、バウンドする地形へと変化させるといった新ギミックが登場する。


  • スタジオポリスゾーン

本作完全オリジナルのゾーン。

映画の制作現場やテレビ局を思わせるスタジオを駆け抜けるステージ。更には前述した小ネタのオンパレードで、シリーズに詳しければ詳しいほど楽しめる。


  • フライングバッテリーゾーン

初出は『ソニック&ナックルズ』。

エッグマンのロボットが率いる巨大な空中要塞を駆け抜けるスリリングなステージ。


  • プレスガーデンゾーン

本作完全オリジナルのゾーン。

印刷工場をモチーフにした幻想的で不思議な屋敷内を探索する。ACT1のボス撃破後のACT2では全く異なる様相を見せる。


  • スターダストスピードウェイゾーン

初出は『ソニックCD』。

ファントムルビーで時空を超えて飛ばされた、リトルプラネットにある煌びやかなサーキットのステージ。

ACT1では過去の世界を、ACT2では現代の世界を巡る。原作同様にACT1クリア後に挿入される幕間にて、しっかりタイムマーカーを通過して現代へ戻ってきている。

ボスキャラは勿論アイツ


  • ハイドロシティゾーン

初出は『ソニック3』。

水没した遺跡の中を探索するステージ。本ステージは珍しくACT1、ACT2共に原作再現が極めて忠実。


  • ミラージュサルーンゾーン

本作完全オリジナルのゾーン。

厳密には『ソニック2』のプロトタイプに存在した「ダストヒルゾーン」や、それにインスピレーションを受けたモバイル版『ソニックCD』の没ステージ「デザートダズル」をモデルにしている。

荒野の砂漠地帯を飛んで駆け巡るステージ。ACT1は操作しているキャラによって内容が大きく異なっている。


  • オイルオーシャンゾーン

初出は『ソニック2』。

エッグマンの建設したオイル(原油)採掘工場のステージ。このステージのみ、フレイムバリアを使うととんでもないことになるエリアが存在するので注意。


  • ラヴァリーフゾーン

初出は『ソニック&ナックルズ』。

火山の噴火口付近を走破するステージ。ACT2では原典にも登場した「ヒドゥンパレスゾーン」と同一のエリアを通る箇所もある。


  • メタリックマッドネスゾーン

初出は『ソニックCD』。

エッグマンの要塞内部を突破するステージ。難易度は高いが、画面奥へと飛ばされるシーソーや小型化ビームなどユニークな仕掛けが豊富。


  • タイタニックモナークゾーン

本作完全オリジナルのゾーン。

デスエッグロボ風の巨大要塞の内部を走破し、エッグマンとの最終決戦が待ち受けているステージ。


  • エッグレヴェリーゾーン

本作完全オリジナルのゾーン。

通常プレイでは到達できず、とある条件を満たすことで解禁される。


  • エンジェルアイランドゾーン

初出は『ソニック3』。

アンコールモード限定のゾーンで、レイまたはマイティーの操作チュートリアルも兼ねている。


WEBアニメ版『ソニックマニア アドベンチャーズ』編集


海外主体で製作されたWEBアニメーションシリーズ。

いくつかのエピソードに分かれて不定期更新されていたが、現在は公式で全てをまとめたバージョンが無料公開され、2018年12月20日には「ホリデースペシャル」と称した第6話が公開された。



いわゆる「サイレントアニメーション」でボイスこそないものの、キャラクターの身振り手振りやシーンで状況がわかるように作られているので、セリフがなくても十分に楽しむことができる内容になっている。随所にアニメ『ソニックOVA』などのセルフオマージュが散りばめられている。

ストーリーは『ソニックフォース』の後が示唆され、『プラス』版の宣伝とも言える内容。


関連イラスト編集

ソニック・ザ・ヘッジホッグ

SONIC MANIA PLUS


関連タグ編集

ソニック・ザ・ヘッジホッグ ソニック(ゲーム) メガドライブ

ロックマン9 - 原点回帰した作品繋がり。

ウルトラストリートファイターII - 同時期の原点回帰した作品繋がり。


関連動画編集


(海外の反応(余りの興奮ぶりの為音量注意))


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