概要
『仮面ライダーガヴ』に登場する、亜人種グラニュートが住む異世界。
第5話の描写では、街並みは中世ヨーロッパ風で、一般市民のグラニュートは友人同士で立ち話をしていたり、親子で仲良く買い物をしていたりしている。また、文化も中世に近く、貴族のような富裕層や上流階級が存在し、そういった者達がグラニュート界全体に大きく影響力を持つことが示唆されている他、人間界で言う警察に該当する公的機関も存在する模様。
貧富の格差こそあるものの、基本的には身分の差などで迫害や虐げられるような事件などは表立って起きていないことが窺える。
現在はストマック家と、彼らの経営するストマック社が経済界において幅を利かせているが、新社長のランゴはそれに飽き足らず、人間界にバイトを送り込んで密かに人間狩りを行い、人間の幸福から製造した嗜好品「闇菓子」を流通させることでグラニュート界の掌握を目指している。
現時点では、闇菓子は裏社会で流通するだけの違法薬物に過ぎず、人間界に置ける警察に当たる公的機関に本格的に取り締まられたらすぐ終わってしまう可能性が高い。
そこでストマック社はランゴの方針により、富裕層を闇菓子の魅力で囲い、公権力を牽制すべく、大口の顧客を獲得するための質の良い闇菓子の増産を喫緊の課題としている。
グラニュート族
グラニュート界に住む種族で、人間と変わらぬ知性を持つ。
人間界との往来
ストマック社の内部に無数のドアのある空間があり、そこから人間界の特定の扉に出ることができる。
ただし、世界間を繋ぐことができるのはストマック家の者か、その眷属であるエージェントのみに限定されている。そのため、バイトのグラニュートは目隠しをされた状態でエージェントにより人間界に移送される。
また、ショウマも人間との混血ながらこの力を有しているため、第1話ではグラニュート界から人間界に、第20話では人間界からグラニュート界に移動している。
余談
- 一般市民のグラニュートは多くは頭部が「ヒトツ鬼」の流用、例として5話のグラニュートは、百獣鬼(立ち話をしていた個体)、電磁鬼(子連れの母親の個体)、爆竜鬼(闇菓子を購入した個体)の流用。
- グラニュート界で使われている文字はアルファベットをカタカナ表記にしたものを一つの文字に組み直した物となっている(例えばストマック家のシンボルマークの下にはグラニュート界の文字で「STOMACH(ストマック)」と書かれている)。