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デデデ陛下

でででへいか

『星のカービィ』シリーズの登場人物「デデデ大王」の、アニメ版における作中での呼称。かなりゲーム版とは異なるキャラクターにつき、この項目で別個解説する。
目次[非表示]
  • 環境破壊は気持ちいいぞい!
  • テレビのお陰で意味無いけど健全な娯楽を! 嘘だけど迅速なる報道を! 無駄だけど楽しいCMを!どれでもタダで楽しめるぞい!
  • 死んでも合わせるのが声優ぞい!
  • 他人の不幸こそ最高の娯楽ぞい!
  • 国家ぐるみの場合は犯罪にならんぞい!
  • 歴史はスタジオで作られる~!
  • カラカ=ゾーイ
  • お前はカタツムリと偽り、実は愉快なサザエさんだったかぞい!?

概要

CV:緒方賢一

このアニメにおけるデデデ大王

ゲーム作品の彼は根が頼りになる兄貴分であるため、それを知っているならばワルデデデ大王デデデ大王の亜種ニセデデデ大王デデデ大王もどきデデデ大王の双子の兄弟と言われても仕方のない意地悪でわがままな性格。

一人称は夢の泉の物語の説明書同様「ワシ」。

年齢は不明だが、少なくとも後述の様に(本人曰く)300歳を越えているらしい。

プププランドを治める独裁者であり。性格は意地悪で民主主義を真っ向から弾圧しようとする。しかも悪事を悪事として認識すらしていない。言動も、とにかくわがままでやりたい放題である。
ゲームでは遊び好きが高じたイタズラや悪さがメインで、単なるトラブルメーカーに過ぎず、性格はさほど悪くないのだが、アニメでは悪人と定義するに十分な行動や言動が際立っている。特に第5話の笑いながら森林伐採するシーンはファンに衝撃を与え、アニメ版デデデの悪党ぶりを象徴するものとなった。一応、ゲーム版デデデも初期の頃は「プププランド中の食べ物を全て奪う」といった悪事をしているのだが、このような生々しい悪行を行ったことはない。
しかし実際に悪政を強いている訳ではなく、政治をしている訳でもない。住民たちも気ままに暮らしていため、あくまで独裁者は自称に過ぎない。

語尾に「ぞい」と付ける。(ネット上ではよく「ZOY」と表記される)
公式でこの語尾を使うのはアニメ版だけである。

例外に毛糸のカービィでのみ「〜ぞい」と喋っているが、一部ゲームファンからは不評で、軽率にアニメ版の要素を取り入れたキャラクタープロデュースは怒りの矛先を向けられていた。
20周年に発売された公式ブック『プププ大全』によると、「ゲームのデデデ大王と違い、アニメのデデデ大王は語尾に『ぞい』とつける」「毛糸のカービィはアニメ設定とのコラボ」であるとの旨が記載されている等、ゲームの兄貴分なデデデが好きなファンからは現在でも苦手がられている。

上記をはじめとした数々の迷言の持ち主であり、ただでさえ(「和製『サウスパーク』」や「『Z』じゃない方の和製『パワーパフガールズ』」などとも言われるほどに)かなりカオス度の高いアニメ本編の内容をさらにカオスにしている。
前述の通り、悪事を悪事として認識しておらず、自分の行いをエスカルゴンに指摘されるまで良いことだと思っていたり、「悪さは偉大なる大王様であるこのわしの特権ぞい!」と開き直ることも。
デデデの知能の発達性やモラル性の不可解さこそが、この世界における最大のミステリーの一部だと捉える視聴者もいるとか。
いろんな意味で、本作に欠かせないキャラクターのひとりである。

幼い頃のトラウマ(詳細は語られていないので不明)が原因で、集中力が散漫になっているらしく、それが原因で知能が非常に低い
そのバカさは単純な足し算や図形の当てはめが解けなかったり、恐竜研究にハマるも絵本限定だったり、魔獣(後述)の代金1億デデンから2億デデンへの値上げを「安い」と発言するほど。他人が脱糞する絵を描いて「クソリアリズム」と称し堂々と発表するなど、芸術のセンスも壊滅的。

しかし、悪知恵とそれに伴う行動力に関してはピカイチであり、悪政に使われる大衆心理を把握していたり、社会的・学術的な知識等や鋭い発言(ホーリーナイトメア社のテレビ放送を偶然電波ジャックした際に「国家ぐるみなら犯罪にならんぞい」と言っている)も所々に見られていることから、知能の未発達が学問限定または「学問と認識している範囲」に限定されているのかもしれない。
代名詞や熟語を多く使っていたり、72話では「I'll never be hungry againぞい」と言ったりしているので文系学問には強い模様(この事から絵本に関してはただの面倒くさがりという説もある)。
ただ、初期の回こそエスカルゴン共々まともな悪知恵をきかせることはあったのだが、後半になるに従いトラブルメーカーとしての存在感を強くしていき、エスカルゴンの気苦労もそれに伴い増えていく傾向にある。
また、とある話ではワドルディにオムツを替えさせていることも判明した。

63話では風邪をひかない体質であったが4話では普通に引いていた(単なるギャグ表現だろうが)。また、59話では箸を使えなかったが、他の話では使えている…というかむしろ使えるシーンの方が多かったりする

ププビレッジの住人の多くからは「陛下」と敬称で呼ばれてはいるものの、初期の話以外は人望は殆ど無いに等しく、直接の部下であるエスカルゴンや、城の用心棒として雇っているメタナイト卿、「愚かな人民共」であるキャピィ達からもバカにされることが少なくない(しかし、キャピィ達もとある一面においてはデデデのこと言えないのだが)。

生活の面倒を見ているワドルドゥ隊長ワドルディには忠義を尽くされているが、彼らの食費すらケチった時には大暴動を起こされてしまい、手を打つことが出来ず、一時的とはいえ体制転覆・革命を達成されている。

上記の在り方の元ネタは間違いなく某北の国であり、続編や再放送が見込めない大きな理由の1つではないかと言われている。

エスカルゴンと共に、カービィを倒そうと常に悪巧みをして騒動を起こすのが毎回のパターン。
しかしカービィの潜在能力の高さによって計画自体はいつも失敗に終わり、それどころか自身のバカさとフリーダムさから本末転倒な行動を取る事も多く、自分に災いが返ってきたりとなかなか憎めない一面も多い。
基本的にはホーリーナイトメア社から魔獣をダウンロードすることで騒ぎを引き起こしていることが多いが、その傍若無人かつフリーダムな態度はホーリーナイトメア社へも容赦なく向けられており、カスタマーサービスをかなり困らせている。
ホーリーナイトメア社にとっては格好の上客であると同時に、非常に困った客でもあったようだ(しかし、2回目の学校回の様に利用している時もあったが)。
幾度となく高い金額を支払って買った魔獣を倒されることで、いつしか借金が117京441兆2426億1370万8686デデンにまで膨れ上がってしまった事がある。一部から「創作物史上最も借金の額がデカいキャラ」とまで言われている。そして最終的に、借金主を倒すことでこれを踏み倒してしまった。つまり最終回にて微妙だが、ある意味カービィ達と共闘したというもの過言ではない。

基本的にカービィを敵視しているが、心の奥底ではカービィに対して一定の親しみはあるようで、カービィが死んだと騙された時には涙したこともあった。
また、カービィが魔獣に取り憑かれた事でデビルカービィとなってププビレッジで大暴れした際には、(いつもの如く)掌を返してカービィを「悪党」「悪魔」と恐れるププビレッジの住人に対し、「わしはカービィがこんな悪い事をするだなんて信じられんのだぞい!」とカービィを信頼・擁護していた。

その一方で「ワシの方がもっと悪いことできるぞーい!」と変なところで対抗心を燃やし、カービィに取りついた魔獣を引き剥がし、自分にくっつけて暴走。
挙げ句、その直前に問題の魔獣の天敵である別の魔獣を購入していた事を忘れ、ホーリーナイトメア社から届いたそれに捕食されてしまい、これにはメタナイトでさえも「自業自得とはこの事か…」と心底呆れていた。
だが、これもある意味では後述のメタ的な理由も相まって、カービィを助け、身代わりになったとも見て取れる。

ちなみにカービィの家は彼の居城であるデデデ城がある山(デデデ山?)の麓にあり、位置的にはププビレッジよりも近くにある。その為カービィとはご近所の住人、トッコリの巣をカービィの家の一部と解釈した場合はカービィとはお隣さん同士なのである。

妖星ゲラスプププランドに衝突しかけた時には村人のために公園を作ったりと、たまにではあるが優しい面もみられる。が、何分普段の行いが悪い為か、稀に善良な一面を見せても、フームをはじめ周囲の人物からは「何か裏があるのでは?」と疑われたり、結果として自身の不幸に繋がってしまう等、いまいち報われない事が多い。
他にも統治者として民に教育をすべく学校を作る事もあるが、王室の偉大さを押しつけがましく教える校則であったために嫌がられ、しかも魔獣の暴走と撃破された爆発で校舎が大破。オイオイと泣きじゃくっていた事もあった(特に2回目の学校回は完全にホーリーナイトメア社に原因が有り、デデデは建てた学校を破壊された挙句に学校の鐘と一緒に吹き飛んでしまった)。
根は悪い人物ではないところはゲーム版の彼に多少似ている。

ちなみに、『恋せよデデデ』という持ち歌がある模様。

なお、デデデ曰く「プププランドは代々デデデ族が統治し今上大王のデデデはプププランドの第17052代領主(在位300年)」としているが、プププランドは元々キャピィ族のものという設定がある。
つまりデデデは勝手に大王を名乗っているだけである。
というか、単純計算だと、デデデの前任者たちの平均在任期間は6日と10時間ちょっとしかないことになる
デデデ城での幽霊騒動があった際に、「古く見せかけているだけで城は新しいから幽霊が出るわけない」と言っており、やはりプププランドにおいては伝統的で格式ある統治者という説の信憑性が薄い。また、牢獄にある骸骨も、気分を盛り上げるための作り物だと暴露していた。

ゲームとは違い食欲はそこまで無いが食通な一面も見せており、ププビレッジの住民(カービィを除く)と同じくコックカワサキの料理に不満をもつ(最終回のみ彼のレバニラ炒めを美味いと評価していた)。但し、タゴのコンビニの賞味期限切れのスパゲッティを美味いと言うなど、味音痴気味である。ワドルディたちが普段食べている精進料理に比べると、その食生活は豊かとは言えない(初期でのメニューは不味いながらも豊富だったようだが、次第にホットドッグ・タコス・ハンバーガーのローテーションで済まさせられ、後期に至ってはワドルディの食費がかかりすぎるため、カップラーメンを食べていた)。

なぜ彼をこんな設定にしたのか?

2000年代のアニメ雑誌によると「アニメ化する際の進行の都合上、どうしても悪役が必要で、その適任者がデデデ大王だった」とのことである。
しかしアニメスタッフはデデデ大王を前述の通り頭が足りないおバカにする事で「ナイトメア社に言葉巧みに載せられている哀れな顧客」という感じにヘイトを反らし、彼が本物の悪に墜ちることを防いだのかもしれない。
和製サウスパークとも言われる「風刺アニメ」という観点から見れば、彼は代表格。主役と言えるし、だからこそ誰かがこの役を被らなければならなかったのである。
つまり、もし彼が悪役でなかったり、このアニメに悪役のいないアニメを別物に例えるなら、目玉のない目玉焼きみたいな物であり、本のない図書館みたいな物でもある。

彼のその後について

さて、アニカビ最終回第100話「飛べ!星のカービィ」にて、ナイトメアウィザードが撃破されたことによるホーリーナイトメア社壊滅後、魔獣を買い物する楽しみを失った彼は、あの後どうなったのか?ワドルディ達も破壊された村の修繕を優先して城の修理は後回しにされていた模様。心を入れ替えて改心し、カービィや住人達と仲良く暮らしてくれるといいのだが…。
まぁ、魔獣がいなくともエスカルゴンらと共に騒ぎを起こして、プププビレッジを賑わすのは間違いないだろう。

考察

このように根深い賛否両論を抱えつつ(ネタ的に)愛されるデデデ陛下だが、その過去は作中人物の中でもトップクラスの謎に包まれている。

  • デリバリーシステムをどこで手に入れたのか。
フームが赤ん坊の頃からデリバリーシステムを使い買い物をしていたため、かなり前から入手していたのは間違いないと思われる。
しかしこの頃は「また安物掴まされたぞい」という言葉から察するに、ろくに強い魔獣が手に入らなかった模様(ちなみにこの時捨てた魔獣はいろいろあってロロロ&ラララになっていた)。
星の戦士対策としてホーリーナイトメア社が時の権力者に配布したという可能性もありうるのだが、根拠がなく、その時期もまた不明である(隕石が落ちる回でデデデ大王が隕石を『燃え盛る巨大で凶悪な面をしたカービィ』という形で夢に見ているため、『ナイトメアの能力で夢の中でコンタクトを取ったではないか?』という考察もある)。また、当時のナイトメアも、客であるデデデの要求に対して「雑魚でいい」とぞんざいな扱いをしており、カービィが来るまではナイトメア社もそこまでの上客とはみていなかった節がある。

実はデリバリーシステムは一種の侵略システム・侵入口としての側面があり、ナックルジョーの二回目のゲスト回でその世界の末路が示唆されているのだが、ププビレッジがそうならなかったのは単純に侵略価値無しと見なされ、デデデに散財させた方が得だと考えられていたからだと思われる。カービィが現れるまでは――。

  • どこからやって来たのか。
エスカルゴンは王様になろうと田舎から出てきた。カービィは宇宙船の中で200年眠っていた。メタナイトは銀河戦士団の生き残りと、大体のメインキャラクターは大まかな過去、出身が描かれているのに対し、デデデ大王の出身、過去は全く描かれていない。

アニメ公式サイトの人物紹介でエスカルゴンやワドルディらがデデデ大王に拾われたという経緯から、彼らより前にプププビレッジにいた可能性が高いと思われるが、デデデ城新築疑惑から彼らの加入後にプププビレッジにたどり着いた可能性もあり、デデデ個人の出身ははっきりしない。
デデデ大王がプププビレッジに居着いた一族の一人で、城はワドルディらの力で新築したとしても(ワドルディらは最終回で村人たちの村の修繕を手伝う描写がある)、今度はデデデ大王以外の一族がどこにいったのかという謎が残る。

  • 過去に何があったのか。
上記の幼い頃のトラウマと想定されている病名は恐らくPTSD(心的外傷後ストレス障害)。これはトラウマを受けた後に発症する。幼児期に虐待を受けたPTSD患者の脳の海馬は萎縮する。これはMRIで確認できる。この場面で魔獣フレンズの一人であるチップ先生がデデデ大王の頭部のMRI写真らしき物を持っているのだが、指さしている所は丁度海馬のある所である。アニメでの激高しやすくすぐに暴力を振るい、記憶力が良くなく、猜疑心や被害妄想が強いデデデ大王の性格は、PTSD患者の特徴とぴったり一致すると言う指摘もある。
この症状になりやすい環境は『自然災害、火事、事故、犯罪被害、暴力、虐待、戦争』などの長期に影響を与えるストレス環境であり、実際上記の環境全てに合致する出来事がある。チップ先生も「デデデくんは幼少期のトラウマで注意力が散漫になった」と説明している。かつてのデデデ大王はそんな場所で生きていたのだろうか?

教訓

そんなこのアニメにおけるデデデ大王を生んだ制作スタジオだが、残念ながら2016年3月閉鎖されてしまい、彼の真相が謎のまま、物語は終わってしまった。
しかし、もしいつか再アニメ化して帰ってきたら、再びお茶の間を賑わせてくれることを心から願いたい。

関連イラスト

デデデにプレゼント
This is CHANNEL DDD!!!
デデデ組



関連タグ

星のカービィ(アニメ)
アニカビ デデデ大王 デデエス 
デデデ人形 ブラックアニカビ
憎めない悪役 愛すべき馬鹿 アホの子
哀しき悪役…ある意味そう感じるので。

関連キャラ

エテモン ワルもんざえモン…彼をデジモンで例えると。
湯婆婆…雰囲気的に。
グランチルダ…雰囲気的+主人公のご近所さん繋がり。スマブラSPではグランチルダのスピリットはデデデに憑りついており実質的に関連性がある事になった。
垂金権造…声優繋がり。
ザオボー…こちらも原作ではさほど悪ではなかったが、アニメでは「悪辣ながらも憎めない悪」として描かれている。ただし、あちらは後のゲーム作品でも「悪辣ながらも憎めない悪」として描かれている。
ストラゴス・マゴス…声優繋がり&語尾に「ぞい」とつける者同士。
キング・ハナーン…彼の在位300年と言う経歴が真実であれば、同じく在位が長い王様繋がりのボスキャラ。

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