概要
『仮面ライダーガヴ』に登場する種族でグラニュート界と呼ばれる異世界に住んでいる。劇中の主なネームドはストマック家やラキア・アマルガなどが該当する。
頭部こそ角や鋭い牙を生やした異形だが、人間界の住民と同様に貴族のようなフォーマルなスーツや、カジュアルな私服などを着衣しており、種族として独自の社会や文化を築けるほどの知性を持つ。
種族全体の特徴として肉体面などの身体的な構造は人間と比較すると丈夫かつ優れているようで、持って生まれた自身の性質などを利用して肉体労働に準じている者もいる。
一方で劇中の描写から精神性や価値観はほぼ人間と同様であることが窺え、一般のグラニュートには現状人間に対する危険性はないように思われる。
尚、ショウマも当てはまるが、彼はグラニュートと人間との混血児である。
一般のグラニュートの間では「自分達と異なる世界の有無」 を認知しているのかは不明だが、少なくとも闇菓子に関しては中毒者となった身内の口から聞かされるまで(そこからストマックに辿り着くまでにも相応の調査期間を要する)、そして人間についてもストマック社に加わるまでは、その存在すら認識していないケースが普通である模様。
そうした人間界で闇菓子目当てに他種族を拐うバイトに陥ったグラニュート族は、ストマック社の技術者であるニエルブ・ストマックの生体改造を施された〈改造人間〉ならぬ〈改造グラニュート〉と化した末、違法物所持と不法入国、並びに人身売買を繰り返す犯罪者になるのである。
詳しくはこちらを参照。
一般グラニュート達
ネームド
第12話から登場した、クラゲによく似た姿のグラニュート。闇菓子中毒となった果てに始末された弟・コメルの死の真相を探るべくストマック社への潜入を決意、ランゴの進める計画のもと普通のバイトと独自にストマック社に雇われた。後にニエルブの独断によって仮面ライダーヴラムに変身する力を得る。
第18、19話の回想に登場。ラキアの弟で、闇菓子の中毒になってしまった挙句、何者かに背中に重傷を負わされて死亡した。
モブ
- グラニュート親子
第5話に登場。ストマック社の普通の菓子を買いに来た一般のグラニュート親子。母親の頭部は電磁鬼、子供は機械人ダンサーズの流用。
- 闇菓子を買ったグラニュート
メイン画像の個体。第5話に登場。頭部は爆竜鬼の流用。第19話でも同じ頭部の個体が登場したが、同一人物かは不明。
- 町の通行人達
第20話の回想に登場。コメルを捜索して情報提供を訴えるラキアを見て見ぬふりしていた。
影になっていてよく確認はできないが、俳優が頭部に付けているマスクは何かしらの過去作品のスーツの流用と思われる。
余談
一般のグラニュート族は恐らく、子役含めた俳優が顔にマスクを着けて演じていると思われる(参考:パペティアー・ドーパント)