概要
『ソニックシリーズ』のアーケードゲーム作品で「ソニック」「レイ」「マイティー」の3人の中から選んでプレイする。
トラックボール+1ボタン(ジャンプ)の操作系。
本作をプレイできる機会がゲームセンター等の娯楽施設のみであり、機器の経年劣化等による撤去の進行から、現在稼働しているものはほとんどないと思われる。
また、トラックボール操作による特殊なアーケードゲームであり、移植が困難であるためか、残念ながら現時点で家庭用機種への移植は一度もなされていない。
ストーリー
悪の天才科学者Dr.エッグマンの手によってソニック、マイティー、レイは捕まってしまい、「エッグマン島」に投獄される。牢屋からどうにか抜け出した3人だがエッグマンは簡単には逃がすまいと島の罠を作動させて彼らを倒そうとする。
果たして3人はエッグマン島から脱出できるのか?
登場キャラクター
操作キャラクター
基本的にプレイキャラ3人のうち1人を選んで操作するが、性能差はない。3人までの同時プレイも可能。
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ(cv:草尾毅)
- マイティー・ザ・アルマジロ(cv:沼田祐介)
- レイ・ザ・フライングスクイレル(cv:金丸日向子)
敵キャラクター
アクションとステージ
アクション
本作ではエッグマンの罠から逃げながらゴールを目指すと言ったものであるためかスピンダッシュはなく、攻撃方法はジャンプによるスピンアタックのみ。他の動作では崖や壁を昇る、ギミックを作動させると言ったものもある。途中で穴に落下したり体力が尽きるとミスとなり、復活までの時間がかかる。また、本作のリングはコンテニュー回数にも影響するため、トラップから逃げながら集めていくことも重要となる。
ステージ
EGGMAN TOWER
捕まったソニックたちが最初にいるところ。エッグマンが「くたばれ!ソニック!!」の台詞を放つと同時にトゲ付きの壁が迫ってくる。
VOLCANIC VAULT
転がる火の玉を振り切ったり、火柱が出て来る穴を飛んだり等、火山をイメージしたステージである。
ICY ISLE
前ステージから打って変わって南極風のステージ。地面が凍っていて、さらに氷のブロックが穴に向かって滑ったり、地面から針が飛び出したりするため、高い反射神経が必要となる。
DESART DODGE
ステージ名の通り地面が砂で出来ており、砂が吹き飛ばされて穴が出来たり、アリジゴク型の流砂の罠がある。
TRAP TOWER
巨大な歯車が転がってくるステージ。その名の通り、電気が流れる罠やジャンプ台等、様々な罠が待ち受ける。塔から脱出すればステージクリアとなる。
LANDSLIDE LINBO
崖のステージで、前のステージから来た歯車が崖を壊してしまい、その状態を進んでいく。また、道だと思わせて壁だったりするトラップが道中にある。最後の機械を壊せばステージクリア。
WILD WATER WAY
前半は水中を進み、後半は激しい川の流れを板に乗って進んでいく。川の流れに飲み込まれるとかなりのダメージを受けてしまうため、要注意。
EGGMAN TOWER
今までのステージの様々な仕掛けが待ち受けるステージ。エッグマンの司令室まで行き着くと、エッグマンが爆破スイッチを押してしまい、20秒経つまでに塔から脱出しないと、ゲームオーバーになってしまう(当のエッグマンもスイッチを押すと逃亡する……走って)。
余談
- 本作はレイとマイティーのデビュー作であるが、登場はこの作品限定の予定だったのか、レイは本作から25年後の『ソニックマニアプラス』まで出番がなくなってしまう。
- まだ、キャラが定まっていなかった時期もあり、エッグマンの笑い方が現在のものとかなり異なっている。
- このゲームでの縁なのか海外コミック版ではレイとマイティーがコンビを組んでいるところがチラホラ確認できる。
関連イラスト
関連動画
3人同時プレイ動画
関連タグ
ソニックマニアプラス:2人が25年ぶりに共演したタイトル。