曖昧さ回避
- 三菱総合研究所(Mitsubishi Research Institute, Inc.)⇒三菱総合研究所
- 気象研究所(Meteorological Research Institute)⇒気象庁
- 核磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging)⇒本稿で説明
概要
強い磁場と外部からの電磁波による原子核の共鳴現象を捉え、それをコンピュータで計算・解析して生体内部の画像を得る撮影方法。
名称の歴史
当初は核磁気共鳴を使ったコンピュータ断層撮影(Computed Tomography)なので"NMR-CT"(Nuclear Magnetic Resonance-CT)とよばれ、それが和訳され「核磁気共鳴CT検査」となったが、「核」という字があり医療現場でこの言葉を使うことに抵抗があることと撮影に用いる現象がX線CTと異なり放射線被曝と関係ない利点を誤解されかねないことから"MR-CT"という呼び方が考えられ、最終的に"MRI"という呼称になった。後に様々な検査方法が追加された。
利点・欠点
利点
欠点
強力な磁気による制限
- 医療器具は専用品しか持ち込めない。それ以外の器具は装置に吸い寄せられて装置の破壊事故や患者に衝突して死傷する事故が起きる。また医療用電子機器も専用品でなければ故障する
- 装飾品は撮影に影響するためはずす必要があり、化粧も落とす必要がある
- 磁気カード類は持ち込んだら装置の強力な磁場により当然のことながらデータが消えてしまう
- 人工関節や接合プレート・ボルトが入っている場合、撮影に支障をきたすほかに無理な方向に引き寄せられて骨折することがあるので担当医に相談する必要がある
- 電子装置を持ち込むと故障の原因になる
- 心臓ペースメーカーなどが体内に入っている場合受けられないことがある