ケーキングフォーム
けーきんぐふぉーむ
ショウマ「ここで殺られて、悲しみで返す訳にはいかない…!これからもっと、笑顔で…お返ししていくんだーっ!!!」
ジープ「…っ!何……!?」
「キミは…そうか、ケーキの力だ!!」
『ケーキ!』
『EATケーキ!EATケーキ!』
『ガヴ……ガヴ……』
『ケーキング!アメイジング!』
「力が、湧いてくる…!」
変身時の演出は『ガヴを中心にホールケーキが出現し、それを8等分に切り分けて中から新たな素体のガヴが登場。ケーキがアーマーに変化して先に装着され、最後にイチゴがトッピングされる』というものだが、直接ホールケーキが出現するパターンや頭上から降り注いだホイップクリームが一瞬ケーキに変化するパターン。ケーキより先に皿が出現するパターンなどほぼ毎回違う。
第22話ではイチゴがトッピング済みのアーマーをポッピングミフォームが纏うという演出だった。
身長 | 196.0cm |
---|---|
体重 | 91.2kg |
パンチ力 | 1.3t |
キック力 | 6.4t |
ジャンプ力 | 1.5m(一跳び) |
走力 | 9.0秒(100m) |
ケーキングゴチゾウによって生成された胸部「ケーキングブレスト」の生体組織が膨大なエネルギーを一気に消費することで凄まじいパワーを発揮。赤く変化した複眼「ケーキングアイ」は従来の6倍の視力を、脚部の「ケーキングレッグ」は2倍以上の破壊力を誇る。
パワーだけでなくスピードも増しており、単純な走力は低いが最小限の動きで相手の攻撃を回避できるほど敏捷性が向上している。
王冠のような頭頂部「ケーキングクラウン」は下記の兵隊「ホイップ兵」を統率する力も備え、まさに「キング」の名に恥じない能力を得た。
唯一腕部の「ケーキングアーム」は専用武器の運用に重点を置いているためパンチ力はグルキャンフォームなど一部のフォームに劣っている。
単純なスペック以外にも後述のガヴホイッピアで全距離攻撃に対応できる上、『ホイップ兵』召喚と言う奇しくも因縁のストマック家のエージェント生成と同様の能力も獲得して対多人数戦にも対応可能となっており、総じてこれまでのガヴとは比べ物にならない強さを誇る。
ただ、通常のガヴの形態と比べるとエネルギーの消費が激しく、ショウマの体力を消耗させてしまうため連戦・長期戦に向いていないという欠点があり、良くも悪くも対強敵用のフォームと言える。
ただし練度が上がるたびある程度は克服できている模様。
また、走力以外のスペックは大幅に上がっているものの各特殊能力はガヴホイッピアに依存しており、素の状態では純粋にガヴの自力が反映される。
加えて追い菓子による能力増強が出来ないために瞬間火力でも一部フォームを下回っており、第22話ではブルキャンガトリングを装備したバクキャンアシストに出番を譲っている。
『ホイップパーティ!』
「ガヴホイッピア」によって召喚される兵士。 初登場は第14話。
恐らくゴチゾウやエージェントと同じ眷属の一種だと思われ、ゴチゾウと異なり等身大の姿をしている。
- 外見
ホイップクリームのような頭部と「ホイップロン」という純白の前掛けを着用した兵士の姿をしている(前掛けと頭部以外はガヴの素体と共通)。
通常は穂先がホイップクリームのような形状の棍「ホイップロッド」を用いた棒術を得意とするが、ホイッピアにゴチゾウを装填することで様々な装備を使用することもできる。
耐久力はエージェントの銃撃を受けるだけで消滅する程度だが何度でも召喚可能。
ホイップ兵が倒された際に飛び散るクリームで視界を奪い、隙を作るという芸当も可能である。
同一に見えるがゴチゾウ同様それぞれ個体差があり、コミカルな様子を見せることも多い。
初登場の第14話ではエージェントとの戦闘の最中、自分で振り回した棍で目を回してリバースした個体に、それを心配し水を持ってきて介抱していた個体もいた。
第15話では、ガヴが必殺技でエージェントを倒す時に勝鬨を上げている。。
第18話では仮面ライダーヴラムに放つが、必殺技のライダーパンチに敗北した。
第20話ではヒトプレスを守るために召喚された。
- デコレーション
ザクホイップ兵(左)/チョコホイップ兵(右)
ザクザクチップスゴチゾウでデコレーションしたホイップ兵と、チョコダンゴチゾウでデコレーションしたホイップ兵。
それぞれ腕部・肩部・脚部にアーマーが追加されている。更にザクホイップ兵はザクザクチップスラッシャー、チョコホイップ兵はチョコダンガンで武装しており単純な攻撃力ならガヴに迫るが、どうやら一体ずつしか召喚できないようだ。
第16話では何故かザクホイップ兵がチョコホイップ兵を肩車しながら登場。そのまま斬撃からの組体操のサボテンに変えつつ銃撃というキテレツな連続攻撃で逃走を図るロジョーを足止めし、ガヴとヴァレンが必殺技を放つ際には巻き込まれないように物陰に避難していた。
- 各スペック
身長は共通で188.5cm
ホイップ兵 | ザクホイップ兵 | チョコホイップ兵 | |
---|---|---|---|
体重 | 43.3kg | 46.3kg | 43.3kg |
パンチ力 | 0.4t | 0.3t | 0.2t |
キック力 | 1.9t | 0.3t | 0.4t |
ジャンプ力 | 0.4m(ひと跳び) | 0.9m | 0.9m |
走力 | 12.3秒(100m) | 10.2秒 | 10.2秒 |
基本的にライダーとは比ぶべくもないが素のホイップ兵のキック力だけはガヴに匹敵し、ヴァレンを凌駕するレベルだったりする。
- ケーキングフィニッシュ
『ガヴ……ガヴ……』
『CHARGE ME CHARGE ME』
『ケーキング!フィニッシュ!!』
ガヴホイッピアを地面に突き刺して両脇に蝋燭が立ち並ぶクリームの道を作り出し、其処に突入する事でレールガンの如く加速して相手に強烈なライダーキックを叩き込む。
第20話のグロッタ戦で初使用し、彼女ににトドメを刺すには至らなかったものの、彼女の武器である大鎌を破壊し撤退させている。
- ケーキングブレイキング
『ホールケーキ!』
『ホイップチャージ!』
『ケーキングブレイキング!』
ガヴホイッピアの台座「ホールデコル」にケーキングゴチゾウを装填してホールケーキ状に完成させた状態で、特殊操作装置「ホイップッシュ」を3連続で押してチャージ状態にしてトリガーを引くことで発動する必殺技。
刺突と共に穂先から超・強力なエネルギービームを放出し、直撃した相手を消し飛ばしてしまう。第14話ではシータを、第15話ではジープの召喚したエージェント、第16話ではロジョー、第18話ではチョールを撃破した。
『ガヴGV2』弾で立体化。2025年1月発売。
ホイップ兵も同ラインナップで収録される。
2024年12月7日発売。同シリーズのガヴ ポッピングミフォームやヴァレンよりも可動ポイントが多い、シリーズ最多全身42ヶ所の関節構造となっている。
マントには軟質素材を採用しており、劇中の柔らかな質感を再現している。
- ケーキモチーフの形態は直近のブシュエルフォームと、未登場のビルド メリークリスマスフォームに続き3例目。
- イチゴをモチーフに含むのはイチゴアームズ以来。
- 戦闘時に吹き出るホイップクリームは合成ではなく白い塗料やペンキで生クリームをリアルに再現したものを使っている。
- デザインについて第13話放送後の公式あとがきによると、初めは「動くとかっこいいのはよくあることだから」として、「派手で愉快」なデザインになるところだったらしい。幸い石森プロの田嶋秀樹氏が「皆さんほんとにそれでいいんですか?」と鋭く指摘し、スタッフが我に返ったおかげで事なきを得、現在の洗練されたフォルムに落ち着いた。
- 元々PLEXのデザインチームに「ケーキの王様だからといってケーキの顔にするのではなくホイップで装飾を作る威風堂々とした王の風格」というオーダーを出しており、初稿が上記のデザインだったことには納得いかず「お菓子をかっこ良く纏わせる」というデザインコンセプトのもと指摘とリテイクを重ねていた模様。(出典)