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「かわいそうねぇ、ママと同じ人間だったら……一緒に死ねたのにぃ〜!」(第4話)


古賀瑠 楠楓馬(幼少期)

スーツアクター(怪人態):酒井和真


概要編集

仮面ライダーガヴ』の登場人物の1人で、ストマック家の三男。

ドレスのような衣装や中性的なルックス、「私」という一人称もあり女性にも見えるが、れっきとした男性であり、双子の姉であるシータと互いの容姿・性別を逆転させているのが特徴。


ストマック社ではシータと共に仕入れ統括を担っていたが、後述の度重なる失敗の果てに、ランゴによってシータ共々解雇を言い渡された。

※仕入れ統括自体は、暫定的にランゴが引き継いでいる。



容姿編集

黒いケープを羽織った白いドレスに身を包み、女装をしているのが特徴。右耳には月をモチーフにしたイヤリングを着けている。


ジープくん

人間態(擬態時)の容姿は姉のシータと揃えつつ、長髪の左半分サイドが白になった(シータと逆で、長さもシータよりさらに長い)中性的な少年の姿をしている。


ジープ・ストマック

擬態を解いた本来の素顔はオスライオンを彷彿とさせる3対のを備えた、狼のような白銀の頭部が特徴。なお服を残して頭部のみ擬態を解いた際には、首周りに銀色のファーが追加される。

なお鬣は1段目が一番大きいシャープな形状となっており、こちらは人間態とは対照的にジープの方が逆三角形で攻撃的なシルエットとなっている。


ストマック家が共通で持つは右肩に掛けることで左腰付近にぶら下げている。


怪人態編集

赤ガヴ!

データ

身長196.1cm、体重:58.5kg、特色/力:俊敏性/双短剣/連携攻撃

プライドを捨てたジープが怒りを晴らすべく衣服を脱ぎ捨てて晒した戦闘形態で、薄い青を基調とした白い装甲を纏った狼に似た姿となる。なお、変身時には弟であるショウマと同様目が発光するが、ジープの場合は青色となる。


両肩に爪のような形状の肩当てが付加され、胸部の模様も鋭角中心のものとなるなど男性なものとなり、人間態時の衣装はシータの怪人態に合わせたものであることが窺える。頭部にも口のような生体器官を持つ。


所持していた杖の双短剣に変形させることが可能で、普段はナタのような形状の短剣だが、柄の部分を引き抜く事でナイフ状の短剣との二刀流にする事も可能。小柄な体躯を活かした連続攻撃を得意とし、シータと息の合った連携で相手を確実に仕留める。


人物編集

ジプシタ

上記の通りシータと姉弟の性別を逆転させており、女性のような柔らかい口調・仕草が特徴。

基本的にシータと比較すると落ち着いた冷静な性格で、優秀なアルバイトに対しては好意的に接するが、エージェントからアルバイトが姿を消したと聞いた際には「あっそ」と冷淡な反応しか示さないなど、本質は冷徹かつ薄情な気質を持つことをうかがわせる。


一方でシータ共々(本流の)末子ということで家族内での立場は最も低く、誕生パーティも仕事を優先する兄姉3人からは形式的にごく短時間しか付き合ってもらえない幼少期を過ごしており、稼業への従事も自分達は出来損ないではないという一種の自己肯定感を得ることを行動原理とし、公私ともに中間管理職的な重圧のもとで過ごしている。

彼等の誕生日を祝おうと歩み寄っていたのは侮蔑の対象であったショウマだけであったが、両親から確かに愛情を受けていた姿を目の当たりにしていた(うち自分達の父でもあるブーシュは、自分達を放置してショウマを優先する態度を隠しもしていなかった)ことから、嫉妬心と拒絶だけをさらに募らせることとなっていた。

シータとジープ

このため唯一心を通わせてきた双子のシータとは概ね考え方自体は共通しており、「産まれてからずっと一緒だった」と語られるように常に行動を共にし、離れ離れになる事を2人揃って拒絶するなど確かな情愛を互いに持っている。


反面、自分の力で事態を解決しようと言う意識はシータと揃って薄く、仕入れについてはバイトに一認してフォローもせずに下請けのみ行なったり、ショウマの始末についてもニエルブに助力を得るも対抗策が無くなってからは早々に諦めている。バイトの仕入れ品質向上についてもあくまで良質なスパイスを集めるのが得意なバイトを選別するのみで、そこから助力したりする事は最後までなかった。


事実、このような体制についてモチベーションが低下したり不満を抱いていたバイトも少なくなかったようで、仮面ライダーが認識される以前から「やつら(バイト)が飛ぶなんてあるあるだしな」とシータが語るなどバイトの運営能力はあまり高くなかった模様。


なお、ストマック社をクビにされたのは厳密にはショウマにヒトプレスの出荷量を減らされたというだけではなく「面白半分で赤ガヴの存在をランゴ達に伝えずみすみす出荷数を減らした」のも大きな原因であり、実際ヴァレンと交戦した後で報告を済ましているグロッタは特に懲罰も受けずに済んでいる(一応ニエルブも既にショウマの存在に気づいていたが敢えて何も知らぬ体を貫いて予算を獲得している)。


第13話では彼女達双子の怪人態の実力が少なくとも当時のショウマを上回る物であったことからも早期から報告を済ましていれば事前に彼を抹殺できた可能性は極めて高く、彼ら二人の会社での立場や事態が悪化するに至ったのは本人達の自業自得な部分も多い。


動向編集

自分たちが召喚したエージェントの情報から、バイトのグラニュートが失踪ではなく撃破されている事実と知ると同時に、それを倒すグラニュートの腹部に「赤ガヴ」があったことからショウマであることを確信。

しかし、の弱みを見つけたこともあってか自分たちだけで愉しむために内緒でエージェントを使って抹殺しようと試みるが、彼の変身するふわマロフォームの猛攻で撃破されたことで一先ず撤退した。


その後、仕入れ担当としての自覚が欠けているのではないかとランゴからシータ共々「任されたなら責任を持て。自分で考えて動け。出来ないなら家族だろうと切り捨てる」と叱責された上に脅されたため、遊ばずに大人しく仕事を遂行することにした。


しかし、ショウマによって人間界にある拠点の一つが潰されたことを知り「見下していた玩具ではなく自分達の立場を危うくする邪魔者」になると焦りを覚え、秘密裏にショウマを排除しようと幾らか話の通じる技術者のニエルブに相談を持ち掛ける。


頼みのニエルブにも協力を断られた後は損失を補うべく作業を勧めていたが、仕入れが滞っていることにクレームを入れに現れたグロッタに詰め寄られ、バイトに責任を押し付けてどうにかやり過ごすことに成功した。

しかし、グロッタが仮面ライダーと戦闘したことで人間界に対抗戦力があることを報告し、会議の場で今までの失態を追及されてしまう。その際に「赤ガヴ」=ショウマの生存を黙っていたこともシータと揃って失言したことでランゴから呆れられ、クビを宣告された。

グロッタの励ます振りをした煽りに耐えながらも、自分達に恥をかかせたショウマへの怒りをシータ共々募らせていた。


第9話にて名誉挽回をするべくランゴに直談判し雪辱を果たすべく行動を開始。

質の良いヒトプレスの確保をバイトのグラニュートに任せ、自分はシータと共に赤ガヴの始末を実行するべくエージェントを使ってショウマを誘き寄せる。


ニエルブの製作した通称「ニエルブマシーン」によるレーザーでガヴ・ふわマロフォームチョコダンフォームの装甲を焼いて溶かすことで窮地に追い込むが、土壇場でグルキャンフォームへの変身を許してしまう。レーザーすら寄せ付けないグルキャンフォームの装甲によって防がれた挙句、ブルキャンガトリングで兵器ごとエージェントが撃破されてしまう。一つ目の目的が果たせなかった事実に動揺しながら撤退する道を選んだ。


結果としてヒトプレスの確保とショウマの始末に失敗したことでランゴから改めてクビを宣告され、今後は政略結婚の道具としか扱われない事実にシータと手を握ることしかできず、離れ離れになることを恐れてグラニュート界に戻らず人間界にある拠点で隠れるように潜伏することに。


しかし、ランゴのエージェントから解雇された事実を突きつけられると、シータ共々追い出されてしまう。帰る場所を奪ったショウマへの怨み言を呟きながら豪雨の中をさまよう羽目になった。

「全部赤ガヴのせいだ・・・」


第13話にて怒りを爆発させる形でシータと共に暗躍していたグラニュートとの戦闘を始めようとしたショウマへ横槍する形で乱入。

エージェントを使って誘き寄せると、真の姿を表してコンビネーションを活かした素早い連続攻撃で圧倒するも逃走を許してしまいエージェントを利用して街を爆破させ、グラニュートにしか読めない文字を使ってショウマを誘き寄せることに成功。


「お前のせいで!!俺たちは引き離される!!」「絶対に帰んなきゃ」


「「お前も人間も、全部この世から消してやるっ!」」


シータと共に帰る場所を奪われた原因を全て押し付けるように、ショウマと彼の守る人間への憎しみを叫び、今度こそ仕留めるべく、戦闘形態となってショウマの変身するガヴと交戦。


双子のコンビネーションで再び追い詰めるも、誕生したケーキングゴチゾウで変身したケーキングフォームに一蹴され、召喚した複数のエージェントもホイップ兵との連携で全滅させられてしまう。未知の形態と戦闘力で連携が崩されたことで追い詰められて地面を転がされると、止めとして放たれたガヴの必殺技を慌てて防ごうとする。

しかし、寸前にシータに庇われたことで間一髪助かったものの、代わりに必殺技が直撃した彼女は目の前で爆散。

(※因みにショウマも必殺技を放つ際、もしかしたら一緒に誕生日を祝い、共にケーキを食べていたかもしれないと複雑な心境をしていた。)


離別

双子の姉を失った現実を受け入れられないジープは戦意を喪失し、遺された短銃と破損したミミックキーを回収し、半狂乱のまま逃走。

憎きショウマへの復讐も掻き消され、シータのミミックキーを見つめながら自身の短剣で髪を掻き切り慟哭するのだった。






余談編集

名前の由来はヒンディー語で(した) を意味する「जीभ」と思われる。

なお怪人態モチーフは11話時点まで伏せられていたが、全身解禁と共に北欧神話モチーフであることが明言され、14話放送後、シータとあわせて巨狼フェンリルの仔といわれる双子狼の片割れ、ハティがモチーフである事が明言された。

イヤリングの形状等、2人のモチーフのヒントが示唆されており、ハティは古ノルド語で「憎しみ」「敵」を意味するので、姉を失ったジープにピッタリなモチーフと言える。


演じる古賀氏が中性的な声や体格の分かりづらい衣装を着用しているのもあり、PVを見た初見の視聴者からは女性だと勘違いする声が出ていた。また、おそらくこのようなキャラクターは仮面ライダー史上、いや特撮史上初だと思われる。一方で、現状では関わりのある人物が基本的に身内と言う事もあり、容姿や言動については一切言及されておらず、家族間でも「弟」や「兄」とあくまで男性として扱われている。ただ、解雇後の処遇に対しては「婿養子」では無くシータと共に「嫁ぐ」と指示されており、家族外からの認識については曖昧となっている。


シータ共々敵ながら境遇や動向を心配する視聴者は多く、8話放送終了後には「双子ちゃんクビ」がトレンド入りするほどであった。

また、近年の仮面ライダーシリーズの展開を踏まえると恒例と化し玩具版でLEDが使われるダークライダー新型のベルトが出る時期が近づいているため、視聴者からは「双子のどちらかが始末されそう」「失態を重ねすぎた挙げ句そういった新しいベルトの開発の実験台にされて切り捨てられるのではないか」といった声も上がっている。


さらに第11話でランゴに富裕層に嫁ぐよう宣告された際には双子の反応から「処刑されるよりはマシかも知れないが、嫁がされて離れ離れにされるのはある意味死よりも酷い罰なのでは?」という反応も見られた。ちなみに同話でランゴから渡された資料には富裕層に嫁ぐに当たってか以下のことが書かれている。


  • SHIHAI 支配
  • HUYUUSOUNOMENDOU 富裕層の面倒
  • STOMAKKUSH ANOREKISHI ストマック社の歴史
  • SISANUNYO UN OSUBETE 資産運用のすべて
  • GURANYUTO NOSIKOU グラニュートの思考(ないしは嗜好?)
  • MANNERKOUZ ATETTEIBAN マナー講座 徹底版
  • ICHIRYUU MANNER 一流マナー
  • REKISHIDE MANABU JOURYUU KAIKYUU 歴史で学ぶ上流階級

シータ共々失態が続くごとに上記の通り始末されるか、地獄兄弟のようにやさぐれて第三勢力と化すかなどの動向を予想する声が上がっており、中には仮面ライダーシリーズにおけるクリスマス恒例の退場ジンクスで双子どちらかが退場してしまうのではないか」「改造されて融合するのでは」との悲惨な末路を心配する声も上がっている。そんな中第12話では上記の終わり方から地獄兄弟を想起した反応が多かった他「戦闘力が無いためニエルブ頼みだった」と多くが思っていたが、13話では圧倒的なコンビネーションと攻撃力でガヴを追い詰めブシュエルフォーム初登場にもかかわらず補正を破って圧倒したため、「そんなに強かったなら最初から前線に立てばよかったんじゃ?」と大半の視聴者からツッコまれている。もっとも、後がないという状況に立たされたことで強くなったことや元から戦闘力がそこそこあった可能性がなくもないが、「面白そうだった」という理由でショウマを早めに始末しなかったなどやはり怠けていた節があると言えよう


そして第14話ではそのツケが回る形でシータは命を落としてしまった。それも誕生日を家族総出で祝われる事なくこの世に生まれた事への祝福の象徴であるケーキの力でその命と双子の絆を絶たれるという(双子にとっては)最悪な形で。

かつてはショウマに対し、記事冒頭のセリフで1人だけ生き残った事を嘲笑った彼だったが、自身も同じく1人だけ生き残り絶望を味わう事になったのは皮肉な話である。


ちなみに髪を切り落とした件については、視聴者からは「この姿だとちょうどシータを反転した髪型になる=鏡に映るとシータと同じ姿になれるとの発見がなされている。

関連動画編集


関連タグ編集

仮面ライダーガヴ

男の娘 哀しき悪役 逆恨み 自業自得


ストマック家

ランゴ・ストマック(長男・ストマック社社長)

グロッタ・ストマック(長女・ストマック社菓子製造統括者)

ニエルブ・ストマック(次男・ストマック社技術開発担当)

シータ・ストマック:(次女・ストマック社仕入れ統括。ジープとは双子)

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