概要
「死」とは、命がなくなること・なくなった状態。生命活動が止まること・止まった状態や、滅ぶこと・滅んだ状態を言う。ただし「生きている」ことの定義が難しいため、死の定義もまた難しい。状態を「死ぬ」と呼ばれやすい。
現在の医療で一般に用いられる人間の死の判定条件は、
とされる(「死の三兆候」)。ただし「脳死」はこれとは別の判定基準がある。
近年では上記の条件に「不可逆的」という概念が加えられることもある。一時的に命が無い状態になった後再び生の状態に戻った場合、途中の死の状態を「仮死」「仮死状態」という。
伝統的には宗教、哲学、神学が死を扱ってきた。近年では、死生学、法学、法医学、生物学等々も死に関係している。
死の前後に様々な言葉をつなげ、様々なニュアンスを表現している。例えば「死亡」「死去」「死没」「頓死」などがある。
また、下記に対しても比喩的に「死」と表現することがある。
- 組織、文化が衰退・滅亡すること
- 土地、国、恒星などが荒廃、滅亡すること
- 生き物以外が活動を停止すること
- そのものがもつ本来の機能・実力・外観が失われたり発揮できず、元に戻らないこと
- 生存しているが、今後の人生に多大な制限を与える逮捕・暴露など(社会的な死)
日本では死ぬことを「旅立つ」「永眠する」「虹の橋を渡る」「土に還る」等という表現をするが、英語圏でも死に関する間接表現として"pass away"(文章によっては過去形になることもある)という言い方がある。
ゲームにおける死
RPGなどでは基本的にキャラクターのHPが0になると「死亡」という表現になり、ゲームの続行が不可になる。(ゲームによっては生命が絶たれることはなく「気絶」「仮死」「戦闘不能」などと表現される)
死亡してしまった時は、蘇生魔法を使用したり専用のアイテムや設備などで復活できる場合が多いが、『ファイアーエムブレムシリーズ』など一度死亡したキャラクターは二度と生き返らない場合もある。
月風魔伝で穴に落ちたとき浮かび上がってくる文字でもある。
死にまつわるトリビア
- 世界では年間1億人以上が生まれ、年間4400万人が亡くなっている。
- 「生」という字は最も読み方が多い漢字で「生きる(いきる)」「生(なま)」「生(せい)」「生む(うむ)」「生える(はえる)」「芝生(しばふ)」「弥生(やよい)」「(生憎(あいにく)」「羽生(はにゅう・はぶ)」等なんと150以上の読み方があるが、「死」は「し」しかない。
- フィクションでは「舌を噛み切って自害する」という場面が多いが、実際に嚙み切ってもそう簡単に死ぬことはなくただ痛いだけである。(舌を噛み切ったことによる出血が気管に詰まり窒息死するという可能性なら一応あるが)
- 自分は死んでいると思い込む精神病が存在する。→コタール症候群
- 人が死にゆく時、最後まで残る感覚は聴覚と言われている。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
し 死亡 死ぬ death/デス dead 死去 逝去 絶命 永眠
関連タグ
死産 大往生 崩御 短命 夭折(早死/早生) 寿命 平均寿命 享年
死後 冥土 三途の川 あの世 冥府 天国 地獄 死生観 メメント・モリ
文、元ネタあり、その他
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